自然農塾8月レポート of シャロムホームページ


あずみの自然農塾2015 8月レポート

8月29日(土)レポーター;rishiryさん

安曇野はここのところ秋雨前線の影響で雨が降ったり止んだりのお天気。
常念岳は雲に隠れてみえません。
関西から新潟から東京から…必要な人はカーシェアリングし各々シャロムへむかいます。
穂高駅からシャロムへ向かう道は稲穂がこうべをたれ、りんごの実が赤くなりはじめ、すっかり秋の気配です。

一ヶ月ぶりのみんなとの再会、けんジィも登場し自然農塾のスタートです!
本日はみんなの畑へ行く前に急遽まりさんの料理教室(?)
夜のBBQ用におやきの生地を仕込むことになりました。
(待ちきれずけんジィは畑へ消えてゆきました…)

☆おやきの生地の作り方
《材料 》
地粉: 6cup位 水 :生地の加減で調整
《手順》
1.耳たぶ位の硬さを目安に水がまわってなめらかになるまでねる
2.布をかけて3時間ねかせる

地粉は中力粉位、薄力粉はフンワリするのでむいてません。中力粉はグルテンが入っているのでコシがでるそうです。

「皆んなに見られてドキドキしちゃう」とキュートなまりさんは生地をこねながらおやき昔話をしてくれました

「昔は畑へ行くのに交通手段がなくお昼を、食べに家に戻ってくることができなかったのでおやきをもって1日目畑にでてたんですね。鉄板や蒸し焼きでたべますが
本来は囲炉裏の灰にぶちこむそうです。」

ぶちこむ…キュートは失礼!まりさん男前!

具はナス、野沢菜、カボチャさまざまですが今回はナスとカボチャを用意してくださってるそうです。
家庭によって味付けも違うのでしょうね。
生地に美味しくなーれーと念じみんなの畑へむかいます。

予想はしていましたが、草ぼーぼーです!すごい!もはや畑なのかもわかりません!みんなノコギリ鎌を片手にいざ!草刈り!

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と、その前に先月みんなで蒔いた蕎麦を見に行きます。
わぁ~!一ヶ月でこんなに大きくなるんですね!みんな驚いております。楚々とした白い花を咲かせて育っておりました。花の香りは空豆のような…空豆のような…(蕎麦の香りはまだしないんだ…)

そして
☆今回撒ける種:用意してもらった種
大根 :切太大根、三浦大根
白菜: 耐病野崎白菜60日早稲、松嶋純2号(略してマツジュン!)
かぶ:木曽紫かぶ
人参
レタス
チンゲン菜など

秋は春と比べ虫に食べられずキレイに育つよとけんジィ。
キャベツを撒くには遅い。
玉ねぎは苗が草にすぐのまれてしまうので丁寧に扱わなければなりません。今種を撒くと6-7月に収穫になってしまうのでこの畑には撒けません。
来年のその頃みんなはどこでなにをしてるのでしょうね♪長野に何人移住してるかなぁ。

さぁ再びいざ!草刈り!
みんなで草刈りをしていると、エンジン音が…ウィーンウィーン
音の方を見るとΣ(゚д゚lll)
けんジィが草刈り機でお休みの人の畑をすごい勢いで刈ってます。(しかも楽しそう 。追記:Aさんの野菜は無事です)
それをポカーンと見つめるノブさんを発見。思わず笑がこぼれます。
草刈りが終わった人からみんな種まきです

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「何うえるー?」「マツジュン!」「男前が生えてくるかなー」なんてみんなの声をききながら作業を進め、ひと段落。

まりさんが畑をみながら「冬草が芽をだしてます」と教えてくれます。ハコベ、カタバミがでてきていて、この子たちは秋に芽吹き冬を越して春に増えるのだそうです。もう来年の準備をしているんだ。(鬼は笑っている場合ではない)
畑の支度も草を刈って畝をつくり、米糠をうっすら土が隠れる位まく。米糠をまくのはいろんな虫を分解してくれる虫を集めるための餌なんだそうです。
秋の畑の支度の時期についてまりさんにお伺いしたところ下記のお返事をいただきました。

「自然農の畝立て・米ぬかの補いのタイミングは信州では秋の終わりかなと思っています。
信州は冬 雪の下、もしくは大地が凍ってしまって路地では野菜を育てられないのでその期間に来シーズンの土づくりを兼ね、畝立てや作物の生育が芳しくなかった場所に米ぬかの補いを行い5ヶ月(12月~4月)くらい置いておいて春・夏野菜栽培に備えます。
(おまけ)
基本的に畝立ては秋・冬 もしくは早春(信州だと3月位)がいいと思います。 植物、虫たちが活動を始める前の方が無駄に生き物を殺さなくても済みますし、気候的にも余計に大地の水分が抜けていくこともないと思いますので。  それから自然農では畝立て後必ず畝の表面がむき出しにならないよう草や稲わらもしくは麦藁でグランドカバーします。信州では春先だと草がありませんので秋冬の方が適しているかと思います。稲わら、麦藁が手に入るような状況であればいつ畝立てしてもよいと思いますが。

自然農に限らず農業の作業は常に栽培をおこなうその土地の気候風土によって作業をするタイミング やり方が異なりますので「こうしてください!!」という回答ができません。 あいまいな回答しかできません事どうかご容赦ください。」
とのこと。具体的なお返事ありがとうございました。
(文章そのまま抜粋させていただきました。)

みんなの畑仕事はなんとか雨に降られず終了です。温泉で疲れをとったあと、夜はおやきをみんなで包んでBBQです。(まりさんノブさんいつもありがとうございます)美味しかったー。たのしかったー。

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みんなでやると草刈りも楽しい。ご飯も美味しい。残りの自然農塾も大切に過ごします。皆んなに感謝です。

今日は満月でしたがお天気が悪くてみえず。雲に隠れて自然農談義を聞いているのかしら…。また明日。


8月30日(日)レポーター;T.Fさん

早いもので3月にスタートした自然農塾も8月で半年を迎えました。全く何も知識も経験もなかった私ですが、一から教えていただくことによって少しずつですが自然農のことがわかるようになってきました。
自宅の畑とシャロムの畑の両方で実践していると自然農のあるべき姿がはっきり見えてきます。
に自宅の畑は意地になって草を取り耕して自然農に反する行為をしてきたところからのスタートでしたので、いまだに草が十分に生えずカチカチの土の中で作業を進めています。
シャロムの畑を見る度に、草の勢いに圧倒されながらもふかふかの土を見て、自分の畑との違いを強烈に感じています。草と向き合い、草と共存しながら作物を育てる自然農は共に生き共に育て合う共生の精神が息づいていてとても素晴らしい農法だと思っています。
毎月1回の研修は内容も濃く学びも多いのですが、けんじいやまりさんのわかりやすくて的確な説明もいいし、仲間とワイワイ言いながら作業することもとても楽しくていいですね。

さて8/30(日)のレポートになります。

まずはスケジュールと内容です。時間は正確ではありません。

6:15 のりちゃんの朝ヨガ

7:00 粘土団子の作り方実習

8:30 トマトの種取り実習

    かぼちゃの種取り実習

    万願寺唐辛子の種取り実習

9:20 粘土団子を畑に蒔く

9:30 足踏み脱穀機による小麦の脱穀実習

10:00

10:30 ブランチ

    休憩

13:30 田んぼに移動して草刈り

15:00 シャロムに戻って振り返り

15:30 解散

18:00~ まりさん宅訪問3名

いつものようにのりちゃんの朝ヨガからスタートしました。

私は車中泊しているので、朝5時前には起き、朝の瞑想を済ませ、その後熱いコーヒーを飲んでしゃきっとして朝ヨガの時間が来るのを待っています。朝のコーヒーを希望する方は今度声をかけてくださいね。但し穀物コーヒーではなく普通の一杯出しコーヒーです。一度に出せるコーヒーは4杯までですので、希望者が多い場合は抽選になります。

さて、のりちゃんの朝ヨガは本当にいいですね。呼吸を整え吐く息、吸う息に集中していきます。「吸う時はポジティブな思いを吸い込んで、吐く時はネガティブな感情を一緒に吐き出します。」

素敵なフレーズを聞きながら体と心をほぐしていきます。体の固い私はのりちゃんのしなやかな動きを見る度にうっとりしてしまいます。自宅でやっているストレッチをこの朝ヨガに切り替えてみるのもいいかなと思っています。自然農畑の作業をするには体の健康と心の健康の両方が必要となります。このヨガはその両方を満たしてくれる気がします。いいですねえ。

朝から雨が降っています。予定では田んぼに行って草刈りをするはずでしたが、降りしきる雨に予定が変更され、粘土団子を先にやることになりました。

【粘土団子】

粘土団子の考案者、福岡正信さんの命日(8月16日)に因んで8月の自然農塾に取り入れられました。

粘土団子とは

 粘土の中にいろんな種を混ぜ入れて畑に蒔くというもので、その場に適したものが自然に生えてきます。福岡さんはこの粘土団子を活用して砂漠を緑に変えた実績もお持ちです。なんと素晴らしいことでしょう。

<作り方>

粘土質の土を乾燥させたものを使う。今回は真理さん宅の畑から用意していただきました。

用意した土を南京袋に入れ上からハンマーで叩いて土を細かくします。

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細かく砕いた土を金だらいに移します。
適当な量の土を取ってふるいに掛けます。ふるいの目は荒すぎず細かすぎず、さらさらと土が落ちる目の大きさのものを使います。

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粘土団子に入れる種の準備

 たらいにいろんな種を入れて混ぜ合わせます。種の種類は多いほどよく、今回は15種類以上入れたでしょうか。種の形を覚えるのも学びになります。大きいものや小さいものや種によって形も様々です。科によって似かよった形をしていることがよくわかります。

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種は余った種や期限切れの種などを入れます。ここにも資源を無駄にしない自然農の精神が宿っています。素晴らしいですね。

 まりさん談:粘土団子から出たものの方が立派に育つこともありますよ。以前自分の畑ではよくできなかったキュウリが粘土団子から出たキュウリの方が立派だったこともありますよ。種の意志は偉大ですね。

 種をよく混ぜた中にふるいをかけた土を入れます。

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そこに水を入れながら捏ねていきます。

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種が均等に混じるように捏ねていきます。捏ねるのは蕎麦打ちの要領で。土が固まるのを確認しながら少しずつ水を入れていきます。捏ねて捏ねてなめらかな生地に仕上がるまで根気よく捏ねていきます。

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び割れるようなら少し水を足して再び捏ねます。なかなか楽しい作業です。捏ねる土の大きさは両手で握られるくらいの大きさでしょうか。中の空気を抜くように力を入れると言うよりは優しくいたわるように、捏ね上げていきます。艶々としてしっとりとした姿になったら出来上がりです。

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 次に出来上がったソフトボール大の粘土団子をちぎって小さな粘土団子に丸めます。大きさは1~1.5㎝大。綺麗に丸めます。この中に何種類の種が混じっているのでしょう。ロマンを感じます。

 皆で黙々と仕上げた粘土団子がトレイに並べられました。とても美しい姿に感動します。なんだか和菓子のようにも見えてきました。

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 作った粘土団子を畑に蒔きます。

 今回は栗の木のそばの草叢に花咲か爺さんになったような気分で放り投げました。

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どんな結果になるのでしょう。経過を見守りたいですね。一部は自分の畑に蒔いた人もいます。


楽しみ満載な粘土団子です。
ちなみに私は作った粘土団子を10個持ち帰って自宅の畑に蒔きました。蒔く時に驚いたのは、早くも芽が出ている団子が半数あったことです。何の芽なのかわかりませんが、経過は追って報告させてもらおうかと思っています。

 粘土団子はいろんな種が混じっているのでいつ蒔いてもいいわけです。畑があれば遊び心でやってみると楽しみが膨らみますね。今度自分オリジナルの粘土団子も作ってみたくなりました。

【トマトの種取り】

トマトは完熟したものを使います。割れていると腐敗しかかっているものもあるので割れていない綺麗なトマトを使うが理想。予め美味しい実の生る株から種取り用のものを印をつけて残しておくといい。

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種の取り出し方

 包丁で二つに割ってしまえばいいと思っていましたが、まりさんはぐるっと外側にナイフを入れて割るようにして種を取り出しました。種を傷つけない配慮です。なるほどなるほど。

種はゼリー状に包まれています。それをゼリーごと瓶に取り出します。

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このゼリーには発芽を抑制する成分が含まれていて、このぬるぬるとしたゼリー状のものを取り除くことが必要になります。そのための作業として瓶に蓋をして2~3日置くと発酵が始まってゼリー状のものが分離するようです。

ップロックの袋に入れてやる方法もあります。

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 分離した種を器に開け水を入れて洗います。沈んでいる種がいい種で浮かんでいるものは捨てます

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水を捨て、再び水を入れて洗う作業を2~3回繰り返します。種のぬめりが取れていることが確認できたら終了。

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 洗い終わった種を新聞紙等に広げて乾燥させます。A4のコピー紙なんかもいいとけんじいが仰ってました。

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十分に乾いたら袋に入れて保管します。袋には品種、採取した日付等記入しておくことを忘れないように。

<その他の野菜の種取りヒント>

 ナスやキュウリ等は黄色くなるまで放置しておいたものから種取りをします。かなり巨大化します切り取ってすぐに種取りをするのではなく、一週間から10日ほど追熟させてから種取りをするといい
理由は切り取ることによって種を充実させようとする意志が働くから。すごいですねえ。

【かぼちゃの種取り】

トマトと同じようにナイフで周囲にぐるっと切れ目を入れてから両手で割るようにして種を取り出します。包丁で半分に切ってやると種も切ってしまいます。先日自分の畑で採れたかぼちゃの種取りをしましたが、見事に種も切り刻んでいました。種に対する心配りが足りなかったと反省です。

かぼちゃの場合は収穫して1ヶ月程置いておいたものの方が種が充実していいようです。

 取り出した種はネットに入れて水の中でぬめりが取れるようにもみ洗います。とにかく丁寧に、いたわるように、来年も美味しく育つようにと真心を込めて洗います。

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ここが大切なポイントかもしれません。

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 かぼちゃの種は本来水に浮かぶものがいい種ですが今回は逆転して良さそうな充実した種が沈んで、スカスカのものが浮いていました。今回は種そのものが小さかったのでこんな現象になったのかもしれないとのことでした。

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 種の水洗いが終了したらできるだけ早く乾燥させることが必要となります。濡れたまま放置するとカビが生えることもあるのでできるだけ早く乾燥させることを心がけます。ネットに入れて振り回して水を切るのも一つの方法です。

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その後は新聞紙などに広げて日陰で乾燥させます。後はトマトの時と同じように袋に入れて保存します。

<かぼちゃの知識>

 かぼちゃは2種類以上植えていると他種と交配してしまうことが多いので、固定の種の採種をするなら人工授粉させることが望ましい。その際、人工授粉させた後、雄花も雌花も塞いでしまうと他の品種と交配するのを防ぐことができます。
「1種類しか植えてなければ大丈夫ですよね」と私が質問すると、「いやいや花粉を運ぶ蜂は行動範囲が半径2㎞もあるので安心できない」とのことでした。

【万願寺唐辛子の種取り】

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 紅くなるまで待ってから切り取り、その後1週間くらい追熟させる。切り取られると種を充実させようと意志が働くんですね。命の営みは偉大です。唐辛子なので手でぱかっと割れば種が出てきます

トマトのように何度も洗わなくても軽くこする程度で綺麗になります。後は他の種と同様に処理します。

【足踏み脱穀機実習】

 使用した機械は愛知県半田市の宮津農機(株)さんのものでした。

脱穀したのは収穫済みの小麦(ユメアサヒ)。しっかり乾燥していて脱穀を待ちわびていたようです

脱穀された原麦が前方に飛ばされるので、それを受けるようにブルーシートの覆いをしてから作業に入ります。

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まりさんが実践してくれましたが、実に楽しそうです。「私はこの作業が一番好きで1日中でもやっていられるのよ」とのこと。簡単そうに見えましたが、やってみるとなかなか思うようにはいきません。
足踏みをして回転させるのですが、リズムが悪いと早く回転しないし「もっと速く、もっと早く!」とまりさんの声に焦ります。束ねられた麦を広げるようにして脱穀するのですが、強く押しつけてもいけないし左右に振りながら、そして奥から手前に引き抜くような仕草で脱穀していきます。

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何事もやってみるのが一番。理屈ではなく体験から学ぶことが一番ですね。いやはやなかなか楽しい作業でした。塾生全員が体験しましたが、残った麦は自然農塾が終わった後、まりさんが全部片づけたようです。なんとなくその時のまりさんの様子が想像できます。とにかく楽しそうでした。

追記 収穫する麦は首が曲がっていない状態で収穫すること。曲がっていると脱穀しにくいとのことです。納得です。

【唐箕による脱穀した小麦の風選作業実習】

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 次は「とおみ」と言われて何だろうと思いましたが、要は脱穀した小麦をさらに選別する機械なんですね。どんな字を書くのかわかりませんでしたが、調べて「唐箕」であることがわかりました。

ここまで書いてきて少々疲れました。

唐箕の説明をどのように書こうかいろいろと思考を巡らせてみましたが、ぼ~っとしてくるだけです。そこで思いついたのがWikipedia。検索してみると素晴らしい説明が出てきました。そんな訳でちょっと手を抜きました。

唐箕 Wikipedia

内蔵する四枚羽の板がハンドルと連動して回転するようになっており、唐箕の上部に配した漏斗(じょうご)から少しずつ穀物を落下させ、そこに横から風を送ることで、藁屑や実のない籾などの軽いものを吹き飛ばし実の詰まった重い穀粒だけを手前に落とすのが基本的な原理である。

落下させる穀物の流量を調節する弁が漏斗の下部に配置されており、穀物が落下しないように止めることも出来る。漏斗の下には穀物を唐箕の外に取りだす樋が2本配置されており、風に飛ばされずに重力で真下に落下した穀物を受けとめる樋が一番樋、風によって少しだけ横に飛ばされる、しいな等の軽い穀物や、選別の不完全なものを受けとめる樋が二番樋とそれぞれ呼ばれる。藁屑、籾殻、蕎麦殻、豆殻等の軽いものは、風に乗ってそのまま機外に排出される。

使い方は、風車を回転させるクランク状のハンドルを右手で回転させながら、左手で漏斗から落下する穀物の流量を調整するのが基本である。良好な選別を得るためには、風車の回転数と落下させる流量の調整にある程度の熟練を要する。

いやいや素晴らしい解説です。私が書きたかったことを代弁してくれました。

私は実習できませんでしたが、これもコツがあるようです。解説にもあるようにある程度熟練が必要な作業かもしれません。でも昔は田植えも稲刈りも脱穀もみんなこんな風にして手作業をしてきたんすね。種を植え、苗を育て、収穫をして、口に入るまでにはいろんな手間がかかります。
スーパーで買ってきたものをそのまま食べるのとは大違いです。食のありがたさも自然農から学んでますね。

ちなみにまりさんは、足踏み脱穀機と唐箕が欲しいと言ってました。まりさんにとって三種の神器だそうです。あと一つは何なんだろう?今度聞いてみましょう。

追記 ネットで唐箕を検索していたら、段ボール箱で簡単な唐箕を作って実践した記事が出てきました。風は扇風機を使っています。興味のある人は調べてみてください。

ここまでが午前中の作業でした。

午後からは楽しみ?にしていた田んぼの草刈りです。

【田んぼの草刈り】

朝は雨が強く降っていて田んぼの草刈りを見合わせましたが、午後からは小降りになってきました。

みんなの実習田んぼです。今日草刈りをしなかったら、いつ誰がやるんだ?ノブさんに頼むねというわけにもいかないのです。そうなんです。幸い雨も小降りになって俄然やる気が出てきました。ワクワク?する気持ちを抑えながら田んぼに到着してみると、?!!結構すごいことになっていました。



一部は稲らしい姿も見えるのですが、草に埋もれているところがほとんどです。聞いてみるとそれらしいところはノブさんが草刈りをしたところとのこと。全部やらずに残しておいてくれるなんて、やっぱりノブさんは優しい心の持ち主です。

 「月に一回の草取りではやっぱり無理があるね」けんじいがそんなことを言ってました。「7月8月は二週間に一度草刈りをすれば綺麗な田んぼが維持できるんだが・・・」

 そうだよね、だったら来年度の自然農塾は7月8月は月2回開催すればいいじゃんと思った次第。みんなの畑も草に埋もれなくて済むしね。

それにしても草の勢いはすごい!どこに稲があるのかわからない。一つ見つけると次はこの辺にあるはずだと、まるで宝探しのように草をかき分けていきます。

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それでもちゃんと稲は育っていました。分けつが思ったより少なかったですねと振り返りの時間に誰かが言ってましたが、全体にそんな感じでした。
それでも全員で作業した結果1時間半で草刈り終了。田んぼらしい風景が蘇りました。やり終えた充実感は半端じゃない。みんなでやると農業は楽しい、労働は分かち合うのがいいとけんじいがいつも言ってますが、その通りだなあと実感です。いい仲間たちとの共同作業はいいもんです。

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綺麗になった田んぼの中で歓喜の記念写真、イエイ!

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【振り返り】

シャロムに戻って振り返りです。いつものように各自レポートを書いて、一人ずつ感想を発表します。みんなそれぞれの思いがあっていいですね。今回学び経験したことは必ずどこかで役に立ちます

たとえいま農業をやっていなくても、生きる上で役に立つことがいっぱいあります。それが自然農の学びでもあります。あっという間の半年間、残りは4か月ですがまだまだ楽しい学びが続きます。

みんな元気にやっていきましょう!

番外レポート

【まりさん宅を訪ねて】

N(西尾)さんがまりさん宅にお邪魔するということで私も便乗させてもらいました。他にI(伊藤)さんも参加され、3名でまりさん宅に押しかけてきました。

近くに温泉があってそこで入浴を済ませてから、その温泉でまりさんと合流。そこから近い場所にまりさん宅がありました。県道沿いにある民家を借りているそうですが一戸建で畑も田んぼもついている静かな場所です。家賃も格安、まりさんのやりたいことがここで全部できそうな素晴らしい環境です。
到着してすぐに畑と田んぼを見せていただきました。家のすぐ隣にあります。周囲にネットが張ってあったのは獣除けのため。それでも作物をやられてしまったとのことです。でもまりさんの表情には悔しさがあまり見受けられません。素晴らしいです、畑も田んぼもまりさんも。
今年の2月に引っ越してきたばかりとは思えない畑と田んぼでした。お米も何種類か作っておられます。
来年はこの場所も田んぼにして、ここにはこんにゃくを植えてといろいろと計画されています。さすがわが自然農塾の先生だけのことがあります。目指すビジョンが明確です。

それから作り始めているお醤油も見せていただきました。樽の中に大豆と小麦が仕込まれていて、すでに醤油の香りがしていました。

「指を突っ込んで舐めてみてください。豆も食べてみて。」

まだ塩辛さが残るものの自然の素材のまろやかな味と風味に溢れていました。私も自宅で作ってみたくなりました。いろんなノウハウがあるのでしょうが、きっとその気になれば誰でもできるはずです。それに師匠が目の前にいるのだから教えてもらえばいいしね。そんな醤油づくりのことを紹介する映画が上映されます。それが頂いたチラシなんですね。

11月28日(土)に「千年の一滴 だし しょうゆ」の上映会が安曇野の豊科で開催されます。ぜひみんなで見に行きましょう。

さてさて、畑やお醤油の見学が終わった後はまりさん宅に入って、パーティーが始まりました。料理はまりシェフによるオーガニック料理の数々、飲み物はビールにワインに日本酒等々。料理をしてるまりさんをしり目に勝手に飲んで食ってすみません。ふと見るとまりさんもコップ片手にフライパンを握っていたから安心。料理も出来上がってみんなで乾杯。いい気分になってついつい話し込んでしまいました。

「私、本当に幸せなの、不安もないのよ」

この言葉がまりさんの全てを語っていました。
まりさんありがとうございました。

また行くからね。今度は差し入れをたんまりと持ってきます。

というわけでへなちょこレポートでした。

深谷