秋晴れの1日やまさんのカントリーウォークで小岩嶽を歩きました。野道も多く収穫の終わったあぜ道をのんびりと歩きました。かきやりんごもなっており紅葉の始まった静かな安曇野でした。
カントリーウォーク 秋の安曇野 1998.10.25.小岩嶽を歩く
秋晴れのの1日紅葉の始まった小岩嶽を歩きました。小岩嶽城跡は信州が武田信玄に攻略されたとき最後まで徹底抗戦して苛酷な処置を受けた二城の1つとして有名です。小岩嶽城跡の駐車場に車を置き安曇野が見られるのろし台まで登り林の中を青原寺まで歩きました。青原寺は小岩嶽城主 小岩盛親が菩提寺として建立した禅寺です。杉林の参道といかにも禅宗らしい庭園があり光ゴケも見ることができました。
山麓線を横切りバーナーワークのケンタさんの前を通り 野道を歩き安曇野の食卓の久松さんのところに立ち寄りました。近くはのどかな田園風景です。このあたりで唯一残っている萱葺きの勝野さんの家を訪ねました。25年前にはお蚕を飼うために使っていたけれど今は物置なのだそうです。牛飼いの伊藤さんの牛舎の前を通り松林の中を歩きました。別荘の中に五十嵐さんの実験ハウスがあり説明を受けました。ヨーロッパのサルビヤやハーブが育てられていました。
林を抜け再び田んぼの野道を歩き 館宮神社で昼食です。神社には神楽殿がありお祭り用のお船の骨組みも置かれていました。入り口にはかなり大きな相対の道祖神がありました。車道を少し歩きまた松林の中を天産センターに向かいました。車だとわからないのですが結構雰囲気の良い林の中の道を歩けました。
穂高町の特産はわさび 虹鱒 天蚕です。戦前から戦後にかけては有明紬が盛んに織られていました。特に天蚕を織りこんだものは光沢があり色に染まらないという特徴もあり 風合いも良く人気があったようです。天産センターでは宮本さんに丁寧に説明をしていただき宮島さんの人柄と共に天蚕のすばらしさが理解できました。
天蚕センターから再び柿の色づいた道を通り小岩嶽城跡の駐車場に戻りました。約6キロのカントリーウォークですが歩きながらの会話も弾み秋の風情に堪能した1日でした。また野道歩きの楽しさを再確認した1日でもありました。山浦さんや野道ネットワークの皆さんや参加された皆さんに感謝します。