自然から学ぶ心地よい暮らし
2010.4.10.11レポート
「自然から学ぶ心地よい暮らし」ワークショップ参加レポート by にゃんこ先生(竹内紀子)
4月10日(土曜日)天気:晴れ
参加者 12名
初めての場所に車でひとりで行くのはとても緊張する。早めに上田市の自宅を出て、カーナビを頼りに車を走らせていて、松本を過ぎたあたりだったか、突然正面にアルプスが。うわあーと思わず声が出た。幸せ。あまりの景色についつい脇見をしてしまい、危険なので、コンビニの駐車場に車を停めて、山を眺めた。(こんなことレポートしなくてもいいか。)そんなことをしてたのに、信濃松川駅に1時間も早く、12時には着いてしまった。
いよいよ本題。
13時30分: シャンテクティー到着。
とても天気がよく、暑いくらいの日だったので、ハウスに入った時のひんやり感がとても心地よく、「心地よい暮らし」の始まりを告げられた気分。玄関のつくりがとてもステキで、建物にこだわる私はわくわくとご機嫌に。
部屋に荷物を置いて、ベランダのテーブルのまわりへ。呼んでもらいたい名前をそれぞれが名札に書いて首から下げた。続いて、ホストの皆さんが自己紹介。健二さんは、メールから想像していた感じとは全然違った。(どう違ったかは内緒。)ヨーガ担当のトモ(朋子)さん、アーユルヴェーダのタミさん、畑仕事を教えてくれる詩(ウタ)さん。女性陣の皆さんからは、ひと目で信頼できる感じがして、すぐに気持がくつろいだ。
外の原っぱへ出て、輪になって、朋さんのリードで、名前のアイウエオ順に並んでみたり、誕生月ごとに並んでみたり、現住所や出身地ごとに集まってみたり、血液型、参加のきっかけ、セミナーの中で一番興味があること、などなど色々な観点から自分の位置と仲間の位置を確かめあい、互いに少しずつわかりあうための時間をもった。それから、身体を使って自分と自分の今の気持を表現しましょうと言われ、創作ダンスが何より苦手だった私は「げえーっ」と逃げ出したくなった。でも、みんなわりと平気そうにやっている。私も開き直って、なんとかクリア。
次に、ハウスに戻って、タミさんからアーユルヴェーダ入門編の講義。梵語の文字が読めないのはもちろんだけれど、出てくる言葉もなんだか難しい。でも知らないことを知るのって楽しい。ヨーガとアーユルヴェーダの関係が私は全然わかってなかったけれど、「ヨーガは精神レベルの科学、アーユルヴェーダは肉体の科学」っていう明快な説明に視界が晴れた。
再び庭に出て、野草ウォッチング。食べられる野草の生えている場所を教えてもらった。ノカンゾウ、ノビル、アサツキ、クレソン、ヨモギ…ほかにもあったのに、もう忘れている。
自然農の畑には、大根と二十日大根の種をまいた。ゆるやかな斜面にあるかわいらしい畑だ。自然な状態をなるべくそこなわないこと、作物を甘やかさないで、力を引き出すこと、草も虫も天候も何も敵視しないこと…詩さんの言葉がひとつひとつすうっと胸に入ってくる。あちこちに黄色く咲いている菜花を夕食用に摘んでから、料理担当チームと外仕事チームに分かれた。
私は外仕事担当。まずは畑にじゃがいもを植えた。シャベルを地面に垂直にぐさっと突き刺す。シャベルを抜かずに、裏側に出来たすきまに芋を落とす。あ、このやり方って画期的かも!エンドウマメの種も植えさせてもらった。一か所に4粒ずつ蒔く。「1粒は大地に、1粒は空に、1粒は小鳥たちに、1粒は私に(間違ってる?)」
それから、小さなスコップでノビルを掘ったり、ノカンゾウを摘んだり。ヨモギも摘んだ。ヨモギはまだまだ若い葉っぱで、とても柔らかい。
6時頃に、お待ちかねの夕食。菜花と豆腐のカレー、根菜カレー、ゴボウと蓮根の煮もの、大根のマスタード和え(?)、スープ、ふき味噌。どれもとても美味しくて、もりもり食べました。
いよいよ民ちゃん先生によるアーユルヴェーダとマクロビオティックを レポートはぶちゃん
基本としたお料理教室の始まりです。 本日はインド料理♪。
人数が多いので夕食班とブランチ班に分かれました。
今日の食材には、6つの味(甘・酸・塩・辛・苦・渋)が入っています。
これらの味には、地水火風空の5大元素が全て含まれています。
とにかく“いかに食べるか”が大切なのだそうです。
この時期には、冬の間に体に溜った重く油性で冷たいもが、春の暖かさと共に
溶け出すので、組織を浄化し軽くする作用のある春の山野草を食べると良いそうです。
未消化による病気が殆どなので、しっかり浄化して出す事が大切です。
そして料理を作る時は、“美味しくな〜れ”と食べる人の事も考えて作る事が大切!!
種を蒔く時も怒りながらだと悪いエネルギーが送られるので作物にも悪い影響が…。
良いエネルギーを送れば良いものができるのだとか! 何事にもに愛が必要ですね〜♪
〜今夜のメニュー〜
★重ね煮のカレー
★重ね煮のスープ
★豆腐と菜の花のカレー(サルソン・カ・サグ)
★大根とスパイスのサラダ
下準備
カレー用のブロッコリーと摘みたての菜の花を茹でます。
お湯には塩を入れなくて良いそうで、茹であげた後は水に晒さず、
団扇などで仰いで粗熱を取ります。水に晒すとせっかくの栄養が流れてしまいます。
重ね煮の手順
@
野菜は良く洗います。
A
椎茸は石づきの土がついたところのみを取り、軸から4等分します。
B
じゃが芋、長芋、玉葱、人参、蓮根を1・5cm角程度に切ります。
※野菜はできるだけ皮を剥かないで使いますが、じゃが芋の皮には
ソラニンという毒素があるので新じゃが以外は剥く事。
※長芋はコンロで髭根を焼いて皮ごと使います。人参、蓮根も皮ごとです。
C
寸胴鍋にサラダ油小さじ1入れ、陰性の強い椎茸から蓮根まで
順番に重ねていきます。上に行くほど陽性になるように!
D
水分を引出すための塩小さじ1、胃腸を良くするクミンシード、
水80cc入れ、きっちり蓋をして15分程加熱します。
★重ね煮のカレー★
※重ね煮の半分強をカレーの具として使います。
@
フライパンに油、クミン、マスタードシードをいれて火にかけ
パチパチはじけさせ香りを引き立たせます。
A
みじん切りの生姜、コリアンダーパウダー、ターメリック、ミックススパイスの
カレー粉、月桂樹の葉を入れて香りが立つまで炒めます。
B
重ね煮、水、緑豆を煮たペーストを入れます。
※豆ペーストを入れることでとろみがつき、渋みもプラスされます
C
アギ*という木から採れるスパイスを加えて煮込みます。
(*豆をいれたのでお腹が張るのを防ぐのだそうです)
D
最後にブロッコリーを加えます。
★重ね煮のスープ
@残りの重ね煮野菜に水を加えて煮立たせ、塩で味を調えます。
A最後にあさつきを加えます。
★豆腐と菜の花のカレー
※菜の花のと豆腐の色を生かすために、カレー粉は入れません。
@たっぷりめの油に、クミン、フェネグリーク*、チリ、
にんにくと生姜のすり潰しを加えて火にかけます。
(*フェネグリーク…マメ科の一年草。甘い香りが特徴のスパイス)
母乳の出がよくなったり、メタボリックにも良いとの事で今注目されている。
A茹でた菜の花、水きりした豆腐(2cm角に切る)、塩を加えて炒めます。
★大根とスパイスのサラダ
@油小さじ1、クミンシード、マスタードシード、カロンジ*を火にかけ
パチパチはじけさせ香りを引き立たせます。
(*カロンジ…別名はブラッククミンまたはニゲラシード)
A千切りにした大根を入れ、すぐに塩を1つまみ加えて炒めます。
大根に透明感が出てしんなりしてきたら塩で味を調えます。
B最後にレモン汁をかけ酸味を加えます。
お料理をしながら、スパイスティーを試飲したり、貴重なお話も沢山ありました。
・お鍋やライパンは鉄製の物を使うと鉄分補給ができるので良い。
・夜には、お刺身、生野菜、果物は消化に時間が掛かるので食べない方が良い。
・電子レンジは、食べもの命を破壊してしまうので使わない方が良い。
☆簡単スパイスティーの作り方☆
・シナモンスティック 1かけ(またはシナモンパウダー)
・クローブ、フェンネル、コリアンダー 適宜
・生姜 1かけ
沸騰したお湯にスパイスと生姜をいれて2〜3分煮立たせます。
※食べすぎる事で胃腸を悪くして風邪になる場合があります。
いかに消化器官を保つ事が大切で、スパイスティーを飲むと良いそうです。
以上 はぶちゃんレポート
かまどで炊いたご飯、とても美味しい。誰かに作ってもらったご飯は、それだけで十分にありがたいけれど、今日はさらに、作ってくれた人の顔が見えて、そして植物性のものだけの安心して食べられる食事。しみじみ嬉しい。食後にあらためて自己紹介をした。
夜8時過ぎ、車に分乗して温泉、すすむしの湯へ。温泉に入れるとは思ってなかった。しかも露天風呂付き!
帰ってから、灯りを落とした中で、ヨーガ。就寝前のリラックス。
10時過ぎに「おやすみなさい」を言って部屋に。ベッドに先客のカメムシくんが。タオルで包んで窓の外へ「さよーなら」。 今夜はもう何もすることがない、何もしなくていい、こんな早い時間に眠れるなんて、ああ幸せ!とベッドに入って、あっという間に眠りに落ちた。
2日目 4/11(日)
主な受講内容についてのレポート
・6:00 ともさんのヨガでスタート
心と体を繋ぐ、ヨガセラピーで、おはようございます!
1時間かけて、自分のスピードで無理なくゆっくり行う。
身も心も、優しく穏やかに目覚める事が出来ました。
・お茶
タミさんのスペシャルブレンドハーブティー等を美味しく頂きました。
体に優しく染み渡りました〜。
お茶うけに頂いたのは、生のカシューナッツ、干しブドウ、乾燥ザクロの種。
ポイントは、3種類を混ぜて一緒に頂く事!美味しかったです。
こうして、ゆったりとした時間をみんなで共有。
・タミさんのアーユルヴェーダの基礎講座(ブランチの前と後で)
1.アーユルヴェーダとは
アーユ(ス)(生命)とヴェーダ(知識・科学)の2つの言葉からなるサンスクリット語。
2.アーユルヴェーダの目的
調和・・・肉体と精神の調和がとれ、誰もが有意義な人生を送ること
健康の維持
・身体的、心理的、社会的、霊的に幸福な状態
・ドーシャのバランスが取れていること。
ドーシャは五大要素(空、風、火、水、地)と生命を結びつける3つの基本要素(ヴァータ、ピッタ、カッパ)の事。
全てのもの(宇宙、自然界、人間など)はこの5つの要素から成り立っている。
問診表と、タミさんによる脈診で、一人一人、どのタイプか診断を受けました。
ちなみに私達は、2人ともkaphaでした。
普段の生活に置き換えて考えてみると・・・
思い当たる事ばかりで、とっても納得でした。
*〜*〜*〜自然農班と、ブランチ料理班に分かれて作業〜*〜*〜*
・自然農班 うたぱんさんの自然農
前半:雨の為、ベランダにてプランターで種まき。
(カボチャ、トマト等数種類の野菜)
コツとして、さきにたっぷり土に水を含ませた後、2時間ほどなじませてから、まくこと。
その後、特に水をあげる必要はない。
(植物は過保護にしなくても、自分の力で水のありかを見つけてくれる。)
・おやつ準備
よもぎもち/あんころもちを作る。
(材料:白玉粉、米粉、水、よもぎ、粒あん)
参考資料として、「よもぎだんご/さとうわきこ(かがくのとも傑作集)」を使用。
一見、子供の絵本のようだが実はとても分かりやすい野草についての入門書だと感じた。
ぜひ、ブックオフやアマゾンで探してみたいですね。
(どうでもいいけど、結局のところばばばあちゃんって何歳?(笑))
・後半;芽の出てしまったじゃがいもを苗代わりに植える。
スコップに10cmぐらい掘って、埋めるだけ。
あとは、回りの草をかけておく。やがて草や土を掻きわけて力いっぱい芽を吹き出す。
実に簡単ですね。
・ブランチ準備班
昨日、採取した野草たちを中心に料理しました。
*ノカンゾウのサラダ
*のびるのチヂミ
*ノカンゾウと春雨の炒め物
*昨晩夕食の残りをリメイクしたスープ
料理は、『愛情』と『イメージ』が大切!!!です★
また、春雨を水で戻す際には、ZIPLOCKを使うと便利とか、
何かを混ぜる時は(北半球は)右回りにすると気が入るとか・・・
所々でタミさんのためになる話が聞けて面白かったです。
あと、ちょいちょい頂く味見も楽しく、料理班の醍醐味でした!
・楽しい楽しいブランチタイムメニュー
*ノカンゾウのサラダ
*のびるのチヂミ
*ノカンゾウと春雨の炒め物
*昨晩夕食の残りをリメイクしたスープ
*シャロムさんのパン
☆真純さん差し入れの林檎ジュース!(←有難うございます。美味しかったデス)
どれもこれも美味しかったです。
そして・・・ タミさんからメール頂いたように
我が家2人共、いい感じで浄化も有りました!
自然の力ってスゴイ!!!と実感体感しました。感謝です。
・ともさんによる 心地よい暮らし
自分にとって「心地良い暮らし」とは?そのためには何を大事にするか、何が必要なのか
昨晩の瞑想を振り返りながら整理!
自分がこの先、心地良く暮らすための8つのキーワードを輪に入れ込み
思い思いにレイアウトして完成させていく、いわば将来に向けた自分マップ。
ビジョンは大切ですね!!!
・ともさんによる 漢字アート
目的:漢字一文字を使って、今の自分の素直な気持ちを表現する。
漢字の意味をあんなに深く感じ取ったのは初めてでした。
早速、我が家の玄関の額に入れて飾っています!
なんか、それなりに見えて、カッコイイです。
・おやつタイム&シェアリング
お茶と、よもぎもち/あんころもち、最高!美味しかったです。
そして、皆、密度の濃い2日間を振り返って、本音でシェアリング。
・解散
また、来月ね〜〜〜。
とっても、とても、充実した密度の濃い2日間で、
心身共に改善された2日間でも有りました。
これから1年間通うのが楽しみですし、
また通う事で、自分達に起こる変化・気付きも今から楽しみです。
今西 功(えびんご)・孝恵(たこえ)でした。
注:( )内はニックネームです。
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