自然農塾5月レポート of シャロムホームページ


あずみの自然農塾2015 5月レポート

5月17日(日) レポーター;M.Kさん

とてもいいお天気です!みなさんの日頃の行いのおかげですね。

のりちゃんの朝ヨガですっきり体も目覚めてから、田んぼへ出かけました。
カッコウがいい声で鳴いてました。カッコウが鳴き始めると豆まきの時期だそうです。
蝶ヶ岳もよく見えて、形を教えてもらいました。雪解けの姿が蝶に見えるそうなんですが…なかなか蝶に見えません。この雪形を見て、種をまく時期を判断してたそうです。余談ですが、田んぼから移動の車中で「蝶に見える?」「いやぁ蛾かな」「蛾ヶ岳やね」という会話がされていました。蛾ヶ岳って…

昨日結構たまっていた水がすっかり引いていました。下へぬけたんですね。
自然農では水を入れっぱなしにするのは水路のみ。
田んぼ側は、じわっとしみるじめじめした状態になります。真水よりあったかいです。

昨日の「畦塗り」の続きです。

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・水を入れて泥を練ってなぜていけばきれいになります。水と土との兼ね合いも大切です。
・持ち上げた土が崩れたところは、下からすくい上げるように鍬で塗っていきます。まるで左官屋さんになった気分です。

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・前面と畦の境界あたりを丁寧に塗ります。ならす時に鍬に土がつくので、そのつど土を落としながらならしていきます。上を平らにしていきます。

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・平らなところと斜めのところをつなげます。鍬の背をうまく使ってきれいにします。

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畦塗りをしていたら、ドジョウやオケラがいました。オケラの前足でかきわける力が強くてびっくりしました。がんばって生きてるんやなぁと思いました。

■平らなところに畦豆(大豆)を植えます。

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・鍬の刃先4~50cm間隔で植えていきます。

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・少し穴を開けて、豆を2つか3つ入れていきます。

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・その上に草をかけておくと、鳥が食べません。

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・それでも食べられる時がありますが、真上に一本糸を張るといいようです。

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■代掻きについて
・自然農では代掻きはしません。土がカチカチになると、稲の根っこが入らなくなるからです。
 トロトロ層を作るのは、地面にキャップをすることで、有機物がスポンジ代わりになって水がたまるんですね。
・冬期湛水すると、トロトロ層ができて草が生えないのです。それで稲を植えるとよく育つんですね。微生物が多様になり、ガンや白鳥がよく来るのです。でも、実際にこの冬期湛水をできるところは少ないそうです。また、トキを増やすために無肥料でやるところが増えてるようです。
・「ばらまき農法」というやり方があります。手植えのようなのではなくばらまくので、たくさん生えてしまうようです。いろいろ省略化できるのはいいですがね。

この後シャロムさんの田んぼへ行きました。稲がしっかり育っていました。

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1箱に60g、4,5葉で移植します。
「苗半作」苗をしっかり作るのが大事なんですね。次回の田植えがとても楽しみです。

<けんじぃのお話>
福岡正信さん 20代で肺炎になり、生死の境目で神と出会いました。神の言葉を伝えるには…とミカン畑へ行って、自然がどうなってるか観察しました。米作りを数十年試しました。麦・クローバーを混ぜてまくことで、麦やクローバーが雑草を駆逐するのがわかりました。麦を収穫した後、水を入れるとクローバーが朽ちる。そのあとクローバーも朽ちる。米が水を得て芽が出た。
福岡さんは神の農法で、なかなか後継者はいないそうです。川口由一さんは、5年間何もできない、種もみもできない中で続けてこられ、技術的にみんなができるように伝えました。
最終的には森のような姿になるようです。


畑に行きました。
■里芋を植えます。

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・植えるとこだけ、広めに草を刈ります。刈った草はあとで草マルチをします。

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・スコップ1個分の深さの穴を掘ります。

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・種芋の上に親芋ができるので、深く植えます。

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・緑の葉っぱの部分は、埋めないで周りに土を入れます。

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・里芋は、湿気たところが好きなので、草をかけます。
・里芋同士1m離して植えます。

■風の草刈り

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今の流行だそうです。
・大鎌で、地面から5cmくらいで草を刈っていきます。風力でそよぎ始めるラインです。
 それによって草が生えてこないです。地際で刈ると、地面が露出して他の芽が出てきます。
・通路に緑肥をまくといいです。緑肥はクローバー、ヘアリーベッチ、オーチャードグラス、えん麦などいろいろ混ぜる方がいいです。

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・上からばら撒きをします。秋から春にかけて茂ります。草をもって草を制すということですね。

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・通路は草を刈って、分別した方がいいです。

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・土手などは、作業の前に草刈りするといいです。
・土をむき出しにしないこと。5~10cmくらい草でおおうと保水力があります。


☆いつでも作業できるように、なた・のこぎり・鎌・はさみ・スコップ・ロープを腰に巻いておくといいです。

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☆ブランチをいただきました。いつもとてもおいしいご飯を用意してくださり、ありがとうございます。
普段はしないおかわりを、ここではついついしてしまいますからね。横に育ってしまいそうです。
思い思いの時間を過ごしたあと、12時から3時まで畑に行きました。

■さつまいもの植え方
・さつまいもは水はけのいいところを好みます。毎年同じ場所で育てても問題ないそうです。
 むしろ年々甘くなるという人もいてはるようで。
・通路は自分の足幅をキープしましょう。それぐらいの幅がないと作業がしにくいです。
・シャロムの畑は水はけがいいので、あまり畝が高くなくていいです。水はけが悪いところは、畝を高くします。鍬1個分の畝幅があればいいです。

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・<紅あずま>を植えました。さつまいもの芋自体を埋めといて、芽が出たものを植えます。根っこが大きくなってさつまいもになります。
・まりさん流は、ふしが3つくらい埋まるようにななめ上に植えます。

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まっすぐ植える人も、寝かせて植える人もいるそうです。さつまいもの間は30cmくらいあけます。

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わらやら草やらを上にたっぷり全部隠れてもいいくらいかけます。

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さつまいもの葉っぱは、お日さんにしっかり当たるように、たくさん草をかけた上に出すこと。
・竹をおくだけの人もいます。日陰をつくります。畳屋さんから古いわらを分けてもらって、それをかけるという手もありますが、草が一番ですね。
・縦がたに植えると大きく1つできます。横がたは小さくて3つくらいできます。
・3日間くらい水をあげること。葉っぱは枯れますが、芽は出てきます。
・苗、芽さしは早朝か夕方がいいです。
・さつまいもと相性がいいのは枝豆。枝豆は乾燥を嫌います。枝豆を植える間隔は30cm~40cmで、2~3こまくといいです。

☆そのほかのコンパニオンプランツは、落花生とナスorトマトや、枝豆ととうもろこしです。
じゃがいもとさつまいもは、収穫時期が違うから、近くに植えない方がいいです。
いんげんとじゃがいもは、虫を呼び寄せます。
枝豆となすも競合するので、近くじゃない方がいいです。

☆落花生は、殻のまま植えても大丈夫です。1カ所に2つぶ、向きをそろえて、豆がさやに入ってる感覚で地面に入れます。深さは種の2~3倍あればいいです。

☆コジュケイも、種まき時期を教えてくれるそうですよ。

■かぼちゃ
・バターナッツ(クリーム色のおもしろい形で、スープにするとコクがあるそうです)
・清内路(1コ3000円もする!)
・打木赤皮甘栗かぼちゃ(石川県)    の種を用意してもらいました。
・1カ所に2~3粒入れて植えます。ズッキーニも大きくなるようです。

☆ウリ科は受粉するので、早起きして、蜂が起きる前に人工授粉してしまうといいそうです。
 雄花を切ってめしべにつけます。
☆種をとるのは大変ですが、安心やし、とり出したらくせになるようです。やってみたいな!
 食べたら種を取っておくといいです。
種は、発泡スチロールに入れて保管するといいです。
ふた付きの発泡スチロールを用意します。発泡スチロールの底にひもをガムテープをでとめ、そのひもでふたまでぐるっとまわすといい感じです。

■トマト
・トマトは支柱の外側に植えるので、外側に鉢と同じ大きさの穴を開けて、ニラとトマトの根をからませて植えていきます。抗菌作用があります。

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・トマトたちを入れたら、しっかり鎮圧します。上が揺れると下も揺れるので、しっかり押さえます。
 そのあとに草をかけます。

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・苗の植え時は、第1花のつぼみがでてきたころ、霜が降りなくなってから です。

■きゅうり
・きゅうりは支柱の中に穴を掘って植えます。つるが巻けるように、麻縄を支柱に平行にわたします。

■ナス
・まっすぐ、ポットと同じ大きさの穴を掘り、植えていきます。ナスは枝広がりになるので、メインの茎を支柱に、枝の向きに沿わせて支柱を立てるといいです。

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☆草は必要以外は刈らないこと。虫の居場所を奪ってしまうので、植えたものに虫がよってってしまいます。
☆植えるときに、葉っぱに土がつかないように気をつけます。
☆支柱の接点は一か所にします。支柱のとがってる方を地面につきさし、倒れないように立てること。

それぞれの畑で、先月よりずいぶん成長した野菜たちを収穫する人もいました。

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畑によって、成長具合が違うようですが、それもまたよしですね。来月はよりパワフルに茂ってるだろう草たちや稲や野菜たちに出会うのを楽しみに、帰路につきました。みなさん、おつかれさまでした。