2010年 安曇野パーマカルチャー塾 ガーデンハウス制作過程

DC12Vの家 2011

11月21日

完成したガーデンハウス 壁塗りが終わり足場が取られました。

11月12日

 

11月4日

10月24日 壁モルタル塗り 天井断熱材入れと天井張り

10月 ペチカタイプのロケット時計ストーブ型 製作
 ガーデンハウスと温室を暖めます。  
   
ペチカタイプのロケットストーブ

10月8日 窓作り



10月5日腰板張り

9月28日温室垂木

  

9月19日 壁 屋根

9月7日 電気配線

9月3日

ガーデンハウスに窓枠がつきました。

7月22日梁をのせるまで完成

7月18日材料の刻み建前

 

 

7月9日基礎工事完成

6月24日地鎮祭 材料の刻み

  

 

5月23日 材料刻み 6月4日水やり 基礎工事 

   

4月24日概要 図面完成

 

3月20日コンセプトイメージ
 


3月20日 パーマカルチャーリスト集団が臼井家の依頼を受けて建築を行います。

その聞き取り調査を行いました。コンセプト(核になる考え方)をしっかり捉えることが重要とうめさんから助言を頂きながら、ヒアリングを行いました。そこでわかったことは、一輪車やスコップ鍬等が散乱しているのでそれをきれいに収納したい。箱や苗床なども収納したい。5月の連休に霜の心配があるのだが、花作りをしたい。花の苗を作る場所がほしい。野菜置き場もほしいがそれはできなくてもいいが、ほしいと思っている。自然に帰る素材で見ていて心地がいいもの。11月までにできるように。

各グループで意見を出し共有しました。各自、コンセプトと説明・イメージを考えてくるのが宿題となりました。4月のPC塾また盛りだくさんのようですね。

 

初回のPC塾、様々な思い・バックグラウンドを持って集まった13人のみなさんとお世話いただいたうめさん・うたさん・けんさん・ともこさん・たみさん、2日間ありがとうございました。ほんとに中身の濃い2日でした。そのふりかえりから、緊張や楽しみ喜び、様々な感激や感謝、これからの夢や希望が聞かれました。人生を左右するようなPC塾。おひま―ズになりたくなるのがわかりました。12月にはこの中の何人がおひま―ズになっているのかも楽しみに、また4月にお会いいたしましょう。

奥村澄


4月24日

1115分頃〜 ごはんで幸せ〜な気分になった後は、2つのグループに分かれて、ガーデンハウス設計の宿題発表と話し合いです。

夢チーム:わくわくハーモニーガーデンハウス

太陽をイメージした八角形のガーデンハウス。ビオトープもあります。

現実(?夢もあるよ☆)チーム:庭仕事を楽しく 〜ターシャの家〜

建てやすい四角形、ロフトがあってかわいい窓(太陽、月、星)で明かりとり。

どっちのチームも半分はガラス張りの温室、半分は木の倉庫。ループトップガーデンと雨水タンクを提案していました。

どっちの案もとっても素敵でした。実際には2つの案を融合させて造ることになりそうです。なぎさんが設計してくれた棚とかテーブルもとっても素敵で、作れるといいなぁ。

 

14時〜建築実習「在来工法の基本

皆が惚れる、杉山さんの講義です。杉山さんは茅野市(富士見町に引っ越し予定)で工房を営んでおられるストロベールハウスの一人者です。最近は畳を 利用した畳ハウスも造られています。http://www.lcv.ne.jp/~sugus/tuchikabe.htm

在来工法とは、もとからあった工法という意味で、日本では木を組む工法が多いようです。基礎、土台、けた、はり、棟木、たる木などについて説明がありました。もうひとつの工法としてはツーバイ工法というのがあります。これは2×4インチの木をつなげていくやり方。(ツーバイフォー)海外で発明された工法だそうです。

 

日本には、材料になりうる木の種類はおよそ100種類!その中でも建築材としては、杉、檜、唐松がほとんどのようです。最近は値段の安い輸入木材を使うことが多いようですが、日本には植林されたまま間伐されない木がたくさんあり、それを使うことで里山の正常化が図れるのだとか。国産の木を使いたいですね。木それぞれに特徴があり、

杉−やわらかい。土台には向かない。柱などに。

檜−水に強い。

唐松-柱や梁などに。

使い分けが必要のようです。製材して1年位乾燥させるのが理想で、そうすると割れたり狂ったりしないとのこと。

 

一通り説明を受けた後に、木材モデルをつかいながら組み立てとばらしを体験しました。番付けや組み方の種類(かまつぎ、すじかい、ぬき、など)についても教えていただきました。

しかし、これは職人芸だなぁ。私にできるのだろうか?と頭の中が??でいっぱいに。でも「できないことをできないであきらめない」といううめさんの言葉に励まされて、ガーデンハウスを造りたいと思います。

○充実した時間はあっという間ですね。


5月23日  ○14時〜

建築実習

 杉山さんのご指導で、ガーデンハウスの材料準備をしました。

材料はシャンティクティの敷地に生えていた物 ウッドマイレイジゼロ 製材済みの材である物を使います。この建物だと3寸角で充分ですが4寸角が余っていたので使うことになりました。カラマツ、土台は防腐加工済みの材を使います。全て余っていた材です。

 柱、梁・桁、土台と3チームに分かれての作業でした。

 図面がベニヤ板に直接描かれていたのが印象的でした。現場では紙の図面よりも取り扱いが便利です。板図だけで複雑な建物の刻みができます。今回使う工具は 曲尺 のこぎり 鉛筆 スケール

 差し金、鋸、ノミ、電動丸鋸など工具の使い方を教わりながら、作業を進めました。

 木口をきれいに整えてから、寸法に合わせて手鋸で切断します。

 

ほぞを作る前に木の上下を確かめるのに感心。
考えたこともなかった。
反りをみて反っている方を上にして上下も決めます。
節で木の上と下を確認できます。また心材が多い方が根本です。
木が生えていたように建物にも使うと丈夫で長持ちするそうです。

差し金を使って1寸 4寸のほぞ穴を墨付けします。

深さもほぞ穴の上に記入しておきます。中心線はZ 切る方にはトルと記入 丸鋸で切断します。番付も記入 どこで使われる材かわかるようにしておきます。

 平面から立体をイメージするのがかなり難しかったです。

6月4日

おじいちゃん 朋子さん 私Kenさんでガーデンハウスの基礎工事の準備をしました。
二間 三間の土を取って平らにしました。

基礎工事のために水やり 杭を打って水平を出します。そこに貫を打って水平を出します。基準の水糸を張ってできあがり 次回は基礎工事のためのベースの捨てコンを打つ予定です。その後 石積みとモルタルで基礎を作る予定です。


 

2010.06.04 Fri

今年パーマカルチャー塾ではガーデンハウスを作ります。 http://www.ultraman.gr.jp/perma/2010gerdenhousu.htm
その下準備で基礎の地ならしと水やりをしました。
水やりとは水平を出して基礎工事をする基準を出す事です。四方に杭を打って高さをそろえて基礎工事をするところがわかるように貫という板に印を付け水糸を張る作業です。

今回は地べたを平らにして取り組みました。結構高低差があったのでなかなかの労働でした。3人でやれば小一時間で平らな地面が出現します。早朝の仕事でしたがいい汗をかきました。明日腹筋が痛くなるのではないかと思います。 



だいたいの感じで基礎のある位置を決めます。



4方に杭を打って高さを同じにします。今回は水準器で高さを決めました。水の水位で高さを決めるので水やりとも言います。釘を建物の長さに打って直角を出し水糸を張ってみました。
次回は基礎部分に捨てコンを打って基礎工事が始まります。


6月5日

基礎のベースの捨てコンを打つ溝を掘りました。
来週ベースを打てば基礎工事に取りかかれます。

2010.06.09 Wed
ガーデンハウス基礎工事
ガーデンハウス基礎工事ベースの鉄筋を結束しました。
これは鉄筋を曲げている様子です。2分の1のガス管で曲げていきます。



これは結束線 ぐるぐると回して結束できる優れもの



基礎のベース部分に鉄筋を結束して組み立てました。明日捨てコンを打てばベースができあがります。


2010.06.10 Thu
ガーデンハウスの基礎工事 捨てコン
朝5時から基礎用の石拾い 軽トラック1台分拾ってきました。もう1台分くらいは必要だと思います。
引き続き半練りの捨てコンを骨材やさんに取りに行って0.25㎥打ちました。4千円 後砂の手配 0.6㎥ 2000円なり 半日基礎の下準備で終わりました。後はワークキャンプで石積みをすれば基礎ができあがります。
ワークキャンプは7月のシャロムの連休の予定です。お手伝い大歓迎です。
宿泊費 食費無料です。 




6月24日

11:30 地鎮祭&建築実習

青空の中、ガーデンハウス建築の地鎮祭が臼井神主によって、執り行われました。パーマカルチャー塾生も、一人ひとり安全な作業・無事な完成を祈りました。私たちの気持ちも高まったところで、いよいよ棟梁の指示のもと作業に入りました。

『此(コ)れの所を厳(イツ)の磐境(イハサカ)と斎(イハヒ)定めて招(ヲキ)奉(タテマツ)る、掛(カ)けまくも畏(カシコ)き産土(ウブスナ)大神を始めて、大地主(オホトコヌシ)大神・埴安姫(ハニヤスヒメ)大神、また屋船(ヤフネ)大神等の御前に恐(カシコミ)み恐みも白(マホ)さく。この度、「シャンティクティー 臼井健二朋子」が新しい家居ガーデンハウスを「パーマカルチャー安曇野塾の面々」が請負ひ建てむとして、此の所の荒草木根(アラクサキノネ)を刈除き大石小石を拾ひ均(ナラ)して、今日の生日(イクヒ)の足日(タルヒ)にしも地鎮(トコシズメ)祭を慎み敬ひ執行(トリオコナ)はむと、種々(クサグサ)物を献(タテマツ)り御祭(ミマツリ)仕奉(ツカヘ)る事を平らけく安らけく聞食(キコシメ)して、今行先此の事に関係(アヅカ)れる工匠人(タクミビト)等に手の躓(マガ)ひ足の躓(マガ)ひ有らしめず、工業(タクミワザ)は飛騨人の打つ墨縄(スミナハ)の速けく事成(コトナ)さしめ給ひて、建上(タテア)げむ真柱(マハシラ)直(なお)く正しく取葺(トリフ)かむ甍(カワラノ)の高く美はしく、踏馴らす土平(タヒ)らかに築(キズキ)上げし磐盤(イハクラ)の弥(イヤ)固らかに、雨風の災害(ワザハヒ)は更なり地震岩壊(ナイイハクエ)の損害(ソコナヒ)無く、弥遠永(トホナガ)に些(イササ)かの異(ケ)しき事危(アヤウキ)き事も有らしめ給はず、安(ヤスラ)けく平(タヒ)らかに常磐堅磐(トキハカキハ)に子孫(ウミノコ)の八十続(ヤソツヅ)きと共に立栄えしめ給へと、恐み(カシコミ)恐みも称辞申鎮納(タダヘゴトマヲシシズメヲサ)め畢(ヲ)へ奉(タテマツ)らくと白(モホ)す』

3チームに分かれて作業中です。

柱チーム:いっちゃん ざわ ああや ゆか ゆきちゃん(休)

土台チーム:つきねえ ちゃやか ウっキー けいこさん やっちゃん(休)

はりチーム:凪 けいさん ぽぽ ゆうすけ すみ

まず新しい道具の使い方 のみのカツラあわせ

ノミもご多分にもれず、道具屋から買って来たままでは使えません。
刃と反対側についているのが、カツラと呼はれる鉄の輪です。
ここをゲンノウでたたくのですが、市販されたノミをそのまま使うと、カツラをたたくことになります。

 鉄のゲンノウで鉄のカツラを叩くと、カツラが四方にまくれ返ります。
そのまま使い続けるとカツラが踊ってしまい、最後にはノミ柄を割ってしまいます。
カツラや口金は木製の柄の保護のためにあるのですから、きちんと使えるようノミを仕立てる必要があります。
買ってきたノミのノミ柄からカツラをはずし、丸ヤスリでカツラの内側をまるくします。
 そして再びカツラを戻し、木の部分がカツラより少し顔をだすように調整します。
鉄のカツラをたたかずに、木の柄の部分をたたけば、割れることなく上手い具合いに使えます。

 

年輪をみて、木の向きを確認して、墨つけです。建物をたてるときも、木が地面から空に向かって伸びていた同じ方向で建ててあげるといいそうです。

各チームとも、一か月ぶりの作業で木材を目の前に「・・・どうするんだっけ?」

あちこちで「棟梁!」と呼ぶ声が。優しい棟梁は「分からないことを分からないまま作業つづけずに、どんどん聞いてくださいね」と教えてくださいます。

「棟梁・・・私がんばります!」と夢中になり、うめちゃんの「休憩にしよう」の声にみんな見向きもせず、がんばって取り組みました。

チームごとで作業しているので、違うチームがどんな作業をしているのか休憩しながら話たり、見たりすると全体像がすこしずつ見えてきそうです。

2010.07.02 Fri

ガーデンハウス基礎工事
ガーデンハウスの基礎工事に取りかかりました。
モルタルを練って石を置いて石積みをしていきます。


 
モルタルを置いて石を置いてモルタル この繰り返しです。毎日1〜2段積めば石積みの基礎ができあがります。



こうやってみるとしっかりしているように見えますがかなりいいかげん まあ数日すれば固まってしっかりするでしょう。

 
2010.07.05 Mon
ガーデンハウス基礎工事
雨で延び延びになっていたガーデンハウスの基礎工事を再開 
今日はアンカーボルトを入れて基礎土台接地面を平らにしました。
3分1ができあがりました。



2×4部分のアンカーボルト 後2〜3日やれば完成しそうです。


 
2010.07.07 Wed
ガーデンハウス基礎工事続編
ガーデンハウスの基礎工事続編です。
基礎部分に地窓を作りました。
3分の2ができあがりました。



地窓部分を落とし込む型枠 固まったら取り払って地窓を入れます。



後もう少しで完成です。


 
2010.07.08 Thu
ガーデンハウスの基礎工事続編
ガーデンハウス基礎工事が9割方完成しました。
後は独立基礎と天場を手直しすると完成です。
土掘り 石拾い 水やり 石積みと 約1ヶ月 基礎が完成です。
業者に任せるとあっという間の工事も楽しんでできるところが自分でやるいいところです・
材料代は1万円もかかっていません。



ほぼ完成です。



地窓の型枠を取って地窓を入れてみました。


 
2010.07.09 Fri
ガーデンハウスの基礎工事続編
ガーデンハウスの基礎の墨だし 土台が乗るのには基礎に基準がないといけません アンカーボルトが基準から何寸ずれているかで土台への穴あけが決まります。
下げ振り 墨壺 墨差し これだけあれば基礎土台に墨を打つことができます。



独立基礎も天場にあわせて束石を置きました。これで基礎は完成です。

  7月18日

8:建築実習  @

杉山さんの建築実習です。

    まず、砥石のお話からでした。刃物は使って研いで長く使いたいものです。そこで砥石の登場です。杉山さんは建築のみならず、道具のお話もいつもしてくれます。

砥石は使う2時間前に水につけて水分を含ませてから使います。砥石の研ぐ面が平らになるようコンクリートブロックで砥石を研いでいました。そして砥石が動かないように台に固定し、水をつけながらノミをとぎます。この時に出る粒子の混ざった黒い液体は流さず、この黒い液体で研ぐような気持ちで研ぎます。新品のノミも買ったら一度研いだほうがいいそうです。 ノミが切れるようになったところで作業開始です。

この日は今までやってきた材の刻みの仕上げでした。角ノミを使い穴を開けたり、ノミで材にななめの穴を加工したりと森の中にコンコンといい音が響いていました。

 

     

    12:00  建築実習  A

続きが始まりました。再びノミの音が響きます。早く終わった班は他の班を手伝ったりして、入り乱れながらの作業で材の加工ができました。

材を基礎のある方へ運び、基礎の上へ土台をアンカーボルトで固定します。カケヤという大きい木づちのようなもので叩きながらはめ込みます。穴をノミで削ったり調整しながら、叩く人、押さえる人、持つ人と分担しながら進みました。この辺りで夕食作りチームと建築チームとに分かれて作業しました。しばらくすると薪の燃えるいいにおいがしてきました。セミの鳴く声がしています。午前中に収穫したジャガイモなどの野菜を使い外での料理です。

建築の方もだいぶ進み、土台の上に柱を組みヌキをいれながら、ハリを組んでと姿、形が見えてきました。柱を建てると想像以上の大きさ!  立派な建物です! 材が足りないとか、向きが違ったりとか、穴の大きさが・・・とかいろいろありながらもここまできました。 来月はいよいよ建前 の神事です! 餅投げ、紅白まんじゅう! この先が楽しみです!

 

 電動工具は、丸ノコ、電気ドリル、インパクトドライバーはあると便利だそうです。

2010.07.20 Tue

ガーデンハウスの不足分を刻んで梁の乗るところまでまとめました。
後 ろ通りの柱2本と い通りの柱1本で棟があがります。
次回は梁を乗っけて建前の神事です。
垂木を乗っけて野路板を打ち 唐草 ルーフィング までできると思います。



筋交いでなく貫構造は美しいですね。



倉庫部分 薪ストーブを置いて語らいの場になるかもしれません。倉庫なんてもったいないですね。



2階はロフトになっていて4畳半ありますので3〜4人くらいは泊まれますね。

2010.07.22 Thu

ガーデンハウス刻み 根太

ガーデンハウスの2階根太を取り付けました。連日猛暑の中汗だくの建築です。
シャワーを浴びた後の気持ちよさと満足度はぴかいちです。


2階 根太 2階の高さがないので転ばしでなく 根太部分を欠いて据えました。



55×85を根太として使いました。



土台と梁の垂木がけ



垂木を受ける部分



ろ二部分の胴差しを受ける刻み 写真に撮ってなかったので撮ってみました。結構複雑な刻みをしています。



貫と込み栓



二階にコンパネを貼って来月の塾までお休みです。
全部やってしまうと塾の価値がなくなります。
来月は梁をあげて 垂木を乗せ ルーフィングを貼って建前完了です。

010.07.31 Sat

ガーデンハウス 床張り
梁をあげるときに足場をよくするために2階の床を張りました。
これで垂木と 野地板 ルーフィング 唐草を手配すればパーマカルチャー塾で梁があがります。
楽しみです。

2010.08.22 Sun

ガーデンハウス建前
ガーデンハウスの建前が行われました。
3月から計画してきたガーデンハウス 基礎工事 材料の刻みを経て柱がたたって屋根が乗りました。



建前というとお餅まきが楽しい行事です。紅白のおまんじゅうを2臼交代で屋根の上から撒きました。建前が済んだガーデンハウス

祝 棟上げ 2010年8月22日 安曇野パーマカルチャー塾 建立と書いてみんなでサインをしました。

棟木3本をのっけて掛矢でたたき組み立てていきます。梁を刻んだチームが中心になって建前が進みます。

棟木がのり形ができあがってきました。

垂木を並べて3寸釘を垂木に斜めに打ち 破風を打ち付けます。

鼻隠しを打ち付け 広木舞取り付け野地板を両端から打っていきます。

野地板を切って打ち付け屋根が完了です。

壁班はまず下地を打ち付けてラス板を打ち付けていきます。外部は真壁 内部は大壁になります。

温室部分は2×4の部材で作ります。今回は土台部分をアンカーボルトで止めました。

足場作り班は足場ビデを組み立てました。
まず足場を建て交差筋違いを取り付けジャッキベースに乗せ高さを調整 鋼製布板を乗せて完了です。

上棟祭  2010.8.22 池田 シャンティクティー
 

 

 上棟祭は「むねあげのまつり」といいますが、普通は「じょうとうさい」または「棟上げ・建て前」ともいいます。基礎工事が終って、柱が立ち棟木があがったときに行う神事です。
 建物の新築あるいは増改築等に際し、棟木を上げるに当たり、家屋の守護神並びに工匠の神をまつり、末長く禍なく、良き建物として栄えることを祈るお祭りです。このお祭りは、建物に関わるお祭りとして、最も重要な神事です。

 


御祭神(お祭りする神様)
・産土大神(その土地の守り神、氏神様)
・屋船久久遅神・屋船豊受姫神(家屋の守り神)
・手置帆負神・彦狭知神(工匠の守り神)

 

 地鎮祭と違うところは、上棟、槌打、散餅、散銭の儀があることです。
槌打の儀というのは、「千歳棟」「万歳棟」「永々棟」のかけ声とともに、木槌で棟木の元末を打ち堅める儀式です。
 散餅・散銭の儀というのは、屋根の上より、餅と銭を撒く儀式で、方位の神様へのお供え物とも、また福を頒ける意ともいわれています。
 

 『此(コ)れの所を厳(イツ)の磐境(イハサカ)と斎(イハヒ)定めて招(ヲキ)奉(タテマツ)る、掛(カ)けまくも畏(カシコ)き産土(ウブスナ)大神を始めて、大地主(オホトコヌシ)大神・埴安姫(ハニヤスヒメ)大神、また屋船(ヤフネ)大神等の御前に恐(カシコミ)み恐みも白(マホ)さく。この度、「シャンティクティー 臼井健二朋子」が新しい家居 ガーデンハウスを「パーマカルチャー安曇野塾の面々」が請負ひ建てむとして、此の所の荒草木根(アラクサキノネ)を刈除き大石小石を拾ひ均(ナラ)して、今日の生日(イクヒ)の足日(タルヒ)にしも地鎮(トコシズメ)祭を慎み敬ひ執行(トリオコナ)はむと、種々(クサグサ)物を献(タテマツ)り御祭(ミマツリ)仕奉(ツカヘ)る事を平らけく安らけく聞食(キコシメ)して、今行先此の事に関係(アヅカ)れる工匠人(タクミビト)等に手の躓(マガ)ひ足の躓(マガ)ひ有らしめず、工業(タクミワザ)は飛騨人の打つ墨縄(スミナハ)の速けく事成(コトナ)さしめ給ひて、建上(タテア)げむ真柱(マハシラ)直(なお)く正しく取葺(トリフ)かむ甍(カワラノ)の高く美はしく、踏馴らす土平(タヒ)らかに築(キズキ)上げし磐盤(イハクラ)の弥(イヤ)固らかに、雨風の災害(ワザハヒ)は更なり地震岩壊(ナイイハクエ)の損害(ソコナヒ)無く、弥遠永(トホナガ)に些(イササ)かの異(ケ)しき事危(アヤウキ)き事も有らしめ給はず、安(ヤスラ)けく平(タヒ)らかに常磐堅磐(トキハカキハ)に子孫(ウミノコ)の八十続(ヤソツヅ)きと共に立栄えしめ給へと、恐み(カシコミ)恐みも称辞申鎮納(タダヘゴトマヲシシズメヲサ)め畢(ヲ)へ奉(タテマツ)らくと白(モホ)す』

海の物 野菜 塩 水 果物 お菓子 お酒を 神前にお供えして上棟祭が行われました。

諸々の罪汚れを払いたまえとかしこみかしこみ申す 神様をお呼びして神事が始まりました。
2礼 2拍手 1礼 榊を奉納して弥栄(いやさか)を祈願します。


槌打の儀というのは、「千歳棟」「万歳棟」「永々棟」のかけ声とともに、木槌で棟木の元末を打ち堅める儀式です。 ツキねえが代表して行いました。これは棟梁が司る儀式です。

散餅儀というのは、屋根の上より、餅を撒く儀式で、方位の神様へのお供え物とも、また福を頒ける意ともいわれています。 半分のメンバーが 交代で屋根に登り紅白のお餅をまきました。

棟梁の杉山さんの元 みんなの力が結集して良き日を迎えることができました。おめでとうございます。

屋根とラス板が打ち付けられた外観 棟木には祝 棟上 建立 みんなのサインが棟木とともに乗っています。

唐草を打ち付けルーフィングを張って屋根が完成です。

2010.09.02 Thu

ワクワクガーデン夢ハウスガーデンハウスの名前が決まりそうです。
ワクワクガーデン夢ハウス@シャンティクティ
ワクワクするようなガーデンで夢がいっぱい詰まった家

●食の自給 ワクワクガーデンの物で調理 
●エネルギーの自給 燃料は薪 ペチカかロケットストーブで暖房 調理も可能 煙突に熱交換機をつけて車のラジエターが放熱器 パッシブソーラーの温室地下に砂利層を作り熱を蓄積放熱 
ペチカかロケットストーブの熱源を温室で放出 太陽温水器で温水を作りシャワーになる
風力発電ソーラー発電に挑戦 電源は12ボルトの独立系 車の機器が使える ワンセグなんかも見れちゃうかも これってちょっとやりすぎかなー
●水の自給 雨水を雨水タンクに貯めて使用
1階はストーブがあるキッチンスペース 団らんは火を囲みながら調理をしながら夢を語れます。
2階は4畳半 3〜4人は泊まれます。瞑想 迷走?ルームにもなりますね。

水は雨水タンクを作り温室の水やりに使用 近くに生ゴミ処理のメタンガス発酵装置も作ってみたいですね。
夢をいっぱい詰め込んだ夢ハウス 当分遊べそうです。

今日は窓枠作り ガラス屋さんでペアーガラスを戴いてきたのでこの寸法にあわせて窓枠を作りました。
寸法に合わせて切った部材 組み立てた窓枠



間柱を入れて窓枠を取り付けます。
まず下地作りが必要です。1階部分には窓枠を取り付けてみました。この左側にキッチンストーブペチカが作られる予定です。

2010.09.03 Fri

ガーデンハウスに窓枠がつきました。戴いてきたペアーガラスで作ったのでデザイン的には窓の大きい建物になりました。その分明るくていいのかなーとも思っています。下地を打ち付け窓枠を固定しています。足場の辺に温室ができる予定です。柱が4寸角なのでどっしりした建物に見えますね。

2010.09.06 Mon

ガーデンハウス下地作り
戴いてきたガラスの寸法で窓枠を作り下地を整えました。これで断熱材を入れて板を張れば壁ができあがります。
ペアーバラスは断熱に優れ値段も高いですが これは設計変更になった物を無料で戴いた物です。
ふつうは設計が先ですが設計が後 ガラスにあわせて窓の寸法が決まります。



南側の壁面 左側ははめ殺し 右側は開き戸になります。電気配線ををすませれば壁に取りかかれます。電気はソーラーパネル2枚で12ボルト仕様にしようと思っています。部材を拾い出して明日は材料の手配です。
シャンティクティ側 東側です。はめ殺しの窓と開き戸 窓には太陽と月とお星様が描かれます。板でくりぬいて作る予定です。

北側下地が完成しています。断熱は新聞紙を丸めて入れるのと 籾殻で断熱をしようと思います。断熱は空気が1番 対流さえしなければ機能します。新聞紙を丸めて入れただけでも充分です。なぜ使われないかというと作業効率が悪いからです。これから古新聞を集めなくっちゃいけません。

2010.09.07 Tue

壁面の下地が終わったので電気配線をしました。
12ボルトの独立系でまとめようと思っています。
車で使える物は何でも使えます。
12ボルトを100ボルトに変換も可能です。ソーラーパネル2枚で事足りるでしょう。

 

9月19日 建築実習 11:00

今日の作業は壁が中心。屋根張り班、温室部分の垂木受け班、外壁の下地張り班、室内壁張り班に別れて作業。基本的に金槌作業中心で、板をそれぞれに必要な長さに切っては張り、切っては張りの繰り返し。黙々と釘を打つ。かなりの音が母屋まで響いていたらしい。

この作業結構気持ちがよく、作業量も多かったので頭が空っぽになる感じがした。

 

まず下地を打ち付け板張りにします。ラス板と野地板を使って張っていきます。

断熱材は新聞紙を丸めて入れていきます。空気が断熱には1番ですが対流によって夏が逃げます。対流しない様に新聞紙を利用 籾殻や段ボールも利用できます。1番安上がりな方法です。

屋根は板葺き

60センチの板を3枚重なるように20センチずつずらして張っていきます。伸縮するので5ミリくらいの隙間を作ります。

結局、屋根の材料などが無くなるくらい作業は進んだ。来月は壁塗りだ

壁ができてだいぶ家らしくなってきました。

010.09.25 Sat

前は温室 ガーデンハウスはラス板が張られ ルーフィングを張って ラス網を張りました。
次回モルタルを塗って漆喰を塗れば外部は完成です。 
次回のパーマカルチャー塾で壁塗りになります。

 

2010.09.28 Tue
ガーデンハウス温室
時間がとれたのでガーデンハウスの温室部分の垂木を刻んで載せました。サッシ部分の下地作りができたのでサッシやさんに寸法で作ってもらいます。

 
 

温室部分です。ここにガラスがはめられます。温室部分の屋根は材料を手配しないといけません。
サッシ部分の下地も作りました。外壁を塗るために細部の作業が続きます。
腰部分は板張りにする予定です。

10月5日まーくんは先生の研修でお休み 壁打ちを手伝ってくれました。
腰の部分に下地にラス板を打ち 仕上げに野地板を打って完成です。
腰回りが仕上がりこれで壁を塗れば外部は完成です。
2階部分は昨日完成 これで天井を張れり窓をつければ住めそうです。床はカーペットを敷こうと思っています。

10月8日

ガーデンハウスの窓作り 2×4 材を使って作りました。ペアーガラスは戴いたものガラスにあわせて窓枠を作ります。
蝶番の部分だけかき取り帳番をつけます。
はめ殺しの窓には○△□ 禅の造形 
下の段は月 太陽 星をパーマカルチャー塾の時にかき込みます
2階部分は断熱材を入れて天井板を張れば完成です。
断熱材はヘンプの断熱材の端材をつきねえから戴いてきました。
パーマカルチャー塾で断熱材を入れて天井を張ろうと思っています。
温室部分の材料手配 ガラス手配が必要です。



10月 ペチカタイプのロケット時計ストーブ型 制作
 ガーデンハウスと温室を暖めます。       

       ペチカタイプのロケットストーブ

パーマカルチャー建築実習 ガーデンハウス作り
ガーデンハウス 今日はモルタルの壁塗り みんなでつなぎに着替えて記念写真
モルタルを練って塗り方の説明 コテ板にモルタルを取ってコテにのせます。




ラス編みにモルタルを塗っていきます。足場を作って塗っていきます。
端はマスキングテープを貼って養生しています。 



塗り終わった後 腰の強い刷毛でチリ掃除 水を切って刷毛できれいにしていきます。

 

モルタル塗り完成 次回はこれに珪藻土を塗る予定です。
大工仕事は天井張り つきねえから戴いたヘンプの断熱材を入れて張っていきます。
完成した天井 来月壁塗りと温室を作れば完成です。

11月4日

2010.11.04 Thu
ガーデンハウス温室作り
ガーデンハウス作りも ちゃくちゃくと進んでいます。
入り口ドアー作り明かり採りもかねてガラスもはめ込みました。
ちょっと丸みを入れて柔らかさを演出 素材の荒々しい感じを取り入れて制作しました。
ガラスを入れるために回り縁を用意しました。おじいちゃんの仲間が3人駆けつけてくれて作業がだいぶ進みました。
ヘンプの断熱材も入れて天井も仕上がりました。
注文したガラスを入れれば温室も完成します

 

11月12日

ガーデンハウスの温室部分が完成しました。普通こんな温室を作ると40〜50万はすると思います。
サッシが6万円 ガラスが3万円 屋根の取り付け金具が2万円でできました。2×4材も1万円くらいでしょうか。

 


温室用の取り付け金具はとても良くできています。ガラスの屋根を作るときにはおすすめです。
業者は大仙 全国に営業所があります。縦のガラスはガラス屋さんに言って寸法で切ってもらいました。
日が照るとまさに温室 この空気をソーラーチムニーを使って大地に蓄熱しようと思っています。
ブリキの樋を地下に這わせて縦部分は一方は断熱一方は黒く塗って気流を作り熱を蓄熱しようと思っています。

今月は仕上げの漆喰塗りです。

先月のモルタルより、ヌメ〜〜〜!っとした感触。

漆喰に水を入れ、ドリルに攪拌機をつけて混ぜ、バケツに分けて、コテとコテ板を準備。

真っ白でなく、「聚落(じゅらく)壁用」という少し黄土色の土と、粘土を加え、薄いクリーム色の自然な仕上げに。

コテ板は前もって水に湿らせます。モルタルより仕上げがむずかしい感じです。(これはふるってない土を混ぜたから塗りにくかったのですね。)

それでも、講師陣もみんな加わって、漆喰塗り完成!ぽぽちゃんの発案で稲穂やもみじやイチョウの葉っぱを漆喰に埋め込んで、出来上がりです。

足場をたたんで(片付けて)、「わくわくガーデン夢ハウス」の前で、全員で記念撮影!

壁塗りパーカルつなぎ軍団

大きな画像にリンクしています。拡大してみてください

お疲れさまでした〜〜〜!!杉山棟梁ご指導、ありがとうございました。

完成したガーデンハウス 壁塗りが終わり足場が取られました。

温室の熱気で昼間はぽかぽかです。後日ソーラーチムニーによる熱循環を実施しようと思っています。



2階室内南面 禅の造形 □△○をフィックスの窓に描いてみました。



2階西面戴いてきたペアーガラスで作った窓 天井板を壁面もけづらずに仕上げています。絨毯の下はソフトパネルによる床暖房わくわくストーブの熱源を使い自然対流で暖まるシステム 実際にはがんがん焚かないと床までなかなか暖まらないのが問題点かなーーーでもそんなことになったら暑くていられない? 
ここはシュラフ持参で何人も泊まれそう 
瞑想(迷走)スペースとしても使えそうですね。



東面の入り口 玄関ドアーは曲線を入れて暖かみを出しました。



北側の壁には麦が塗り込められています。遊び心です。



完成したわくわくストーブ(ペチカタイプのロケットストーブ 時計ストーブ仕様)

これに土を塗って曲線に仕上げたいと思っています。2階床暖房のゴム管も美しくないですね。配管をし直して塗り込んでしまえばすっきりすると思います。



商業電気地下資源の石油を使わないエコハウスに近づきつつあります。
あと要所要所に柿渋を塗れば落ち着きますね。


費用

基礎工事 貫 3寸 5分 4メートル 5本               2500円 安曇木材  6/4
       鉄筋 3ミリ 5.5メーター 4本         1320円 穀屋
                捨てコンクリート 0.25㎥            4000円 高瀬川生コン
       砂 0.6㎥                      2500円 高瀬川骨材
                石                             無料  山で入手
                セメント 6体                    2400円  コメリ 7/4
       アンカーボルト                    1200円   コメリ
                地窓 2個                       800円  コメリ 7/5
       束石 2個                      1600円  コメリ 7/9
  
     小計                  15520円

大工工事
       材木 敷地内のものを製材した残り          無料
       釘 スクリューボルト                 4000円
                羽子板 座金  10個                700円 コメリ        7/20
       根太 4000×85×55 6本           6804円 安曇木材 7/22
       2階床コンパネ 3×6 6枚            7740円 小山建材 7/22
       屋根垂木
       野地板 6坪                      13800円 安曇木材 8/18
               垂木 9本 15×18 4メーター           6795円  安曇木材 8/18
       
       間柱 1×3寸 4メーター 6本
       ガラ板 3坪分

                ラス下地    5坪分                10000円 9/21
       野地板      9坪分                18000円
       垂木 4メーター 45×54  2本  
       
       野地板      6坪                  12000円 安曇木材
       胴縁      15×06   20本           4914円
                15×18    4本           3003円
                 10×04   50本          2000円
                 06×06   40本          1995円
       2×4 10フィート 15本 598円           8970円
       2×6 6フィート   6本 598円           3588円
       2×8 6フィート   8本 980円           7840円
   
     小計                  112149円

                                                                                                                                                                                                                                                                         建前諸経費

       
原野製菓 0263-82-2340 
           紅白投げ餅 2臼(4升分)2258円 90個       9032円
           紅白饅頭 25×2 168円 4200円 1個80円 計13232円

   小計           13232円

屋根工事

           アスファルトルーフィング  2巻き             11600円
     唐草 4メーター 5本                    3670円 穀屋    8/18
     野地板      16坪                  36800円 9/9

     小計                   52070円

電気工事

     電線             FFV                3000円 ワタハン
     ボックス           80円×5個            400円
     スイッチ コンセント    250円×5個          1250円

      小計                   4650円

サッシ工事

          引き違いドアーサッシ                     60000円  岡村ガラス
    温室用ガラス                           30000円
    屋根用取り付け金具1式                    20000円   大仙松本営業所

      小計                 110000円

左官工事

        モルタル  2体                         1000円
     漆喰 日本の壁 1体                     700円

     小計                  1700円            計    309321円

計  1階 1.5間×2.5間 3.75坪 2階 2.5坪 
                           計6.25坪 1坪当たり  約  49500円  一般的には坪50万