クボタ寺子屋2009レポート 毎日アップする予定です。ブログにもアップしています。コメントが投稿できます。 http://shalomusui.blog90.fc2.com/
クボタ 地球小屋(Terra-Koya) 2009 記念写真1 最終日記念写真2 PDF7月21日 あいにくの小雨の降る中 クボタ 地球小屋(Terra-Koya) 2009が始まりました。元気に全員が到着 タープの下でオリエンテーション チーム分けがされました。期待と不安なひとときです。 校長のドンガバチョから歓迎の挨拶 このキャンプで友達を作り いろんな事にチャレンジ 一回りも二回りも大きくなってかえってください。そのお手伝いをスタッフがしますと挨拶 クボタ 地球小屋(Terra-Koya) 2009がスタートしました。
不安を振り払うために 仲良くなるゲーム 手を使ったり体まで使ってのスキンシップ みんなの緊張も解けていきました。 各班のチーム名を決めてフラッグをおのおの作りました。 今日初めての作業 マイ箸作りにチャレンジです。思い思いの個性的な箸ができあがりました。
外に出て記念写真 はいポーズ
記念写真の後 フリータイム 森で遊んだりブランコに乗ったりのゆったりした時間が流れます。 夕食はシャロムのピースフード ズッキーニ ポテトのグリル 夏野菜の盛り合わせ フォカッチャ 高キビバーグバーベキュウソース 玄米ご飯 カブのスープ クルミいりキャロブケーキ 夕食後玄関前に集合 ナイトハイクに出かけました。 ライトトラップを7時から照らして虫の来るのを待ちます。カナブンと蛾がすでにやってきていました。
虫博士の山ちゃんから虫の生態などを話していただきました。 セミは生きているのは1週間だけれど幼虫で7年間も過ごすのだそうです。 森の中にナイトハイク バナナを発酵したトラップをストッキングに入れて木に縛り付けました。 真剣なまなざしでトラップを見入っています。どんな虫が来るのかわくわくしますね。
森を歩いて 離れて座って10分間静寂で過ごします。 暗闇にしばらくいると目が慣れて暗闇でも歩くことができるのはびっくりしました。雨の音と共に虫の声等も聞こえ この暗闇の森の中にも世界があるのだなーと実感 もう1度ライトトラップを確認してナイトハイクの終了です。 夜の振り返りをすませお休みなさい ZZZZZZZ 夜遅くまでスタッフの振り返りと明日の打ち合わせが続きます。
7月22日 2日目 小雨が降るあいにくの曇り空です。全員元気に起きてモーニングウォーク 子供達は早起き 外てブランコに乗る姿も見られます。
朝のストレッチ 空に向かっておはようと大声で叫びます。眠気がとれました。 森を歩く前にカードが配られます。同じ形 色を探して森を歩きます 昨日吊したトラップの横にはセミの抜け殻がありました。 森の中でたくさんの発見がありました。同じ形 色 見方を変えると今まで見えなかった物に気がつきます。 丸二つなんて表示もありましたが雨だれで2個の波紋があったりの発見もありました。 森での気持ちのいい散策が続きます。 次は大きなもみの木の下で自然でない物を探します。スタッフが用意した物の他にもトタンの切れ端やビニールなども見つかりました。 ハイ ここで何が発見できるかなー 点と2線の交わり 点が内と外 他にはないかい ううううん こんな事も考えられるよ 同じ色だね 同じ紙に書かれているね 見方を変えたり発想を変えるといろんな発見のヒントがあることを教わりました。 1本線をたして魚にしてほしいんだという問いに1本線を引いてみます。他の方法はないかい ううん そう折れ線でもいいんだ こんな発想が大事なんですね。 森の中はふかふか 日が当たらないので下草が生えていませんでした。 日が当たらないと草も育たないよケンジーイが言っていました。 人だって光が当たらないと育たない 早くしなさい 何やってるの だめじゃない これはお母さんの言葉 よくやったね 素敵だよ そんな中に自分の居場所を感じるのでしょう。 待ちに待った朝食 ひよこ豆と車麩大根のトマト煮 ジャガイモの豆腐マヨネーズ和え 甘夏 ひじきとキノコのパスタ 大根と揚げのおみそ汁 薪の石窯で焼いたパン4種類 朝飯の後は 畑で収穫した物で外で料理を作ります。まずは草いっぱいの畑にきてびっくり 草も虫も敵としない畑なのだそうです。ここで草の中に種を蒔く方法を教えてもらいました。 人の考えは間違ったことが多いんだよ、自然界に間違いはない おかしいなーと思ったときには自然を良くみて見るといいよ ケンジ--イが言っていました。草だって虫だって役割があること みんなでその差を認めてあげること
大根を収穫 初めての人を歓迎するききそそを歌いました。イッシーさんとグッサンに畑のことを教えてもらいました。 キャベツと白菜がまかれて小さな芽を出していました。 次はジャガイモ掘り 草を刈ってアンデスというジャガイモを掘りました。ジャガイモはアンデス原産で暑くなると地上部は枯れてしまうのだそうです。ズッキーニ インゲンキャベツも収穫
収穫した野菜を持って記念写真です。
今日は皆既日食 11時7分に最大にかけます。これを見るために遮光板を作りました。 雨もやんで空が明るくなって日も差してきました。10時40分頃には太陽が欠け始めました。
さっき採ってきた野菜でサラダとほうとうを作ります。 火を起こしたり ほうとう用の小麦粉を塩水を入れて練りました。香川出身のねーやンが大活躍です。 焚き火パンも作ります。竹にパン種を巻いて焚き火にかざします。 さあうまく焼けるかなーーー火にかざして焚き火パンにチャレンジです。
さっき採ってきたジャガイモもゆで上がりパンやほうとうを作りながら腹ごしらえ 取り立てのジャガイモはおいしかったね。 皆既日食も見なくちゃならないしほうとう 焚き火パン作りと大忙しです。 こねこねして長いほうとうにチャレンジ
ゆっくりのんびり焼くのがうまく焼くこつです。焦がさないようにゆっくりゆっくり
こんなに長ーーいほうとうができました。身長より長いですね。ほうとう長々チャンピオンです。
クロワッサンを焼いたように良くできました。 そうこうしているうちにほうとうができあがりました。おいしそうでしょう。家に帰ったらお母さん達に作ってあげてくださいね。 みんなの共同作業で すっかり仲良くなりました。畑のものを入れてのほうとうおいしかったですね。フードマイルゼロ 午後は烏川緑地で川遊びです。観察したり川を歩いたり ライフジャケットを付けて水遊びです。 冷たい川の中で記念撮影 用意されたココアが本当においしかったですね。
冷えた体を温めるために運動です。川にはいろんな虫もいて網ですくって観察です。 水掛5人衆 とっても楽しかったなーー
体を温めるためにみんなでゲームを楽しみました。夏だというのに川に入っていると寒さを感じる安曇野です。
体が暖まったところで笹舟をみんなで作って川でのレースです。誰の笹舟が1番になるのかなーー さあ用意ドン 楽しいひとときです。
森や川 田んぼや人 海とのつながりを地図を見ながら考えてみました。 川遊びの後は温泉につかってシャロムに戻りました。
今日の夕食メニュー そばの実のソウセージ スティックセニョールとレタスのサラダ ニンジンドレッシング アマランサスのポテトサラダ そばのごまみそサラダ テンペ のキノコあんかけ 酵素玄米 ホウトウの残りをアレンジしたおみそ汁 デザートはお豆腐のタルト
夕食後 夜の森にライトトラップ バナナトラップの確認に出かけました。 昨日採れたカブトムシを森に逃がしてやりました。 7月23日 3日目が始まりました。久しぶりに青空が顔を出しました。モーニングウォーク 朝食はひじきのスパゲティー ポテトのオーブン焼き ニンジンと大根のサラダ オレンジ 天然酵母の薪の石窯パン 大根のおみそ汁 田んぼのお米について学びました。 今日はおむすびを持って田んぼに行く日です。薪の羽釜で炊いたご飯 ぬかくどで炊いたご飯 ペール缶ぬかくどで焚くご飯が用意されました。お米を田の物だけで炊きあげることができます。 これはすごいことですね。
これはパンスタッフのサニーさんのブログ とても素晴らしい写真と共にレポートが載っています。
3歩下がってサル昼寝 そこにばあさまやってきてわらしべ1束くべたとさ 赤子泣いてもふたとるな。 こんなに長かったんですね。シュウシュウいったら火を引いて火を引いてから10分 これが焦がさないこつのようです。そして静かにカニ穴がでるのを待つ これが10分 30分くらいで炊きあがります。 ペール缶ぬかくどに火を入れておむすびを包む葉っぱを取りに行きました。
ほうばの葉っぱを取って帰ってくるとご飯が炊きあがっていました。見事にカニ穴ができています。
籾殻の火力もすごいですね。
このご飯でおにぎりを結びます。 田んぼに行って作業です。藤沢さんの田んぼにはかもが入れられて除草に一役買っていました。
みんなでおにぎりを食べ藤沢さんを迎えました。 藤沢さんからはトマトとキュウリが提供されおにぎりと一緒にみそを付けていただきました。お変わりコールにびっくり 田んぼで食べるキュウリはおいしかったですね。 カモねぎおじさんの藤沢さん 高度成長で公害が多くなって自分はどうしたらいいかと考えたとき安全な食を提供しようと 有機農業を始めました。カモで除草をしている田んぼがありますがカモを使わなくてもできる方法があるのではないかと模索中 その田んぼの除草をお手伝いしました。 広い田んぼにスタッフも含めて全員で除草です。たくさんの人が関わるとあっという間に草がなくなります。本当はこんなつながりが大事なのでしょう。 最初はぬるぬるした感触でしたがその内になれて除草の大変さも感じることができました。お米一粒も大事にしなければと思いました。 休憩には大きなスイカが切られ大満足 皮はカモのえさになり漬け物にするために半分は持ち帰りました。
田んぼで食べるおにぎり ご飯を炊いて自分で握ってのりを巻いて何時もお母さんがしてくれる事をすべて自分でやって 食べるおにぎりは本当においしかったですね。お母さんの有り難さがわかりました。
除草がすんだところで合鴨を違う田んぼに移すお手伝い みんなで最初はおそるおそるだったけれど泥はねも気にせずに田んぼをかけ巡りました。みんなどろどろ着替えを見てびっくりされないでください。 かわいい合鴨を抱えて記念写真です。初めてさわったカモの感触 共に駆けめぐった田んぼ 思い出に残るひとときでした。
かわいいでしょう みんなで記念写真 アップに耐えられない汚れです。本当に楽しいひとときでした。スタッフの皆さんも一緒に除草 有り難うございました。
温泉に入りすっきりしてシャロムに戻りました。つかれていると思いきや子供達は大元気 恐るべしちびっ子パワー
きょうの夕食は薪の石窯で焼くナポリ風本格ピザ ジャガイモとコーン ズッキーニとバジル のりと醤油をトッピングに一枚づつ各自で焼きました。 自分で焼いたピザの味は格別 みんなにも分けてあげたいくらいでした。 夕方からあいにくの雨 森の広場でのキャンプファイヤーを室内に移してキャンドルセッション キャンドルを囲んで歌から始まりました。
ゲームや踊り 歌 子供達のパワーには圧倒されました。そしてキャンドルを囲み少人数での振り返り 楽しかったこと大変だったこと共に過ごした3日間を思い出してみました。 7月24日 4日目 きょっと小雨が降る天気でした。森を散歩 体をほぐします。 最終日なのでお家の方におみやげを作ります。畑でとれたそばの種をおみやげにしました。 そばは成長が早く草よりも早く育ちます。8月上旬に蒔くと9月には白い可憐な花を付けます。 プランターなどに植えてみてください。そして信州を思い出してくださいね。 用意された和紙でラッピング手紙も添えておみやげにしました。
朝食 おからとジャガイモのサラダ 切り干し大根の煮物 春菊ジェノベーゼパスタ スイカ
大根と昆布のみそ汁 パン4種類 プレーン クルミ イチジク カンパーニュ スライドとwebページで振り返り 3日間を振り返って思い出を絵にしてみました。 想い出の絵の発表です。日食 川遊び 笹舟の競争 田んぼでの草取り ピザ焼き体験 ほうとうづくり 焚き火パン 籾殻で炊いた羽釜ご飯のおにぎり ライトトラップ だっこした合鴨 ファイヤーセッション おみやげ作り そして出逢い 豆腐と餅キビのバーグ ニンジンとレンズ豆 おからこんにゃくとキノコのバジル炒め ジャガイモとインゲンのチリソース和え キャベツとキュウリのコールスロー 大根とわかめのおみそ汁 白ごまの豆乳プリン 昼食の後で卒業式 ドンガバチョッ校長から卒業証書が送られました。それぞれみんながチャンピオン 木登りチャンピオン ムードメーカー がんばりや ほうとうづくり 合鴨 みんなよく頑張りました。 最後に今回のキャンプソング キキソソを歌います。チベットのお坊さんが友達を迎える歌だそうです。
感激してうるうるする姿にもらい泣きのスタッフ 涙腺がゆるみます。 最後に外で記念写真 またお逢いできるのを楽しみにしています。
シャロムスタッフに見送られて帰路につきます。
ご家族の方へ 一回りも二回りも大きくなって帰られたことと思います。このwebページがご家族の話題のきっかけになればと思います。洗濯物大変かもしれませんがよろしくお願いします。
クボタ地球小屋2009スタッフのみなさまへ
子供達に伝える未来
21世紀の共生社会を語れるプランナー 伊藤英紀さんのブログを転載します。
子供達の伝える未来 これを書かれた伊藤さんのプロフィール 伊藤 英紀 Itoh, Hideki プランナー/プロデューサー 社会価値創造研究所 取締役 外資系経営コンサルティング会社にて、数々の国内/外資系企業に対するリサーチや経営コンサルティングを行う。大手企業等において、トップマネージメントのサポート、新規事業企画、開発・建築プランニング、ベンチャー投資、企業価値評価、M&A業務、等に従事。「スモール・イズ・ビューティフル」で知られる経済学者E.F.シューマッハにちなんで創立され、世界的な研究者や活動家が集まる英国シューマッハカレッジにて、未来のあるべき社会像とその世界観を学び、世界最初のホリスティックサイエンス修士号を得る。現在、幅広い経験と視野を活かして、社会価値に重点を置いたプランニング、リサーチ、経営コンサルティングを行う。 上智大学卒 英国・Schumacher College / Holistic Science 修士 MSC BLOG: ひできの八ヶ岳ブログ 著書・論文・寄稿等 ・「東京資本市場」中央経済社 (共著) ・「The Self-Organized Community Emerged from Individual Cooperation」 〜「個」の協調から生まれる自己組織共同体について(研究論文) ・「共生社会への扉」 (イベント掲載) ・「イギリスに吹く新しい風」 (雑誌連載、WEB版「シューマッハカレッジ留学記」) ・「パーマカルチャーしよう!」 (共著) ・「平和への旅路 〜 サティシュクマールの半生と思想」(雑誌掲載) 以下転載 ---------------------------------- 私がもっと若かった頃は、 子供のため、子孫のためと聞いても、 どこか実感がわかず、 きっと自分が子供を持つことがあったら、 もっと関心がわくのだろうな、 と思う程度でした。 しかし、いざ、自分が子供を持ってみると、 それ以上に、結構、真剣に、 子供や子孫のことを考える自分がいました。 私の子供も、まさにスポンジのように、 親や教師から、生き方を学んでいくと同時に、 社会のいろいろなことを、 吸収する年齢になってきました。 しかし、私が子供に伝えていきたい社会の姿は、 現実の社会とは随分違います。 本当は、子供に良いお手本を見せたいのですが、 むしろ悪いお手本のほうが圧倒的に多いのです。 テレビの討論番組や、 野次ばかりの国会中継もそうです。 委員会なんてもっとひどい。 NHKの「日曜討論」という番組も、 その、時代遅れのタイトルは、 そろそろ止めたらどうかと思います。 (理由は、このブログをお読みいただいている方ならおわかりと思いますが、最近の方は、こちら「ディベートが古語になるとき」をどうぞ。) せめてタイトルだけでも、 「日曜対話」にしてください。 そして、日曜日の朝から、 与党と野党の腕相撲を見せるのではなく、 より良い社会のために、 お互いが智恵を出し合って、 より相応しい道を探る、 意味のある時間にしていただければと思います。 司会者は、ダイアローグ(真の対話)の、 進め方を勉強していただき、 ファシリテーターのお手本として、 テレビに登場していただければ、 広く、しかも、早い速度で、 真の対話の仕方が全国に広まります。 さて、悪いお手本が多い一方で、 良いお手本となった、 貴重な例が最近ありましたので、そちらもご紹介しておきます。 それは、先日行われた、 BeGoodCafeと 安曇野のシャロムヒュッテが共同で行った、 3泊4日の子供たちのための合宿です。 単なる自然学校ではありません。 自然と人間が、 人間と人間同士が、 お互いに調和して生きるための、 智恵も教わります。 その様子がブログに掲載されています。 その合宿の記事を読んだあと、 私が臼井さんにメールしたのがこれです。 **************************************** 先日のシャロムさんのブログに掲載されていました、 クボタの子供たちの合宿に参加された方々からのメールを拝見しました。 子供たちが合宿から家に帰ってから、 シャロムさんで過ごした数日間が、 懐かしくて涙を流す子供もいて、 子供たちにとっては、 人として生きる本来のありかたを知り、 それを体験できた貴重な日々だったに違いありません。 また、屈折した社会に違和感を感じていた子供たちの魂が、 本当の意味での自由(調和の中での自由)を体験し、 開放され、踊り、弾けていた気がします。 デッキのブランコに乗りながら、 魂と身体が完全に一体化して、 生きていることの楽しさを全身で感じ、 喜んでいる子供たちの姿が目に浮かびます。 子供たちにこのような体験をさせてあげられるのは、 実践を積み重ねてこられた、 シャロムヒュッテと臼井さんだからできることだと、 そのメールを見ながら、本当にすごい!と思いました。 **************************************** いや、本当にすごいことだと思います。 さすが、あのサティシュ・クマールに、 日本を救う拠点になる場所と言わしめただけあります。 その思想、建築、食、農業など、 多くの学ぶべきものが、ここにあります。 --------------------------------------------------------------
皆さん 楽しいひとときをありがとうございました。 けんじぃ
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