薪のシステムキッチン アースオーブンかまど作り
ぐるぐるぐりる森の縁がわ 〜すべて大地からいただきました。すべて大地に還ります。
完成した薪のシステムキッチン http://shalomusui.blog90.fc2.com/blog-entry-800.html
薪のシステムキッチンを紹介します。これはアースオーブンかまどの外観です。
建物の材料はこの土地に生えていた唐松で作りました。ウッドマイレージゼロ 屋根は失われた緑を復元しようということで草屋根 ルーフトップガーデンになっています。カモミール ワイルドストロベリーと苺が植えられています。
アースオーブかまどはまさに未来型のシステムキッチンです。水道 流し かまど アースオーブン 薫製器 温水器 蒸し器 ダッチオーブン 木酢液取得
雨水利用等 多目的な森のキッチンです。
後排水関係が完成すれば全て完成です。
安曇野パーマカルチャー塾 第1回
3月23日
〜アースオーブン作ります〜
ヒアリングタイム
建築実習用チェックリストにのっとり、1〜8の必要事項を施主であります、臼井ご夫妻に伺い各おのおの書きメモリまして、ハイ、またもグループ分けです。毎回グループ分けは、楽しいです。今回は、グーチョキパーです。に分かれて、お互いの意見を言いあいながら、コンセプト決めです。
そーそー、それそれ。同感同感。いーじゃない!っな〜んて、話合いながら、どのチームもまとめに入る。
14時20分 発表
グーチーム 森の縁側
チョキチーム わのオーブン
パーチーム ぐるぐるぐりる大地の窯 どのチームもいーです。思いが伝わります。
さ〜、どれにっ!?ドロドロドロドロ〜。はい、決定です。
ぐるぐるぐりる森の縁がわ 〜すべて大地からいただきました。すべて大地に還ります。
すばらしい。ステキです。3チームのいーとこどりです。どのチーム、そしてひとりひとりのおもい、気持ちからうまれた、ネーミング。最高ですね。はい。それでは、皆さん、ハイ、チーズ。 パシャッ。
これから、楽しみです。皆さん ステキな、アースオーブンつくりましょー! ィエイッ!
宿題でました。やります、ズンズン。
レポート 高井里美
安曇野パーマカルチャー塾 第2回
4月26日(土)27日(日) /fontfamily>
部屋に荷物を運んだら 早速宿題発表会の開始です。/fontfamily>
まずは これから建築の師匠となる シャボン玉王国の国王である小杉さん(またの名をマヨエール第1世)の紹介。/fontfamily>
自己紹介をしていただき、いよいよ、発表。/fontfamily>
それぞれが約1ヶ月の間 頭の中をあ〜でもない こ〜でもないと模索し/fontfamily>A4の用紙にまとめてきました。/fontfamily>
15名の頭の中は本当にばらばらで、まちまちで、ひとつとして一緒のものがなくて、
それはそれは楽しい時間になりました。/fontfamily>
屋根が三角形だったり、座敷童のような形状をしたアースオーブンだったり、
バームクーヘンのようなものもあったり、屋根にニンジン挿しちゃったり/fontfamily>
鳥小屋も屋根にのっけたルーフトップガーデン/fontfamily>
がでてきたり、まぁ〜るい石をガンガン積んだ窯もあり
ロックガーデンの上に薫製付きのアースオーブンが/fontfamily>
あったり、その他にもい〜〜〜〜っぱい楽しくて愉快でたのもしいデザインが山のように登場しました。
14時50分発表終了。/fontfamily>
15時 施主さんである臼井健二、朋子さん夫婦からコメント。/fontfamily>
◎ルーフトップガーデンにするとシャンティクティのデッキから眺められてたのしい。/fontfamily>
○原木がけっこうあるよ/fontfamily>
○丸太はよりどりみどり/fontfamily>
○耐火煉瓦やその辺にゴロゴロしてる石も使おう。/fontfamily>
小杉さん@国王マヨエール一世からは構造についてのお話。/fontfamily>
アースオーブンは雨にあたるとまずい。 アースオーブンは土で作ったもの。煉瓦を使うのは石窯/fontfamily>
屋根は必要。/fontfamily>
きりづま屋根、かたながれ屋根。/fontfamily>
筋交いを入れると建物は丈夫になるが、人の出入りの邪魔になる。
人の導線をよく考えてどこから出入りするのかによって筋交いを入れる場所を考える事。/fontfamily>
そで壁をつけて丈夫にする方法もある。/fontfamily>
土台は水平に、ベタ基礎にする。/fontfamily>
/fontfamily>
以上、施主さん、国王のコメントをふまえてグループにわかれ現実的なアイデアを生み出そう。/fontfamily>
きりづまやねだとか、、、すじかいだとか、、、、かたながれ?
初めて聞く言葉についていけないこともいっぱいありましたが、/fontfamily>
国王に質問すると、分かりやすいように教えて下さいました。/fontfamily>
いよいよ、私達も建築現場に足を踏み入れる第一歩がはじまったかんじです。/fontfamily>
グループは三つにわかれ グーチーム、パーチーム、チョキチームにわかれました。/fontfamily>
その頃 時刻は15時15分 外では太陽がちらっちらっと顔を出し始め、明るい日射しも部屋の中に。/fontfamily>
私達グーチームは /fontfamily>
話し合いが始まって/fontfamily>5分後、どうしてもオーブンをまわしたくなって来た。/fontfamily>
だって コンセプトがグルグルグリル、オーブンをまわらなくってどうしますか〜〜〜〜〜?ってなノリで/fontfamily>
まわるのか?まわせるのか?どこをまわすのか?う〜〜〜ん。
頭の中がぐるぐるぐるぐる、ドンドン楽しくなって行く〜〜。/fontfamily>
19時30分 発表会。まずはパーチームさんから。/fontfamily>
美香ちゃんの挙手により一番手はパーチーム。屋根には いっぱいのっけちゃいました。/fontfamily>
みんながつどえるスペース。 天井に筋交いを。/fontfamily>
天井に入れる筋交いを水平筋交いという(国王からのポイント!!!)/fontfamily>
そして、グーチーム。/fontfamily>
ぐるぐる回るアースオーブン。アースオーブンを地球に見たてて、天井には星をイメージ、/fontfamily>
天窓みたいなきれいなガラスを入れる。/fontfamily>
/fontfamily>
そして、最後にチョキチーム。/fontfamily>
開放的な空間を目指し、壁は全て取り払う。左右不対称の屋根がポイント、/fontfamily>
オシャレなガラスを屋根に入れ混む。/fontfamily>
国王の意見をききつつ、発表が終わり、あ〜だこ〜だと話し合い。
3チームそれぞれの特徴があっておもしろい。/fontfamily>
ルーフトップガーデンにするとき軒先の土ののせ方には注意。/fontfamily>
3チームとも天窓がついていてみんなの希望があらわれている。みんな空をみたいのかなぁ?/fontfamily>
空はやっぱりいいもんね〜〜〜〜〜。/fontfamily>
あと、 今回は やっぱり丸太で行きましょう。/fontfamily>
丸太は大変ですよ〜〜〜〜っと国王がぼそっと。。。/fontfamily>
でも 木そのものと仲良くなれる感じでいい。/fontfamily>
そんな国王のコメントをききつつ、一旦発表会をおわり。/fontfamily>
それにしても すごい!!!!!!!!!!!!!!!!!
1ヶ月間練りに練ったみんなの意見がでて、そこから進化した案が形になって行く。/fontfamily>
わかってないからこそ、いろんな意見がだせて、一人では絶対にでてこないすごい案がだせる。/fontfamily>
これぞ つながリングパワー〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!/fontfamily>
その後、国王から大工道具の説明を受ける。説明を受けた大工道具は 次回までにそれぞれが用意するものとなる。/fontfamily>
よ〜く聞いてないと間違っちゃったの買っちゃいそう。/fontfamily>
ここから 大事ですよ〜〜☆彡/fontfamily>
『サシガネ』 尺寸のもの。裏目のあるもの(角目と丸目のついたもの)/fontfamily>
角目は/fontfamily>√2/fontfamily>
丸目は円周がわかるようになっている。/fontfamily>
現在 日本の建築現場では尺貫法から抜け出せない。
小杉さんが 18才のりえちゃんに「あなたの部屋はどれくらいですか?」と質問。
「6畳間です」と迷わず答えるりえちゃん。
そうです。そうなんです。日本人でしか答えない答え。若い人だって普通に使ってます。
/fontfamily>
1寸が 3センチ03ミリ、その10分の1が/fontfamily>1分、そのまた10分の1が1厘
○尺○寸○厘。
1けんが 6尺、1けん半が9尺。10尺を1丈で3メートル。
早くなれるようにがんばりましょう〜〜。
『両刃のこぎり』 片方が目が粗く縦ビキ用
片方が目が細かく横ビキ用
切れなくなったら目立てをするので、目立てのできるもの。
ゼットソーはやすりがきかない。ゼットソーの刃は使えなくなったらポイ。
建築現場にいっぱい捨てられている。
1尺用のこぎり。建物をつくる場合。
9寸のこぎり。仕上げ用の木。
7寸、8寸のこぎり。家具を作る時
『のみ』 大は小をかねるというが、のみに関しては小が大をかねる。
追入のみ(おいれのみ)刃の幅によって呼び方が違う。1分のみ、2分のみ、3分のみなど。
『コンベックス』尺メモリのあるもので ストッパー機能がついてるものが便利。
/fontfamily>
小杉さん@国王語録。
[今回は在来工法。尺貫法で行きます]
在来工法とは木に穴をあけてくぎをつかわない。穴とほぞで組み合わせる。
それに大して2×4(ツーバイフォー)という工法がある。そういえば最近よくこの言葉耳にしますよね。
角材で墨の仕方を覚えるより、丸太で墨の付け方を覚えた方がこれから何かにつけて役に立ちます。
[これさえ覚えれば自分の家が自分でたてられますよ〜〜〜〜]なんてワクワク満載。
[カンナは平にとげ]
カンナってなに?何をとぐの?という状態の私。
きっと このレポートの中にも間違った事をかいちゃってるかも。
一生懸命 国王小杉さんのお話を聞きとってメモしてたんですけど
頭の中で初めて聞いた言葉が漢字に変換されずにカタカナやひらがながごろごろ。
外国の小説を読んで登場人物の名前がなかなか覚えられない感じによく似てるなぁ〜と思いつつ
(わ わからなければスルーして下さいませ)
21時 大工道具の講義 一旦終了。
しか〜し 小杉さんの周りには人だかりが、いろんな質問がとびかっていましたが、
飲んべえチームは暖炉近くで ビールのふたをシュポッシュポッとあけていきました。
一日目レポートあっちゃんでした。
安曇野パーマカルチャー塾 第3回
2008年5月25日(日) 2日目 雨のち曇り
7:00 国王による講義
今回の丸太での建築は軒桁、梁周りを先に決めないと柱の長さを決められないとの事。上から下へ。
角材の時は柱からできる。下から上へ。
軒桁に使う丸太は垂木をのせる口開きを加工するためなるべくまっすぐな物を選ぶ。
実際丸太を見て丸太にお前はどこの材料になりたいの?と会話をして決めていくそうです。(適材適所)
余談
丸太の加工ができれば何でもできる!!みなさんしっかり覚えて自分の家は自分で造っちゃいましょう。
30坪の建物なら柱は約60本必要だそうです。
墨付けは3,5,7寸は使うが4,9寸などの縁起が悪い数字は使わないそうです。
角材より丸太の方が繊維を切断していないので強度があるそうです。
丸太は森林組合から格安で購入できるはずとの事です。
丸太はいい事ばっかりです!!
8:30 小雨の降る中、外へ出て約1年前に切り出した落葉松を10本選びました。おおよその長さにチェーンソーで切断。すごい音と切りくずにびっくり
思わずジェイソンを連想してしまった・・・。
10本をデッキに運び一斉に皮むき開始!!雨で皮がむけやすくなっていた為かとてもスムーズに進みました。最後はノミの端できれいに仕上げ。(健さん曰く今日の実習は皮むきで終わるんじゃないかと思っていたそうです。)
いよいよ実践!!国王が目をつけた1本が選ばれ馬にのせられ、
@小口を切り 垂直出し 一方の端に垂直の線を引き差し金を立てる。
墨付けの道具類 墨壺 差し金
大工道具紹介
http://www2u.biglobe.ne.jp//tyouken/dougu/top.htm
丸太小屋の墨付け
http://www2u.biglobe.ne.jp//tyouken/koyamaruta/koyamaruta.html
材木を中心が高いように据える 小口の半分に印を付け垂直に墨を打つ
反対側にも差し金を立て目視にて合わせる。いよいよ墨付け。
墨壷の針に糸を一巻きし垂直だししたところに固定。
墨壷の糸を伸ばし反対側の垂直だししたところへ。糸を真上から落とし墨付け。(天気のいい日や夏場はすぐに乾いてしまうので糸を伸ばしたらすぐに墨付けをしないとつかないそうです)これでこの丸太の運命が決まったと国王。
ちなみに墨壷の墨は雨に中でも消えないようになっており洗ってもなかなか落ちないそうです。実習終了時みんなの手は黒や赤の墨がいっぱい、中には顔まで墨が・・・。
A水の墨付け 水とは峠から2寸下がったところ。今回は2寸勾配(一般的な日本建築は4寸勾配だそうです)ですのでその形にカットした物を垂直線にあて水の位置を決める。水の位置での墨付け。これで丸太の側面には垂直線2本と水の線2本の計4本が墨付け完了。
B口わきの墨付け 峠の線を垂直にし、赤色の墨で墨付け2箇所。
尺五寸間隔に墨を打ち 垂木部分1寸5分の所に墨を打つ
軒桁に垂木が架かる部分、赤い墨を打ってノミで欠きます。この部分に垂木が乗ります。口わき(くちわき)
“口わきの深さ”などと言います。
みんな実習に夢中になりすでに時計は11時近く。さすがにお腹も限界になりブランチへ。
11:00 ブランチ
メニューをとるのを忘れました。すいません。あっという間に完食!!これで午後からも元気モリモリ頑張れます。
12:15 午後の実習スタート いつの間にか雨も上がっていました。
午後一番は、のみのかつら合わせ。(使っているうちに金具が取れてしまわないようするため?)
@ のみの柄の部分ついているリングの金具を外す。
A 金具の着いていた木部を少し削る。
B 金具に引っかかりがある時は金属用やすりで削る。
C 金具を木部に戻し、金具より木部が2、3mm出るくらいにする。
釘抜きを利用すると良い
D 木部をかなづちで金具にかぶさるように外側にたたき出すイメージでたたく。完了!!
13:00
墨付けの続き。
自然に3班に別れていて、軒桁2本と棟桁1本に墨付けの続き。早い班はのみとかなづちで墨付けしたところを削っていました。国王が見本で実践してくれる手つきはさすが職人!!あっという間に出来上がりますが、実際やってみるとまったく上手くできません。
14:00 20分ほどちょっとひと休み。
14:20 ラストスパート。
柱の部分をノミで削り取り桁の完成です。
水から柱の乗る部分を水平に削り取ります。
15:00 実習終了。
安曇野パーマカルチャー塾 第4回
6月21日(日曜日)2日目 曇りのち雨
おはようございます。朝もやの中、2日目始まりです。ひんやり空気が最高です。森が美しいです。
6:00 ヨガ
私には毎回恒例のリラックスタイムです。今回は後半、うわさの(?)楽健法講習会でした。きもちいい〜!!
頭も体もスッキリ。未体験の方は、ぜひぜひ次回。
7:00
国王による前回のおさらいです。
国王作の1/5模型と、秀さん作の1/15模型をもとに、全体像のおさらい。
基礎の上の土台の事。入口部分(全面)の柱の差し込み方など、ディテールもお施主さんと話し合って決めます。
大事な事のおさらい。
・建築の寸法は中心線でとる。
・GLから水の高さで、建物の高さが決まる。頼りにするのは水墨だけです。
・柱の中心の墨さえ合っていれば、どんなカタチの素材でも作ることができる。
・木に、どこの材になりたいか聞く。
・梁を増やすと、一本の梁への加重が分散される。ただかっこいいだけじゃありません。こういうのもお施主さんと話し合って決めます。
国王に実際の家の建築図面を見せていただきます。記号は自分で決めた記号を使って良いとのこと。ただし、仲間内で分かる様にしましょう。
丸太小屋の墨付け
http://www2u.biglobe.ne.jp//tyouken/koyamaruta/koyamaruta.html
大工道具紹介
http://www2u.biglobe.ne.jp//tyouken/dougu/top.htm
模型を秀さんが作ってきてくれました。3日かかったそうです。朝5時からの作業だったようです。有難うございました。
棟梁も丸太で模型を作ってきてくれました。これで全体像がわかります。
国王の粋な思いつきにより、マイ墨差しを作る事になります。やったね!
墨差し
棟梁が墨差しの作り方を教えてくださりました。丸太に印を付けるには鉛筆ではうまく書けません。墨差しがとても便利です。
これは使ってみて実感がもてます。
墨差しとは 板材、角材などに印や文字を書く道具。巾の広い方は線引き用、細い方は文字を書く。
真竹製で一方はヘラ状、もう一方は筆状に削り、両端とも細かく裂いて弾力性を持たせる。
まず竹をみずにつけてやわらかくしておきます。
2〜3ミリに割って平らに削ります。木口をノミで裂いていきます。
細かく裂いて弾力性を持たせます。 写真のように板を当ててノミで割っていくとやりやすいですね。
先端を削りへら状にします。この部分で線を引くようになります。
斜めにノミで落とします。墨を付けるときに引きやすいです。
上部も少しとります。
もう一方は筆状に削り金槌でたたくか裂いて弾力性を持たせます。
墨壺の墨を付け 線を引いてみます。細い方は字を書くのに使います。
各自1本の墨差しづくりです。
みんなひとり一本、自慢の墨差しができました!
この時、のみの研ぎ方も教わります。始めは1000番くらいので水をつけながら研ぎ、その後仕上げの天然石で水をあまり付けずに泥(?)で研ぎます。
この石、とーっても高いですが、20年もちます。ただし、壊れやすい。国王も割れを補修して使っていらっしゃいました。
国王の名言「いい女ほど壊れやすい」
あ、こっちが先でした。「いい砥石ほど壊れやすい」
はい、頷いてないで、大事にしましょうね。
建築用語大辞典
http://www.fukuicompu.co.jp/fcmweb/daijiten/main.asp
【用 語】水盛り
遣り方
【よみがな】みずもり やりかた
水盛りっていうのは水平の印をつけること。
遣り方(やりかた)っていうのは、建物を建てる場所の回りにめぐらす板と杭のことです。合わせて水やりともいいます。
http://tezukuri-uchi.hp.infoseek.co.jp/kouza/kouza-kiso02.html
意 味】
建物の水平を決める作業のこと。元来水を使って水平を出したところから、この名称がつけられた。
@ まずは計画予定敷地の外周に杭を立てます
これは建物を造る位置から1メーターくらい外にだいたいの位置に打ちます。
A
レベル高さをを計ります
。見た目と実際ではかなりの差があります。ここでは機械のレベルを使いましたが ホースに水を入れて 水の高低差ではかることもできます。また小さな建物だったら水平機を抜き板に当てても可能です。昔は水を使って作業したことから水盛りと言うのだそうです。
レベルで高さを決めて印を付けます。この工程を水盛りといいます。
B
印にあわせて水平な板 抜きを打ち付けます。
これまた余談なのですが沖縄の大工は測量機材などは使わずに、あの青い海の水平線と杭を照らし合わせて、水平を計るそうです、素敵ですね。
建物の位置を決めて水糸を張ります。杭は直角に打たれているわけではないのでまず釘を打って水糸を1本張ります。
杭の1本を左右斜めに切ってこれを基準とします。これをしておかないと間違ってたたいてしまいレベルがずれることがあります。
この水糸を基準に直角に水糸を張ります。この時に3対4対5で直角の大きな木の定規を作ると正確にできます。おおばかり
水糸から基礎の位置 今回は1間 1間半の位置に釘を打って水糸を4方向に張り 直角と長さを確かめます。
完成した水盛り
水やり 杭と貫
これでいよいよ建物の正確な位置が決定しました!
9:00 墨付け、きざみ作業
軒桁、棟桁、それぞれの班に分かれ、協力して作業を進めます。
雨が降り始めたので丸太をベランダに上げて作業をしました。
木口を片1方づつ切って垂直線に板を打ち付け柱部分を削り取ります。垂直の板を打つことで水平がわかりほぞ穴も垂直に掘ることができます。水墨から何寸下がりか書いておくと柱の長さを測るときに便利です。
墨の打ち方
http://www.hakonesekisyo.jp/db/data_inc/inc_frame/fr_data_04_02_03_03.html
墨壷
http://homepage2.nifty.com/s-kawai/sumi_a.html
■すみつぼ
大工さんが家を建てる木材に墨差しを使って線を引いたり加工する印を付ける道具で墨壷の糸で長い線を打ったり(線を引く)する道具
大きさ方とも様々で凝った墨壺や自分で作ったものを使う大工さんもいます
※墨が薄くなったら墨汁かや削り墨を補充します
■墨差し(すみさし)
竹で作った物、一方は線を引き反対側は文字を書いたりする(大工さんが自分で作るが、既製の墨さしも多く出回っている)
■仮小(かりこ)
墨を打つ(すみ壺内にセットされた糸の先に付ける物で先端は針状になっている)時、糸の先端を木材に仮小をさして固定させる物
http://www2u.biglobe.ne.jp//tyouken/dougu/d-12.htm
墨壷の針に糸を一巻きし垂直だししたところに固定。
墨壷の糸を伸ばし反対側の垂直だししたところへ。
仮子を墨を打つところにさして 墨糸を延ばします。
糸巻き部分を親指で押さえます。右手で墨糸を持ち 左手の人差し指で墨糸をからめて墨の打つ部分に置きます。
墨糸を離すと丸太に墨が打てます。
墨糸の張り具合や墨糸が墨で塗れていることに注意が必要です。乾燥したら水をたすと墨が打てます。
墨糸が墨で濡れない場合などは墨差しで押さえて墨糸を引くときれいに墨が打てます。
糸を真上から落として墨付けをします。
下場芯から直角に墨を打ちます。柱より広く線の位置をしるし水墨より何寸下がりで柱の部分を水平に削り取ります。
削り取った後 ほぞの部分をけ引きします。まず縦に墨を打ち 中心部分に線を引き1寸3寸のほぞ穴の部分を印します。
これは模型の材です。
10:30 ブランチ
待ちに待ったご飯の時間。さて今回は。。。
・ひよこ豆の入った野菜の中東風煮込みとクスクス
・ズッキーニと茄子がゴロゴロ、ラタトゥーユぽい煮込み中東風、ヨーグルトがかかって、ミントが利いています。
・レタス、ルッコラ、お花(名前失念!誰か教えてください)のサラダ、バルサミコ酢ドレッシング
・黒豆のパン、レーズンとクルミのパン
・ローズウォーターの入ったセモリナ粉のデザート。もちもち。
大地の恵みと、作ってくれた人と、、、、なんだかんだに感謝して、いただきまーす!
あっと言う間にペロリでした。最高です。ありがとうございました。
11:30 作業の続き
のこぎり ノミ 曲がり尺 スケールなどの道具類
ほぞの墨付けが終わったら中心線に板を打ってそれを参考にほぞを掘ります。
ドリルで3カ所穴を掘ると作業がはかどります。
桁が完成したので桁梁に移ります。まず番付を打って曲がった部分を上になるようにします。
木口を切って墨を打てるようにします。桁の太さが違うのでそれぞれ合う位置に 水墨の墨付けをします。水とは峠から2寸下がったところ。
できた!パーなカルチャー梁の墨付けレポート
けんさん、今月もお世話になりました!
パーなカルチャー塾のみかです。
今でも梁の水墨はあれでよかったのか…と、もやっとしてます。
明日は参観日なのに、もー気になってしょうがないので、こんな時間まで本当にパーになってしまうと思いながらレポート、いちおー書きました。
まぁでもそんだけ、夢中になって考え、自分の仕事に責任を感じてやれるというのは幸せなことですね!これぞ学び。没頭ってやつです。
では、
梁のレポート、引き継ぎます!けんさんの書いてくれた流れに若干乗っていない気がするので、どうにでも変えてください。それから、用語の使い方がいまいち?です。わかりにくかった直してくださいね!
まず基本的な考え方として、梁の重さは柱に支えてもらいます。
梁には棟桁の重さもかかってくるわけで、それでは支えきれないわ!というわけです。
ヒデさんが作ってくださった模型では桁の中心に梁がくっついてましたが、梁をもっと下に下げて、柱にのっけてしまうというイメージです。
柱に桁が乗る部分に梁も乗るように考えて、水を出していきます。
桁の太さが違うということなので、桁の「い」さんと「は」さんと相談しながら事をすすめます。
桁の水墨から柱の乗る部分までをそれぞれ測ります。
ただ、梁が柱と接する部分は水平に削りたいので、削り分を5分余分にとっておきます。
つまり、
「は一」の水〜柱が2寸だとすると+5分=2寸5分を側面の垂直線、下から測って墨付け。
「い一」の水〜柱が1寸8分だとすると+5分=2寸3分を反対側の側面の垂直線、下から測って墨付け。
この2つを結ぶようにして、墨壺を使ってぱちっと墨を打ちます。
これが梁の水墨になります。
「は二」「い二」も同様です。
これで梁の水墨の墨付け完了!(のはず…)
次。梁の長さは9尺なので、9尺をもう一度正確に測り、両端をぐるりと一周、墨を付けます。
最後の写真は墨付けが未熟なため、一周まわって、かなりずれてしまったので、こそこそと消そうとしている悲しい姿です…
以上、本当にこれであってる?な、みかより。でした!
伝わるでしょうか…
よろしくお願いします!
桁が完成したので柱に移ります。柱も十時に墨を打ちます。ねじれがないように曲尺を当てて目測します。高さは梁から7尺 GLに決めました。土台は4寸角ですので柱の長さが決まります。
柱チームレポート。
暇そうにしていた為、柱にとりかかれ〜〜っと私に指令がくだりました。
早速 国王に、
柱はどうしたらいいかお尋ねすると
「まずは 高さをどれだけにするのか、土台はどれだけとるのか施主さんに相談して下さい」と言われ
目の前でニタニタ笑っている健二さんに おうむ返しで質問をした。
「高さはどれくらいにしますかぁ〜? 土台はどれくらいとりますか?」
健二さん
「土台は 4寸角で」
「高さは GLから水までが210で」と答えが返ってくる。
GLってなんやねん??????
4寸角ってなんやねん?????って感じですが、
それを元に 国王から柱の説明を受ける。
模型をもとに、
建物の前方に来るイの・ ハの・は GLにはめこむ形で柱をつけるということ。
建物の後ろ側にあたる、イの・ ロの・ ハの・は4寸角の上に柱がのるということ。
国王「柱は以上で説明が終わりです。あとは頑張って下さい」
健二さん「はい、頑張って下さい」(ニタニタ)
(; ̄ー ̄)...ン?
私、わかってるようでわかってないようで、わかってるふりしちゃってる〜〜〜〜?
ま いいや、やってみるかぁ〜。
早速、りえちゃんと二人で
床に転がっている柱5本分の材をみつめ、どこに行きたいのか木材に相談をしてみる。
前方には太いしっかりした木の方がいいでしょうということで、太めの二本を選び、
とりあえず、
イの・ ハの・とマイ墨差しで番付を記入。
自分で作ったマイ墨差し(((((なんだかうれしい。なんだか楽しい。
なんだか一人前になった気がする〜〜〜))))))))
残る3本にも イの・ ロの・ ハの・と記入。
印がみやすいように、木材の上下をスライスカット。
木が生えていた方向で上下を決める。下が太い方が強度が強い(←って言われたような気がする・・・)
そして、
垂直だしをする。
差し金をあて まっすぐなところで印をつけ、墨つぼで表裏左右?4か所に印をつける。
イの・とハの・ (GLから柱になる)
GLにあたる下側から210のところに印をつける。
軒桁とあわさるほぞになる部分を二寸計り印をつける。
イの・とロの・とハの・(GLの上に土台(4寸角)がきてその上にのる)
GLから210ー4寸のところに印を付ける
軒桁とあわさるほぞになる部分を二寸計り印をつける。
ほぞになる部分は後から正確にはかる。二寸取っておけば問題ない!!
以上、柱のレポートです。
ところで素朴な質問ですが、210ってのは、210センチですよね。尺メモリでは69尺3寸になるんですか?
ごめんなさい 7尺のつもりでした。(KEN@シャロム)
なぜにそこだけセンチになっちゃったんだ?と思いながらのレポートです。
間違ってるとこが、いっぱいあるような気がします。修正よろしくお願いいたします。
あっちゃん@宿題きらいぃ〜( ̄− ̄)
レポート 根岸真由美
4月春作ったキーホールガーデンに自分たちで撒いた野菜が大きく育っていました。朋子さん曰く愛情がかかっているから大きく育っているということです。
6月25日 レベルに合わせて床を削ってGLを平らにしました。これで型枠が組めそうです。キホールガーデンやロックスパイラルガーデンに植物が茂りだしていい雰囲気になってきました。
ホタルブクロが花をつけトマトも大きくなってきました。
6月27日
型枠を運んで基礎の型枠を組みました。今回はべた基礎にする予定です。土台が4寸なので六尺×9尺に5寸たして型枠を組みました。あとはアンカーボルトの手配とコンクリートを流し込むだけです。半練りを買ってきて流し込みたいのですが生コン屋さんは休みの日は営業していないので砂
砂利 セメント 水を練らないとだめなのかしれません。
基礎(きそ) |
建物の荷重を支え、地盤に伝える脚部。布基礎と独立基礎等があります。 |
布基礎(ぬの基礎) |
木造やコンクリート壁構造などの小規模建築に用いられる基礎。
一般にコンクリート+鉄筋を使用し形状は、逆T字形になっています。 |
べた基礎(べたきそ) |
建物の床部分を全てコンクリートで固めた基礎の事。
基礎の設置面積が増えるため、地盤荷重の負担が減り、基礎全体の力も強くなります。 |
(1.82+1.53)×(2.73+1.15)×0.10 →
1.973×2.283×0.1→0.4504359㎥
0.5㎥ 必要
セメント:砂:砂利 1/7 2/7
4/7
(0.14+ 0.28
+0.57)×1/2㎥
セメント:砂:砂利 007 + 0.14+
0.285
名称 |
定義 |
セメント |
二酸化珪素、酸化アルミニウム、石灰石、酸化鉄、酸化マグネシウムの乾燥粉末 |
モルタル |
セメントに砂を混ぜたもの
セメント:砂=1:3あるいは1:2で混合 |
コンクリート |
セメントに砂利を混ぜたもの
セメント:砂:砂利=1:3:6あるいは1:2:4で混合 |
安曇野パーマカルチャー塾 第5回 7月3日
軽トラック1杯分のぐり石(1700円)を基礎の下地として入れました。これで鉄筋を組んで生コンを流し終えれば基礎の完成です。
7月7日
鉄筋を並べてコンクリート打ちに備えます。
安曇野パーマカルチャー塾 第5回
7月 20日 晴れ
アースオーブン基礎部分。 嵐の前の静けさです。
11:20 建築実習 その1
本日の目標は、刻みの残りをやってしまうこと。
桁(ケタ)と柱のほとんどは前回までに終わっているので、今日の勝負どころは、梁(ハリ)、土台、束(ツカ)といった部分。もう、丸太の墨つけ・刻みには慣れているので、サクサクと・・・。
とは行くはずもなく、いろいろと悩みどころ満載だったわけですよ、今回も。
[ もやっとタイム ]
いつものパターン。何か新しい課題を前に、わかったような、わからないような。
左の写真は、国王から、まず、全体の構成に関する説明。
中央の写真は、(これが、このときの場の雰囲気を良く表しているのだけれど)、
国王 ; 梁と桁と柱は、こう組み合わさります。
ミカちゃん ; ・・・・ 。(たぶん、「蟻継ぎ」や「腰掛け」の形がもや〜〜)
ワタクシ ; (あの模型、梁のところ、チャンと作っときゃ良かったな〜。)
右の写真は、梁と組み合わさった状態の、桁の断面図を書く、国王。
結局、ブランチの間に、ひとつお手本を国王が作ってくださることに。
11:40
ブランチ
申し訳ないなあ〜と思いながらも、いそいそと頂きます(もちろん、国王の分も残してありましたよ)。
本日のメニュー
ラオス風の野菜サラダ 花はナスタチウム
ラオス風の野菜ココナツカレー
瓜のカレー炒め煮
キャベツとニンジンのスパイス炒め
パン、ライス
食事中の、山田さんとの会話から・・・。
「パーマカルチャー塾の女性比率が高いのは、なぜでしょう?」
「オトコは、現状のシステムの中で、追い立てられているからじゃないでしょうか。」
「また、変化に対して、女性のほうが敏感だから?」
どちらも、正しい感じがします。少数派の男性メンバーを大事にしましょうね。(← かなり、ムリヤリな結論)
そうこうする内に、山田さんが桁・梁・柱の接合部の断面図(角材 vs
丸太)を書いてくださいました。
図の左半分(A)が角材の場合。
「蟻継ぎ(台形の接合部)」や「腰掛(梁を桁に乗せる(腰掛ける)部分)」は、丸太の場合も同じ。
ただ、角材のほうが単純なので理解しやすい。
図の中央部分(B、C)が、丸太の場合。
中段(B)は、梁が桁に「腰掛ける」場合。これが、基本形。
上段(C)は、梁が直接、柱に「腰掛ける」場合(桁の腰掛部分の寸法が充分に取れないとき、等)。
蟻継ぎ手(A)の形状。梁の先端の、桁にはまる部分を台形状にします。
この蟻継ぎ手の場合、台形の長辺が一寸六分。短辺が一寸。台形の高さが一寸。
腰掛は、五分になっています(梁先端部の下面の長さ五分が、桁に乗る)。角材の場合は単純ですが、丸太の場合は、材の太さ等によって、腰掛部分の形状や接触面積が変ることになります。
国王による、お手本製作。
まず、桁に、梁の組み合わさるところの平面部分を作ります。
(梁は、心墨から二寸三分を太鼓にとる(中心から二寸三分隔たった平行な平面を作る)ので、桁も、それと対応した幅の平面を作る。)下の写真ですでにカットされているのは、口脇(クチワキ、垂木(タルキ)のはまるところ)。
蟻継ぎ手(女木(メキ))の墨付け。台形部分の鋸入れ。
蟻継ぎ手(女木(メキ))の、ノミによるキザミ。
こちらは、梁のキザミ。まず、ちょうなで太鼓をとる(平行平面を作り、部分的に角材状にする)。
蟻継ぎ手(男木(オキ))の墨付け。
墨付けの後、端面をカット。
蟻継ぎ手の下面に鋸入れ(この位置は、女木に対応するように)。
蟻継ぎ手(男木、台形状の出っ張った部分)の鋸入れと、ノミによる仕上げ。
仮組と、ゲンノウによる、梁の太鼓部分の修正(ブランチの間、トントンと響いていたのは、これだったんですね。)
12:35
建築実習 その2
[ ラーニングカーブ ]
断面図を見て、ああでもない、こうでもない、と言いながら、梁・桁チームは、まず、一ヶ所(いの3番、だったと思う)の墨付けを寄ってたかってやってます。
同時に、土台チームが墨付け。KEN さんの電気ドリルで、ホゾ穴明け。
柱チームの、正確な墨付け。 赤いツナギの人がニタッているのは、気のせいでしょうか。
[ フロー ]
それぞれの作業が軌道に乗り始めます。
中央のハチマキ姿は、現場が似合う一級建築士、山田さんです。
土台チーム、腰掛蟻継ぎの鋸入れ。蟻継ぎの台形の部分、斜めに切るというのが、なかなか難しいんですよね。
この頃、メンバーの入れ替わりがありました。
15:00 ころ 第5期生の増原さんご一家(直樹さん、れいなさん、あかねちゃん)が補講で合流。
16:00 ころ 講師 山田さん出発。(木のサンプルと本を抱えて、電車で、ご苦労様でした。)
16:30 ころ カナちゃん出発。
当初予定では、この建築実習は、15:00
までだったのですが、勢いにまかせて(というか、キザミが終わらないので)、17:00
まで続行しました。(「自然エネルギー講義」を1コマ飛ばして(夜にまわして)!)
柱チーム、柱上部(たぶん)のホゾ。 梁チーム、ちょうなでの、腰掛と太鼓。
建築実習まとめ
途中、アレッとなったのは、、、。
柱の長さ(高さ?)、
束(ツカ)の長さ(高さ) -- 梁の水(ミズ)からの高さと合わないか、と思ったが、OK。
ヒヤッとしたのは、
地面に散乱したノコ、ノミ、電動工具
キーホールガーデン側に落ちそうになる人、数名
梁を加工中に、少しズラそうとしたら、人がいた、等。
→ 気をつけましょうね。
まずは、キザミのほとんどは終わったと思います。次回の建前が楽しみです。
というか、その前の、仮組が楽しみです。その前の前の、修正・調整が楽しみです。
たぶん、あると思いますよ〜。 組めない。 組めるけれど、ガバガバ。 ガバガバでもないけど弱い。等々。
ま、リカバリーはいろいろできるでしょう。材料は、まだまだありそうだし、、、。
ということで、「続く」。
7月21日
用意してあったセメント 砂 砂利を運びます。 。
仕上がりの天場に釘を打って目印にします。四隅にはアンカーボルトを埋め込みます。セメント 砂 砂利を1:2:4の割合で混ぜ水を加えます。
馬鹿棒を使って型枠の高さからの長さを確認 コンクリートを船で練って流し込みます。
アンカーボルトを埋め込んでべた基礎の完成です。
刻みが終わった材料
安曇野パーマカルチャー塾 第6回
8月24日 雨
昨夜から降り続いている雨が止まず 雨も何のその 建設現場には大きなビニールシートが張られました。
このシートは野外保育森の子で使われているものでけんさんがシャロム往復で手配 立木を1本切って見事に張られました。基礎工事は先月行われべた基礎の型枠が取り払われていました。
この下で 基礎に土台をまず据え付けます。アンカーボルトは中心線にはないので基礎のどこにアンカーの穴をあけるかが問題です。まず水糸に下げ振りを下げて中心を出します。土台は4寸角なので中心線から2寸のところが土台の
端になります。その端に墨を打ちます。中心線はアンカーボルトと当たったりするので土台端に墨を打つと良い
土台を置きアンカーボルトの位置に印を付けます。アンカーボルトの位置を端の墨からはかります。下端を上にしてアンカーの位置に印を付けます。ドリルで穴を空けます。アンカーはまっすぐにたっているわけではないので金槌で垂直に直しておきます。
見事に土台が据えられ座金を入れてボルトが締められました。
さあいよいよ柱が立てられます。いの1番通りから柱を立てていきます。
四隅と ろ通りの柱が立てられ桁をのせます。途中少しの狂いはありましたが修正して組みあがっていきました。
梁を渡し束をたて棟木がのりました。
桁と梁の接合面 丸太で作ると基準がなくなかなか難しい刻みになりますが水位置もきれいにあい見事に組みあがりました。
お腹もいっぱいになったところで、みなさんお待ちかねの上棟祭!
あいにくの雨。急遽テラスにてヒデさんの模型を前にして執り行いました。
お供え物よし!(ほんとはお頭もつくのだそうですが、菜食の宿なので…ということです。)
紅白まんじゅうよし!
神主役のけんさんよし!
…シーツ?とLANのコードで、キメたけんさん。ん?神主というよりは、アポロ!?と思わずつっこみたくなりますが、これまた’パーなカルチャー’らしくて素敵です。
けんさんの「かしこみぃ〜かしこみぃ〜」で始まった上棟祭。
非常におこがましいですが、女棟梁ミカちゃんが「せんさいとーう千歳棟」「まんさいとーう万歳とう」「えいさいとーう永歳棟」とおぼろげな手つきで、槌打の儀をします。
そして、餅まき!というよりは餅の投げ合い!「いたい!」という声が挙がるほどの白熱ぶりでした。
紅白まんじゅうをいただき、お餅をゲットし、棟上げが無事に済んだことを実感したみんなの笑顔は今回のハイライト!
神事ってやっぱりとっても大事なものなんだなーと思いました。
祈りの意味であったり、ねぎらいの意味であったり、楽しみの意味であったり…
パーカルチャー塾というコミュニティーの中で、こんな時間を共有できたことに感謝です!
あ〜楽しかった!
●上棟祭 2008.8.24 池田 シャンティクティー
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上棟祭は「むねあげのまつり」といいますが、普通は「じょうとうさい」または「棟上げ・建て前」ともいいます。基礎工事が終って、柱が立ち棟木があがったときに行う神事です。
建物の新築あるいは増改築等に際し、棟木を上げるに当たり、家屋の守護神並びに工匠の神をまつり、末長く禍なく、良き建物として栄えることを祈るお祭りです。このお祭りは、建物に関わるお祭りとして、最も重要な神事です。 |
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●御祭神(お祭りする神様)
・産土大神(その土地の守り神、氏神様)
・屋船久久遅神・屋船豊受姫神(家屋の守り神)
・手置帆負神・彦狭知神(工匠の守り神)
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地鎮祭と違うところは、上棟、槌打、散餅、散銭の儀があることです。
槌打の儀というのは、「千歳棟」「万歳棟」「永々棟」のかけ声とともに、木槌で棟木の元末を打ち堅める儀式です。
散餅・散銭の儀というのは、屋根の上より、餅と銭を撒く儀式で、方位の神様へのお供え物とも、また福を頒ける意ともいわれています。
『此(コ)れの所を厳(イツ)の磐境(イハサカ)と斎(イハヒ)定めて招(ヲキ)奉(タテマツ)る、掛(カ)けまくも畏(カシコ)き産土(ウブスナ)大神を始めて、大地主(オホトコヌシ)大神・埴安姫(ハニヤスヒメ)大神、また屋船(ヤフネ)大神等の御前に恐(カシコミ)み恐みも白(マホ)さく。この度、「シャンティクティー 臼井健二朋子」が新しい家居アースオーブンを「パーマカルチャー安曇野塾の面々」が請負ひ建てむとして、此の所の荒草木根(アラクサキノネ)を刈除き大石小石を拾ひ均(ナラ)して、今日の生日(イクヒ)の足日(タルヒ)にしも地鎮(トコシズメ)祭を慎み敬ひ執行(トリオコナ)はむと、種々(クサグサ)物を献(タテマツ)り御祭(ミマツリ)仕奉(ツカヘ)る事を平らけく安らけく聞食(キコシメ)して、今行先此の事に関係(アヅカ)れる工匠人(タクミビト)等に手の躓(マガ)ひ足の躓(マガ)ひ有らしめず、工業(タクミワザ)は飛騨人の打つ墨縄(スミナハ)の速けく事成(コトナ)さしめ給ひて、建上(タテア)げむ真柱(マハシラ)直(なお)く正しく取葺(トリフ)かむ甍(カワラノ)の高く美はしく、踏馴らす土平(タヒ)らかに築(キズキ)上げし磐盤(イハクラ)の弥(イヤ)固らかに、雨風の災害(ワザハヒ)は更なり地震岩壊(ナイイハクエ)の損害(ソコナヒ)無く、弥遠永(トホナガ)に些(イササ)かの異(ケ)しき事危(アヤウキ)き事も有らしめ給はず、安(ヤスラ)けく平(タヒ)らかに常磐堅磐(トキハカキハ)に子孫(ウミノコ)の八十続(ヤソツヅ)きと共に立栄えしめ給へと、恐み(カシコミ)恐みも称辞申鎮納(タダヘゴトマヲシシズメヲサ)め畢(ヲ)へ奉(タテマツ)らくと白(モホ)す』 |
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棟上げの神事が終わった後作業に取りかかります。
まずよろび 垂直を見ます。下げ振りが柱とまっすぐか はかって修正 仮り筋交いを打ちます。
次に屋根垂木を打ちます。合わさったところは10分の2勾配でカットしておきます。
破風板を打ち付けてだいぶ屋根らしくなってきました。
桁から3尺で端の部分をカット 鼻隠しも打ち付けて横の部分も見切りが完成 野地板を4坪分打ち付けます。
野地板の加工 打ち付けと順調に進んでいきました。降っていた雨も上がったのでビニールシートをはずしすっきりしました。
屋根の上で記念写真です。笑顔がいいですね。丸太材で家を組めたことは素晴らしい体験です。
作業の段取りも良かったのでここで一服 大きなスイカが登場する予定でしたがビニールシートを運ぶ手配の車の中に置き忘れ 車を交換してきたことが敗因 ま これも良し
散餅 お祝いの丸餅をみんなで戴きお茶としました。
アンケートを書いている間にルーフィングを屋根に取り付け 不安定な天気もこれで安心です。お疲れ様でした。
大きなトラブルやけがもなく棟上げができました。
舎爐夢ヒュッテ 臼井健二です。
皆さん有難うございました。
棟梁 本当に有難うございました。おかげさまで棟があがりました。
奥様ともども感謝しています。これも国王あってのものです。
みんなから感謝されて男冥利に尽きますね。
光り輝いている姿は素敵でした。
詩さん運営を有難うございました。途中抜けたりで申し訳ありませんでした。
梅ちゃんおかくい 無事に建前できました。
陰になり日向になり支えてくれて有難うございました。
共にこの時間を共有したかったです。
写真のみんなの笑顔見てください。
食事を作ってくれた民ちゃんにも感謝です。
お供えは民ちゃんが用意してくれました。
そして陰で支えてくれたシャロムスタッフ朋子さんに感謝です。
お餅を取りに行ったり運んでくれたり有難うございました。
欠席の皆さんへ 今回は7名の欠席でした。
1番のハイライトだっただけにこの経験を味わってもらいたかったという声が
みんなから上がっていました。本当に感動の時間だったんですよ。
またレポートが上がってくると思います。楽しみにしてくださいね。
出席の皆さん 安曇野は今雨が降っています。
雨の中建前は無理かと思いましたが段取りよく
建前ができ有り難かったですね。
本当に雨の中有難うございました。
皆さんの気持ちが一つになり建前ができました。
散餅は屋根の上からすると絵になったのでしょうが
ベランダの上での神事もベランダに刻みの時にお世話になっただけに
必然だったのかなーとも思います。
終わってみるとすべてよし
お陰を持ちましてありがたい 有り難い
昨日の写真を何度も見直しながら有り難い そう思うのです。
皆さん昨日の感想お寄せください。
WEBページにアップし欠席のみんなにもこの気持ちを共有してもらいたいと思います。
有難うございました。建前の翌日記す KENさん記
パーマカルチャー塾生 のみなさま
あめんぼです。
今回来れなかったみなさま、写真ごらんいただけましたか。
感動です。その一言につきます。
写真を何度も見て、ニヤニヤしています。
一生懸命やれば、なんとかなるもんだなあ。なんて、妙な自信にひ たりながら。
もちろんそこには、健さん、国王はじめ、スタッフの皆さんの縁の下の支えあってのことはいうまでもありません。
怪我なく無事棟上げできたことは、とにかく感謝です。
朋子さんや梅ちゃんやおかくいさんや塾生のみんなと、来月からはいよいよアースオーブンだ!
(そっちがメインだということを忘れさせる、今回のできばえ...すごいです)
長野県組と行ける人たちで、次回の塾までに安曇野へ行って、今回 建てたオーブンのスペースの前にテラスを作ろうかという話も出ました。
健さん、よろしくお願いします。行きます!
あめんぼ
パーマカルチャー塾のみなさま、ヒデです。
建てまえから一週間が経ちましたね。
実はこの一週間、仕事の合間に、建てまえのときの写真を何度か見てました。
周りに気づかれないよう、ニヤけないように。
建築実習の一連のレポートを振り返ると、あらためて、よくできたなあ、と思います。
5月25日に国王から在来工法の基礎を説明していただいている時は、「白紙」の状態だったわけですから。
丸太材を選んだのは、大正解だったと思います。ほかでは、ちょっとできない経験です。
その難しさを知っていたら、角材にしたくなったかも知れません。でも、近くにある材料を、工夫して使う、というのが原点ですからね。
建てまえまでこぎつけた今、妙な自信が湧いてきました。
また、雨の中、建てまえと、餅まきができたというのは驚異的です。
国王、そして、ケンさんはじめシャロムのみなさま、ありがとうございました。
さて、アースオーブン本体は、まだ、これから。 今回は来られなかった方々、今度は出番ですよ!
梅ちゃん、おかくいさん、トモ子さん、詩さん、また、よろしくお願いします。 ヒデ
突然申し訳ありません
先日、パーマカルチャー塾に体験で参加させていただいた筒井淳文です
このたびは、とてもステキな気づきの多い講習会に参加させていただきありがとうございました
突然の参加の中、温かく迎えていただき、上棟祭まで参加させていいただき、ありがたき幸せです
美斉津さん、惚れました
あの、想い、人柄、素朴さ、自然との一体感、そんな自然さがとても魅力的だなと思いました
そして、このようなイベント・講習会をみんなで学びながらすることで、みんなの力で創りあげられていくシャロムさんの形がとてもステキだなと思い、そこには臼井さんの雰囲気であったり、場の創り方であったり、エロ話しであったり・・・
めちゃかっこいい!って、いろいろ学びとりたいって思いました
勝手に自分のことながら、今年で仕事をやめ、土に触れ、自分の食べるものは自分で作り、自分で使うものは自分で作る、つながりを感じた生活を送り、人と人、人と自然をつなぐお手伝いになることをしていきたいと考えています
そういう点でもシャロムさんの形、やっていることに興味もあり、実際参加してみてさらにステキだなと感じました。
また、いろいろ学ばせていただきたいと思います
長々と申し訳ありません
本当にありがとうございました
みなさん
おはようございます。
2ヶ月続けてお休みしたので、浦島太郎になっているうめです。
レポート見てますよ。すごく進みましたね。
一緒に建前ができなかったのが残念でたまりません(泣)
今回は丸太を使っての建築ですが、そこにある材料を生かすというのが、パーマカルチャーではとても大切です。
その土地で手に入れたものでできていくぐるぐるグリル、素敵ですね。
健さんがアップしてくれた一連のレポートを見直しました。
健さんありがとうございました。
一歩引いて客観的に見ると、なかなかすごいことやってますよね〜。
本当に、ほかではこんな経験なかなかできないです。
特に、丸太を使った建前なんて!
丸太で難なく?できてしまうなんて、国王のおかげです。
それについてきてしまうみんなもスゴイ!
8月は、美斎津さんからいろいろなお話が聞けたようで、とても充実していましたね。
そして、佐伯さんもあの微笑がなんともいえずいいですよね。
そして、うたさんがナビゲートする塾の雰囲気も、きっと気に入っていただけたに違いありません。
3月から始まった塾も、そろそろ後半戦。皆さんの普段の暮らしにはどんな変化が生まれましたか?塾に応募したときにそれぞれ思い描いていた理想を少しずつでもいいから形にすることはできていきそうですか?
塾に通い始めて生まれた変化を、ぜひシェアしてください。
まだ、具体的な変化がない人も、塾が終わるまでに始めたいことをシェアしてください。お互いの取り組みをシェアすることで、それぞれの理想に向けた一歩一歩を着実に進めていけるのではないかな、と思います。
残りの一回一回をより大切にしていきたいですね。
それから、7月3日目と8月の残りのレポート、担当の方は大変ですがよろしくお願いします。早く片付けてしまうと、気が楽ですよ。完璧を目指して60点でよしとすべし、の精神で、懲りすぎずに気楽に書いてくださいね。
14、15日は行けないのですが、ぜひ楽しんできてください。
9月からのアースオーブン作りには、映像作家の森谷さんに取材に来ていただく予定です。
オーブン作りの過程を映像記録として残しますのでお楽しみに!
ちなみに、森谷さんご夫妻の文章はパーマカルチャーしよう!に掲載されていますので、まだ読んでいない方は目を通してみてください。
では、今月お目にかかれるのを楽しみにしています。よろしくお願いしまーす。
梅崎 靖志
あらためて今回の写真を見てニヤっとしている者のひとりです…
それから、棟上げが済んだ屋根!屋根だよね?
もはや屋根の価値を超えている気がします。
なんかあまりにもあっさり棟上げされてしまったので、えーこれほんとうちらが作ったんかいな、とわたし的には、まだまだ信じられない気持ちでいっぱいです。
あっさりといっても、けんさんが私たちが行く前に並べてみておいてくださったり、国王が上手にリードしてくださったおかげなのは言うまでもないのですが!
ヒデさんの言うとおり、丸太にしてほんとよかったなーと思います。
木を切ってその皮をはぐと、丸太になるんだーというのを知れただけでもなんかすごいことだと思います。
鮭は切り身のまま泳いでいると思っている子どもがいるというのも馬鹿にできないような、五十歩百歩の世界で、いかにして自分の身の回りのものに対して無知であるか、自分の手の届かないところにあるか、わかった気がします。
塾に通い始めてからの変化…
うーむ。たぶん数えきれないような気がするのですが、実践的なことはまだまだなのですが、毎回のゲストのみなさん、スタッフのみなさん、そして塾のみんな、ほんと素敵な人に出会えている自分の人生がとっても素敵だな〜とすごく自信になっていることが、ありがたい変化です。
来年の今頃には、ど田舎の学校にとんで、改築したくなるような古い家に住んで、畑を持って、地元の人からたくさん知恵を授かっている予定です!
けんさん、ルーフィングなどなどありがとうございます!
14日、楽しみにしていきまーす。森の家にお泊まりできたら、楽しそうですね。 ミカちゃん
9月1日 屋根に唐草をつけルーフィングを仮設から張り替えました。
これで大雨が降ってもだいじょうぶてす。このルーフィングはのりが付いていて野地板に密着するようになってます。ルーフトップガーデンの場合これを防水として使うとなかなかいい方法です。屋根の端にモルタルと石を積み上げてその中に土を入れるようになります。仮設の筋交いから新たに筋交いを入れました。ぐらつきがなく安定し
ました。
アースオーブンの大きさは内径が1100ミリ 外径 1400ミリになりそうです。
アスファルトルーフィングが張られた屋根と 筋交い
唐草をまわしてあります。
屋根材と野地の間に防水シートを入れます。そして軒先に唐草という部品を付けることにより、屋根表面の雨水が破風板に廻ることを防ぐとともに、強風などで屋根材の下へ入り込んでしまった雨水や結露で発生した水も、防水シートを伝わって唐草から排出する仕組みになっています。
アースオーブンの寸法を落としてみました。
9月14−15日
アースオーブン基礎の型枠作りと石集め。
まず集まってアースオーブンで使う基礎の石集め。池田の大峰高原の道路沿いで軽トラック4台分を集めてきました。
その後にアースオーブンの基礎の型枠作りです。まずアールにコンパネを切って1,5×1.8の材を打ち付け薄いベニヤ板をアールに打ち付けてできあがり。次回にこれに石とモルタルで基礎を作ります。
アースオーブンの構想
安曇野パーマカルチャー塾 第7回 9月28日
9月28日(日)
モーニングヨーガ 楽健法から朝が始まります。
アースオーブンの検討 どんな形にするか試案の発表もありました。
アースオーブンの横にかまどを作りアースオーブンのおきがかまどに落ちて保温効果もあるような形が最終的に決まりました。
いよいよ、アースオーブン土台作り。
4月の塾で、ぐるぐるまわるアースオーブンなんて意見もありましたが。。。
「やっぱり日本人はかまどでごはんを炊かなきゃ」と、ともこさんのお話をうけ、かまど一体型に決定。
日本で一番進んだアースオーブンが誕生しちゃいます!!
これを受けて今日の作業が始まりました。
みんなでつなぎに着替え、即席ガテン系。「えっへん」と立派な丸太小屋におかれたロールケーキみたいなアースオーブン土台型枠。今日は、補講で拾ってきた石とモルタルでデコレーションの日。モルタルは、砂1とセメント2〜3をまぜ、水を加えてひっくり返しながらよくねって作ります。水を入れすぎないのがポイントね。
セメント
石 砂を運びます。モルタル工場では、ザクザク、シャカシャカこね続ける音が響きわたり、その音は、どんどんリズミカルに。秋の草花のに囲まれて、作業はどんどん進んでいきます。
モルタルは セメント1砂2〜3の割合で水を少なく練っていきます。
写真にあるのは、初秋のおだやかな季節に花を咲かせる「ほととぎす」。いい季節。
ルーフトップガーデンは屋根の のりつけルーフィングのモルタルをおいて石をのせていきます。ルーフトップガーデンの屋根のへり部分にも石を配置します。モルタルをのせた上に石をのせて、隙間にモルタルをつめて。大きめの石を使ってかっちょよくね。
下地の型枠に沿ってモルタルと石で積み上げていきます。アースオーブンの土台周りにも、モルタルと石を積んでいきます。左右対称になるように、チームワークも大事大事。石積みはなぜだか女子に人気。石積みリーダーは、ねぎちゃん&よりちゃん。「もっと平らな面が、、、」などなど、石選びに厳しいマナザシ。つなぎ姿は伊達じゃないね。
だいぶ形になってきました。上部はモルタルを平らにして完成です。側面は、石のまわりの余分なモルタルをぬぐいとって、石の表情を出してかっちょよく仕上げます。
側面のモルタルをきれいにとってほぼ完成です。
上部の水をだし平らに仕上げます。上部は、モルタルを平らにのばして。クリームをのばす
ケーキ職人のようなよりちゃん。わ〜お、びゅ〜てぃふるでおいしそうな?アースオーブン土台の完成!!
すてきに仕上がりました。これで乾いたら型枠を抜けば完成です。
かまどの部分の石を敷きベースを作ります。アースオーブン土台の隣には、かまど土台を作ります。石の平らな面を上にして、石の形をみながらどんどん配置。まるでパズルのような作業に女子な皆様は夢中。
基礎の周りも石積みをして完成
基礎のまわりにも石を配置します。アースオーブンの前にはともこさんこだわりの大きな石が登場。「せっかくだから座れるようにしたいよね」と大はりきり。
アースオーブン土台、ルーフトップガーデン土台、かまど土台の完成。
みんながいるから早いね。みんなってすばらしい。
27日(土)に講師をしていただいた森谷さんのドキュメンタリーに登場するメイナク族のような気分。
アースオーブンの制作過程をムービーで撮影 ビデオ作家の森谷さん家族
森谷さんがこのアースオーブン作りのドキュメンタリーを撮ってくださるとのこと。「タイトルは安曇野のパーな人たち?」(byあっ ちゃん)
おなかはぺこぺこ。「天と地と作ってくれた人に感謝していっただきま〜す。」
本日のたみちゃん料理のテーマは、「中東」。ひよこ豆のスープ、にんじんサラダ、豆コロッケ(ヨーグルトソース添え)、フムスと呼ばれるひよこ豆のペーストはパンに。しその実のしょうゆづけでごはんが進む。
食後に、うめちゃんの野暮用?ドミニカ土産のコーヒーを頂きました。
感謝の気持ちがいっぱいの食事の時間。いつもこうありたいな〜と思います。
みんなで記念撮影 よく頑張りました。いよいよ来月はアースオーブンにとりかかります。
思った以上によくでき満足満足の面々
今月の名言「女子は石積みが好き」(byひでさん)
ayako nakagawa
10月22日
アースオーブンに併設のかまど
アースオーブンに併設のかまどを作っています。構想のほうが時間がかかりましたが1日でほぼ形になりました。戴いた羽釜を乗っけてみました。早く炊いてみたいですね。なかなかいい形に仕上がりました。つなぎ部分には金網を丸めて入れました。
釜輪をおいて塗り固めます。煙道をかまどからアースオーブンに
十和田石を8枚並べてのろ(セメントを水で溶いた物で土台とくっつけました。)アースオーブンの寸法を墨だし
戴いた羽釜を乗っけてみました。これで角をとって粘土を塗れば完成です。
安曇野パーマカルチャー塾 第8回 10月26日 風が吹き寒い1日
7:00ぐるぐるぐりる (はじまりの巻)
まずはケンさんからみんなつなぎをお借りして着る。3−4人くらいのチームに。途中交代してもいいしね、といいながら。
*水分の多い粘土、乾いた粘土、砂を1:1:1でシートでひっくり返しながら足で踏んで永遠と混ぜる。
8割混ざるまでカカトで踏んでいく・・「けっこう大変、暑い」
粘土を20p厚さ10cmの四角にする。陶芸な感じ。叩きながら。「土こね大変 なかなかまざらない」「手はすべすべ」
*屋根に土を運ぶ。ロープで引き上げる・・、人力で。バケツに土をシャベルで入れる運んで中継まで重いバケツを持ち上げる。中継が受け取り、屋根に土を盛っていく。
石積みの高さくらいなので結構な量だ。バケツリレーはあっという間に大汗かいてる。
なのに「体を動かせて楽しい」。ん〜前向き。
ルーフトップガーデンの歩く場所は∞無限(むげん、infinity)にすることに
土を盛ったところに石を3列ほど並べていく。
なるべく平らに歩きやすいように埋めていく。
そのための石も何人かが「ほいきた」と運んでくれる。
*かまどのニクヅケ・石積み 水分の多い粘土をレンガを積んだところに塗る。
まんべんなくぬるのが大事。「じっとしてると寒い粘土の冷え、でも手はつるつる」
ティータイム
ぐるぐるぐりる (はまった続きの巻)
四角にした粘土を土台の周りに積んで丸みに添ってのばしていく。
次はワラ入りでまた粘土シートで混ぜてカカト踏み、またまた四角く。
またその周りに積んで次の層になる。
ルーフトップガーデン 土運び石の道を歩いて歩いてエンドレス無限に歩きたくなる。だんだん平らになる。
∞無限(むげん、infinity)の円の中はハーブ・・中心ラベンダー、カモミール、チャイブ
円の周りは日あたりがいい側縦半分が苺、もう半分がワイルドストロベリー(シャンティクティ庭からすべて移植)
ぐるぐるぐりる (仕上げ・片付けの巻)
移植のつづき。みずやり。そしてなにより、オーブンに彫られた・・・
GURUGURU GRILL 2008 ・・・の文字
後片付け。
何度も何度もながめ、どの角度から見てもこんなにも美しいぐるぐるぐりる。
シャンティクティにふく風に綺麗な色の葉っぱが舞う姿の中にぴったりな、、
なんてみごとな大地の窯 ぐるぐるぐりる。。。
11月9日
オーブン横に椅子を作りました。
2008安曇野パーマカルチャー塾 11月
〜11月23日(日)〜
天気:晴れ
気温:朝の気温は0℃!霜が一面に降りて鋭い寒さ ミミズ温床コンポストの中はたしか6〜7℃だったね
7:30 建築実習
「レトロレボリューション」 ー温故知新ー
さあ今日もはりきっていきましょう。
いよいよアースオーブン、セカンドレイヤーに突入です。
<梅ちゃん本日のヒトコト>
農工の時代、産業の時代を経て、現代は「命のつながりの社会」。
価値観の転換点にみんないるんだよ、みんなはその天使!
健さんはペテン師!? ...よけいな冗談はさておき...
「レトロレボリューション」...日本語で近い意味は ”温故知新”。
いままでの世の中がひっくりかえるかもしれない。
でも、ここで学んだ生きる知恵を持っていれば、きっとだいじょうぶですよね。
アースオーブンの方も、ちらっとみるとルーフトップガーデンへ上るはしごや、ベンチができてる!
さっそくはしごに上る面々... そして健さん、あきれる。
よくみると、先月作ったファーストレイヤーにヒビが入っています。
中の砂と、レイヤーの土の収縮率の差でヒビが入ったり浮いてきてしまうそうです。
「アースオーブン セカンドレイヤーづくり」
作業開始!
ファーストレイヤー(以下1レイヤー)のとき使ったオーブン内の砂を掻きだす班と、粘度をこねる班に分かれます。
セカンドレイヤー(以下2レイヤー)で使うのは、「粘度」「粘度+ワラ(混ぜた後しばらく置いたもの)」「砂」「ワラ」。
1レイヤーでは壁土を使ったためにすでにワラが入って発酵済みなのでワラを入れませんでした。今回ワラはつなぎとして、2レイヤーに
たしました。
ワラはつなぎの役割をしてひび割れを防ぎます。
ワラをきる「押し切り」。ざくざくと切る時のてごたえが、たまりません。
これらを混ぜて、ひたすらこねる、こねる、こねる...。
足のかかとをぐぐっとおしこんでこねるのがポイント。えいっとジャンプして踏み込むよりも効果的です。
でもみんな、だんだん飽きてくるのか、それとも寒くていられないのか、ジャンプして飛び乗ったり、足踏みしたり、歌をうたったり...
単調な作業も、みんなでいくらでも楽しくできるんですね。
ファーストレイヤーを支えた砂をだして第二レイヤーに混ぜて使います。
粘土をこねるのと同時進行で、アースオーブン併設のかまども、粘度を重ね塗りしていきます。
こねてはシートを折りたたんで、こねる...10回、20回...とこねていきます。
両手におさまるくらいにちぎって、レンガ状に四角く型どったら完成です。
これを1レイヤーの上から重ねていきます。重ね方は1レイヤーの時と同じ、一番下の列から積み、その上の2列目は1列目の継ぎ目を覆うようにして積んでいきます。
煙突も積み上げていきます。最上部が水平になるように、板を置いて水平を見ます。
ここまでくればあとはおまちかねの、かざりつけ!
健さんの「ひとり一つ、飾りをつけよう!」の声かけに、思い思いの作品を描いていきます。
かたつむりの貝をぐるぐる... ビー玉やミニアースオーブンやミニかたつむりや、おうちなど。
つのだせ やりだせ 目だまだせ
世界に一つだけの、かたつむりアースオーブンが完成しました。
最後に、みんなひとりひとりの「指紋」を、オーブンの正面に刻みます。
これまでの1年間の軌跡を、全員の手で刻んだすばらしいデザインです。
アースオーブンのページ、見ました。素晴らしい!
あらためて感じるのは、3月には、まだ、何もなかったということ。
それが毎月、毎月、少しずつ形になっていったこと。
コンセプトデザインも、いま見てみると、なかなか面白い。
いろいろなアイデアが出ていて、それが、かなりの部分、ものになってますよね。
「人が集まる」とか「やって楽しい、見て楽しい、食べておいしい」とか、
ネギちゃんの書いていた「自然素材、マルやスパイラル」とか、
ルリちゃんの「アースオーブン+くんせい」デザインとか、
リエちゃんの、ニンジンがつきささってる屋根、とか、とか、、。
(しかし、某グーチームの「ぐるぐる回るアースオーブン」は、見事にボツでしたね。)
そして、ギャザリングでパンを焼いた後は、GURUGURUGRILL2008 のところが黒くなって、貫禄がついた感じ。
さて、シャンティクティーで、コンポストトイレを使うと、いいな〜と、いつも思います。
アースオーブンも、これから、いろいろな人が使ってくれることを祈ります。
ヒデ
2009.09.16 Wed
アースオーブンはシステムキッチン
アースオーブンかまどの外観です。
建物の材料はこの土地に生えていた唐松で作りました。ウッドマイレージゼロ 屋根は失われた緑を復元しようということで草屋根 ルーフトップガーデンになっています。カモミール ワイルドストロベリーと苺が植えられています。
流し部分です。植木鉢と金タライが使われています。温水も廃熱で作り出しています。
焚き口が2個あるかまど お湯を沸かせたり 羽釜でご飯を炊いたりできます。 また煙はアースオーブンにつながっています。棚にあるのはペール缶のぬかくど 籾殻でご飯が炊ける優れものです。
アースオーブンの前には丸太のテーブルが置かれています。雨天時にはタープが張られます。
木陰にも丸太の椅子が置かれています。心地よい風が吹き抜けます。
アースオーブンはまさにシステムキッチンです。 水道 流し かまど アースオーブン 薫製器 温水器これで木酢液が採れるようになれば目標の完成です。完成予想図を絵にしてみました。
アースオーブンの煙突の上に薫製器を置きました。この薫製器はペール缶で作った物です。
網が2枚ありペール缶に出し入れの扉を作りました。
底から煙が入っていきます。
前のペール缶は薫製器 後ろは温水を貯水するペール缶 棚を作ってペール缶を置くようにしました。
煙突の中に余っていた銅管をまいて熱交換機としました。
熱交換機とタンクをホースで結びます。
タンク部分とはホースで連結します。温度差で水が循環します。かまどやアースオーブンの余熱であっという間に温水ができます。
ペール缶内部の配管
熱交換機とタンクを結んでいます。
下部より温水が利用できるようにホースを取り付けています。
温水利用システムです。
後木酢液が採れるようになれば全て完成です。
煙突を使おうかと思いましたがけっこう値段が高く付くので取り壊す雨とよを使うことにしました。
フタで煙り量を調整しようと思っています。
2009.08.21 Fri
アースオーブン タープと流し
流しと水道を完成しました。蛇口が2個になり大部使いやすくなりました。
排水口の下は網のボールを置き残飯がたまる仕組みにしました。
タープは戴いたものと2×4の包装材のビニールで作りました。石を入れてロープで縛ります。
自在は板きれを切って作りました。今日のかまどの会は雨の予想なのでタープを張りました。
木酢液をとろう
煙突から建物を半周して煙が回るようにしました。煙突が冷えて木酢液がとれる予定です。さあどうなりますか。
煙突は取り壊す雨とよを使いました。これで当初の計画がすべて完成しました。
薪のシステムキッチンのできあがりです。
煙突の側面に穴をあけて雨とよを通します。上部のフタで煙り量を調節します。20〜30度の角度で横引きしました。
最後は屋根の下で雨が入らないように少し下向きに曲がりを付けました。根本に空き缶を置いて木酢液を受けるようにしました。
雨どよを付けてシースタンクに雨水がたまるようにしました。雨が降ると自動給水し余分はオーバーフローします。
木のタルが手には入ったら雨水タンクから水が使えるようにもする予定です。
アウトプットはバイオジオフィルターと池を作り浄化する計画です。
薪のシステムキッチン アースオーブン雨水利用システム
地方紙のあげますくださいコーナーで樽を戴いてきました。木のタルは置くだけでも美しいですね。オーバーフローと蛇口を付けました。雨水が入るようになっています。
雨水取水システムと 樽の雨水タンク 横に走っているのは木酢液を取る雨とよのパイプです。
とよから雨水を採れるように配管しました。これは温水器に行きオーバーフローは雨水タンクに入る仕組みです。またとよの途中に雨水を取水できる様にしています。
システムキッチンの小物 左から
1) ぬかくど 籾殻で焚くかまどの一種 6合のご飯が全自動で炊きあがります。
2)煙突部分に置く薫製機 ペール缶です。
3)蒸し器 かまどに置くと使えます。
アースオーブン材料費 |
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基礎工事 |
砂 |
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2500 |
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砂利 |
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2500 |
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アンカーボルト6本 |
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2525 |
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貫6本 |
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2525 |
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セメント5体 |
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2000 |
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鉄筋 |
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2000 |
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ぐり石 |
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2500 |
建前時 |
丸太材 現地調達 |
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0 |
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釘38、65,90 |
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3000 |
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唐草 |
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2100 |
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野地板4坪 |
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8000 |
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垂木15×18 16本 |
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5200 |
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貫 破風鼻隠し用 |
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2525 |
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お餅 2升 90個 |
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4516 |
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紅白まんじゅう 20個 |
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3360 |
|
|
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屋根工事 |
アスファルトルーフィング |
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6700 |
雨戸よ |
とよ |
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3600 |
ルーフトップガーデン |
石 モルタル |
|
0 |
アースオーブン |
砂(軽トラ2台分) |
|
3700 |
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セメント10体 |
|
3800 |
|
石 |
|
0 |
|
コンパネ |
|
980 |
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ベニヤ板 2枚 |
|
1500 |
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垂木15×18 8本 |
|
2600 |
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砂(軽トラ2台分) |
|
3000 |
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十和田石 8枚30-60 |
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21800 |
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壁土 軽トラ1台分 |
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4725 |
かまど |
焚き口9号送料1000 |
5970 |
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釜輪 煙突用1 竈用 2 |
|
4500 |
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天井にセメントボード耐熱 |
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1000 |
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計 |
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111126 |
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