11月25日(土)晴れ 参加者:ながさん、じゅんちゃん、なみさん、もえちゃん、もえちゃんの友人・えっちゃん、うっちー、まもるさん、としやん、桐さん、なかちゃん、ひかるさん、まるちゃん、かおりの13名 スケジュール 23:00 終了 周りの山々は白く照り輝き、土には霜が降り、冬到来! 前回、建築実習の小屋の進み具合から、次回は延泊しよう!という声があがっていましたが、3分の2以上 10人が延泊できることになり、多いに充実した3日間となりました。 13:00 日本のPCの普及者であり、 日本パーマカルチャーセンタージャパンの事務局長である設楽さんの講義 「パーマカルチャーを活かした地域づくり(エコビレッジ)」 コミュニティーとは、人間が生きていく中で大きな役割を果たすもの。キリストもブッダもコミュニティーをつくりなさいと言っている。 ということで、まず、自分がよりどころにしているものは何かを記入。多くの人が、家族・友人・職場を挙げていた。人間には自分を認めてくれる人達が必要。自分のよりどころがあれば、キレルことはない。よりどころがないと追い詰められたときに、自分を破壊してしまう。 ○アイデンティティー確立に必要なものは、絶対的信頼感。 その土壌を形成するステージは二つ。まず一つは幼少期。子供のころは常に母親と一緒が普通の状態である。離れたとしても、泣けば帰ってきてくれることが、認められているという感覚を育て、そのことで人も認めることができるようになる。赤ちゃんを産んだら、3歳まではずっと一緒にいるということがとても大切。もえちゃん、もうすぐすぐ実行できますね!? もう一つのステージは昔でいう元服期。子供のとき持っていたステータスが取り上げられ、一人の大人として、コミュニティーの一員として平等な世界へ放り込まれる時期。子供から大人になる時期。 ○人間はコミュニティーを求めるもの コミュニティーの最もベースになるのは、家族であるが、人間はそれ以外も第二のコミュニティーを本質的に求めるものだという。そしてそのコミュニティーには2種類ある。@会社、近所、友達 A自分の理想をかなえるコミュニティー。人間は常に現状には満足できないもので、理想に向かっていくものだ。理想を考えるとき、コミュニティーを考え、つくる。 ルソーは17世紀、現代はコミュニティーを喪失してしまった、と言った。日本はつい最近までコミュニティーがあった。以前は農村、その後、バブル前までは会社、バブル後、終身雇用制度はなくなり、会社はその人の一部を認める場であり、全人格を認めるコミュニティーではなくなった。そして、家族も核家族化し、人は以前の大家族のなかで心を開いていくことを覚える機会もなくなった。世界レベルで伝統的コミュニティーは失われつつある。環境問題や社会問題も実はコミュニティーの喪失からきている。自然の一員と思っていないから、平気で木が切れる。コミュニティーの一員が自殺することはないだろう。 コミュニティーを意識的につくっていかねばならない時代に、わたしたちはいる。 ○アメリカのコミュニティーの紹介 スライドを見ながら実際に今アメリカで存在するコミュニティーを紹介していただきました。 @ コミュニティーを作ろうとする人が学んでいく、教育的場であるサンドヒルファーム アメリカのコミュニティーの中で主導的役割を持つ。15人くらいが住み、長い歴史を持つ。農業が中心で、食料は100%自給。収益の半分は農作物、もう半分はコミュニティーつくりのファシリテーター料による。 A 都市部の空洞化地区に植物を植えるコミュニティーガーデン 1950年代さかんであった重工業からサービス業に産業構造が変化していき、70年代には工場が閉鎖された。空地となった地を収入のない人々に貸したところ、麻薬などに手を出す人が出て、荒地と化してしまった。そのようにして、荒れてしまったところに、植物を植えようという動きである。もともとあった自然をそのようなかたちで復活させていくことで、コミュニティーができていき、そのことで、周りの人々は安心して暮らせるようになった。NYの中心にもクリントンコミュニティーガーデンがある。どんな場所でも工夫すればコミュニティーは復活できる。 B 全米で地域通貨が一番うまくいっているイサカ。 中心街の特徴は、車が通れない、ベンチが多い=立ち止まってコミュニケーションが生まれる。男性性を象徴する高い建物がない。チェーン店がなく、お金がその地のなかで循環できる。生活に必要なものはすべてそこでまかなえ、あらゆるお店で100%地域通過が使える。 イサカの中心人物であるリズさんは、自分のことよりも人のことが気になる方で、ただ話しているだけで安らぐ、受けとめ、助けられる存在だという。そのような人がいるところが、新しいコミュニティーの場ではないかと設楽さんは言う。 また、イサカのエコビレッジは中心部から3キロ離れており、10%が人の場、90%が農場等自然の場と定められており、コミュニティーが農場を支える社会ができている。 物事のとりきめは、コンセンサスという全員一致方式で決まっていく。まず、皆が意見を言う。100人いれば100通り。そのなかで、共通したものを集め、いくつかに集約。その一つ一つについて討議し、集約。最終的に一つの考えに集約される。そこでは、ミーティングが多く開かれ、問題が解決されている。また、そこは自分たちそして、外部の他者の教育の場ともなっており、閉鎖的でなく常に新しい人に学ぼうとする姿勢をくずさない、動的コミュニティーとなっている。 ○終わりに 現代は、次の世代に対して、負の遺産を残しているといわれる。一人一人がコミュニティーの一員として必要な役割を考え、行っていくことが、コミュニティーの基本であり、そこには大変さもあるだろうが、大きな喜びも与えられるであろう。 そして、パーマカルチャーとは、自然と人間のコミュニティーをつくること。人間同士のかかわりをもちつつ、自然と生きられるようにしていこう。 最後の講座にふさわしい、今の社会に一番大事な点をついた内容でした。これを聞く前と後では、確実に自分の今の状況や、今後の方向性がクリアになった気がします。自分が属している場に何か物足りなさを感じたり、違和感を覚えたりすることがありましたが、それが何だったのか、どのように自分があるべきだった教えられました。 16:30 観察実習 野外にて原始の火おこし実演 ○ヒモきり式火おこしデモ。 地べたに板を敷き、その板につけた窪みに、先を細く削ってある火きり棒を立て、その棒を上から板で押さえる。棒にヒモを巻きつけ、ヒモの先端を交互に左右に引っ張る。30秒ほどでモクモクと煙が立ち始める。昔の人は1分で火を起こせたという。 ○マッチの火を使っての火おこし 木を細く、ささがき状に削り、地べたや板との間に空間をつくるように立てかける。マッチの火をできた空間の下からもぐらせて点火。小さく削ったものから少しずつ火をつけていき、大きいものを追加していきながらだんだん火を大きくしていく。常にあたたかい熱量のある空間をつくっていくのがポイント。 今はスイッチ一つで火が手に入るけれど、以前は、火を起こすのは一仕事だったのですね。寒いなか、火種の大事さが身に沁みました。 19:00 温泉タイム後、夕飯のほうとうづくり。 小麦粉100gに対し水45cc、さらに塩一つまみを入れることで、組織を締める。 手指でシャカシャカと水まわしをして、水分を均一にいきわたらせてから、菊ねりで一つにまとめます。いつまでもしていると、手の温度により、生地が乾燥してくるので、要注意。生地を伸ばし、5ミリの厚さに切り、沸騰した鍋で煮込みます。 前回の蕎麦に続いての粉もので、皆手際が少しはよかったかな?でも、蕎麦とほうとうでは硬さが全然違いました。小麦粉は組織をつなげるグルテンがあるので、水は少ない方がよいそうで、蕎麦より楽、ということでしたが、なかなかまとめになるのに時間がかかりました。もともと武士の野戦料理。大鍋を皆でつついて、温まりました。 うどんの打ち方 http://udon.kurosuke.biz/uti.html
20:30 一人一芸大会。 ちょっと緊張しつつ、披露する側も楽しそうに取り組みました。そんなそれぞれの姿を見て、見る側もうれしくなる、そんなあたたかい時間でした。認め合う仲間との空気感とは、こういうものですね。 ・ 守さん&うっちー:いいコンビ野球自慢プレー C 村さん:社員を増やすのは難しいかも!? 一円資産の作り方 D 桐さん:趣味も細かいこだわりが!つり講義 E なかちゃん:うまくいきました!けん玉一発芸 F もえちゃん&えっちゃん:若さあふれるギター&うた G ひかるさん&かおり:ちょっとしみじみ吹奏演奏 H ひかるさん:かっこよかったです、トロンボーン演奏 I じゅんちゃん:場の空気がイマジンメッセージに集中しました。 J としやん:眼を閉じて五感でききました、手作り和牛太鼓と歌 K まるちゃん&ながさん&なかちゃん:PC自然農寸劇 さすがPC塾生!
このメンバーでの集まりが自然なものとなってきて、繋がりというものを感じているところに、今回コミュニティーの話も伺えて、大事なものというのが何なのか見えてきました。 今後、それぞれの場でコミュニティーを作りつつ、このメンバーとのコミュニティーも大事につなげていけたらうれしいです。 記:稲垣香織 《スケジュール》
6:30〜 農業実習 畑の片付け
7:00〜 シャロムツアー
8:00〜 朝食
9:15〜 建築実習
11:45〜 目立て・研ぎ
12;00〜 昼食
13:30〜 火起こし競争
14:00〜 ビジョンの発表
16;30 解散(一時*今回は連泊組みがなんと10人!!)
【農業実習】
今年、春先からいろいろな、発見や感動を与えてくれたこの畑も最後の収穫と片づけをしました。
*あずき*
さやからとって収穫後、中の豆を取り出す
*大豆*
枝ごととって干した後、脱穀する
*落花生」*
枝が土にもぐって実ができているので、周りを掘って収穫
落花生はなっているところを始めて目にしました。土の中から芋のようにズルズルと現す姿は、なんだかけなげで可愛かった。来年はこの実をまた植えるのだそう。種に持って帰るのと、お昼にゆでてもらうのと分けました。お昼が楽しみ・・・
そのほか、ダイコンや蕪や、ズッキーニ(種とりようかな?)なども収穫できました。
今日は、毎朝健さんが行っているシャロムツアーを、参加するだけではなく、塾生も宿泊の皆さんに説明するという宿題があり、みんなちょっと緊張気味でした。
まず、健さんのアマゾンと里山についての説明で始まり、次々と塾生たちが今まで勉強したり、実際に使ったり、作ったり、見てきたものを説明していきました
【朝食】
冷えた体にあたたかい朝食が体に染み渡ります。みんなで床暖にへばりつきながら、おいしいご飯を食べて、この後の建築の段取りをしました。
「段取り八分」と職人さんはよく言いますが、みんなの顔もだんだん職人のようになってきたかも・・・
【建築実習】
だんだん終わりが近づいてきて、森の小舎も完成に近づいてきました。最初は本当にできるのかと半信半疑でしたが、たくさんの工程を経ていくにしたがって、小杉さんが言っていた、「これができれば、自分の家も建てられますよ。」という言葉も真実味を増してきて、この中で、きっと自分の家を自分で建てようと、心の中で思っている人も居るに違いないと思った。
そのときは、またみんなで手伝えたらいいなと思いながら作業をしました。
〔今回の作業〕
#内壁張りの続き
1階2階の内壁を寸法を測りながら打ち付けていきます。大人数でやれば仕事がはかどります。 2階床張り 1部の床が張ってありませんでしたが今回で完成です。 #窓作り 建具もつくりました。戴いたペアーガラスにあわせて窓枠を作ります。
#屋根板張り
屋根は20センチ間隔のさんに60センチの板を打ち付けます。最初は20センチ 40センチ 60センチとなり3段になり雨が漏らなくなります。昔は割った板を使ったそうですが今回はガラ板4分のものを使用しました。自然素材の屋根は味があって周囲の自然にとけ込みます。
【のみ・かんなの研ぎ、のこぎりの目立て】
小杉さんより研ぎと目立ての講義。
今までお世話になってきた道具たちもだいぶ手になじんで、愛着がわいてきた。道具を大切に使う事もいろいろな技術を学ぶ事と同様に大切な事。
特に刃物は、手入れによって作業の上でも大きな違いが出てくるもの。
今回は刃物の手入れの仕方を指導していただいた。
#研ぎ(のみ・かんな)
砥石には人工の砥石と天然の砥石がある。
天然の砥石は今はとても貴重なもので(一万年に1mmしか作り出されない)、いい砥石ほど割れやすいので、丁寧に使う必要がある。
天然の砥石は使う前に水に浸さなくても使えるが、人工の砥石は使う前に2〜3分水に浸し、ぶくぶくと泡が出なくなってから使う。
砥石には粗砥・中砥・仕上げ砥がある。人工砥石の場合は、番号が大きいほどめが細かくなっている。
砥石自体は研ぐところが平らでないと上手に砥げないため、中砥などはブロックなどで表面を平らに削ってから使う。
《研ぎ方》
まず粗砥で裏側を平らに砥いで、刃の裏(裏側の半円のところがつながるように)を出す。
次に中砥でかえり(表に引っかかるところ)がなくなるまで研ぐ。
最後に仕上げ砥で砥くそ(砥石を使ったときにでる粉と水が混ざったようなもの)を出してさっと研ぎ、指で触って引 っ掛かりがなければ出来上がり。
#目立て(のこぎり)
目立てをするには、のこぎり目のやすりを使う。金物屋などで売っているが、最近は替え刃式のものが主流になってきていて、置いていない所もある。
のこぎりは、縦引き、横引き共に、葉の一番とがった部分が丸くなると切れが悪くなる。
《目建て方》
まず、のこぎり目のやすりを購入したら、片方の横の部分を、粗砥やブロックなどを使って研ぎきってしまう。そうする事で、片方は削れなくなる。
次に、板の上や机の上などに大きめの釘を打つ。その釘に、先ほどの削れないほうを当てて、のこぎりの歯を釘に対して直角に当て、釘をラインに1つづつ削っていく。横引きの場合は、同じ方
向の刃を削り、反対に返して、もう一方の刃を削る。縦引きの場合も一本おきに砥いで、反対側にする。
研いだ刃は刃先が光って見える。
研ぐときは、軽くなでるぐらいでよい。
【昼食】
作業に夢中になっていると、おなかの具合も気にならないけど、いざご飯を前にするととってもおなかがすいていた事に気づく。お昼は、ヒヨコマメの入ったカレーと、コーンのピザ、りんごのピザ(これがとってもおいしかった!)そして、朝畑よりいただいた落花生のゆでたて。みんなで揃って「いただきまーす!!!」
【火起こし競争】
5チームに分かれて、薪(細かく切ったものから、割り箸サイズ、もうちょっと大きいの)と3本のマッチを持ち、制限時間20分で、同じ高さに張ったタコ糸が速く切れたチームが勝ち
[チーム]
1位 としやん・国王・じゅんちゃん
2位 中ちゃん・守さん・もえ
3位 桐さん・なみえさん・うっちー
4位 村さん・Nagaso
よく頑張った マルちゃん・かおりん
昨日梅さんから伝授してもらったやり方で、それぞれのチームで工夫してやりました。まきが少し湿っていた事もあって、なかなか火が大きくならず、それぞれ薪のくべ方を工夫したり、近くに落ちている落ち葉を使って火を絶やさないようにしたり、息を吹きかけたり、みんな真剣に小さな火を囲んで、隣のチームを見てあせったり、冷やかしたりしながら制限時間の20分のうちに全チームタコ糸を切ることができました。いつもは、ガスの栓を回したり、カチッとつければすぐにつく火、消えてもまたすぐつけられるひを相手にしていると、こんなに火のありがたさを感じる事はありませんが、火種ひとつも大切にする心。やっぱりこの塾は深い!と改めて感じ、そして心から楽しかったひと時でした。
ちなみに、みごと1位になったT氏に勝因を聞いてみると「火遊び大好き!!!」と目をきらきらさせていました。
【ヴィジョンの発表】
先月の宿題として出ていた、「これからのヴィジョン」をひとりひとり発表しました。3月から始まりいろいろなことを勉強・経験し、また、シャロムというパーマカルチャーを実際に生活に取り入れている場所で
得たことのなかで、最初はぼんやりとしていたパーマカルチャーがそれぞれの中で、自分なりのパーマカルチャー的生活がはっきりとしてきたように発表を聞いていて感じました。
(ここに皆のヴィジョンを書き込みたいのですが、いま皆に確認を取ってますので、できたらまた送ります。)
ビジョン発表
むらさん
【起】 ヒントは“懐かしい時代”の中に 今後のビジョン 東矢ひかる
わたしのビジョン 稲垣 香織 パーマカルチャー塾に参加して、自分の手でもの・作物を作ったり、人との繋がりをつくっていくことの楽しさを知りました。パーマカルチャーの考え方、地球に対する配慮・人々に対する配慮・あまった時間やお金や物質をその目的に合わせて使う、ということにのっとった生活を行っていくことは、わたしたちの生活を豊かなものにしてくれると思います。 自分で実践できることをできるだけ行っていければと思います。 具体的な取り組みとしては、 * ゴミを少なく。→ものを大事にする。買うものを吟味する。 * 作物を育てる。→最近生ゴミを土に埋めている。、土壌の肥沃化にもごみ処理にもなり、一石二鳥です。その土で、小規模でも作物を育ててみたいと思います。 * 保存食つくり。→梅酒や味噌類や漬物など、もともとちらっと行っていることですが、自分で作る喜びを知れるし、まわりの人にもお分けして、喜んでいただけるものなので、今後もレパートリーを増やしつつ、続けていきたい。 * セルフケアの知識を、人々にうまく使ってもらえるよう伝えていく。→仕事として、患者さんを待っているだけでなく、よいものを外に出て、自分から発信していければと思う。 * 楽しんでできることをどんどんやる。→感化される人がでて、PCの考えが広まる。 今期のPC塾の一大テーマは、建築実習でした。実際に泊まれるほどの家を作る。毎月の解散時、指導してくれる小杉さんは「みなさんこれを作ったからといって、家が自分のものになるわけでもないし、お金がもらえるわけでもないのに、時間と労力をかけながら生き生きと動いている姿にうたれる。」というようなことをおっしゃっていました。 事実、その通り、わたしたちはその時間が毎回、超高速スピードで過ぎ去るのを実感し続けたと思います。「終わり〜。」「お昼だよ〜。」そんな声がかかると「うそ!?」と一瞬頭が真っ白になるくらい、時間がたっている記憶がなく、少しでも進めようと手を休めずにいると、「後ちょっとが30分、一時間になるからダメ〜。」と、毎回お決まりのようなことばのやり取りがありました。 そんな風に没頭しながら、着実に進む工程がうれしかったです。 その時間を通じて、自分の手でものを作るということが、とても人間を充実させる、人間らしい取り組みなんだな、ということに気づけたように思います。 わたしたちは利便性を追及しここまできている社会の中にいます。利便性・分業化・細分化の結果、それぞれの分野がどんどん専門化してしまったことにより、自然の循環サイクルを作るのが難しくなっているということです。お金があればたやすく物質を手に入れられますが、もしかしたら何かとても楽しいことを手放してしまっているのかもしれません。 そのことに気づかせてくれた、ここでの時間をいとおしみつつ、感謝しつつ、できる範囲での手作りを楽しんでいけたらな、と思っています。 今後のビジョン 丸山 淳 体の動くうちは生涯働いて暮らしていくために「新規就農して農業を仕事にする」という目標を持ち、就農準備校やグリーンツーリズムを学んだりしていた中でパーマカルチャーを知り、デザインコースを受講。 そこで「規格に合った農産物を作って売り、お金を得て生活する」ということ事体、以前の仕事をして生活するのと変わらないと感じはじめ、「農を生活の中に取り入れながら他のことで生計を立てて生活するには?」を考えつつ転々とした今年。 PC塾に通ったことで、地域に根ざしながらも様々な人が訪れ、繋がっていく循環型の暮らしを体験し、 自分も仕事のスタイルにこだわらず、地域に根ざしつつ「農」を中心に繋がれる暮らしを作りたいと思うように。 縁あって群馬県沼田市にて職を得たら、地元の人の紹介でパーマカルチャーを実践するのに最適?な立地の家も借りられた。 これを一人で楽しむには勿体無いので様々な人を巻き込みつつ、この地で循環型の暮らしをデザインしてみたい。 パーマカルチャー的には、 家の周りにはスパイラルガーデン、アースオーブン、温室、雨水タンク。 畑にはチキントラクターやヤギ小屋。仕事場の農場にはコンポストトイレ。 などは当然のこと(笑)、家を貸してくれた大家の農地なども高齢のため耕作されなくなりつつある。 こうした田畑を人を様々な人とつながりながら徐々に復活させてみたい。 それと、沼田市の周辺には多様な農業をやっていて短期の仕事は沢山あるけど、住み込みで募集をしているところは少ない。 なので農業を体験してみたい人や将来農業を仕事にしたい人に、この家をシェアハウス的な感じで提供し、農業の仕事を体験してもらいながら楽しく暮らして行きたいです。 そんな感じなので来年からはパーマカルチャーなアイテムを色々と作っていきます。 PC塾卒業生、循環型の農的暮らしに興味のある人のご参加お待ちしております(笑)
中村靖夫 KENさん こんばんは。。。 ☆ 私のビジョン 安曇野PC塾 落合淳子 1、 暮らしと仕事を繋げる 〜自分の中での循環 ・好きなことを仕事に・・・料理、いろんなひとの話を聴く、お茶を飲む、お菓子づくり →カフェ ・ビジョンを仕事に反映・・・自分の食べたいモノ、飲みたいモノ、買いたいモノ、読みたいモノ、伝えたいコトをお店に置く。できることは自分の手で(家具、内装、看板など)身に着けたいもの、食べたいものを居心地のいい空間で。自分のペースを守って働く。手作りにこだわる。 ・自分で育てたものを食卓に・・・援農や自分の畑(或いはベランダ)でとれた作物を調理する → → → これらをまわりの人たちとシェアしたい。 そしてゆくゆくは、家族と田舎で自給自足をしたい・・・ 2、 地球への配慮 ・使用する洗剤を選ぶ・・・重曹水の使用 掃除、洗濯、手洗いなどに ・廃物利用・・・閉店した近所の店の床板を再利用。建替える実家の廃物を利用 ・生ゴミ利用・・・米ぬかで堆肥に →近くの農家や自分のベランダへ ・ゴミを減らす・・・ストロー、割り箸は置かない。楊枝、紙ナプキンやラッピング、生ゴミ、不燃ゴミも最小限に ・生産者、業者を選ぶ・・・食材、建材を地元や縁のある信念もってモノを生産、販売しているひとから仕入れる 3、 ひとへの配慮 ・つながり、コミュニケーション大切にする・・・家族、友人と→ PC的暮らしのシェア。 一緒に働く人と→ 働きやすい環境を整える。 地域と→ 地域通貨参加、援農、地元行事への参加、店をスペースとして 開放、イベント、情報の共有など お客様と→ 老若男女が集える地元のオーガニックカフェに・・・なったらいいなっ・・・ ・ひとりよがりにならないよう・・・・・自分のことを優先し過ぎたり、逆に後回しにし過ぎたり、 狭い世界に閉じこもったりしないよう気をつけよ〜 4、 資源の共有 ・廃油の再利用 ・堆肥をほしい人に分ける ・・・まだありそうですが。。。 ☆ 長〜いあとがき
学生時代、縁あって訪れた山の中、ネイティブアメリカンの教えをふんだんに取り入れた、電気もガスも水道もない、とてもプリミティブな環境のサマーキャンプで3ヶ月ほど働いたことがあります。
去年初めてシャロムを訪れ、私は大きな衝撃を受けました。ひと夏のドリームとしてぼんやり懐かしく思い描いていた暮らしが、ビジョンとして存在し、日々実践されていたからです。しかも現代日本の社会の中で。
「地球への配慮」「ひとへの配慮」「資源の共有」。今までは気づかなかったアイディアがたくさん見つかりました。 今後も自分なりのバランスをとりつつ、心地よく、実践していきたいな〜と思っています。 みなさま、ありがとうございました。 じゅんじゅん
今回は、4期生だけで集まる最後のきかいで、参加者も、残念なが全員とまではいかなかったものの、大半の人が顔を合わすことができ、そのうちの10人が延泊する事もできもうすぐ終わってしまう事を感じつつ、みんなと過ごせる貴重な時間を充実させる事ができました。この出会いが、これからの新たなかかわりに繋がっていくこともしっかり感じました。
延泊組みは、このあとホリデー湯に行き、男風呂では、健さんを交えて露天で熱く「森の小舎」やパーマカルチャーについて裸で語ったそうです。それに比べて私たちは、「今晩の夕飯はどこ行くんだろうねー」などと語っていたような・・・
ご飯を食べて、「裏地球交響曲」見て(半分以上寝ていた・・・すごく楽しみだったのに・・・)夜更けまでまた語り合いました。
11月27日 次の朝は、『シャロムツアー』再びでしたが、私以外のみんなは昨日にも増してとっても上手な説明でした。 私は・・・また来年補講の楽しみに取っておきます?
心配していた雨もたいしたこともなく、朝ご飯の後は「森の小舎」の続きに取り掛かりました。みんなの絶対完成させたいという気持ちがとっても伝わりました。何かを作り出すときのパワーそれにかかわっている人たちのパワー、いろんなパワーがいい方向に働いてみんなの生命力までパワーアップしているように感じました。やっぱすごいなPC塾。
レポート:藤井友恵
連泊組のがんばりで作業が進みました。 窓枠 屋根 外壁みんなで頑張りました。完成にまた1歩近づきました。 今日のお昼はラーメンライス
ドアまで取りかかりました。
ちょっと暗くなり作業は中止 次回に持ち越しです。 11月28日
シャロムスタッフが屋根に登り屋根板張りほぼ完成 天窓周りのみになりました。 11月29日
窓枠のガラス入れ 3分角材くらいの板を作り内部に打ち付けガラスを入れて角材で固定 11月30日
窓取り付け 悪戦苦闘して窓の取り付けが終わりました。戸当たりを打ち付けて完成です。 12月1日 窓の戸当たり 見切りうち ドア取り付け オートドアー 取手取り付け。 12月2日
外部の腰板 ラス板があまっていたので外部の腰板を張ることにしました。下部は塗り壁よりも板材の方が雨にいいだろうという判断もあります。隙間を空けて
板を張り 上部に板を重ね張り 見切りを打って完成 1時ころに桐さんが作業をすべくてやってきてくれましたが ほぼ完了していたので安心して畑の片づけに出かけていきました。桐さん有り難うございます。 12月3日 朝1面の雪景色です。暖かいとわいえ冬なのです。階段作り 踏み板作り
二階吹き抜け部分が危なそうなので床を張ることにしました。これで子供たちでも安心です。 外部破風が気になっていたので破風を取り付けました。桐さん有り難うございます。 壁のみを残すだけとなった森の小舎 最後まで手伝ってくれた体験の2人 お疲れ様 ありがとう
材料代拾い出してみました。
1.5間×1.5間 2.25坪 211819円/2.25坪
としやんです。
ストーブをたいて周りで語り ロフトでお昼寝をしました。何時までもいたい感じです。天窓は磨りガラスでした。外の景色が見れないのが残念です。 ケン
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