7月16日(月)海の日
6:30〜 般若身経(一人で行う操体法・ヒロさん)
操体法の基本は
『伸ばしにくい方から伸ばしやすい方へ呼吸法とともに身体を伸ばしていく過程で
身体のゆがみが取れるという方法』です。
※橋本先生はヒロさんのお師匠さんのお師匠さんです。
呼吸法の基本は
@ゆっくり息を吸う
A息をはきながら伸ばしにくい方から伸ばしやすい方へ身体を伸ばす
B息をはききったら身体の力を抜かないで息を吸う
C高まった緊張を味わってから
D息をいっ気にはくと同時に身体を脱力する
E深呼吸してから
Fため息をはぁ〜 でさらに脱力する
というのが基本になります。
7:30〜 操体法(2人1組)
肝腎要(かんじんかなめ)の肝臓と腎臓をまずは癒すことが大事。
やる側とやられる側があるが、やられる側だけが癒されるものではない。その区別をなくすのが、目標となる。
相手がやりたいと思うことを尊重する。それを具体的に自身で判断できるようにするのが、操体法。
二人操体法のポイントを以下に簡単にまとめます。
詳しくはプリント(2枚)参照してください。
1.相手の身体を観察する。操体法の目的は観察力を身につけること。
立ち方や、体の傾きなどを観察する。
脈を診る。
脈を診る際にその脈の様子を関心を持って記憶に残すことで今後の判断基準となる。
そして「100ほどのパターンとその身体の状態をリンクして覚えられればプロになれるよ」とのこと。
2.左右の踵を押し、それに反発するように足を伸ばし、その伸ばし具合を比較することで、
どちらが伸ばしやすいか、伸ばしにくいか、感じる。
伸ばしにくい方⇒伸ばしやすい方へ操体法を行うことで、身体の状態が調整される。
抵抗されることで相手はそれに対抗することで行動しやすくなる。
やる方は相手が押してくる力と同等の力で押してあげる。
3.伸ばしにくい方の圧痛点を押すと痛いが、この過程で圧痛点の痛みはゆるくなる。
その過程で身体のゆがみが調整されます。
まだ痛いからといって片方のみ5〜6回も繰り返すのはあまりよくない。
せいぜい4回くらいまで。
4.操体法で身体の調整を行うのは足首⇒ひざ⇒骨盤⇒肩⇒首 というふうに下部から上部へ向かう
今回は時間の関係でひざまでしか行いませんでしたが、詳しい方法は操体法の本や、
世界快ネットというところのHPをご参照ください。
私が印象に残ったのは、
「一番身近な自然は自分の身体。田んぼ畑を観察するように自分の身体も観察しましょう。」
という言葉でした。
自分の身体が自然という認識は持ったことがなかったので、これからは畑に起こる現象を観察するのと同じように
自分の身体に起こることに意識を向けてみようと感じました。
そして、身体も心も『快』と思うことしかやらない!ということを心に誓いました。
10:00〜 ブランチ
12:00〜 卒業制作 卒業後もパーマカルチャーを感じ、実践するツール作り
宿題でアイデアを考えてくる、ということでみんなからいろいろなアイデアが出されました。
・日常、目に付くもの、使えるもの
・旧暦カレンダー、現在のカレンダー、月暦、農事暦が一緒になっているカレンダー
・都会でも手軽に子どもでも使えるもの
・物ではなく、アイデアを形にする
・一日2Lの水で生活するなど使えるものを限らせ生活するサバイバルゲーム
・非電化家具(ミニ非電化冷蔵庫など)
・ミニ太陽光発電機
・手作りソーラークッカー
・浄水器
・井戸掘り機
・素人でも種とりを身近に行えるツール
・育苗箱
・購入する靴⇒手作りの草履(特に子どもは成長が早いので足にあったものを作りたい)
・お皿、木のスプーン
・日時計
・縁側の縁台
・1家族のパーカル的暮らしの絵本
・コンポストトイレ
・野良着
・パーカル的暮らしが遊びながら学べるカルタ
・シルバニアファミリーならぬ、パーカルファミリー
・暖房器具
・黄金比で作り出された階段(民主主義的階段)5拍子でできていて快適に登れるらしい
等、いろいろなアイデアが出されました。
それぞれ自分のアイデアをシェアしながら自然発生的にグループが分かれていきました。
今回できたグループは以下の通り。
●旧暦や新暦のことを調べて(カレンダーにして)、日本の伝統行事や食文化なんかをまとめていこうとしているチーム
●パーカル的なトイレ(都会で使えるコンポストトイレや畑で使えるトイレなど)を作ろうとしているチーム
●自然エネルギー(風力や太陽光)を活かしたオブジェを作ろうとしているチーム
●パーカル的なことが遊びながら学べるカルタやゲームを作ろうとしているチーム
●自然農についての手順や段取りが分かるような年間(旧暦)カレンダー+日時計を作ろうとしているチーム
次回はこのアイデアを深化させてもいいし、さらに違うアイデアを出してもOKよ。
12:45 ダンボールコンポスト(詩さん)
●材料
・腐葉土(山土) 5kg
・米ぬか 3kg
・水 適量
・ミカン箱 1ヶ
・新聞紙 朝刊2日分
●作り方
@ミカン箱に新聞紙(朝刊2日分)を敷き湿気とりとする。
Aミカン箱の中で腐葉土(山土)と米ぬかを混ぜ混ぜする。
B水を入れる。水の入れる目安は強く握ってやっと団子になるくらい。
この状態が湿度40〜60%。水が滴るのは多すぎ。
乾きすぎでは発酵が進まないし、湿りすぎは腐敗してしまう。
C翌日には発酵熱で温度が上がり、60℃くらいになる。
D一度温度が上がり始めたら生ゴミを投入してOK。
E生ゴミの水気は切らなくてもOK。コンポストの中では水分が蒸発して
渇き気味になってしまうため。
●注意事項
ミカン箱のダンボールで耐久期間は約1年。
生ゴミの投入をやめてからさらに1年後に土として使いだせる。
微生物を飼い、生ゴミのエサを上げるようなつもりで。
ヌカ漬けのヌカ床を育てる感じで、1日1回は混ぜ混ぜすること。
塩分が強いものは分解しづらいのでなるべく入れない。
分解が遅くなったら米ぬかを足してあげるか、よく混ぜてあげること。
13:45 日本のシステムデザイン(梅さん)
これからの時代どういう生き方が必要となってくるか、のまとめ
@日本のシステムデザイン
今までみんなが学んできたシステムデザインの現状のおさらい
食糧自給率やフードマイレージの事、エネルギーの自給の事、など
A便利になって返ってきたもの
時代は繰り返す。より便利になり、進化していく。
例)コミュニケーション
手紙(書面)⇒電話(音声)⇒Eメール、チャット(書面)
●いままで
貨幣経済は「円で縁が切れる経済」
お金を払うことで貸し借りがチャラになり縁がなくなってしまう。
●これから
労働交換の経済・物々交換の経済
⇒贈与経済がベース、お礼の経済が復活しつつある?!
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不要なもののリユースや見返りを求めない貢献などが拡がりつつある。
Bこれからの暮らし方の羅針盤
充実した暮らしとは、、、
安全で安心な健康な暮らし。
心にゆとりのある豊かな暮らし。
パーマカルチャーにヒントがある。
衣食住医の暮らしを自分で作る、その為の価値観、知識、知恵、技術を習得しよう。
正しいことより、楽しいことに注力しよう。
好きなことを仕事にする生き方へ。
好きなことをしていると仕事と暮らしが充実してくる。
バランスをとらずにバランスがとれてくる。
一人一人は無力ではなく微力。
自分が大好きな事で人の役に立てることは?
つながりあい、かかわりあい、教えあい、分けあい、支えあい。
あい(愛)に溢れた社会になったらいいね。
日本の自給率を上げるより我が家の自給率を上げようよ!
15:30 アンケート記入・振り返り
個人的な感想ですが、
今回のパーカル塾も実り多い回でとても楽しく、充実した3日間を過ごせました。
急遽参加させて頂いた、妻のあっこと娘のちえを皆さん温かく迎えて下さり、本当にありがとうございました。
スタッフの皆さんの心遣いと10期メンバーの皆の愛が循環し、愛に満たされた空間で楽しく過ごすことができたようです。
ちえも多くの大人に囲まれてちょっと大人の階段登ったようです。
帰ってきてから少し言葉が増えたように感じます。
それからひでみっちゃん、急遽奥様とあかりちゃんを連れてきてくれてありがとう!
砂場であかりちゃんと遊んでいる姿を見て、ちえの成長を感じ農業実習をしている最中でしたが「じーん」と感無量でした。
また、講義の途中で何度もお騒がせをしてしまいましたが、皆さん温かい言葉をかけてくださり、本当にありがとうございました。
7月のPC塾から1ヶ月経った今、いろいろな変化がありました。
また当日に改めてシェアさせていただきます。
みっちゃん
初日欠席は残念だけど、スイ姫を思ってこその英断、すばらしい。
建築実習はみっちゃんの分まで金槌叩きます!まかせておいて!
志保ちゃん、伊藤さん
残念ながらご欠席ですが、また次回に会えるのを楽しみにしています^^
ぶっちー
ナイス!
それでは、皆さん次回(本日から)のPC塾も楽しみにしています。
みんなの宿題持ち寄りも楽しみー^^
それでは、おやすみなさい、、、。
ゆもっち