カントリーウォーク安曇野 細野 1999.5.23.晴れ 気温25度

今回歩くエリアの松川村は 安曇野ののどかな風景が広がる有明山麓の村です。

五月晴れの中 細野駅から鼠穴 桜沢遺跡 トンボ玉美術館を33名の参加者で歩きました。北アルプスの残雪が田植えの終わった田んぼに映り遠く後立山館山連峰も見渡せ初夏を思わせる汗ばむほどの気温でした。

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田の土手を北アルプス有明山に向かって歩きます。途中の畑ではネギの植え付けを機械でやっていました。省力化が進んでいます。文政5年に作られた握手像の相対の道祖神が細野神社境内にありました。松川村にも28体の道祖神が祭られています。

鼠穴(ねずみあな)の地名の由来は、古代の「不寝見(ねずみ)」すなわち見張りに由来していると言われており

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大岩石の露頭があり鼠穴城(ねずみあな)だと言われています。また伝説では鼠の通る穴があり有明山とも善光寺ともつながっていると言うことです。桜沢遺跡は縄文時代前期の住居跡で有明山社付近にありました。途中レンゲが咲いており記念写真です。

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昼食を食べたトンボ玉美術博物館は色ガラスを象眼したガラス製の丸玉 世界のトンボ玉は必見の価値があり 江戸時代のビイドロも展示されていました。お茶を飲みながら自己紹介と会の運営について意見交換です。帰りはまた違う道を選んで田んぼの野道を歩いて細野駅にもどりました。のんびりとリラックスできた松川村のカントリーウォークでした。次回は6月27日 信濃追分駅を起点に穂高町北部をカントリーウォークします。

 

松川村 再発見の巻       横浜市      古山るり子

99/5/30

今日は第2回カントリーウォーク。
10:00細野駅集合。
今日は体調がいまひとつなので、のんびり歩こうと、夫と2人のグループにしてもら
う。細野駅をぶらぶらと出て国道をわたると、田んぼのむこうにドド〜ンと広がる北
アルプス。今日は天気がよいので大パノラマで山が見える。名前を教えてもらった。
大天井、常念、有明山ええーとそれから何だっけ・・・。全部おぼえきれないほどよ
く見える。いやあ〜松川って、こんなに山が見える所だったのね。山の美しさに見と
れてしばらく歩くと、とある農家の庭先で小さい子をつれた参加者大西さんがおじさ
んと何やら話している。そのうち「冷たいおいしいお水があるからおいで」とおじさ
んは3才のあやかちゃんにいったのだけど、ついでに私たちも便乗して、馬ろう高原
からひいているというおいしいお水を飲ませてもらった。う〜ん、のどにしみる。お
じさんも言ってたけど、松川村の人は親せつだ。
すっかり気をよくしてあぜ道を歩いていると、農家のおばさんが畑で何かしていたの
で、話しかけてみた。長ネギのうねに除草剤をまいていたのだそうだ。こんなに苗が
小さいうちから薬をまくんだ・・・。薬をまかないと雑草だらけで、収穫がとてもわ
るいんだって。さっきは、きかいで畑のウネ作りをみたし、先日はきかいでやる田う
えも見て、あまりの速さにおどろいた。毎回このへんを歩いていると日本の農業をか
いま見る。(少し大げさか・・)

それにしても今日は暑い。おまけに風もなく、ひたすらお日さまに向かって歩いてい
たら行きだおれになってしまう。よって、鼠穴をパス!途中からショートカットして
「ハロー安曇野」へむかう。こういう自由がきくのもカントリーウォークのいいとこ
ろ。遠足じゃこうはいかない。
河原でごはんのとき、松本から来ている人に鼠穴のことをきいた。彼女はそんなこと
より山菜とりに興味があったようで、前回わらびがたくさんとれたので、「今日も」
と意気込んで、ビニール(大)、軍手、ハサミまで持ってきたんだそうだ。「でも今
日はまだ若いフキがちょびっとなの・・・」と残念そう。「だけどわらびのアクヌキ
用に、わらをひろってきたわ!!」と言う彼女の目はキランと光っておりました。お
お、たくまし!これぞわらをもつかむ!?というわけで、続けて参加してみると、お
互い顔見知りになって、なんだか話もしやすい。毎月一度、安曇野に集う仲間たちな
んていうのもかっこいい。来月は6月。梅雨時でムシ暑いといやだけど安曇追分で何
があるか楽しみだな。