1日目

シャンティクティーへ到着すると、まず生か倉庫とカタツムリストローベイル玄関が目に入ります。

生か倉庫の屋根はワークキャンプで鉄平石が敷かれ、とても良い感じです。非電化冷蔵庫も完成しています。屋上への放熱部分の開閉は、内側から回転するバーを使ってできるように工夫されています。

早いもので、12月のギャザリングを除いて、塾の講義は今回が最終回。さくさん、うっちー、ほうさん、こうさんは、残念ながらお休み。

 今日は、PCCJ代表の糸長さんによるエコビレッジの講義と、いつもおいしいご飯を作ってくれる民さんによるアーユルヴェーダの二つの講義。

 エコビレッジとコミュニティー

講師 糸長 浩司 先生

日本大学  生物資源科学部 生物環境工学課 教授

PCCJ代表理事

 

 始めに、自己紹介を兼ね、大学で行われているキャンパス・エコビレッジを紹介していただいた。

敷地は約60ha

山から海までの環境資源を使用して持続可能な社会の構築を実社会の中で目指す。

「パーマカルチャー学科」とも言える。

施設の紹介

·           リビングマシーン  植物を使って排水を浄化するしくみ。

食用カンナ、くわずいも等の植物を使い、家畜の糞尿等の汚水を浄化する。

メタンガス発行させた後の液を処理している。

アンモニア、亜硝酸体を植物にすわせる。

バイオジオフィルターの温室編と思えばよい。

·           アクアボニックス  魚を養殖した排水を植物を使って浄化する方法。

·           ストローベイルハウス   内部に蓄熱する構造物ラムドアースがある。ラムドアースは、土、石灰、にがりでできている。

·           エディブルビオトープ(食用植物のビオトープ) = 生物の空間(生き物の村)

 雨水などによる水系を活かし、自然を模倣(=ミチゲーション)している。

·           緑のカーテン  キウイ、サルナシ、あけび、フジ(根瘤菌が窒素を固定してくれる) などをつかっている。

 

キャンパスエコビレッジでの活動の紹介

子供向けの環境教育

 帰ったあともそれぞれの小学校で里山ビオトープ作りを実施

 キャノワーム(みみずコンポスト)

 カブトムシ

 米作脱穀

 藍を育て、染物の体験

 本題ではまず、環境・社会問題についての俯瞰的なおはなしをしていただきました。

自然破壊、生物多様性の減少など環境問題、エネルギーや水問題など資源の問題、また市場経済による富の独占、格差、貧困など、地球と世界がおかしくなっている。

これらの問題を、クリエイティブに解決することが大切。

環境 経済 社会のサステイナビリティーを得るためには、共同で解決するローカルな活動、即ちグローバリゼーションに対するローカリゼーションが求められる。

エネルギー問題

化石燃料は、人間が始めて手にした大量エネルギー。

ピークオイル

 需要と供給のGapは値段で調整される。

 これからピークオイルを迎えるとも、既にピークを超えているとも言われているが、 いずれにしてもこれから石油が安くなるということは無い。

ピークオイルを迎え、それに替わる暮らしを探すことが必要

 

地球温暖化 Global warming

2℃の増加は重大な変化

その急激な変化に、都市農村は耐えられるか

豪雨 公共事業の維持が問題

エコロジカルフットプリント

1980年代が地球1個のエコロジカルフットプリントだった

 

トランジッション

 石油の暮らしから、脱石油の暮らしへ 循環型社会

 自給の運動

 いろいろなグループが集まって

 

人類の社会システム

1.再分配(略奪と再分配)

 年貢、税金をあつめて、その一部を社会や個人へ配分する方法

2.互酬(贈与と返礼)

 縁故米や、家族の中の関係など

3.商品交換(貨幣と商品)

 金や貨幣など、価値の大きさの疑わしいものを基準としている。ドルと金の交換停止以降、その傾向はさらにひどくなり、サブプライム問題につながった。現在、世界経済は回復しつつあるように見えるが、基本的にシステムは変わっていないので、同じことはまた起こる。 CO2取引権も、実態として価値の見えないものであり、サブプライムと同じようになる可能性がある。

現在は、1.2.のシステムから、3.のシステムへの移行が進んでいる。

 資本主義そのものが悪いわけではない。投機的な資金の動きが問題なのであって、ワーカーズコレクティブのように、出資者と事業につながりがあれば良い。

4.協貸与・共同経済社会 エコビレッジ的経済社会

1.2.3のシステムとうまくつなげる。経済行為も多くの手があったほうが良い。 一つの経済行為に閉じないことが大切。

生態系=エコシステム

構成要素は、植物(生産者)、動物(消費者)、分解者(微生物)3つの要素を活かしていくことが大事。近代モノカルチャー分業システム (窒素肥料)に対し、エディブルランドスケープを創造していく。

それぞれの場所で統合されたシステム(分散型)。マルチプロダクトにし、生産性を上げる必要はある。

都市でも、空いている場所で野菜、食べられる木を植える。現在の都市計画に、農は無い。シティーガーデン・コミュニティーガーデンなどを作りやすいように行政の仕組みを変えていく必要がある。

 世界のエコビレッジの中から、いくつか事例を紹介をしていただきました。

サステイナブルコミュニティ

 Social系、Spilitual(宗教)、環境系、どれか一つに該当すれば参加することができる。

  デンマーク・トーラップ

   フラードーム ストローベイル

  エネルギー自給

  エコビレッジ内のクラブで農園をやっている。

 スバンホルム

  400haの敷地で農業法人化されている。お城を買い取り、住人の住居にあてている。

 スコットランド フィンドフォン

  財団化され、既存のコミュニティーの周辺に新たなエコビレッジ建築もすすめられ拡大している。周辺の地域にも変化が現れている。

アフリカ諸国

  第三世界においては、援助への依存から脱出するために、エコビレッジに取り組んでいる。

 実例紹介のあと、エコビレッジに関するまとめのお話。

ギャップダイナミクスと多層のランドスケープ

自然とともにデザインをする。エコビレッジは、多様な層の共存状態。

ギャップダイナミクス 火事や落雷などでリセットされる。

遊動人(ノマド) 定住する時には、そこにエコビレッジを作ってきた。そこへ戻っても良いのでは。

 エコビレッジ そこはノマドを歓待する場でもある。

くもの巣のつながり エコビレッジだけではない多様な活動が存在する。それぞれをネットワークでつなげる。「これこそがエコビレッジだ」にこだわってはいけない

 第三世界との関わり これからの第三世界への援助は、エコビレッジ活動へむけては。フィリピンでは都市部貧民の自立へ、エコビレッジに取り組んでいる。

エコビレッジの種類  次の3種類が含まれる。

1.        伝統的な集落の人々による、持続可能なコミュニティー 地域にあった形でつくられる。

2.        持続可能な教育センター 安曇野パーなカルチャー塾もこれに含まれる。我々塾生もすでにエコビレッジの一員です。

3.        意図的な共同体 Intentional Community  いわゆるエコビレッジ

ヨーロッパでエコビレッジが盛んな理由は、小麦牧畜文化のため畑の規模が大きく、個人で始めるのは大変なため。

日本では、135000もの集落がある。また、使われなくなった公共やリゾートの施設がたくさんある。これらを活かしてコミュニティー活動をすると良い

糸長先生の講義は、豊富な写真と、たくさんのお話でとても内容の多いものでした。

 

 

 講義の後、温泉へ行き、それからお待ちかねの夕食

今回は、韓国料理

 ほうれん草と豆もやしのナムル

 野菜と春雨のチャプチェ

 大根と厚揚げのコチュジャン煮こみ

 白菜と豆腐のスープ

夕食向きに、辛さと油をおさえてくれてあるそうです。

 

民さんのアーユルヴェーダ入門

 起こりは約5000年前。最初は、文字にはならずに口伝で伝えられた。

アーユルヴェーダの目的: 体の健康と、精神の幸福が長寿につながる。

生は、肉体と魂と精神から成る

アーユルヴェーダは、予防、続いて食事やライフスタイルの改善、そして治療からなる。

 

ヤマ: してはいけないこと

 うそや殺生など(やましいという言葉の語源かも?

ニヤマ: するべきこと

 雨にもマケズをよめば、ニヤマの実線が良くわかる

 

 3つのドーシャ(体質、性格)

ヴァータ 「動き」をもたらす 風のエネルギー

 痩せ型、小柄におおい

  ひらめき型で落ち着きがなく、すぐにやる行動力がある

 

ピッタ 「変化」をもたらす 火のエネルギー 

 中肉中背 消化力

  情熱家で完ぺき主義

 

カパ 「構造」をもたらす 水のエネルギー

 がっしり、ゆっくり

  安定性があり、動じない

 

3つのドーシャが完全にバランスしているのは精神のバランスの取れた聖者に多い。

1つのドーシャが突出しているのは自然児。

普通の人は、3つの要素に強弱がある。

 

人と自然は同じ物から生まれている。人は自然の一部。バランスを崩したら自然界から補う。

 

 食事について

·           暖かいもの、作りたてで、新鮮なものをいただく。

·           消化器官を冷やさない(アイス、ビールはなるべくひかえる)。

·           食べ過ぎない。量は腹6文目くらいがちょうど良い。

·           良くかんで食べる(30回以上)。

·           食事の時間がばらばらなのは良くない。

·           前の食事が消化されていないうちに食事をするのは良くない。

·           肉などを食べる時も、良くないと思いながら食べたり飲んだりは良くない。食べるならば、感謝していただく。 

朝ごはん 食欲があれば、しっかり食べても良い。但し、なるべくトイレを済ませてから食べる。

昼ごはん 昼は消化力が高いので一番重要な食事。しっかり食べる。

晩ごはん 夜は、肉、揚げ物、生野菜はなるべく控える。果物は食後30分おいてから食べる。消化の良い果物を食後にすぐ食べると、他の食べ物も消化器官を早く通過してしまう可能性がある。

 断食 体に未消化物をためない方法として

 本格的なものは危険もあるので、プチ断食(夕食を抜く)をすると良い

 夕食を抜くと、深い眠りが得られる。消化器官が休まるので体の回復力が高まる。

講義の後、希望者は民さんに脈診をしてもらい、合せてアドバイスもいただきました。

その結果を肴に夜が更けていきます。

 


本日のスケジュール  6:30〜 農業実習  
8:00〜 農業講座
9:00〜 建築実習@イスとプランター
10:30〜 ブランチ
12:00〜 建築実習AB16:00〜 温泉
17:30〜 夕食準備    18:00〜 夕食 
19:00〜 一人一芸 
22:00〜 キャンドルタイム
23:00〜 就寝

6時30分 安曇野の朝はやはり寒い。天気は雲、外に集合。
まず最初に健さんから進化したアースオーブンの説明を聞きました。雨水の利用、廃熱利用でお湯が出ます。究極のシステムキッチンになりました。    
次に詩さんから今日の段取りを聞き作業に入ります。収穫できる物は全て収穫し、要らなくなった支柱を回収します。白菜、キャベツなどで、まだ巻いていないものはそのままにして、来年菜の花を食べたり種を採ります。大根、人参は収穫した物を大きさ順に並べ中間くらいのちょうど良い物を又埋め戻します。凍みないように肩まで埋め、成長点は土の上に出るようにします。葉はきってもよいそうです。その上に枯れ草を振りまきます。そうすると春になったら花が咲き種が採れます。2班4班はごぼうの収穫に苦戦していました。収穫物は大根、人参、白菜、牛蒡、ネギ、小松菜、春菊、レタスなどたくさん収穫できました。  貯蔵方法  大根、人参などは葉を切り土に埋め戻します。白菜は新聞紙に包んで凍らない所で立てておきます。凍らない所では葉の所をしばっておいて畑にそのままにしておいてもよいそうです。
最後に藍の種を採って実習終了。  8時10分から詩さんの農業講座。自家採種と貯蔵の話。


(1)種について・在来種と固定種ー在来種とは、その地域の気候風土や栽培方法に適応したもの。固定種は、形質が一定の揃い性を持っていることで他品種と区別できるもの。どちらも遺伝的多様性を持っているので、環境の変化に強い。
一代交配種(F1)ー人工的に交配させて作った品種で、優れた形質を受け継ぐが、これは一代限りで、自家採種には不向きといわれている。しかし、自然農では、採りつづけていくことでその土地にあった種になる可能性もあるのであまり問題にしなくてもよいそうです。

(2)遺伝子組み換え作物(GM)
バイオテクノロジーをつかった遺伝子組み換え作物には、除草剤耐性、害虫抵抗性(殺虫遺伝子を持つ)物があり、現在大豆、菜種、トウモロコシ、綿などが栽培されている。トウモロコシなどは2〜3キロ離れていないと交配するので徐々に遺伝子組み換え作物が増えている。農業輸入国の日本は実験場になっているそうです。次に第二世代のGMとしてオレイン酸高含有大豆、スギ花粉症緩和米などができているそうですが、一見私たち良さそうな事でも大きな視点から見るとどうなのか。GMは農薬を作っている会社が開発をした商品だそうで、農薬とセットに売るようにされている。大規模生産者や流通業者の利点、種子会社、農薬会社の利益しか考えられていない。
 
(3)自家採種のすすめ  
上記のような問題に対処するために私たちができる事は自家採種するこです。種の多様性を守ります。又、たくさんの種が採れるので経済的です。あまり肥えた土地より、少しやせた土地のほうが強い種が採れるので、追肥はしないようにします。

(4)こぼれ種と自然生え
こぼれ種ー自然に出来た種がこぼれ、発芽する。大根、人参、アブラナ科の葉物、ゴボウ、シソなど。思いがけなく良くできるそうですが、人参は近親相姦で弱くなるそうです。
自然生えー秋に採れた実をそのまま畑に埋めておきます。翌春発芽します。主にナス科、ウリ科の野菜で行う。カボチャ、ナス、キュウリ、トマトなど。
一番良い種が発芽するそうです。

在来種、固定種を扱う種屋さん 
・自然農法国際研究開発センター  〒399-1401長野県東筑摩郡波田町5632 TEL0263-92-6800
・たねの森 〒351-1251 埼玉県日高市清流117 TEL042-982-5023 http://www.tanenomori.org/ 
・野口のタネ・野口種苗研究所 〒357-0038 埼玉県飯能市小瀬戸192-1 TEL042-972-2478 http://noguchiseed.com/  
・光郷城 畑懐(こうごうせいはふう、旧芽ぶき屋) 〒430-0851 静岡県浜松市向宿2-25-27 (有)浜名農園 通販部 TEL053-461-1472 http://www2.tokai.or.jp/waka3/engei/mebukiya/top.htm E-mail:mebukiya@nifty.com 
・太田種苗 〒523-0063 滋賀県近江八幡市十王町336 TEL0748-34-8075 http://www.otaseed.co.jp/
・つる新種苗店 〒390-0811 長野県松本市中央2-5-33 TEL0263-32-0247 FAX0263-32-3477 http://www.mcci.or.jp/www/tsurusin/

・その他の入手方法  種苗交換会;各県にある有機農業研究会が主催するものや、妙なる畑の会(川口由一さんの自然農の全国大会)など
参考文献
「岩崎さんちの種子採り家庭菜園」 岩崎正利/家の光協会
「自家採種ハンドブック」 ミシェル・ファントン、ジュート・ファントン/現代書館
「にっぽんたねとりハンドブック」 プロジェクト「たねとり物語」/現代書館
「自家採種入門」 中河原敏雄、石綿薫/農文協
グリーンピースジャパン ホームページ http://www.greenpeace.or.jp/campaign/gm/basic/world html
フリー百科事典 ウィキペディアWikipedia
野菜の貯蔵 
*サツマイモ、 ショウガなど低温に弱いものは、一つずつ新聞紙でくるんで、蓋付きの発泡スチロールの箱に入れ、台所の天井に近い棚とか冷蔵庫の上などに置くと良いそうです。 
*ジャガイモはダンボール箱などに入れ、冷暗所(5℃くらい)で保存する。
*サトイモ @春まで保存するには、掘らずにそのまま畑に置いておく。低温や霜の害から守るため、ワラやカヤなどで根元を覆っておく。ただし寒冷地ではこの方法はできない。A堀りあげて保存する場合は、日当たり良く水はけの良い場所へ穴を掘り、茎を切ったサトイモをバラさずに株ごと逆さまにして埋める。上にはワラやカヤなどの枯草やムシロなどを被せ、さらに土を5〜10センチかけておく。サトイモの保存の適温は7〜10℃ということです。
*カボチャ  冷暗所で保存するが、温度が低すぎると腐るので、最低気温5℃以上を保つ。
*ハクサイ 収穫したあと陰干ししてから一株ずつ新聞紙で包み、冷暗所(1〜2℃が適温)で保存する。立てて置くと良いそうです。
*野菜の種類に応じた貯蔵適温と貯蔵可能期間がある。
 

建築実習@
天気の事を考えて予定が変更になりました。外に出て壁塗りです。生かそう庫の壁とカタツムリストローベイル玄関の壁の上塗りと、玄関の上の壁のモルタル塗りです。3つの班に分かれ同時進行します。
上塗りの泥は漆喰を水で溶き、べんがら(鉄を錆びさせたもの)を入れてかき混ぜていきます。大きな電気ドリルの様なもの(名前をきき忘れました)でよくかき混ぜます。綺麗なピンク色になり、それを塗りましたが、施主さんの予想していた色とは違った様です。(「健さんのピンクハウス」という声あり)この先又変化があるかもしれません。
私にとっては、初めての壁塗りだったのでなかなか大変でした。でもみんなでする作業は楽しかった。

 



少し予定がオーバーしましたが、壁を塗り終わりさあブランチです。
今日も美味しいタミさんのブランチのメニュー
今日はインド料理です



・キチュリ(スパイス入りおじや)
・スープカレー
・マニプリポテトサラダ(キッシム地方のポテトサラダ)
・ヒマラヤ風大根と大根葉の炒めもの
・ご飯
・天然酵母パン
・アババのリンゴジャム
・バジルペースト
・バター(マーガリンかも)   
どれもとても美味しかったです。ごちそうさまでした。


12時30分から午後の建築実習。
まず、午前中の作業の後かたずけ、養生シートを裏で水洗いし、広げて干しました。引き続き横の広場でプランターとイス作りの完成作業です。
プランター作りのほうは釘打ちだけだったのでわりと早く完成しました。イス作りのほうはノミの作業、ノコギリの作業、ドリルの作業と沢山作業があったので大変そうでした。
杉山さんや梅ちゃんの支援のお陰でイスが完成した人もたくさんいました。ありがとうございます。
大工道具で怪我をした人、ふたり。そのうちのひとりの原因を私が作ってしまい、マキちゃん、ごめんなさい。でも、ふたりとも軽傷でよかった。
アババはプランターもイスも仕上げてしまいました、すごいなあ。
だんだんと作業する人が少なくなりました。


かたずけを終わりシャンティクティに戻ると、早くあがった人達が詩さんに教わっておやきを包んでいました。午後4時頃になっていました。
そのあとみんなおやき作りに参加しました。おやきの中身は、野沢菜、大根葉、カボチャです。
外の土窯と炉でおやきを焼き始めます。土窯にはほうとうの寸胴と、炉の上にはダッチオーブンものっていました。
健さんがぬかくどのデモンストレーションをすると云うのでみんな外に集まりました。ペール缶と少し小ぶりの缶二つで出来ています。どちらも壁面に穴が開けてあって(この穴の開け方が大事?)、二つの缶を重ねてそのの間に籾殻を入れます。小さい方の缶の中に枯れた杉の葉か焚き付けを入れ、それに火をつけます。その上に釜をのせます。火が消えるまでのせておけば美味しいご飯が炊けます。全自動炊飯器です。米3合に7合の籾殻でOKです。だいたい20分位で炊き上がるそうです。
説明を聞きながらほうとうをみんなで作りました。
おやきがぼちぼち焼けてきました。焼きたての熱いのを食べようということで今日は外で食事です。だんだんと日が暮れてきました。ご飯も炊き上がり、ほうとうも煮あがり、漬け物も出てきました。みんなできたての物ばかりで、何というご馳走でしょうか。とても美味しかったです。ダッチオーブンのなかの焼きリンゴもなかなかのものでした。満足。
食後、野外活動用の食器は外のシステムキッチンのお湯で洗いました。後かたずけをして6時15分に温泉に出発。

午後7時45分から本日のメインイベント「一人一芸」の発表です。
一番バッターはアババです。「笑いヨガ」というのを、みんなに指導してくれました。みんな立って、しっかり笑いました。楽しくて少々時間オーバーしました。



次はみれいさん。美術のみれいさんらしく即興で似顔絵を書きました。白い紙に墨汁で、自分の指と手を使って書きました。モデルは近い所に座っていたのと、みんなの意向でかとしゅんになりました。なかなかの出来、さすが、美術の先生。



もえちゃん、キーボードを持って来ました。「星に願いを」を弾いてくれました。


音楽が続きます。恵子さんは、久しぶりに始めたという立て笛、アルトリコーダーで、「エデンの東」と「カントリーロード」を演奏してくれました。

 


はぶちゃんは陶芸のろくろ回し。手回しのろくろを使い、紐造りで一輪差しを作りました。作った後でその一輪差しを縦に糸で切り断面を見せてくれました。すごいなあ。さすがプロ。


次のトモさんは一瞬芸。顔が伸びます。えらの所を引っ張って顔が伸びました。



ゆうこさんはビートルズのレットイットビーの日本語版。みんなに歌詞カードを配って、手拍子にのって歌います。もちろんサムソンさんもいっしょです。



のぶやんは「もしもしかめよ」の歌にのせてけん玉を披露してくれました。


かとしゅんはさんしんの小話を前置きにして「花」という歌を歌いました。音程がいろいろ変化して笑いと自信を皆にくれました。

 


しばちゃんは以前の職場でおばあさん達に好評だった話。「旧暦」と「地獄の沙汰も金しだい」。24節気、土用、三途の川の話。為になる話でした。



やよいっちはベランダに出てセルフ散髪。スキばさみで前髪を捻って一回切りました。その後大技、前方宙返りをやってくれました。



あやさんはハープの様な竪琴ライアーを披露してくれました。生まれたての赤ちゃんに聞かせるという一番小さいライアー「妖精の子」で「アメイジンググレース」を演奏してくれました。とても細やかな美しい音でした。 



次は私すーさんです。ヨーガのシルシアーサナ、逆立ちをしました。練習の甲斐無く失敗。ともこさんがいっしょに逆立ちをしてくれました。ありがとうございます。修行の足りなさを痛感しました。



かめちゃんは最近始めたという「直感で描く絵」を見せてくれました。とてもきれいな絵です。アクリル絵の具で書いています。そのあとトランプでマジックをひとつ披露してくれました。



つっちゃんは恒例の「火の舞」外の暗い所でする「火の舞」は圧巻です。



まきさんはヨーガのマントラを披露してくれました。とても素敵な声で心に響きました。私達の学びが輝かしいものでありますように、という意味があるそうです。



はやとさんはオーリングテストの話をしてくれました。オーリングテストで自分にとって良いものと悪いものを見分けたり、完熟堆肥を見分けたり出来ます。それと体の中に無の部分があり、それの見分け方など(少し難しいですが)教えてくれました。



最後トリはサムソンさんです。パソコンを持って来てカラオケ。英語で「風に吹かれて」を唄ってくれました。なかなか上手。



以上でみんな終わりました。楽しかったです。時刻は10時20分すぎでした。では、おやすみなさい。
すーさん

 


朝6:30 ともさんのヨーガレッソン。

 

7:30から卒業制作の“最後”のまとめ。3時間の最終階段。何ができただろう?

よつのグルプの中、レシピチームは一番進んできましたようです。ほぼ完成しましたね。

パラパラまんがチームは結局二人でやります。シバちゃんはマクブックを、サムソンはタブレットを持ってきて、頑張っていました。なかなかすすまなさそうだったけど。。。

飛び出しチームは人数一番多いです。いろいろな飛び出し絵本とか作り方の本とかたくさん持ってきました。でも、作品の姿はまだ見えませんでした。

フリーマチームのつっちゃんとやよいちいはよく相談しまして、皆に紙の表をまわして、来月に開催するフリーマに出品予定を書いてもらいました。

紙芝居チーム (スーさん、けいこさん、ノブやん)は絵を書き始めるようですね。

 

11:30やっとブランチ。

メニュ:

ドイツ風スープ

豆腐とブロッコリのグラタン

水菜、人参バルサミコソース サラダ

レンコン、しめじ、かぶ、いろな野菜のみそとロズマリソース

ブランチのあと、いよいよビジョンの発表。

はやと:キーワードはあるがままに。来年、自費出版に決定しましたっていうこと。

シバちゃん:ビッションは半農半XX=社会貢献の仕事。それから、マクロビーカフェーを作ること。

はぶちゃん:きれいな絵を描きました。その絵のタイトルは自然に囲まれたて作りの暮らし。将来、古民家再生か手作り家で陶芸教室や工房をやりたいそうです。週末にカフェーに変身するんだって。いいですね。目標は2.5年後に住む場所とパートナーを見つけるといいうこと。:)

アババ:自給と自立という生活。食材の米、麦、野菜など、加工品はみそ、お酒など全部自分で作るのです。家には自然エネルギー(太陽熱、ビオガス)を利用し、雨水とか循環するようにします。衣までも、和棉を作って、チャルかで編むのです。

つっちゃん:里山、森に囲まれた暮らし。家はもちろん再生した古民家。米、野菜、発酵食品など全部手作り。旅行が好きなので、インドとかあちこちにいきたいのですって。60歳まで世界一周。仕事は作家やアート系。やっぱり人と人のつながる場所を作るのですって。

カメちゃん: 自給自足に目指す。目標:一年目パートナーを見ける。2年目:ダンス、英語を学ぶ。ビジネスはカフェーとか、ギャラリーとか、得意な美容室をやってみたいのです。

やよいち: テーマは正しい人でなく、楽しいひとになりたい。暮らしには自然エネルギーや天然木材を生かしたいのです。楽しみたいことは瞑想、農業体験、セルフビルド家作り。

けいこさん:仏教に興味あるそうです。これから仏教の人々にサポートしたいそうです。

スーさん:自然農をする。近所の人々にヨーガ、マッサージをしてあげたい。

ミーさん:ステキな“私のビジョン”表を作りました。2009年12月まで“脱ペーパードライバー”。来年から、通信高校の美術先生になります。仕事をなれて、生徒達に“自然を感じながら、‘自分で何かをつくること’がある暮らしの心地よさ”を知ってもらいたいそうです。

もえちゃん:2010年11月までにやりたいことを発表しました。お菓子試食会、お菓子教室をはじめます。野菜畑もつくる。イタリア語、フランス語を勉強する(8月。)11月に世界中のお菓子をたべる旅行をはじめる。最終目標は長野伊那市に焼き菓子のカフェーを開くこと。イメージの写真を見せました。

ゆーこ:10年間のビジョン。2010年に区民農園に当たって野菜を作る。マクロビのアドバンスクラスに通う。2011年以降はプランAB。プランAは仕事を辞めるコースで半農半Xを目指す。畑についている土地を探して、エコな家を建ち始めて、2014年に移住する。プランBは畑つきアパートを建てて、大家さんになって、自分も住む。会社に通いつつ畑をやります。

ともくん:モットー:自分を満たす、時分事としての仕事。ビジョンはゆーこのとそっくり。プラン Aは半農半X +エコアパート大家さん。XIT or IT。プランBは半農半IT。場所は東京近郊だといいなと。

ノブやん:来年、本格的に自然農の畑をやる。食料の自給率は10%までアップする。2011年に地元の人にイベントをしてあげようと。2015年は農業、林業、商売に転換。

サムソン:8年の計画:2010はいろなこと、知識を身につける:区民農園を当たって、農業をやったり、パーマカルチャーをもっと勉強したり、料理をちょっと上手くしたりする。ウーファもやってみたい。2014年、土地を探して、畑つきエコアパートか家をデーサインし、建てる。2016年(50歳)に移住する。

かとしゅん:計画をたくさん出しました:パーマカルチャーワークスタイル研究所、トランジション足立のまちつくり、農的くらしの学びの場所つくりなどなど。

 

ビジョンを発表したあと、2009年度塾の最終日なので、記念写真を。皆はアババに教えてもらった“ホーホーホーイェー”の一芸でポースしました。

サムソンレポート