安曇野パーマカルチャー塾 12月度 ギャザリング レポート 記録係:落合淳子 2006年12月10・11日(土・日) 今回の参加者 臼井ファミリー、梅さん、いねこちゃん、体験スタッフの橋本くん、佐々木くん、海野さん 建築講義の講師山田さん、自然食通信社の大和田さん 三期生のぷみんくん、村松夫妻 ながそ〜さん、もえちゃん、うっちー、まもるさん、としやん、桐さん、なかちゃん、ひかるさん、けんけん、 まるちゃん、かおりん、村さん、じゅんじゅん
1日目 <スケジュール> 13:30 集合。 地下の部屋にて自己紹介 〜 みんなの森の小舎でまったりタイム シャロムツアー by塾生 村さんのおはなし『地球の行方〜21世紀の生き方、暮らし方』 うどんの仕込み ギャザリング・ポットラックパーティ そして・・・二次会、三次会・・・それぞれに就寝 *********************************************************************************************b ◎ 13:30 それぞれに集合 前回からまだひと月も経っていないのに、出会う顔ひとりひとりが懐かしい気がしました。 一応塾として集うのは今回が最後だからなのかナ。 今回もカーシートシェアが活躍。ドライバーさんありがとうございマス! ぱらりぱらりと集まると、やはり気になるのはみんなの森の小舎。 いつの間にかほとんど全員が、家の周りへ。外は雨も少し降って寒いので、小屋の中が余計に暖かく 感じられます。ぶら下がっているランプで、小屋の雰囲気がさらに落ち着くかんじに。 そ、そして、梯子をのぼりロフトへと。いつの間にやら全部で14人入っちゃいました〜(まだひとり ふたりはイケル!)。 一体何人乗ってもだいじょ〜ぶ!!なのか?イナバの物置のような実験になったのでありましたが、 とくに問題はなさそうでした。 一級建築士である山田さんは、しっかり隅々までチェックされていました。 こうして耐久テストもクリアし(?)、一本ボルトがゆるんでいた、以外は、ちゃんとしたおうち、 として承認されたのでした。パチパチ。 前回やり残した箇所も、シャロムのスタッフや体験スタッフの方(居残って・・・!)のおかげで、 ロフト部分の内壁、ストーブが完成されていました。 ロフトにはカーペットまで張ってあり、もうここで冬を越せますな!!? 居心地がよくって、なかなかみんな外に出たくない様子でした。 あとは外壁を塗って今回で完成! と、なるか・・・!? (これ以降の時間の流れは、時を忘れ、記録しておりませんのであしからずご了承クダサイ!) ◎ シャロムツアー 今年9月に発売された『パーマカルチャーしよう!』の出版元である、自然食通信社から、 大和田さんが、今回は出版記念も兼ねたパーティのため参加。 はじめてのシャロム訪問とのことです。 早速みんなでシャロムツアー。みんな説明も段々堂に入ってきました。 ◎ 村さんによるおはなし 『地球の行方〜21世紀の生き方、暮らし方』 蜂や天体にも詳しい村さんですが、今回は地球の未来予測についてという、壮大なテーマの講義と なりました。 ここで村松夫妻登場。 松井孝典さんという方の著作「宇宙人としての生き方」(岩波新書)の、人類も宇宙人のひとりひとりである、 という発想をもとに、過去を知った上で未来を予測し、地球をシステムとしてみる、人間圏(権、ではない のです)、アストロバイオロジーetc.... とにかく、ちょっとひとことでは言い表せない、とても興味深い、重要 なキーワードにあふれたスケールの大きなお話。 村さんもおっしゃられていたように、本当にとても気の遠くなるような壮大かつ、考えさせられる内容 でした。 詳しくは村さんのレポートも参照してください〜 http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0305/sin_k121.html ◎ うどんの仕込み 体験スタッフのはっしぃこと橋本くんは、 滞在していたそうです。 聞けば高校を卒業し、その後の進路を探っているうちに巡り合い、釣りにはまってなかなか帰れず、いざ帰ろう としたらその一帯が深刻な水害にあい、復旧などに関わっているうちにほんとうに帰れず、ついつい長居をして しまったそうな。 今回のシャロムでも、今年の営業の終わりに合わせて旅立つつもりが、森の小舎の仕上げやシャロムの さまざまな作業のお手伝いをしているうちに、ギャザリングに参加することに。(この後もきっと臼井さんに借り 出されていることでしょう) 前回も同じく体験の佐々木くん共々一緒に延泊組とラーメン食べましたナ。今回もきっと残ってくれているだろうと思っていましたヨ。 萌叡塾は、東京を離れ自給自足的生活を始めた男女の方々が、以来20余年共同で暮らしを営んでいる場所 だそうです。 うどん打ちから鶏や魚のさばき方、農的暮らし、生きる智恵などなど、多くのことを学んだということです。 〒910-2464
さて、その橋本くんによる、うどん打ちの実習が始まります。 材料: 小麦粉 1kg につき (中力粉) 卵黄 1個分 酒 大さじ1 酢 大さじ1 塩 110g (夏は気温が高いので130g。 塩の量で粉の発酵加減を調節する) 水 500cc (ただし全部は使わず、加減しつつまわすように加えていく) 水と塩は合わせておく
手順: ・ まずは鉢やボールに粉を入れ、別の容器に入れた水を適量まわし入れる 水はいっぺんに全部入れず、様子を見つつ加えていく
余った水は、手につけてまとめやすくしたり、後の行程で踏んでいてまとまりが悪いときに接着剤がわりに 使ったりする(捨てない)。 ・ 両手で均等に指を広げすばやく左右で円運動のようにかきまわしていく。 べたつきを まわすことでさらっていくかんじ。 だまは上に上げていく ・ 両手でこすり合わせるかんじでさらに粉をまわしていき、すり合わせる。 この際力は入れずふわーっとすり合わせる この水まわしという行程で、後々の出来がだいぶ違ってくるそうです。 はっしぃ曰く、この時のふわ〜っとあがってくる粉の香りがたまらないとのこと。 ・ 容器の下にぴたっと指をつけ、攪拌するようにさらに回していく。 そば粉はグルテン成分がないので比較的混ぜやすいが、小麦粉はグルテンが出てくるのでこのへんが 難しい。 指と指の間を通す感じで混ぜていく。このあたりでは力が必要 ・ だんだん、だまとコナコナな部分が存在するパン粉のような状態になる。 最初のこの手順をうまくやらないとだまが雪だるま上に大きくなっていくので、ここまではとても肝心な作業 はっしぃせんせーによると、こね、ではない。 まとめる、でもない。 ばらけさせる、というかんじ、 だそうです。 ・ ひとつの団子状のものを徐々にふくらしていくかんじでまとめていく。 或いは、玉状のものをいくつかつくってそれを合わせていくやり方で、最後にひとかたまりにまとめる ・ きめが粗いのでこねずにまとめるかんじにし、大き目のビニール袋に入れる ・ 布ごとビニール袋に入れ、寝かす 水を加え、寝かし、踏むことで、グルテンをきっちり引き出す ・ ビニールに入った塊に木綿の分厚い布を敷き、そこの上から足で体重をかけつつ踏んでいく。ふみふみ この際重さが結構必要で、昔の女の人は子供をおんぶしながら踏みの作業をやったとか。 さて、このおうどんは、明日の昼ごはんになる予定。それまで寝かして待ちましょう。。。 ◎ ポットラックパーティ!! うどん打ちの後は、それぞれが作ってきた料理や素材を温めたり、調理したりの台所仕事が始まりました。 それぞれの趣向を凝らした逸品が並びます。 いくつか紹介しますと〜 ・ 新鮮な生みたてぷるんぷるんの卵 ・ お手製ケーキの数々。 桃やキヌア、野菜、チョコチップを素材にしたものなどなど ・ 日本で初めて作られたレシピにもとづく日本最初のパン ・ 自家製蜂蜜がけの苺 ・ 手作りおやき二種 ・ 森の小舎で作ったカレー ・ 美しいサラダとお惣菜の数々 ・ トマトとお肉の煮込み ・ 豚汁(さつま汁?) ・ 美味しい丸もち ・ 炊き込みご飯のおむすび ・ 塩むすびと自家製キムチ ・ そばクッキィ ・ 自家製梅酒(みりん漬け) ・ その他お酒の数々 ほかにもたくさんたくさん、たくさん・・・・あったような。思い出しきれずにごめんなさい。 もう食べきれない!!と、思った割には、前回のほうとうと同じく、結構みんな食べましたね〜 食事の前に、梅さんより『パーマカルチャーしよう!』が、当初予定していた小冊子の枠を飛び越えて、 書籍として出版された経緯についてのお話がありました。 ひょんなことから原稿が間に合わず、それを機に企画が広がり、途中データが飛んでしまったこともさらに力 とし、正にパーマカルチャーにおいても大事な発想とされる、“problem is solution” を地で行くストーリですね。 食事が一段落した後は、例によって1階のおこたの部屋での二次会が始まり、夜は更けていくのでした・・・。 1日目、おしまい。 三次会 そうそう・・・その後三次会では、いつの間にか森の小舎のストーブの周りに集まり、としやんの手作りケーキや、もえちゃんのおやき、かおりんのそばクッキィなどをつまみつつ、のんびりランプの火とストーブの暖かさを 囲んで過ごしたのでした。 結構みんな眠いのに、なんとなく、何かを語る、とかいうのでもなく、ゆっくり時間が流れていきました。 2日目 <スケジュール> 07:00 起床 08:00 朝食 09:00 森の小舎 外壁塗り 11:45 鶏の解体 うどん打ち 昼食 修了式 シェアリング それぞれに解散 延泊組は温泉へ 夕食 二次会〜それぞれに就寝 *********************************************************************************************b ◎ 07:00 起床、朝食 この日は朝飯前の農作業もシャロムツアーもなく、いつもよりゆっくりと起きました。 朝食は昨日の続きとシャロムのごはん。いつものように、静かで美味しい朝時間。 ◎ 09:00 森の小舎 外壁塗り ついに、最後の外壁塗りの時間がやってまいりました。 今回の先生は、左官業5年の経歴を持つもえちゃんです。 まず、壁材と接着剤を大きな樽で混ぜ合わせる作業から。 天然の土や珪藻土、木粉が素材の白っぽい京壁(白聚楽)に接着剤、水を混ぜていきます。 本来なら、下地に灰汁止めを塗ったりもするのですが、今回はラス版の上にそのままこの混合物を塗っていきます。 この混ぜる作業に、結構力が要ります。 シャロムのドリルを攪拌器として代用。これでもって、樽の中の素材をガガガ〜っとかき回すのですが、振動の力に負けないよう足を踏ん張り、両手でがっちり押さえてつつ、コネコネしていくのです。 粉っぽいところと水分の多いところが均等になるまで、みんなで交代しながら時間をかけて練りました。 耳たぶほどの硬さになったところで、ついに鏝(こて)と鏝板でもって壁塗りです。 まずはもえちゃんのお手本を拝見。 鏝板は取っ手部分を人差し指と中指で挟み、親指で支えるかんじで持ちます。 鏝板を水でざっと濡らし、壁材を鏝で板に載せ、軽く練る。 そして最初は鏝からポテッと壁にのせ、鏝に残った材をこそぐようにして塗りつけていきます。 慣れないうちは、鏝板を垂直に壁にぴたっと付けて、ペトッとのせていくと上手くいくみたい。 まずは壁の端の方から、のせて、なでていくかんじで塗っていきます。 基本は習ったものの、実際にやってみると結構慣れるまでかかったりかからなかったり。 見るのとやるのは、やはり違います。 もくもくとそれぞれの持ち場で壁塗りに励みました。 とっても寒かったので、かわるがわる小舎の中のストーブに当たりながら・・・。 途中、去年のスタッフの岡ちゃんが現れ、ストーブを囲んで話が弾んでいた様子。 ちなみに、自然素材の壁は、以下の効果があるそうです。 ・ 調湿機能があり、その吸放湿性により温度を安定させ、結露を防止する。 ・ 断熱効果、吸音効果がある ・ 臭いや煙などを吸着する 柱など、木材についた壁材は、刷毛を水で濡らしてとっていきます。これが結構細かい作業。 としやんがこまごまとした箇所をなんだかんだと冗談飛ばしながらやっていたのが面白かったです。 さて〜 黙々と二時間半ほど一連の作業に取り組み、表玄関の上にも、拾ってきた木の枝を組んだ かわいい『森の家』のサインと、臼井さんお手製のプレートも付きました。 そう、壁2面、遂にクリアです!!! パチパチパチ。 と、ころが、ここでネタ切れ。壁材が終わってしまいまして、お時間もよろしいようで・・・。 と、いうわけで、壁塗りの裏の半分は、次回(っていつ・・・?)に持ち越しとなりました。 でも、表から見れば、立派に美しくかわいい家の出来上がり。 みんなで記念撮影しました。 残りの2面の完成のために!! を口実に、来年もまた、みんなでここに集まりましょう・・・。 今回師匠の小杉さんが、シャボン玉王国の仕事でご多忙のため、不参加でした。とっても残念。 ぜひ、次回壁を塗り終えたところで、みんなで国王を囲んで、またこの森の小舎に集いたいですね。。。 片付けを終え、さて次は・・・ ◎ 11:45 鶏の解体 うどん打ちの技を伝授してくれたはっしぃ先生の次なる講義は、鶏の解体です。 まるちゃんが職場から持ってきてくれた鶏をさばく作業です。 この鶏さん、今朝早くに、新鮮な卵を産んでいました。生まれた卵は暖かかった。 はっしぃにそっと、しかし素早く力強く首を押さえられた鶏、ばたばたするかと思いきや、意外におとなしく、掴まれたままになっていました。 恐怖心を持たせると血管が収縮し、血が出にくくなって血抜きが上手くいかなくなり、生臭くなるため、 怖がらせずに迅速にことを運ぶことが味噌だそうです。 羽交い絞め、という言葉がありますが、そうか〜このことか、と関心したのですが、羽を結って引っ掛けていくかんじにし、地面に鶏の体を置き、なぜる。 次に紐を片足にくくりつけ、ツリーハウスの下に吊るします。 そして首の骨、頚骨の脇の頚動脈をしっかり首をつかみ、ナイフでひとかき。 これで血抜きをします。 鶏の首が傾き、力がだんだんとゆっくり、抜けていくのがわかりました。 ぽたり、ぽたり、と首から地面に血が落ちていきます。 もっとびゅっと血が吹き出るのかと思いきや、とても静かな光景でした。 ひかるさんにだっこされたケンケンも冷静に見つめていたのが印象的でした。 アースオーブンの横のダッチオーブンでぐらぐら茹だっているお湯。 このお湯の中に鶏をざぶりと入れ込みます。 毛穴が開いたところでお湯から出し、羽をむしります。短い間でしたが、茹でたおかげでぷすぷすと楽に羽は抜けていき、これが鳥肌かぁ〜と改めて思うような鶏の素肌が現れてきます。 冷めると肌が堅くなり抜けにくくなるので、素早く行う作業です。 今度は、丸裸になった鶏を 台の上で包丁を使って捌いていきます。 ・ 背中に軽く十字を皮を断つ程度に入れ、表に返して両足の間接に包丁を入れ腱を折り、筋を断ち切る。鯉もこの方法だとか ・ 腿に切込みを入れる。関節、腱に切り込みを入れ、引きちぎる。この時堅くて難しいようなら、残っている腱を使い、ひものよう通して切るといい ・ 手羽を引き上げて窪む部分に包丁を入れる。骨と骨の間に指を入れ、引きちぎる ・ ささみを取る(胸の内側に2本ついている筋肉) この部分はお刺身で食べられる ・ 背と腹を割く ・ レバー、腸、肺、心臓(ハツ)を取り出す。心臓部分は開いてたまった血は落としておく。最近はレバーに脂肪肝や癌がある鶏もいるとか ・ のどを取る えさ袋は入れたままだしてしまう ・ 胆嚢を取る 苦いのでつぶさない (この部分、薬になるそう) ・ 卵(生まれる準備をしていた)がいくつも見えてくる。輸卵管が出てくる ・ 砂肝を取る 鳥は歯がなく、胃で食べたものをすりつぶすため、内臓の筋肉が発達している ・ ぼんじりを取る 尾骨つまり尻尾にあたる部分でわずかな量しか取れない。筋肉質だけれど油も のっている珍味 ・ 首や脇腹を分ける ちなみに、いわゆる鶏の軟骨とは、胸骨の先端の比較的柔らかい部位のことだそうです。 と、まぁ、このように言われたことを記録していったわけですが、豆知識をまぶしつつ、橋本くんは手早く手際 よくさささぁぁっと、それは丁寧に上品に、手早く捌いていったのでした。 血を抜いているので当たり前といったらそうなのですが、こういう場面はもっと血だらけで雑なかんじになるのかと思っていましたが、極めて整然とした洗練された手順でした。 こういった鶏や魚を捌く作業に、水は使いません。 それは、浸透圧の関係で、水を肉が吸収し、水っぽくなり、腐りやすくなるからということでした。 これらの一連の流れを観てかんじたのは、お肉を食べる行為とは、実はほんとうに、大変なことだったのだ、ということです。 ひとつの命が生まれ、育つ。それを殺し、こういった手順を踏み、それからさらに調理する。 その間にもいろんな人や交通、環境が関わって、ようやく自分の目の前に現れるわけだったのかと。 農作物のときも感じましたが、改めて、何かをいただく(食べる)、ということは、とても膨大なエネルギーの果てにある行動なのだ、と思い身の引き締まる思いがしました。 昔は庭に鶏がいて、普通にお母さんが捌いてみんなで食べてたよ、という話を父や、いろんな年配の方から 聞いたことはありますが、その感覚からはとても遠いところに自分はいるんだなぁ、とも感じました。 ◎ うどん打ち 昨日みんなで仕込んだうどんを延し、切って、茹でる作業に入りました。 ・ 調理台と麺棒に打ち粉をまぶし、麺棒で厚さを整えつつ、生地を広げていく ・ 麺棒に麺をまきつけ、延していく ・ 角度を変えつつ、丸く、厚さを均等に整える ・ こま板に麺を合わせおき、包丁で均等な太さに切っていく と、以上手順はカンタンなのですが、どれもこれも、なかなか繊細は作業です。 麺を切るのも、なかなかリズムと感覚をつかむのが大切なかんじで、かわるがわるみんなで、ぶつぶつ言い ながら、或いは無心にもくもくと切っていきます。 最後残った打ち粉も丁寧に集め、再利用にまわします。 切りつつ、茹でているうちに、先ほどの鶏で作った汁もでき、生の鶏レバーもつまみつつ、昼ごはんの時間へ。 ◎ 昼ごはん つるつると茹で上がったうどんを冷たい麺つゆと薬味でいただきました。 茹でても茹でても、お腹の空いた私たちはどんどこつるっつる食べてしまい、茹で係の橋本くん、佐々木くん、海野さんたちはおおいそがしでした。 それにしても、本当に、打ちたて茹でたての冷たいおうどんは、美味でした。 はっしぃ先生曰く、やはり冷たく固めに茹でた打ちたてのうどんが最高だとのこと。 茹で上げてから、素早く流水を手でかき回しながら急冷する絶妙のタイミング。 最後の最後でも、かなり細かい配慮のなされた、美味なるつややかなうどんでした。 鶏をお野菜と煮込んだおつゆも、とてもさっぱりと、しかしほんのりまろやかなお味に仕上がっていて、冷たい うどんを愉しんだ後、こちらのおつゆでも美味しくいただきました。 いや〜満腹。。。 ◎ 修了式 ついに、この瞬間がやってきました。 すっかり壁塗りやごはんの準備に夢中になり、お腹もくちくなり、リラックスしたところで、特に心構えなく、ふいに迎えたかんじがしました。 梅さん、臼井さん、稲子ちゃんの署名入り、安曇野パーマカルチャー塾の印章の押された修了証と受講証が、梅さんからひとりひとり手渡されました。 そしてひとことずつ、ご挨拶。 皆勤賞の人も、修了証、受講証を授与された人も、みんな、それぞれの思いを持って3月からこの講座に参加し、12月のこの日を迎えたわけですが、とても感慨深いものがありました。 途中からこられなくなってしまったひとたちとも、きっとまた、この安曇野で再会できるような気がします。 なんといっても、森の小舎という別荘が建ちましたし〜。補講にこなきゃいけませんし〜。 最後にもうひと回り、それぞれの思いをシェアリングしていきました。 思わず涙ぐむひとも・・・。(ま、自分なんだけど、、、) 今、これを書きながら思い出しても、充実した一年だったと振り返ることができます。 慣れないうちは疲れも出やすく、夜は酒盛りをしてもしなくても、よく眠れました。 朝は、寝袋から出るのがちょっとつらかったり。 普段の生活から、シャロムという非日常へ。 けれど、循環する暮らしを実践するこの場所では、それが日常であり、そのビジョンを自分たちの今の ポジションに帰ったとき、どう取り入れていくか。 ただ愉しいだけでなく、学びや気づきの多い塾でした。 夢中になってもくもくと畑仕事や大工仕事に取り組んだこと、美味しいごはんをいただいたり、時には自分たちで作ったり、温泉に入ったりと、正に同じ釜の飯を食べたたくさんの仲間ができました。 同じ時間を共有できたみんな、お会いした講師の方々のお話し、生き方、シャロムヒュッテの在り方は、 これからの暮らしの心強い指針となるものでした。 そしてなにより、とても心地よく、愉しい時間でした。 おぼろげだった何かが、ビジョンが、このパーマカルチャー塾で、変わっていったひとも多いのではないで しょうか。 ◎ 解散 おこたの部屋で話をしつつ、それぞれの時間がやってくると、別れを惜しみつつ、帰路へ。 延泊するひとが今回も多く、この後温泉に行き、夕食、二次会(?)。 ◎ おまけ。 朝のツアーや農作業がない昨晩と今晩は、いろんな話も深まりました。 村松夫妻のこれからのビジョンを聴いたり、パーマカルチャーについて語ったり、かおりんのお手当てを 受けたりと。 話に出てきたサティシュ・クマールの『君あり、故に我あり』という本や、映画『不都合な真実』など、興味深い メディアの情報も。 そして、特にしゃべらなくても、なんとなく心地よい雰囲気。 やっぱりこういう、打ち解けたのんびり時間、シャロムのこたつのお部屋っていいですね。 次の日、朝いちでまるちゃんが仕事のため、暗闇の中を出発。 そして残った人たちで朝食をいただきました。 みんなの名前を書いたボードが行方不明だったのですが、無事見つかり、森の小舎の壁に打ち付けることが できました。
またシャロムで、いろんな場所で、集まれたらいいですね。 9ヶ月間、ありがとうございました。
材料代拾い出してみました。
1.5間×1.5間 2.25坪 222569円/2.25坪
→坪単価98919円 床面積 222569/4.25 52369円
みなさん元気?私は今新潟に帰る電車の中にいます。 皆様、この一年、どうもありがとうございました。
みなさん 今回も心地良い愉しい時間をありがとうございました。。。 丸山です。 こんばんは、梅崎です。 |