ポタリング仁科三湖 2005.10.10

 
今年最後のポタリング。 今日もし雨で流れると、8,9、10月と三連続雨で中止。
そんなことってあるの?と車を走らしていると重い灰色の空から霧雨がさーっとフロントガラスに思わず吹き付けるーー
でも10時前集合場所に着くと路面は少し濡れているが、止んだ。ラッキー 背後の鹿島槍スキー場も上まで視界が効く、これなら何とかもつかなと期待が広がる。
地球温暖化の影響か、10月の半ばも近いというのに、木々は緑濃く、ほんの少し申し訳程度に色ずき始めた木(たぶん桜)木がちらほら・・・
 
さすがにポタリングクラブの定番中一番人気のこのコース沢山の方々が遠くは名古屋、岐阜、白馬から一家そろってのご家族や、友人仲間を誘って大挙参加いただく。

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10時過ぎ青木湖に向かって出発。道路を横切り中綱湖西側を湖面を右に眺めながら・・・。
 
このコースは冬季を除けば、何時走っても気持ちいい満足度100パーセント。中綱湖起点で青木湖を周回で約7キロ。
神秘の漣に映る季節の山々、その模様はまるで秀でた画家の油絵そのもの。
 
今回は多くの元気なちびっ子たちが参加。お尻をくねくねで、完走しました。

 
青木湖左岸を行くと道がY字分かれている。左にとると塩の道で佐野阪へ、途中廃道もあるが糸魚川まで続く。
 
青木湖周回道路は、殆ど舗装されていて(少し寂しいが)快適にしかもゆっくりのんびりのポタリングには打ってつけのコース
アップダウンも少なく、湖の入り江に沿って緩やかなカーブが随所にあって、対岸の景色がいろいろの角度から楽しめ、光の加減では湖面の波がいろんな模様を作ってくれる。
とっても欲張りなロードです。
さらに、キャンプ所近くは針葉樹が多いが北岸に入ればあたりは広葉樹で覆われ、これまた季節の鏡に変身します。
雪解けから少し経つと芽吹き、新緑とモノトーンの世界で過ごした信州人にとったら堪らない心躍る季節。
道に覆いかぶさる広葉樹の葉の間から漏れる夏の日差し、見上げれば別世界の真っ只中、湖面から流れる涼風は心地よし。
秋は枯れ葉ジュータンを銀輪がかさかさと乾いた音を立てながら走る・・・音、匂い、色、風、静寂こんなに一度に味わえます。 いいコースでしょ。

 

中綱湖は三湖の中で一番小さいのですが、その湖面や周りからは夢や、ロマンが当たり一面に放出されていますよ。
一度湖岸に腰を下ろして静寂に身を置いてごらん。そして視線を周りに運んでみると自ずと物語が始ります・・・・・・。こじんまりした湖ですが何かとても大切なものが凝縮されているように思われます。
 
湖畔での昼食は最高!紫米、白米、玄米に黒小豆入りおにぎりにかぶりつき、皆さん持ち寄ったチョコ、みかん、ナイアガラ、りんご、の交換会。歓声が絶えない楽しいポタリングのひと時でした。

 
追記
九月の糸魚川廃線ポタリングは台風接近のため中止としましたが、連絡漏れと成った稲垣ご夫妻は大糸線細野駅で二時間待たれたそうです。
何度も頭を下げて深謝いたしました。
でも糸魚川を忘れることが出来ないのでポタリングでなく冬に魚を食べに行く旅はどうかと提案されています。計画しますね、稲垣さん!