舎爐夢(シャロム)ヒュッテは建物から家具 小物に至るまでほとんどが自家製です。 2反の畑でとれた作物を食卓へ 残飯はニワトリが食べ鶏糞を畑にというような 循環のある暮らしからゲストの皆さんを御世話できたら有り難いと思っています。テーマは「自給自足、閉鎖循環」 拡大した世界を自分の所に集め生活したいと思っています。ある時は大工であり百姓でありトイレ掃除も会計もこなします。いろんな仕事をすることにより効率一辺倒でない暮らしをしたいと思っています。使い捨てでない循環のあるピースライフ エコロジカルな暮らしを目指したいものです。 ●リサイクル用封筒用紙 リサイクル便せん 毎日たくさんの手紙が来ます。その封筒は捨てられて ゴミが増えるだけなのでゴミにしない方法を考えました。これはとても良い方法です。リサイクル用の封筒に貼る用紙を作ります。用紙も失敗した用紙を使います。使われた封筒や用紙が無駄にならなくとても良いことです。住所も印刷しておしゃれにできました。便せんも罫線を入れてリサイクル便せんができました。裏の文章も読むのもまた良しです。無駄がなくなるととても気持ちがいいものです。 またサニタリーバックとしても使っています。 ●タオル 歯ブラシ 石鹸 地球のためにできることを一つずつを合言葉に 様々なエコロジー活動を進めている中 1回きりで捨てる備品を部屋にはおかないことにしています。自分の簡便さだけでない視点でのエコロジカルな使用ができたらと思っています。 シャロムでの私の実践 洗濯に石鹸を使わない 洗髪にシャンプーを使わない 風呂でも石鹸を使わない 食器洗いも洗剤を使わない できるんですね 合成洗剤を石鹸に換えようという運動もわかります。でもやっぱり石鹸も環境を汚します。使わないほうが体にも地球にもいいようです。 石鹸や洗剤を使わなくても 木炭と塩だけで洗濯できます。
●ペットボトル ワインビン ペットボトル ワインの空きビンは棚において再利用を進めています。お茶を入れていくのに使ったり おいしい安曇野の水をお土産にするのにも便利です。缶ジュース缶ビールの類は置かないことにしています。 ●リサイクルボックス ホールにリサイクボックスがあります。いらない物で有用な物はリサイクルボックスへ 必要な方はお持ち下さいと表示してあります。。少しでもゴミにならず。新たな命が与えられます。 ●窓を南側に大きく取り冬には日差しが入り 夏には入らない 日差しはホールのタイルを暖めて夜放熱する。サンルームにもうけたキウイの棚も夏は日差しを遮り 冬は日差しをとり入れ薪の床暖房との組み合わせでとても暖かい。夏には屋根裏に取りくけた天窓が換気して空気が流れることにより涼しい。 1973年、第1次オイルショックの年、アメリカの建築家A.バウエン教授がパッシブシステムを提唱。フロリダの蒸し暑い気候の中、石油を大量に使うのではなく、自然エネルギーで快適さを得る方向を目指した。パッシブソーラーとは、特別な機械装置を用いず、建築的な方法や工夫によって太陽エネルギーを利用するやり方のこと。 ●サニタニーバック 新聞の広告で袋を作りサニタニーバックにしています。使う方も気持ちよく 処理も便利です。新聞の広告で作るのがとてもいいアイデアーです。サニタニーも布のフェースタオルを使うと使い捨てでなく何度も洗って使えるようです。そして気持ちもいいようです。布を使っている人も増えてきました。 ●エコロジーパン(玄米おかゆパン) 玄米おかゆパン朝の主食や子どものおやつにも、栄養たっぷりで安心。野菜の残りを上手に使って。また、残った玄米ごはんをおかゆにして、Bの粉類を足してもおいしくできます。 材量 (天板2枚分) A(玄米2合水1〜1.2リッター だしをとったあとの昆布約10cm キャベツの芯1〜2個 大根のしっぼ3cmまたは同量程度の皮 あればそのほかの野菜くず少々 塩小さじ1) B(全粒粉1カップ 小麦粉3カップ 塩小さじ2〜3 干しぶどう適量)あればくるみ・ごま適量 作り方 1 昆布と野菜はせん切りにし、ほかのAの材料といっしょに圧力鍋に入れて火にかけ、重りが周りはじめたら、弱火にして1時間炊きます。 2 @がさめたら、Bを入れてこね5時間からひと晩ねかせます。 3 天板に油をひき、粉(分量外)をはたいてAの生地を流し入れます。 4 あればくるみ、ごまものせて、210Cのオープンで60分焼きます。 ●預け鉢 食事の時にテーブルにおく 預け鉢 食べれない物はあらかじめ預け鉢へ 食べられる人は取って食べましょう。 テーブルで処理できなかったら隣のテーブルにお持ちします。みんなが平和に暮らせます。と一声かけます。毎日ほとんど食べ残しがありません。 ●残飯処理 ほとんど残飯はでませんがコンポストに入れて畑で使われます。犬やアヒル鶏のえさとしても生まれ変わります。 ●廃油 天ぷら油のリサイクル 油はこしてディゼルエンジン トラクターの燃料として使います。3分の1以上入れなければ燃料として充分使えます。軽油よりは公害もでないようです。 ●トイレ水の循環システム 合併浄化槽を浄化槽の後ろに2個付けてEM菌を使いトイレ水の循環をしています。中水道により水の使用量がかなり減ります。浄化槽の工事を1冬かけて行いました。 浄化槽の後ろにさらに2台もの合併浄化槽をつける必要があるのでしょうか。日本リサイクル運動市民の会の合併浄化槽はヤクルトの容器を使ってPODをかなり低く
(魚が棲める)出来る(約90万円くらいする高いものですが)とうたっていますが、これとは違うのでしょうか。 ●雨だれの水 雨水タンク 雨だれを受ける樽。ウイスキーの樽をリサイクル 花の水はこの水でOKです。中水道としてトイレの水循環にも使われます。 ●空気の缶詰 空き缶がただ捨てられるのは忍びないので付加価値をつけるシールを作りました。 ●ルーフトップガーデン 草屋根 断熱効果と失われた緑を復元します。 ●コンポストトイレ 堆肥トイレ 小さなバケツが便槽です。水分と分離して落ち葉などを入れて発酵させ木の根本や畑に還元します。 ●温室
●チキンホットハウス 鶏小屋と温室をつけることにより体温の高い鶏の熱を利用 温室になります。 ● 踏み込み温床 落ち葉の発酵熱で室温を暖め春の苗作りに利用します、 ●薪の石窯 再生可能なバイオマスエネルギーを積極的に使っています。 ●多目的な薪ストーブとペチカ ストーブになり煮炊きもでき オーブンにも成なり 薫製 ペチカともなって利用できます。 ●メタンガス発光装置 野菜くず 牛糞などを混ぜて発酵 メタンガス 液肥が得られます。 ●風力発電 自転車発電 自転車の部品を使ってエネルギーを作っています。自転車発電でビデオ鑑賞も可能です。 ●ストロベールハウス わらの素材を使うことにより再生可能な材と断熱効果を得れれます。 ●天ぷら油で走らすSVO(ストレートベジタブルオイル)システム 菜の花プロジェクト ご存じですか シャロムの車はヂーゼルエンジン でも100%植物油で走る車なのです。 ●シャロムの家具は手作りの物 松本民芸家具とユースドファニチャーです。アンティックで1930年代イギリスで使われた物です。重厚さと味わいがあります。
●おもちゃについて シュタイナーに出逢って シュタイナー勉強会が始まって学ぶところが沢山ありました。おもちゃについても納得できる考えでした。プラスチックのおもちゃや 電池で走るミニカー、リカちゃん人形がなくなり、手作りの人形や木ぎれで作った積み木などが新しく加わりました。もちろん量はぐっと減り片づけも楽になりました。木のおもちゃなら見える所に置いてあっても心が和みます。色の氾らんもありません。いろんな形の木ぎれは、滑り台になったり、すぐに子供が遊んでくれたので親の方が驚いています。本で見て作ったルドルフ人形もおんぶしたり、カゴに寝かせたりで親も見ていて楽しいのです。また作る時間も楽しくお金もかからないのはなによりです。 朋子がお人形を作ってあげました。シュタイナーの人形を参考にとてもかわいらしい人形ができあがりました。シュタイナーでは自然の中にある素材を使っておもちゃも作ります。以前からプラスチックのおもちゃには抵抗があったのでおもちゃ箱を片づけてスッキリしました。木や竹でおもちゃも作ってやりました。自然素材で作ればほとんど無料です。少しずつシンプルな暮らしに近づきつつあります。お金を使わない暮らしはとてもシンプルで21世紀の暮らしかもしれません。
舎爐夢(シャロム)ヒュッテの臼井さん夫妻 北アルプスのふもと、長野県安曇野。水の美しさで有名なこの里で暮らす臼井さんファミリー、健二さん、朋子さん、そして2歳の仁くん。もともと山を愛し、自然が大好きでここにペンション『舎爐夢(シャロム)ヒュッテ』を手作りで建てたほどだから、自然の恵みを慈しんで、決して無駄にしないリサイクル・ライフを楽しんでいます。普通は無造作に捨ててしまうキャベツの芯や大根のシッポは「玄米おかゆパン」として、見事に再生。一度訪れた人はみんなファンになる『シャロム』の朝食の看板メニューです。「ひとつの食べ物の全体を食べると、栄養のバランスがとれて、人間の体にはとってもいいんですって」と朋子さん。「それに、キャベツの芯や長ねぎのひげ根などは甘みがあるので、砂糖を入れなくてもほんのり甘いパンができ上がるんです」山いもの皮も、ただ揚げるだけで、バリッとコクのあるビールのおつまみに。山いもの皮を今まで捨てていたのが残念に思えるほどのおいしさ。「自然の中には、本当にたくさんのリサイクルのヒントがあります。例えば、グリーティングカードはわざわざ買わなくても、枯れ葉を乾かしてそこに文字を書けば、でき上がり。手作りケーキに飾ってもいいし、封筒に入れて送ってもインパクトがあります。都会にも街路樹はありますから、落ち葉を拾ってぜひ作ってみてください」 小さくなった子ども服の裾を縫い合わせチラシで作ったサニタリー袋を収納して、トイレアクセサリーに。使用済みナプキンは1回ごとにサニタリー袋ごと捨てるので衛生的で後の処理も簡単。一般の家庭でも学びたい知恵ですね
だしをこ取った後の昆布の佃煮に。梅干しの種と水2分の1カップを加え弱火で煮ます。やわらかくなったら、じゃことしょうゆを 秋になったら、色とりどりの木の葉を集めます。雑誌の間に挟んで、木の葉がパリッとなるまで乾燥させたら、白いインクでメッセージを書きます。そのまま封筒に入れても、ケーキに飾っても。 山いもの皮ば捨てたら損!短冊切りにして、油で素揚げにするだけで、カリッとコクのあるスナックに。パラリと塩を、ふってピールのおつまみに最高。甘辛く妙めてきんぴらにしてもいけます。 インド旅日記より
日本に帰って さっそくテレビを片づけました。インドのサイババのアシュラムで、アメリカの帰依者からサイババの教えを聞いたとき(もちろん日本語訳付きで)子供が親の言うことを聞かなくなったのはテレビのせい テレビが子供を駄目にしているという話がありました。テレビのコマーシャルは子供のことより、親のお金のことしか考えていないこと、テレビのニュースでも、いいニュースは少なく、悪いことしか報道しない、それを見ることで、悪い物を受けるというような話でした。実際 日本に帰ってきて、テレビを見てまったく政治家の汚職や 子供がナイフで人を刺したという話ばっかり、そんな話ばっかり聞いているとイヤになってしまいます。それより、マザーテレサのした事の報道とか見てたら世の中、希望もわくけれど、草の根のボランティア活動の話なんかめったに報道されません。それで新聞テレビともさよならをしました。でも市民タイムスだけは地域の楽しい話が載っているので取っていますが・・もちろん仁の了承も取りました。インドで聞いた話が頭にあったのか テレビがなくても楽しいこといっぱいあるし、家族でもっとお話いっぱいできるようにしようというとあっさりOKがでました。その後 私はテレビばっかり見てないでって怒ることなく、子供達は よく遊んでいます。愛美は、時々テレビにおもりをさせていたのでどうなるかと思ったけれど、今のところ問題はありません。親もだらだら夜遅くまで見ていることもなく いつもテレビをやめて良かったねといっています。仁もテレビなくていい子になったねってほめていたら、テレビよくないんだよねって言ってくれます。テレビのない生活が 今回、インドの旅の収穫という訳でした。 朋子記
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