4月24日(土)抜けるような青空の日 出席:11名、お休み:3名、見学1名 ○13時 信濃松川駅に集合。列車組は車組にピックアップしてもらい、シャンティクティへ向かいました。 安曇野は桜が満開。例年より遅いとのことですが、とても美しい風景でした。 ○13時30分〜 オリエンテーション 1か月ぶりの再会。みんなと会うのは2回目なのに、なんだかとっても懐かしくて嬉しくて。 今日が初めての方もいるので、自己紹介タイム。 ○14時〜 農業実習 まず先月に種を蒔いたところをチェック。レタス、ねぎ、春菊、小松菜がかわいい芽を出していました! 木の箱に筋蒔きして、ハウスに入れていたナス、ピーマンも双葉の状態。 今はまだ赤ちゃんの状態なので、本葉が1〜2枚になったら鉢上げします。根を傷めないように、フォークですくって移植するそうです。実際に畑に移すのは、本葉が6〜7枚になったら。 それぞれが持ちよった種の中から「みんなの畑」に蒔く作物を決めました。 今日はとうもろこし、かぼちゃ、いんげん、ズッキーニを蒔きます。 まずうたさんからとうもろこしのお話。 とうもろこしは、他家受粉(他の株の花粉で実る)ので、2列以上で植えないと実りが悪いそうです。交配しやすいので、種類の違うものを育てるときは、植える時期をずらして、花の時期をずらすとか。 ネイティブアメリカンの言い伝えに「3姉妹」というのがあって、それは・・とうもろこしとかぼちゃと、いんげんのこと。 いんげんは土中に窒素を固定し、土を肥やしてくれる役目をもっています。 この3つは相性が良く、お互いに生育を助けると言われています。 このように、ある種類の植物を一緒に植えることで、作物同士が互いに助け合い、互いによい影響を与えて育つことを、コンパニオンプランツ(共栄作物または共栄植物)といいます。 そして、種のまき方。 かぼちゃはそれだけで畝が占領されてしまうので、とうもろこしの根元に植える。かぼちゃが地を這うことで、保湿の役目をする。とうもろこしが伸びると、いんげんのつるがそこに巻きつく・・ということで、畑の有効活用ですね!感心〜! ただし!マメの成長は早いので、とうもろこしが成長してからいんげんを蒔くことがポイント。 《とうもろこしの種をまく》 ゴールデンバンタムを蒔きました。 蒔くところだけ丸く草を刈って、土を掘ります。 一粒は大地に、一粒は鳥に、一粒は私に・・。3粒を土の上に離して置いて、種の2〜3倍の土をかぶせます。その上に草をかけて、それからカラスが見てないかチェックすることも忘れずに! 自然農の基本は土をあらわにしないこと。いろいろないきものが生きられる環境を保つことが大切。 種は芽を出すときは、自分で判断して芽を出す。水をあげないでいると、自分から水をさがしに行き、生命力の強い作物になるそう。「自立」してもらいましょう! 《かぼちゃの種をまく》 バターナッツを植えました。 とても広がるので、1メートル離して3か所に植えました。かぼちゃは敷き草があると、ひげ根がからみながら伸びていくそう。 《ズッキーニの種をまく》 大きくなるので2か所に植えました。 《パープルポッド》《ブラックバレンタインビーンの種をまく》 今日の農作業はここまで〜。あら?時間がずいぶんオーバー??
○15時30分〜 システムデザイン(宿題発表) 先月の宿題「我が家のシステムデザイン」について、一人ずつ発表しました。 水、エネルギー、有機物がどこからきて、どのように循環して、どのように出ていくか。 現状を発表して、みんなで「どこをどう変えられるか?」意見や質問が出されました。 我が家のシステムデザインの宿題は、自分の生活を振り返るいい機会になりました。 日頃時間に追われて生活していると、便利なものが当たり前になってしまい、本当なら削減できるはずのエネルギーを余分に使っているのですね。 循環ができていない自分の生活を知って、これからはインプットの部分を減らしたり、自分なりにできることを考えて実践していこうと思いました。 小さなことでも出来ることからやればいい、みんなで情報を共有できたらいいなあ。 ○16時20分〜 温泉「すずむし荘」へ。今回はそれほど混んでいなくて、よかったー! ○18時〜 たみさんのおいしい夕ごはん! 今夜のメニューは、インドとチベットのお料理♪ ピーナツ入り春雨いため 青菜と厚揚げのトマトいため 北インドのミックスベジタブルカレー はこべいため チベット風野菜スープ ごはん デザートは、しょうがとシナモン、りんごジュース入りの麦こうせん・イチゴのシロップ煮のせ。 とってもおいしかったです♪ ○19時〜 グループで畑のデザインの話し合い 3班に分かれた畑のグループのメンバーで、自分たちのグループの畑のデザインを考えました。 ひと畝140×850くらいの畑。持ってる種と、育っている苗を入れ込んで、あれもこれも、立体的にスペースを有効に・・。もしかして、欲張りすぎたかも〜。 明日はこの計画に沿って、畑を作っていきます。 ○20時30分〜 畑のデザインの終わったチームから、フリータイム。 楽しいおしゃべりはつきません・・。 22時からは電気を消して、キャンドルナイト。 こうして1日目は終了〜。 レポーターはぽぽでした!by中安敬子 4月25日(日)晴天 ○6時 起きられた人は、ともこさんのご指導のもとモーニングヨガ。すっきり爽やかな気分になるようです。(私は起きられませんでした。。) ○7時〜 畑に集合。けんさんから棚田についての講義を受けます。しかし、寒いっ!青空が広がっていますが、地面には霜が降りていました。 棚田は三段。上流で取水し、常にきれいな水が流れています。谷津田 でも田んぼにはまだ植えません。苗床を作ります。
1. 前日までにもみを水につけ、
水選 水に沈んだものを蒔きます。 2. 藁をはいで表土を少しどかします。草の種がなくなります。 根切り(くわを土にいれてちょっと耕す)して土を平らにしてよく押さえます。 3. 3cm間隔になるように 手の間から籾を蒔きます。間隔を調整して平ぐわや手で鎮圧します。 4. ふるった土を種の2倍くらい、または大豆がかくれるくらいまでかける。 5. 短く切ったわらをかぶせ、その上に保水のために長いわらをのせ、風にとばされないように木を置く。 〜今回はここまでしました。講義の間に山の神が降臨されました。神々しく光るお姿のもと、われわれは棚田に祈りを捧げました。棚田の一番上には桜の木が植わっていて、きれいな花を咲かせていました。山の神にお会いしたい方はシャンクティティまでいらしてくださいね。 この後は、、、 6. 芽が出たらわらをとり日光にあてる(ただし、雀に注意!!) 糸を張ったり パオパオをかけて鳥害を防ぎます。
7.
4.5葉以上になったら田んぼに植える。
今の田植えは2.5葉くらいで植えています。自然農の場合は成苗になってから移植をします。7葉くらいで植える方もおられます。 お腹が減った〜。。そろそろ食事?なんて期待はかなえられず、次は講義の時間です。 ○パーマカルチャー講義 前日夜についたうめさんの、パーマカルチャー (PC)講義です。PCの倫理から、PCを実践しているニュージーランドの例にわたるまで、画像を交えて教えていただきました。うめさんの「PCを知って行動が変わる人もいるし、そうでない人もいる。できるだけ多くの人に地球に、人に、自分に配慮するPCを知って行動を変えてほしい」という言葉に「そうだな〜」と共感しました。 ○10時〜 ご飯の時間です。 ホウレンソウと玉ねぎとかの春巻き 菜の花と長いもとキノコのパスタ 人参とレタスのサラダ・ルビーソルトとオリーブがけ 葉ゴボウの煮たの 白いんげんとジャガイモのスープ パン マーマレードジャムとリンゴジャム ごはん しょうゆの搾りかすと大豆・麦(ごはんにかけるとおいしい〜)
○11時15分頃〜 ごはんで幸せ〜な気分になった後は、2つのグループに分かれて、ガーデンハウス設計の宿題発表と話し合いです。 夢チーム:わくわくハーモニーガーデンハウス 太陽をイメージした八角形のガーデンハウス。ビオトープもあります。 現実(?夢もあるよ☆)チーム:庭仕事を楽しく 〜ターシャの家〜 建てやすい四角形、ロフトがあってかわいい窓(太陽、月、星)で明かりとり。 どっちのチームも半分はガラス張りの温室、半分は木の倉庫。ループトップガーデンと雨水タンクを提案していました。 どっちの案もとっても素敵でした。実際には2つの案を融合させて造ることになりそうです。なぎさんが設計してくれた棚とかテーブルもとっても素敵で、作れるといいなぁ。 ○14時〜建築実習「在来工法の基本 皆が惚れる、杉山さんの講義です。杉山さんは茅野市(富士見町に引っ越し予定)で工房を営んでおられるストロベールハウスの一人者です。最近は畳を 利用した畳ハウスも造られています。http://www.lcv.ne.jp/~sugus/tuchikabe.htm 在来工法とは、もとからあった工法という意味で、日本では木を組む工法が多いようです。基礎、土台、けた、はり、棟木、たる木などについて説明がありました。もうひとつの工法としてはツーバイ工法というのがあります。これは2×4インチの木をつなげていくやり方。(ツーバイフォー)海外で発明された工法だそうです。 日本には、材料になりうる木の種類はおよそ100種類!その中でも建築材としては、杉、檜、唐松がほとんどのようです。最近は値段の安い輸入木材を使うことが多いようですが、日本には植林されたまま間伐されない木がたくさんあり、それを使うことで里山の正常化が図れるのだとか。国産の木を使いたいですね。木それぞれに特徴があり、 杉−やわらかい。土台には向かない。柱などに。 檜−水に強い。 唐松-柱や梁などに。 使い分けが必要のようです。製材して1年位乾燥させるのが理想で、そうすると割れたり狂ったりしないとのこと。 一通り説明を受けた後に、木材モデルをつかいながら組み立てとばらしを体験しました。番付けや組み方の種類(かまつぎ、すじかい、ぬき、など)についても教えていただきました。
しかし、これは職人芸だなぁ。私にできるのだろうか?と頭の中が??でいっぱいに。でも「できないことをできないであきらめない」といううめさんの言葉に励まされて、ガーデンハウスを造りたいと思います。
○充実した時間はあっという間ですね。 おやつを食べながらアンケートと感想を話し合って、第2回のパーマカルチャー講座は終了となりました。 また来月、元気な顔でお会いしましょう〜(^^)/ レポーターはかつらでした。 お やつ 菜の花のゆでたの 葉ゴボウ 持ち寄りおやつ(おかきとか、プリッツェルとか、雷おこしとか、りんごせんべい、、どれもおいしかったです。ごちそうさまでした)
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