自然農塾3月レポート of シャロムホームページ


あずみの自然農塾2015 3月レポート

3月21日(土) レポーター;Tさん

13時 快晴小春日よりの穂高駅前集合
電車組は12時36分穂高到着のため、20分強の時間を駅舎内外で待つ
山用リュックを背負う人、巨大なスーツケースを転がす人、寝袋抱えている人
みな、ココロの中で「あの人も自然農塾生かな?」とお互いを意識している様子。(笑

13時少し前、シャロムスタッフが到着。
車参加の人に、カーシートシェアリングをお願いするため、てきぱきと振り分けてゆくマリさん。

みな初対面だが、同じ志(どんな?)を抱いて集まった人々なので、すぐに打ち解け、シャロムまでの
15分ほどのドライブは、各車中とも和気あいあいの雰囲気・・だったハズ。

年季の入った建物、広々とした草原(いや畑かな)シャロムは予想に反して、雪のかけらもなく、4月のような陽気。
大きな荷物と大きな期待を胸に、自然農塾の第1回目が始まった。

まず地下のドミトリールームに案内され、荷物を置く。
地下だけど結構明るいし暖かい。

まずは、1階の談話ルームに集合。
つなぎ姿のけんじぃ事臼井健二師匠が登場!
写真で拝見するより、かなり頬がそがれており、数日前までインドにいらしていたとの事なので、
インドの洗礼を受けてきたのか、神々しい雰囲気を醸し出している。

DSC01034.JPG

ひとたびお話が始まると、皆がぐぐっと引き込まれてゆく。
真面目な話と砕けた話、けんじぃ節が響き渡る。
これから全10回の講座は、どんな風に進んでゆくのか、期待と一抹の不安が脳をよぎる。

それぞれ農作業のできる身支度を整えて、玄関前に集合。

まずは、野外保育森の子の活動場所に移動し、けんじぃの講座開始!
まずは、数人ずつ環になり自己紹介。時間が来ると組み合わせを変えて自己紹介。
結局、全員とは会話できなかったけど・・・

IMG_2603.JPG

2015年度のあづみの自然農塾生は全15名 男性5名と女性10名
やはり女性はどこに行っても元気でパワフルだな~。

そのあと、ちょっとしたゲーム。
全員で手を繋いで環になり、手に通したフラフープを繋いだ手を離さずに全員がくぐってゆくというもの。
タイムは・・・忘れた。
それをみなで相談し、工夫し、どうタイムを短縮するか。
知恵を出し合うなかで自然と会話が生まれ、出会って間もないながらも
皆で協力し合おうという空気が生まれていく。
最終的には、最初のタイムがの約半分にタイムが縮まった!

IMG_2612.JPG

それから、畑まで移動。
ぞろぞろ歩くみなの後ろから、フラフープも積んだ軽トラで、けんじぃがノロノロと
やってくる。

葉物野菜の種まき
ますは、直接畑に種を降ろす直まきの仕方を習う。
レタスを2種類(緑と赤のレタス)の種を混ぜて撒いた。
なぜ混ぜるの?と質問したら「その方が楽しいかな♪」とマリさん。
いいな~この緩さ(笑

DSC01044.JPG

始めて土を触り、草を触り、これこれ!!これがやりたかんだ~と思って
いる顔が沢山ありました。(えっ?私だけかな・・・)


みんなの畑に移動して、あみだくじ(めっちゃ横線の少ないヤツ)で自分の畑の
場所が決まる。一人3畝。
1年間、沢山の恵みをよろしく~♪

DSC01047.JPG

さっそく実作業。
みな楽しそうに黙々と土と戯れて、あっという間に時間が過ぎてゆき、16時に予定通り
1日目の作業を終了し、カーシートシェアリングで穂高温泉にゆきました。
裸のお付き合い(MF♪)

夜はシャロムの美味しいディナー!
まだ一般の宿泊は始まっていないため貸切で、けんじぃ節を聞きながらゆっくりと
噛みしめて味わう、シャロム産の野菜たち。どれも本当にや・さ・い!って味と香りがします。

11070525_833916256680335_7775964885166329055_n.jpg

フルコースディナーです。
「お酒は今夜はなし!」との宣言が高らかに響き渡り・・・美味しい湧水といただきながら、
健全な晩餐会となりました。
とても美味しい晩ごはんをありがとうございました(合掌)

DSC01056.JPG

夜は、地下ドミトリーに集まり、けんじぃのお話、各自己紹介。
東京、大阪、栃木、愛知、長野、各地からあつまった個性派の人々。
10か月、いろいろ一緒に体験・勉強・笑い・泣き・成長しましょう!
よろしくお願いします。

翌日にそなえ、10時就寝。。。
けんじぃは、シャンティクティでまだまだ語り合う時間が待っているそうです。
人は3時間寝れば大丈夫!って言ってました。
ナポレオンの4時間を上回る!?
成人式と3回とプラス5年の歳月を過ごした方とは思えない体力!(脱帽)

22時、まだ普段ならがんがんに起きている時間なので、なかなか寝付けず。
明日を楽しみに羊を数えて、やっと寝ました・・・



3月21日(土) レポーター;Aさん

○畝立て

IMG_2622.JPG

・畝立ては本来は秋に行うもの

・自然農では、地上のものと地下のものを基本的には混ぜない
 それは、自然界ではそういうことは起こらないから
・畝立てもこの点に留意するべし

1.ベッドの上の草をどかす

IMG_2624.JPG

  - のこぎり鎌で草を切る
  - 根は土中に残す
  - 切った草はどけて横に置いておく

2.畝を立てる

DSC01041.JPG

  - 紐を畝に沿って張る
- 紐に沿ってスコップで土に切れ目を入れる
  - 反対側もスコップで土に切れ目を入れる
  - スコップで手前から土を掬って、ベッドに土を乗せる
  - 畝の長さ分繰り返し、できた溝を鍬でならす

  注:あまり深く掘らないこと

3.ベッドに乗せた土を馴染ませる

IMG_2627.JPG

  - ベッドの横に立ち、手前から奥へと鍬を入れていく
   ようにして、土を馴染ませる

4.ベッドの表面をならして鎮圧する

  - ベッドの表面を鍬等で平にならし、鍬の刃で押さえて鎮圧する
  - 鎮圧すると下から上に水分が上がってくるので、ベッドの
   乾燥を抑えるために鎮圧は重要

5.水やりについて

  - 日本は5日に一回風が吹き、10日に一回雨が降る(五風十雨)
   という恵まれた気候なので、水やりは一切いらない
  - 山菜や雑草は水をやらなくても生えてくる
  - やるとしても、植える時に最初に一回やれば良い

☆縄文時代は所有という概念は無かった。皆で分かち合っていた。

○種について

・F1:一代交配種(雑種)とは

二つの品種を掛け合わせることで、それぞれの品種の
優性な遺伝子が子に発現されるように作った品種

しかし、子から取った種を蒔いてもその次の世代では
品質にばらつきが出る

  - F1自体は決して悪いものではないが、作り方に問題がある。

雄性不稔という、おしべができない奇形を利用した
方法がある。
    この方法では、交配する母株のおしべを除去する作業が
不要になるため非常に効率が良く、多くのF1品種が
雄性不稔で作られている。

- この先に遺伝子組み替え品種がある

   ☆ビルゲイツは遺伝子組み替えを推進するモンサント社の
大株主なので、パソコンはアップルを買うのが良い

・固定種/在来種とは

  - F1のように交配させて性質の良いものを作るのではなく、
   同じ土地で代々採種を繰り返し育てることで、土地にあった
   性質が固定された品種
  - F1に比べると、早く取れるもの、遅く取れるものなどの
   バラツキがあるが、家庭菜園にはその方が向いている

・シャンティクティの種バンクでは、固定種の種をストック
 している。種は無料で配布するが、そこから翌年種が取れたら
 それを倍にして返して欲しい。

 ☆まず与える。でもそれが手ぶらではかえってこない

○播種

・複数品種を混植すべし

  - 自然農では多様性を重んじる。
   均一化により効率を求めすぎてはいけない。

   ☆エンデ(ミヒャエルエンデ?)が15年前くらいの
正月にNHKの番組で、インディオと共に探索した時の話をしていた。

3日目までは順調に進んだのだが、4日目には皆が車座を
組んで座ってしまい動かなくなった。
    理由を尋ねると、魂が歩みが速すぎると言ったからだという。

我々の生活は、まさに速すぎるのではないか。

・レタスの苗作り

  - レタスはキク科。
   苦みがあるため虫が付きにくい→無農薬で作り易い
   トウが立つとさらに苦くなる
  - キク科は自家採種できる
   その地にあった形質の種になる

  1.ベッドの準備
    ・苗床にする畝の部分に生えている草をノコギリ鎌で切り、
  草をどけておく
    ・土の表面には草の種が残っているので、表面を鍬で削りとる
    ・さらに鎌の刃で表面を叩くようにして残っている草の根を切る

  2.種の準備
    ・種の袋は下側を切って開ける
    ・奇麗な器に必要なだけ移す
・袋を閉じるときは、下側の角を交互に斜めに折って重ね、
     上になったほうを、下になった方の下に挟み込むように
     折り曲げて止める

   注:種は奇麗な素手で触ること

  3.播種

DSC01044.JPG

    ・蒔き方はばら蒔き。

・手に取って手の甲を下にして軽く握って、手を振りながら
  指の間から種を落とすようにして蒔く
・種は小さくて軽いので風の向きに配慮する
・小さいもの程固めて蒔くのが良い
自立できるまでは固まっているほうが助け合う

・半分量を苗床全面に蒔く、
     という作業を二回繰り返すことで平均化する

  4.覆土

DSC01045.JPG

    ・好光性なので、覆土は薄くする。
・蒔いた表面を鎌の背でトントン叩いて土を踊らせて種を隠す
  くらいで良い。
  ・もしくは土を両手で挟んで揉むようにしながら上から土をかける

  5.鎮圧
・鍬で強く鎮圧する
・鍬は柄が歯の上に飛び出ていない”川口モデル”が良い
・7000-8000円

  6.草を戻す

・どけておいた草を戻す。均等に薄くかける

・自然の大地には裸の土地が無い。草があるほうが自然。
    ・草を戻しておくと朝露をためてくれたり、保温や断熱の効果もある
・草が無い時には籾殻や藁を敷く。
→草が欲しければ土手にいけば幾らでも生えている
・秋にベッドの上に分厚く敷いておくことで炭素循環ができる

  7.移植

・1ヶ月後に移植する
・双葉が出て、次の葉が出てくるくらいに移植する
・米は四葉半で移植

  ☆ニンジン等も良く鎮圧し、乾燥を避けるために藁を厚めに敷くと良い
   ニンジンダンスというものがある(マリさんがいつか披露して下さる?)

  ☆ハコベが生えているところは土が肥えている

以上です。


レポートに加えて、参考図書も思いつくままに書いてみました。


1. 「種が危ない」野口勲

  F1とか雄性不稔の問題について書かれた本です。
野口種苗研究所の野口さんの本です。解り易いです

  http://noguchiseed.com
  ここからオンラインで、固定種の種を買えます。

  他にも、
  つる新種苗店(http://www.mcci.or.jp/www/tsurusin/index.htm)
  高木農園(http://takaginouen.com)
  あたりも私はよく使います。

2.「すごい畑のすごい土」無農薬・無肥料・自然栽培の生態学 杉山修一

  奇跡のリンゴの木村秋則さんの畑を専門家の視点で分析した本
  しかも解り易く書かれています。

  シャロムの畑を理解するのにも役立つのではないかと思います。

3.「土の学校」木村秋則
  こちらは木村さんがインタビューに応えた内容をまとめたもの

  2とセットで読むと、自然農の考え方がすごく腑に落ちます。
  最後の方に奇跡のリンゴを庭で育てる方法が紹介されています。
  やってみようかなぁ。。。

夜の部:
4.「モモ」ミヒャエル・エンデ

  資本主義の限界を感じている皆さんなら既にご存知かと思います。
  子供の頃読む方も多いようですが、私は2年前くらいにようやく
  たどり着きました。

  あと、

  「エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと」河邑 厚徳

  こちらもお勧めです。

5.「シルビオ・ゲゼル入門―減価する貨幣とは何か」廣田 裕之

  エンデから遡るとこの人やルドルフシュタイナーに行き着くのですが、
  20世紀初頭に「自由地と自由貨幣による自然的経済秩序」という
  凄い本を書いた人です。
  この本を読むと、なぜ金融資本主義が我々を不幸にするのかが解ります。
  今は割と歴史から抹殺されてしまった系の人です。

  減価する貨幣、現代人にとっては目から鱗の考え方です。
  つまり、自然界において、貨幣のみが唯一時間とともに減価しない。
  であれば、減価する貨幣というものを作ったらどうなるか。
  地域通貨のルーツです。

  あと、健じいの発言に時折出て来た茶の湯の思想については、私はあまり
  知らないですが、きっと一杯入門書はあるでしょう。
  
  唯一私が読んだことあるのは、利休ブームに乗って読んだ次の本です。

6.「もしも利休があなたを招いたら 茶の湯に学ぶ”逆説”のもてなし」千宗屋

  守破離については、「守破離の思想」藤原 稜三がお勧めなのだと思いますが、
  絶版でアマゾンで9,980円と高いです。
  http://1000ya.isis.ne.jp/1252.htmlに松岡正剛さんの書評があります。

  1と2は皆さん読んでおいていいと思います。

  あ、あと、私がシャロムにたどり着いたきっかけの本。

7.パーマカルチャー菜園入門 設楽清和

  この本の最後にパーマカルチャー関連団体が列挙されているのですが、
  そこに舎爐夢ヒュッテが乗っていました。
  アイデア一杯の本です。

  これもお勧め。
  まだまだいろいろありますが、とりあえず以上です。




3月22日(日) レポーター;Mさん

2日目の朝
起床は6時 日頃生後1ヶ月の娘が泣くので、大概4時台に起きるのだが
今日はグッスリと眠れてスッキリしゃん!

が・・・ シャロムヒュッテの半地下の雑魚寝部屋の床は温かく、そして硬い!
寝返りを打つとパキパキと骨が鳴る。

6時20分 ノリちゃんによる朝ヨガ

前日急遽
けんじぃ「明日朝のりちゃんにヨガやってもらえばいいよ!」
マリさん「あっいや、のりちゃんは明日お昼のパンの仕込みがあるんですけ
ど・・・」
けんじぃ「30分のヨガが出来ないようならパンなんて焼かなくていい」
     パンは朝3時から仕込んで6時に終わらせておけ!」
けんじーこと臼井健二氏のツルの一声ならぬ暴君の一声によって決定したプログ
ラム。

体のめっぽう固い僕としては、事前にストレッチをしておかないと、スポーツ
クラブのエアロビについて行けないおっさんのように、あるいは土手で金八先生

ボールを後ろに蹴ってしまうように間抜けな感じになってしまうので、入念に
ストレッチして備える。
そして6時15分 さすが5分前行動のシャロムヒュッテ! けんじぃの
気まぐれ流れ弾に撃たれたのりちゃん登場!

DSC01057.JPG

ダボダボのスウェットがなんともガンダーラな感じ。

のりちゃんの指導の下、ヨガが始まりました!
のりちゃん「ヨガは、心と身体をつなげていくものです」
その優しい声は、「あなたは神を信じますかぁ〜?🎶」のあのトーン。

まずは呼吸を感じながら深ーく深呼吸していく。
のりちゃんの優しいガイドがまた妙に説得力があり、
「鼻からポジティブな空気をいっぱいに吸い込み、ネガティブな感情を
 ゆーっくり吐き出していきます」(あなたは神を信じますかぁから🎶)

「鼻から吸った息の2倍の息を吐きまーす」(あなたは神を信じますかぁ〜
🎶)
には(とへぇ〜 無理〜)っと思ったが、ネガティブな感情は2倍吐けそう笑

続いて首のストレッチ、腕や足、背中等々を伸ばしていく。
のりちゃんの無理しない程度に伸ばしてくださ〜い にとても救われながら
無理せず心地よい伸び。

30分間のヨガが終わる頃には、なんとも気持ちのいい
アルプスの少女ハイジが朝焼けに向かって窓を開けておじいさんを呼んでる
あの気分!
けんじぃの突発性顧客サービスと、のりちゃんの神の声に感謝!

続いて
7時からけんじぃのシャロム案内開始!
天気もよく、清々しい朝。寒さは感じなかったが、しばらくすると手が冷たく
なる程度の寒さ。

今朝のけんじぃはしっかり防寒してます!

IMG_2463.JPG

シャロムから見える山々の説明をしてくれました。覚えてないけど。。。

◆けんじぃ講座◆
「自然はほっておくと、雑草から小潅木、そして雑木林、森へと向かう。
 森も年を取り、生産性を落としていく。その流れに我々人間が、わずかに手を
 入れて生産性を高い状態に保つのが自しぜんとのかかわりです。」

敷地内にある施設を説明してくれました。
野外保育の森の子


DSC01059.JPG

★けんじぃの教育論★
「自然の中で遊ぶ中で色んなものを学んでいく
 自然が一番の先生なんです」

が!!!
薪釜の周囲が汚いと激怒! けんじぃはお客様の前でもじゃんじゃん教育しま
す!

IMG_2471.JPG

右がトイレで、左がニワトリ小屋


踏み込み温床で、自然暖房。ニワトリの熱でも温かい。

◆けんじぃの名言◆
「猫を抱いてると温かいでしょ? 人は愛する人と抱き合ってるのが
 一番温かい!」

◆けんじぃの迷言◆
「男のロマンは、女の不満」

IMG_2476.JPG

けんじぃはネタ系の話をするときは1オクターブ高い声で笑います🎶
顔もいたずらッ子、お茶目です!


IMG_2472.JPG

ここは談話室? だったかな? 森の家 基礎が版築です
今回は、けんじぃのお客様基準に達していないとのことで中は非公開。


IMG_2483.JPG

上の写真は真面目な話をしているようですが。。。
キジ撃ち&お花摘み講座。
みんな真剣にけんじぃの話に耳を傾けます!

IMG_2474.JPG

果たしてキジ撃ち&お花摘みとは・・・・

野ぐそです!?

自らをエコロジストとして、野ぐその第一人者とのたまっています。
そう! この顔です笑

IMG_2476.JPG

と、笑わせといて、突然真面目な顔になります。

IMG_2483.JPG

◆けんじぃの格言◆
「朽ちる物は美しい」
「すべての物は循環しています。だから朽ちて土に帰るものは美しいんです
 木や鉄は朽ちます。でもビニールは朽ちません。人間は自然に帰らないものを
 作りすぎてます」

IMG_2488.JPG

続いてこれは、ストローベールハウス。
ワラ(ストロー)のブロックを積み上げ、漆喰を塗ってあります。
ワラは6ヶ月で再生(土に戻る)するので、エコハウスです。
3匹の子豚ではワラは風で飛ばされるダメな家ですが、レンガで作った家は
レンガを焼き上げる際に沢山の森の木を燃やしているので、一番エコでは
ありません。とのこと。 けんじぃ「3匹の子豚」の作者にダメ出しです笑

けんじぃの右上に描いてあるのが、太陽。けんじぃに隠れて見えませんが
2羽の鳩が太陽に向かって飛んでいる様子が描かれています。
太陽(神)に向かって鳩は飛んで行きますが、太陽に行き着くことはできませ
ん。
そして、オリーブ(ビジョンや希望)をくわえて地上に戻ります。
皆さん一人一人何を持って帰ってきますか?

一同考えます。 真面目に。
そして、けんじぃは一つの問いを提供しました。
「太陽の中に1つの点があります。これは何でしょうか?」

「「この点が重要なんです。転ずるの点です すべてが含まれた点 たねでもあります。ひつき神示では神一厘の仕組み これが何かということです。」

 真面目な顔をしているので、笑っていいのか、マジなのか測りかねます笑

◆けんじぃ講座◆
「これからの時代は分かち合いの精神が大事です。
 瓦は上に積み上げても雨をしのげるのは1人だけです。
 瓦は3割重ねて横に広げるから多くの人が雨をしのぐことができます
 これから大事な価値観は、”持続可能” ”多様性” ”調和” です
 資本主義経済の中で、効率を求めるあまり、キーパンチャーは1日中
 キーパンチを打ち続け、圧倒的に効率はあがりましたが、人は同じことを
 やり続けると疲弊します」

 なるほどなるほど。。。間違いない!

IMG_2487.JPG

そんな素敵な話をしている側で、マヌケなデカ猫が7割自分の体に水を掛けなが

水を飲んでました。



施設の説明を終え、畑に移動します。

IMG_2495.JPG

こんなもみ殻くん炭器(ホームセンターで売ってるそうです)を使ってもみ殻を
炭にします。
もみ殻くん炭を土に混ぜると、微生物が住み着いて、土壌を柔らかくしたり、中
性に保って
くれたりするそうです。



マリちゃんがやり方を教えてくれます。
火は、ワラから細木、中 太木と徐々に火をつけます。
長く燃やすためには、平行に木を並べます。
僕らのイメージする放射線状に木を組むと、燃えるのは
早いが、燃え進むと火が離れてしまい消えてしまうそうです。
IMG_2500.JPG
◆けんじぃ講座◆
「火はお互いによりそうとよく燃えます。離れるときえてしまいます。」



◆けんじぃの名言◆
「男と女も寄り添っているのがいいですね
 2本より3本の方が燃え上がります!」
でました!この顔です!
マリちゃんは反応に困っています笑


IMG_2501.JPG
けんじぃの教育論はどんどん失敗させればいいと。
失敗の中から学ぶから僕は自然農も教えません! と言っていましたが
いろいろ気になるようで、最初はマリちゃんに説明をするように促しますが、
1、2分後には大概けんじぃがやってます笑
そんなけんじぃのペースに合わせながら段取りを滞りなく進めるマリちゃんは
かなり大人です!

火が強くなってきたら、くん炭器を載せます。

IMG_2503.JPG

続いて、下の写真のようにたっぷりともみ殻をかけて行きます。
だいたい2時間~2時間半くらいでくん炭が出来上がります。
途中煙突近辺のもみ殻に火がつくので、たまに裾野あたりのもみ殻を
上に掛けながら燃えて灰にならないように注意します。

IMG_2506.JPG

くん炭ができるまでの間に、踏み込み温床を作ります。

ハウス内に4m×1m×深さ50cm位の穴が2つあります。


IMG_2508.JPG

その中にワラや落ち葉を敷き詰め、

IMG_2512.JPG

ぬかをふりかけ

IMG_2514.JPG

水をたっぷりかけて

IMG_2520.JPG

踏み込みます。

IMG_2529.JPG

これを4、5 層繰り返します。
最後に畑の土を被せて地ならしをして完了です。
マリさんは土は被せたことはないと言ってました。
これで最初の1、2週間で60度位まで発酵熱が上がり、不要な雑菌等は死滅
し、その後
30度前後で発酵が進み、2年前後で、完熟堆肥となるそうです。



続いて苗床を作ります。

畑の土と、堆肥、ふるいを用意します。

IMG_2539.JPG

こんな感じで土から根や石を取り除きます。
腐葉土と畑の土に、今回はせっかくなので出来立てほやほやのくん炭を入れまし
た。
腐葉土4、畑の土4、くん炭2位の比率でよく混ぜます。
マリさんは、ふるいにかけず、そのまま苗を植えたりもしますと言ってました。

IMG_2543.JPG

混ぜた土を苗床バットのようなものに土を敷き詰め、圧土します。

IMG_2545.JPG

その後、 木の棒で種を蒔く筋をつけます。4~5cm間隔で、5mm~1cm位の深さで
しょうか。


今回は、シャロムで自家採種したローザビアンカ(イタリアナス)や、レタスの
種を
蒔きました。

Pasted Graphic.tiff

成長するとこんな実をつけます。

IMG_2682.JPG

種は2cm間隔くらいで丁寧に1粒1粒蒔きます。

IMG_2544.JPG

野菜の種は積算温度で発芽をするため、下記のように濡らしたキッチンペーパー
に種を入れて
ジップロック袋に入れて腹巻に入れても発芽させることができます。
下記は軽井沢で畑をやっている浅羽さん(受講生仲間)が持っていたものです。
既に小さな芽が出ているものもありました。
我が家でも早速生後1ヶ月の赤ちゃんにこのジップロックを抱かせることにしま
した。

IMG_2548.JPG


IMG_2685.JPG

種を蒔き終わったら、土を上から手揉みするようにふりかけ、覆土し、最後に板
を使って
圧土します。この圧土鎮圧をすると下から水が上がってきます。

IMG_2689.JPG

写真は間に合いませんでしたが。。。
ジョウロで丁寧に水をかけます。土が流れて種が出ないように。
その後新聞紙で覆い、さらに新聞紙の上から水をたっぷりかけて乾燥しないよう
にします。
これで苗床は完成です!



先ほど作ったハウスの踏み込み温床に苗床を置いて発芽を待ちます。1週間~1
0日で
発芽するそうです。

IMG_2576.JPG

踏み込み温床、苗床を作っている間に随分くん炭が出来てきました!

IMG_2527.JPG

煙に巻かれてしまいましたが、裾野の方が炭になっていないものが多いので
煙突付近とかき混ぜます。

IMG_2692.JPG

しばらくして、お食事タイム!
シャロムでは10時30分からブランチです。
けんじぃ曰く、1食食べると3時間の睡眠が必要。3食食べる人は9時間
寝ないといけない。1日2食なら6時間睡眠で十分 とのこと。
タモリやビートたけしは1日1食なんだって。

食べる楽しみを減らしたら勿体ない気がしたなあ~ それで3倍寿命が延びるな

1日1食にしてもいいけどね~

ということでブランチ!
本日のランチメニューはこんな感じ

IMG_2555.JPG

こんなもんかなあ~と盛り付けてみましたが、結構お腹が減っていたようで
結局すべてリフルしてこの2倍食べました。
朝から労働したせいか、食べても太らない感じがして、もりもり食べちゃいまし
た!
どれもナチュラルで素材の味が活きている感じで美味しい!

IMG_2557.JPG

午後は畑集合!
みんな5分前行動どころか、自分に割り当てられた畑がいじりたくて15分くら

前から各々の畑で草を刈ったり、畝を作ったりしてました。

IMG_2715.JPG

こんな景色。周囲はいわゆる土だけの畑になっていますが、シャロムの畑は
冬草がびっしりです。
自然農は、炭素循環農法で、雑草を駆除したり、農薬を撒いて害虫駆除をしたり
しません。
そのため、連作障害もなければ、害虫も出ません。
冬草があるため、背が高くなる夏草の雑草もあまり出ないので、野菜が雑草に
勝てます。


午後は、自分の畑(1.5m×3mくらいのスペースを3つ)に種を蒔きます。
自然農では雑草の中で野菜を育てます。

市販されている種は、F1種というものに関しては無精種子(子孫を残さない奇
形)
が多く、「在来種」あるいは「固定種」と記載されているもので産地が国内の
気候が近いところのものを選べれば理想とのこと。
F1種はいい特徴を持った遺伝子を交配して人為的に作り出したもので、収量も
多く
実もよい特徴を持っていることが多いそうですが、無精種子だと種が取れないそ
うです。

IMG_2558.JPG

こんな感じでお皿を用意します。種に土がついてしまうと発芽が進み元の袋に
戻せないので必要な分だけお皿にとって、種を蒔きます。
写っている青色の種はいんげんの種で、市販されているものはこのように消毒済
みに
なっているものもあるそうです。
ビンづめのものはシャロムで自家採種した種。


IMG_2708.JPG

マリちゃんが苗床ではなく、畑に直播きする場合のやり方についてデモンスト
レーション
をしてくれました。
まずは、表層部の冬草(はこべ等)をのこぎり鎌で取り除きます。

Pasted Graphic 2.tiff

のこぎり鎌は自然農には必需品です。
ホームセンターで500円程度で売ってました。
こんな感じで鎌の刃の部分がノコギリ状になっています。

IMG_2561.JPG


マリちゃんが説明をしていると、けんじぃの軽トラがやってきました。
マリちゃんの「私の時間もあとわずか・・・」に一同爆笑。
早口に説明をしながら、手も一生懸命動かします!

IMG_2564.JPG

てくてくてく


IMG_2569.JPG

着いてしまいました。。。マリちゃんのがっかりの図


IMG_2713.JPG

表層部の草を刈り取ったら、のこぎり鎌で根切りをします。
種の芽や根が出るのを阻害しないために行います。

IMG_2571.JPG

続いて圧土、整地した後、木の棒で蒔き筋をつけて、種を丁寧に2cm間隔くらい

撒いていきます。 大きめの種は4、5cm間隔、ナスやレタス等の小さめの
種は2cm間隔で撒いていきます。


IMG_2573.JPG

インゲンやえんどうの場合は、天蒔きと言って、このように直径20cm位表層の草
を刈り、
5cm間隔くらいで3つ種を蒔きます。
けんじぃ曰く、「1つは鳥に、1つは大地に、1つは人に」蒔くのだそうで
す。


Pasted Graphic 4.tiff

インゲンやえんどうの場合は、つる科の植物なので、覆土した後、つるが巻きつく用
の棒を立てます。
写真を撮り忘れましたが。。。
こんな感じのイメージですかね

IMG_2574.JPG

最後は、刈り取った草を上に被せて乾燥を防ぎます。
「水はかけなくていいの?」
と、忘れてんじゃねえの?的に、けんじぃは言いましたが、
マリちゃんは、
「シャロムの土は十分な湿度があるのでかけなくて大丈夫です。」
とピシャリ! おお~珍しく反抗!?
みずをあげるといつも水をもらえるねにしかなりません みずをあげないと根が伸び日照りになってもかれることがありませんとけんじい このことをつたえたかったようです。


この日は非常に風が強く、僕のかつらも飛ばされそうです。。。
あっ! 今日はノーカツラだった!?

◆けんじぃ講座◆
日本は、「五風十雨」(ごふじゅう)
と言って、5日1度風が吹き、10日に1度雨が降る農業にはとても
恵まれた気候なのだそうです。

15時 今日の作業は終了です。ヒュッテに戻って、振り返り感想共有
みんなとても充実していい顔になっています。
気持ちのいい疲れがあります。

DSC01062.JPG

「有機栽培は害虫駆除をしたり薬品も使うが自然農は全く使わないのがいい」
「受講生も意識の高い人が多いので、これからコミュニケーションが楽しみ」
「自然農も思ったよりも手がかかるんだと思った種を撒いて後は収穫だと思って
いた」
「自然農を通じて、けんじぃさんの哲学的なお話を学べたのがよかった」
「素朴な味の料理が美味しかった」
等々の感想を述べていましたが、
ほぼ全員が
「すごく楽しい時間だった」
「次回からもすごく楽しみ」

DSC01064.JPG

と言っていました。

最後のけんじぃの訓示
「人生は余白があって生きる」

DSC01071.JPG

そういえば、仕事中も、みんな一生懸命やることが多かったのですが
けんじぃは、
「急ぎすぎ、そんな一生懸命やらない! のんびりやればいい」

そんなことをよく言ってました。


帰りにけんじぃの住むシャンティクティに寄らせていただき、畑に撒くように
くん炭を沢山いただきました。

IMG_2589.JPG

けんじぃの住む3畳の移動式エコハウス。

IMG_2590.JPG

雨水を自然の濾過システムを再現したドラム缶で飲み水に変え

IMG_2596.JPG

室内を温める薪ストーブの上の鍋のお湯で、床暖を行い、

IMG_2598.JPG

上がベットで、下が仕事場

IMG_2599.JPG

厨房までついて、食事も作れます。電気は太陽光パネルが2枚。

完全なる自立型エコハウスにして、パソコンはMacを使っているところに
けんじぃの先進性を感じます。

いや〜 なんせこのシャロムの農業研修に参加してよかったあ〜
聞きたいこともまだまだ沢山あるし、僕らの考える循環型社会づくり
企業づくり、人づくりの参考モデル。

楽しすぎる〜
今回の参加者のみんな

IMG_2702.JPG



以上2日目レポートでした。