●舎爐夢ヒュッテ便りとGUESTのページ

1998年9月30日曇り20度

長野のアトピッ子の会との交流会で23人が参加 子供を入れると50人にもなりました。舎爐夢(シャロム)ヒュッテの畑でサツマイモ堀をみんなでしました。大きなサツマイモがたくさん取れました。炊き込み御飯とカレーの昼食の後に交流会 あわただし1日でした。

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1998年9月29日小雨20度

食の雑誌を専門に扱っている柴田書店から本の出版依頼がありました。以前に「オーガニッククッキング」というプランのときにお断りした経緯があり再度の依頼です。まだプランニングの段階で決定ではありませんがとても有難いことです。

出版企画
  安曇野の大地から ― 舎爐夢(シャロム)ヒュッテのカントリークッキング ―
刊行意図
安曇野のペンション舎爐夢(シャロム)ヒュッテは自ら畑を耕し、その収穫された野菜を中心にもてなすナチュラルな宿として評判が高い。本書はこのヒュッテの料理の数々を安曇野の四季とともに紹介する。
        B5版 120ページ 定価1800円 部数8000部 読者対象 一般

春―梓川に雪解けの水が流れ込むころ、ふきのとうが顔を出す。春の混ぜご飯ほか20品
夏―澄み渡った高原を吹き抜ける緑の風。畑で収穫した夏野菜でラタトゥーユほか20品
秋―北アルプスの山頂が白くなるころ、安曇野に紅葉が降りてくる。きのこのテリーヌほか20品
冬―遠く雪を抱いた北アルプス。山麓の安曇野も雪に埋もれる。ヒュッテも冬は休みだ。保存食の数々を

1998年9月28日小雨20度

よく雨が続きます。台風の影響で農作物にたくさんの被害があったようです。今日から5日間休みです。理恵ちゃんは新穂高から雲ノ平経由で高天原に出かけていきました。みっちゃんは黒四経由で富山のお友達の所へ コッチャンはお友達と出かけました。紅葉は2000メートルまで降りてきています。例年より2週間早いということです。安曇野ももうすぐなのでしょう。

1998年9月27日雨21度

9月最後の営業です。連日満室の日が続きます。明日からは5日間お休みです。お休みといってもシュタイナーの勉強会や民ちゃんの料理教室 サイババのバジャン アトッピっ子の長野との交流会 仁の授業参観etc 普段よりか行事が立て続けです。

1998年9月26日 曇り小雨23度

今日は穂高神社の宵祭りです。夕食後みんなで穂高神社まで出かけてきました。

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1998年9月25日 曇り小雨23度 

食器拭きのお手伝いに沢山の方が参加してくれました。あっという間に食器拭きが終わってしましました。食器拭きもみんなでやると楽しいですね。9月だというのに毎日満室に近い日が続きます。

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1998年9月24日 曇り小雨23度 

稲刈りも急ピッチで進み秋たけなわです。ソバも花が終わり実を結んできています。10月の下旬には新ソバが食べられます。実りの季節です。台風7号の影響でリンゴが落下し被害が広がりました。リンゴも津軽から千秋に変わり柿も色づいてきました。山も緑の山から紅葉の山へと移り変わっています。安曇野まで紅葉が降りてくるのも もう少しです。気温は23度前後です。

1998年9月23日 雨24度 

ナマステ!(ネパールの順ちゃんより)

ネパールは今日からダサインというお祭りが始まりました。季節的には秋祭りなのですが、1年で1番大きなお祭りなので日本の正月のようです。
15日間続くお祭りなので初めの1週間は年末のようなもののようで、本格的なのはあとの1週間のようです。人々は新しい服を買い求めたり、帰省の計画を立てたりしています。(宿の経営者の立場としては、多くの人が請求書を持ってやって来るし、スタッフに帰省のためのボーナスを渡さなければならないし、雨季のあとでお金が入ってこなかったし、大変です。)
今日は(本当は)お米をかめに入った土などに蒔き、1週間ほどして芽を出すのを願う日だとガイドブックで読んだ記憶があり、昨日尋ねたところ「そうだ」とは言っていたのですが、今日行うのを見る事はできませんでした。ここが観光地だからであって、みんなの実家ではしていているそうです。夕方、ドーナツのような油で揚げたローティー(小麦粉で作ったパン状のものの総称)をたべました。お祭りが始まるからだそうです。

ダサインの最終日に私達の結婚式をするのですが、準備と言えば、招待状を書いたのとディナーの材料の一部を買ったくらいです。が、彼のお父さんが何度かやって来て彼と話している計画は、名古屋の結婚式もびっくりするくらい、義父さんが稼いだ財産すべて(日本の盛大な結婚にかけるような額があがっている)をつぎ込もうというもので、それほど大きな事をするつもりがなかった私達二人は、びっくりです。そのあたりは日本の一部の地域と同じようです。長いと3日間行うそうなのですが、1日だけなのでまだ良かったのですが。

日本と違うのは、準備が非常にゆっくりな事。衣装はもちろんの事、会場の準備の買い物もまだです。(まだ早すぎると言われる)招待状も遠隔地には人を会して渡す手はずをとったものの、ポカラの人々の分は「今渡すとみんな忘れてしまうから、3日前に配る」のだそうです。
ですから、結婚式の準備で忙しくしてはなく、のんびり暮らしています。
では、また。

1998年9月22日 雨25度

台風接近に伴い風と雨が激しく降りました。裏の道は川のように水が流れています。

1998年9月21日 晴れ26度

シュタイナーの勉強会に来られている山本さんのご主人の誕生日ということで家族で夕食会です。奥様の手作りのケーキでお祝いです。幸せな山本一家です。

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1998年9月20日 晴れ28度

山小屋からのつきあいだったとみが交通事故を起こしてなくなりました。突然の知らせに胸が詰まります。

北海道新聞 平成10年9月19日

電柱に衝突し重体

「斜里」18日午前11時45分頃斜里町日の出55の国道で、同町ウトロ香川38、調理アルバイト富山達也さん(40)の乗用車が、対向車線の電柱に衝突、富山さんは頭などを強く打ち、意識不明の重体。斜里署の調べでは、富山さんは追い越しを中断した際に、ハンドル操作を誤ったらしい。 

とても悲しい事故のお知らせです。

優しかった とみ
すぐにでも顔を出してくるような気がする とみ
どんなにか励まされたりした とみ
曲がったことが嫌いだった とみ
みんなに愛された とみ とみ
酒を愛し 山と人を愛した とみ
物に縛られることなく自由に生きた とみ
いつまでも心の中に生き続ける いつまでも生き続ける とみ

                 光と一緒になった とみ 幸あれ

1998年9月19日 晴れ28度

今日は仁君の小学校の運動会でした。天気に恵まれ朋ちゃんとまな おじいちゃんとで出かけてきました。楽しい1日でした。

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ネパールのポカラとリアルタイムでメールが交換できるようになりました。

こんにちは、じゅんこです。
今のところ、フィルターウォーターを飲んでも下痢をする事もなく、元気に暮らしています。夜になると原因不明のかゆみに、悩まされてはいますが…。

今回は、私の住んでいる所の紹介をしようと思います。
北は中国チベット自治区、南はインドがある、ヒマラヤの国・ネパール。首都カトマンドゥから200km西に向かったここポカラは、アンナプルナをトレッキングする人々の玄関口。またインド・ネパールを旅する人の安やぎの土地でも在ります。
ペワ湖の東側・レイクサイドと呼ばれているところはまさに観光地。土産物店、スーパー、レストラン、ホテルが建ち並んでいます。そのレイクサイドの南よりにここ「BLUE HEAVEN GUEST HOUSE」はあります。
広い庭からは標高6998mのマチャプチュレ山が望め、朝食を摂ったり本を読んだり、ゆったりと時が流れるのを感じることでしょう。
スタッフは7人。ReceptionistのSanjib、GuideのGanesh、CookのParusuran、部屋のお掃除や雑務をしてくれるTara、食器や洗濯物を洗ってくれるMaya、経営者でありわたしの夫(になる)のSuraj、そして英語もネパール語もできないので役立たずな私、です。
私が帰ってきた9月初めはオフシーズンにもかかわらず学生の日本人が多く訪れてくれて満室の日々が1週間ほど続きましたが、この1週間は文字通りシーズンオフでのんびりしています。ポカラの街全体は10日ほど前から雨季が明けたようなので、少しづつツーリストが増えてきています。雨季の間はなかなか見られる事ができなかったヒマラヤの山々も、ほぼ毎日、見られます。日中は日差しが強く1時間外にいるとヘトヘトになってしまいますが日陰は涼しく、朝夕は心地よい風が吹きます。
街中はオンシーズンに向けて改装している店が多く、4ヶ月前にはなかったフルーツショップや楽器店などがいくつもあり驚きました。
あっという間に2週間が過ぎていき、1日2食のダルバートを美味しく食べています。
1週間前に土を耕して蒔いた豆や青菜の種が芽を出しました。毎日少しづつ大きくなるのが、日本にいるときと同様、楽しみの1つです。
では、またお便りします。

1998年9月17日 晴れ23度

こんにちは、じゅんこです。
届いたようで、とても嬉しいです。
受信・送信のバイトが遅いときが多く、うまく接続できないので、まだ充分ではあ
りませんがとりあえず、よかった。
では、また。

junko@mos.com.np

BLUE HEAVEN GUEST HOUSE
Gaurighat-6,Lake Side,Pokhara,Nepal
Junko Oshima

ネパールの順ちゃんからメールが届きました。

お〜い ネパールが近くなりました。やったね!
これからはリアルタイムにポカラの様子が伝わってきます。
楽しみです。ホームページにも挑戦下さい。
冬には家族でネパールの彼女の所を訪ねるつもりです。

1998年9月16日 晴れ24度

台風5号の影響で朝から雨でしたが10時くらいからは青空が広がり午後には台風一過のすがすがしい晴天になりました。雨上がりで空気が澄んでいて夜には満天の星空になりました。

1998年9月15日 晴れ23度

朝から久々の雨で野菜にとっては恵みの雨です。雨を見越してレタスの植え替えをしましたが本当に恵みの雨です。野沢菜もこれで芽が出そろいます。7月からずっと続いていた満室も今日までです。 明日若干部屋が空いてまた21日まで満室の日が続きます。

1998年9月14日 晴れ25度

安曇野ではコスモスと白いそばの花が満開です。稲刈りも始まり秋祭りがあちこちの部落で始まっています。野沢菜や大根も芽を出してすっかり秋たけなわです。ここしばらくで稲刈りも急ピッチで進みます。気温は24度前後です。
ミス家庭画報の撮影が行われました。これから何社かの撮影が続きます。すっかりスタジオのシャロムです。豊里の秋祭りで仁が金魚釣りをしてきました。子供にとってはお祭りは楽しい行事です。

1998年9月13日 晴れ26度

カントリーウォーク 秋の安曇野 1998.9.13. 古厩を歩く

安曇追分駅より11名で稲刈りが始まった安曇野 古厩(ふるまや)を歩きました。古民家を再生した武井さんの家を見せていただき近くの道祖神を紹介していただきました。武井さんの玄関で記念撮影 親切にお話を戴きました。稲が頭をたれて稲刈りが始まっています。双体の道祖神も素朴でたんぼ道も気持ちよく歩けました。

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大宮神社は15,16日とお祭りなのだそうです。屋根が葺き替えられてその時の大工さんが来られていました。宵祭りにお船がでるそうです。途中 征矢野さんの家により安曇野を書かれた絵を見せていただきました。チタの演奏も素敵でした。公民館にお祭り用のお船がありました。昔は胴体に着物を飾ったのだそうです。白いそばの花とコスモスが満開でした。畑仕事をしていた吉田さんの話も素敵でした。

1998年9月12日 晴れ26度

ウッディライフ  NO78 山と渓谷 掲載

あんまリ難しく考えたら 長続きしませんよ。
気楽に燻せぱいいんです

臼井健二さん(49歳)は長野県安曇野で「舎爐夢(シャロム)ヒュッテ」という宿を営んでいる。この建物は、仲間の力を借りて3年がかりで建てたもの。

」R大糸線潟高駅から車て10分ほど行った林の中に建つ舎爐夢ヒュッテ。手前の立派な小屋はヤギの家だ。アヒルの池もある 根っからの山好きで、山小屋で5年ほど働いた経験を持つ臼井さん。生まれ故郷の安曇野で、自分流の人生を謳歌している


    
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吹き抜けの談話室。大きなスピーカーもお手製だ。また、この部屋にも手造りの暖炉がある
でき上がった燻製を容器に並べる臼井さん.昔は肉類の燻製も作ったが、今は菜食中心の食生活なので、魚だけを燻製にする

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落ち着いた雰囲気の客室。-泊2食付きで9000円だ

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奮闘の様子は、本誌の創刊号、2号でレポートしたので、ご記憶の方もいることだろう。臼井さんが15年ほど前、舎爐夢ヒュッテのダイニングに造った暖炉は、いわば究極の多機能型。ここまで凝ったものは、たぶん日本に2つとないだろう。

燻製も作れる八面六臂のマルチ暖炉
床暖房や燻製作りもこなす多機能型の暖炉。火室内には折り畳み式の焼網があり、魚も焼ける。煙道から魚の焼いた煙が廃棄され室内がにおうこともない。煙突横の棚でパン種の発酵も可能。何とも素晴らしい

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基本構造はレンガ、耐火レンガを組み合わせて造ったかまどに、6o厚の鉄板をかぶせてふたをしたもの。しかし、通常の輻射熱による暖房だけでなく、調理、パン焼き、床暖房もできるし、燻製作りまでこなしてしまうのだ。とても素人の手によるものとは思えない。さて、この暖炉のスモーカーとしての機能を見てみよう。煙道は2系統あり、一方は火室のすぐ上にあるカマボコ型のスモーカーにつながっている。

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当初はここに床暖房用の不凍液タンクがあったが、後にそれを壊し、熱燻用の燻製箱に造り替えた。もう一方の煙道は、火室の横にあるレンガ造りのペチカヘと通じている。これは、レンガが煙の熱を吸収し、じんわりと長時間にわたって室内に熱を放出するという優れた暖房システムだ。

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鉄筋を結束する針金で魚をつるす
スモーカーに魚をつるすには、鉄筋を結束する針金で魚をつるす細い針金が便利。市販のフックより安価だし、魚の身が熱でやわらかくなっても、エラを通しているので、ちぎれて落ちることがない。エラに針金をとす際、針金を密着させないのがコツ。ぴったりくっつけると、外すときに身が一緒にはがれてしまうのだ。


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2つの排煙経路維崎はダンパーで切り替え可能
この暖炉には2つの煙道におのおのダンパーがあり、開閉して排煙経路を選択できる。(両方同時に開けることも可能)」

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さらに、熱を奪われて温度が下がった煙は、ペチカの上にあるスモーカーへと導かれる。こちらは冷燻を造るのに最適だ。「以前から、薪を焚いて暖房した時に煙突から逃げる煙や熱がもったいないと思っていました。それで、松本技術専門校で鉄工を3ヵ月学び、こいつを造ったんです」さらりというが、なかなかできることではない。暖炉造りのために入学する行動力や加工技術の確かさだけでなく、この仕組みを考えついた発想の柔軟さにも驚いてしまう。チップではな<薪を燃やして燻製を作る舎爐夢ヒュッテでは、3日に1回くらいの割合でゲストに燻製料理を出している。

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イワナの燻製。口に入れると、魚のうまみと煙の香りが拡がる。無造作に作っていても、長年の経験で失敗することはない

もちろん、暖炉スモーカーで作ったものだ。熱燻が一番うまい、というのが臼井さんの持論。だが、ジューシーなスモークサーモンの冷燻も絶品だ。ちなみに、やわらかいスモークサーモンは、冷凍するとうまくスライスできるという。この暖炉スモーカー、一般的なスモーカーと違って、燻煙材はチップではなく、豪快に薪をそのまま使っているのが面白い。

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火おこしには昔ながらの火吹き竹を使う。煙に目を細めながら、息をを吹き込む姿が、実にカッコイイ。男はこうでなくっちゃ


「薪をチップにするのは面倒くさいじゃないですか(笑)。味だって、薪だろうとチップだろうと、特に差はないですね。燻製なんてあんまり難しくこだわっていると何もできないし、長く続かないですよ。スモークサーモンなんて、3枚におろして冷蔵庫に入れておくのが風乾の代わり。要は乾かしてから煙の中につるせばいいんです」

冷燻用のスモーカーはサケが入る大きさにした
ペチカの上に設置された冷燻用のスモーカー。サケの3枚おろしを寝かせて置けるよう、大きめに作ってある。とことん利用された煙は、最終的に左上の穴から屋外に拝出される

灰受けは引き出し式で焚いている最中も使える
火室の下にある、引き出し式の灰受け皿。焚いている時でも灰の始末がでさるのて便利だ。コイルのようなものは、吸気用ダンパーの取っ手。
これを押したり引いたりして吸気量を調節する

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燻煙時間は2時間ほど。一度火をつけたらほったらかしておき、その間は別のことをする。決してでららめに作っているわけではないが、なかなか多忙なのだ。忙し<ても充実した自給自足の暮らし臼井さん一家は「自然のリズムに合った自給自足の暮らし」をモットーに生活している。マクロビオテック(玄米菜食を中心とした食事法)もその手段の一つだ。無農薬で野菜を育て、天然酵母パンや豆腐マヨネーズ、ジャムなども作っている。

すぐ近くにある2反歩(600坪)の畑で野菜を育て、家族3人はもちろん、ゲストに出す分まで賄っている。生活している土地から取れる旬の野菜は、おいしいだけでなく体にもいいのだそう

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カマボコ型のスモーカーは熱い煙が流れ込むので、熱燻ができる。また、この部分では、燻製以外にパンを焼くことも可能。缶に天然酵母パンの種を入れ、中にセットするだけでOKだ


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庭で飼っているヤギ。臼井さんいわく「自動草刈り機」なのだとか


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また、毎朝7時からヨーガ教室も開催するから、暇なわけがない。忙しいだけでは自分を見失ってしまうから、毎年冬の3ヵ月間は休業し、好きなことに集中。しかし、ふだんの生活が苦痛に満ちた作業で埋まっているわけではない。
「今の世の中は、効率とか便利さの陰に隠れている問題を見ずに突っ走ってきました。その矛盾を考える意味でも、自然に帰って、地に足がついた暮らしをしたい。農作業も建築も燻製も、生活すべてが学びの場であり、過程の喜びに満ちています。その辺のことを考えつつ、家族仲良く暮らしていければいいですね」 
「シャロム」はヘブライ語で「平和」という意味。自然のリズムで暮らす大切さを知ってほしいと願いながら、今日も臼井さんはゲストを迎えている。

1998年9月11日 晴れ25度

乗鞍から大出君がアケビとスモモ さるなし 松茸を持ってきてくれました。松茸はさっそくお吸い物にして食べました。秋の味覚です。

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1998年9月9日 晴れ25度

ラ・セーヌ11月号(10月7日発売)の撮影が行われました。

「ご主人のこだわりが嬉しい紅葉の料理旅館、オーベルジュ」 シャロムが選ばれ取材されました。発売されたら是非見て下さい。

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1998年9月8日 晴れ23度

シュタイナー勉強会です。今日はスペースダイナミック みんなで楽しく体を動かして、ボールの受け渡しなどをしました。オイリュトミーのもっと体育的なもの

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1998年9月7日 小雨のち曇り22度

安曇野サテライト通信 平成10年9月7日 掲載

自給自足の安曇野

人と人とが心を共有する素晴らしさは、金銭には代えがたい価値を生み出すと教えてくれる人がいる。
穂高町有明で舎焼夢(シャロム)ヒュッテを営む臼井健二さん(49)は、自然とともに暮らすエコロジーな田舎生活を提案するペンションのオーナー。
山小屋で働いていた時代に培った全国の人との縁をもとに、建物の建設資金を集めてしまった人でもある。
「情熱は自分の中で発酵するまでに時間がかかる。けれど、その発酵が終わると
"この道を行くぞ"という考えに落ち着いて人の言葉に揺れもしないし、
そう大変でもない」と心静かにほほえみながら、わが道を歩いている。

シンプルに豊かに暮らす生活のヒントを提案

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安曇野の景色に映える臼井さんの宿の庭には、鶏やヤギ、アヒル、犬ものんびり暮らしている。宿泊客をもてなす食事の野菜材料は、ほとんどが鶏のふんや裏の林の落ち葉をたい肥とする自家栽培で、無農薬有機農業を実践する。朝食には庭で採れたハーブ茶と一緒に、奥さんの作る天然酵母のパンがおいしいと評判だ。
友人、知人の手を借りて、3年がかりで建てたという建物は、材木の切り出しから組み立て、配管、壁塗り、そして家具まですべて手作りという徹底したハンドメードハウス。しかも自己資金はわずか1000万円だけだった。「土地はおやじの援助で何とかなりましたけれど、それから先はない。どうしようかと考えに考えた未、自分には数千枚の年賀状が来ることを思い出したんです。」 自然の中、だれもが平等で素晴らしい人間関係だったという北アルプスの山小屋勤務時代に、心を込めて山のガイドや接待をした登山客との人脈が、臼井さんを支える土台となった。「ザックを下ろしてくたびれた体にしみ込む一杯のお茶がうれしいでしょう。自分がそうでしたから。夜はスライドなんかで山の良さを語り合うんですよ。全員の写真を撮って年賀状で送ったら、皆さん喜んでくれて…」5年間の勤務期間、町営の山小屋の年間宿泊数は毎年1000人ずつ増え「やめるころには町長よりたくさんの年賀状がくるので、おまえは山で何やっていたんだって聞かれたくらいだった」と笑う。
自分の生まれたこの地で、小さな宿を作りたいという思いを添えて1口5万円の会員を募った。約20年前のことなのに、2500万円が集まったという。数年後の経営難も山好きの雑誌編集者の紹介などで乗り越え、今は妻の朋子さんとの二人三脚で旬を食する玄米自然食の宿としてエコロジーライフを実践。まだ建物も完成ではないが、そのナチュラルなライフスタイルに魅せられて常宿とする人の輪を広げている。

1998年9月6日 曇り22度

安曇野では白いそばの花が今盛りです。朝夕すっかり肌寒くなって秋たけなわです。リンゴの津軽の収穫も始まり秋の果物が豊富に出回っています。畑では野沢なの種まきがこれから始まります。もうすぐ稲の刈り入れが行われ秋祭りの季節です。気温は20度前後です。

今日は満月です。月見団子を供え待ちましたがお月さんは顔を出しませんでした。

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1998年9月5日 21度

すっかり秋になってしまいました。シャロムの夏休みも終わってみんなが顔を合わせました。前半は天気に恵まれませんでしたが後半は天気に恵まれて楽しい山行ができたようです。朝のヨーガ風景です。沢山の方に参加いただきました。久保さん高橋さんまたお逢いしましょう。

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1998年9月1日曇り時々小雨 24度

今日からシャロムは夏?休みです。9月4日までお休みです。理恵ちゃんは烏帽子から水晶を越えて高天原へ みちゃんは常念から蝶が岳横尾 涸沢 上高地へ出かけました。天気がもう1歩ですが待ちに待った休み元気に出かけていきました。

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