「ガンジーに学ぶこれからの生き方」 2011.10.8 安曇野シャンティクティ
肉体労働に還ろう 片山佳代子
Kayokatayama@nifty.com http://homepage1.nifty.com/kayoko http://mkgandhi.cocolog-nifty.com/blog/ http://d.hatena.ne.jp/kayokokatayama/
当日レポート
片山佳代子さんはご主人のお仕事の都合でインドに住む。その際、書店で出会ったガンジーの本に糸紡ぎのことが多く書いてあったのが印象に残った→ご自身で糸紡ぎ〜織りをされるきっかけに。
1.震災からのメッセージ
関東大震災が起こったとき、ガンジーはこう言ったという。
「神様はひとびとに罰を与えるために何かを起こすのではない。気づきをあたえるため。その中にあるメッセージをくみ取るべき」と。311についても方向転換、ひとびとを目覚めさせる働きかけを感じる。東電や政治家だけではない、自分自身はどうか。ガンジーは「内面を見つめなさい」と言った。
科学技術が進歩した現代。「機械があるから忙しくなる」「機械は人間を幸せにしない」(ガンジー)機械化によって起こるもの→人員削減。資本家VS労働者の構造。右肩上がりの成長をするための大量生産、モデルチェンジ。人を依存的させ、企業や機械への依存。手仕事の衰退など。
2.新しい未来
震災前ではなく別の未来へ。競争社会から農村社会へ。「みんなで降りてしまえばこわくない」(片山さん)
3.問題の根本原因は欲望にあり
「欲望を愛で置き換えなさい、そうすれば全てがまともになります」(ガンジー)その手段は手仕事。手仕事をする中で心を見つめる。
4.非暴力とは糸車である 手仕事が人を成長させる
DVD上映。インド独立のシンボル、チャルカ(糸車)。インドは植民地化されるまで綿織物を自給していたが植民地になった後は原綿を安く輸出しイギリスから綿織物を輸入していた。また、生活に必要な塩を作ることも禁じられていた。自分でつくったカディの服(忍耐力がある証)を着て、海まで「塩の行進」をした→非暴力=忍耐。人をひととして成長させる、心を浄化させるためには肉体労働・手仕事が必要。
現代に置き換えると、糸車や塩を採ること=節電、無駄なものを買わない、買う量を減らす、出自を知って良いものを買う。つくることによって意識がかわる。売る、買うではないやりとり・人間関係・思いやり・ゆずりあい。
5.スワラージ(自治・独立)は私たちの手の中にある
雇われる生活から自営業へ。大企業からの独立→経済の仕組みが変わる。アシュラムとは自給自足のコミュニティ。すぐにはできなくてもできることから変化していく。技術を身につける。まわりに仲間がいること。自分ができるときは他のひとに分け与える。能力に応じて働いて分配する。それぞれの人がつぼみでなく花を咲かせる社会。「Be
the change! 世界に変化を望むなら、自らがその変化になれ」(ガンジー)
6.ガンジーにとっての平和
平和とは生き方である。正しい暮らし方をしていないと、平和はなくなる。日常生活を丁寧に生きる。人を変えるのは座学ではなく実践。
その後グループでのシェア
初めは数人ずつのグループで。けんじーさんと一緒のグループでしたが今のお気に入り?Steve
Jobsの話がよく出ました。
長い目で見る。まわりみちでのつながりもある。失敗のない人生は大失敗、失敗にとらわれる必要もない。
その後、3つのグループに分かれてシェア。
「自分自身をかえる、社会をかえる」グループ
楽しむことを恐れない。人と共有する。自分自身の本質を大切にしつつ実践する。足りないものはない。続けていくことで見えてくる。外に求めていた幸せは自分の中にある。出会った人で変わることがある。長いスパンでものごとを見る。先入観をなくす。人によって導かれる、出会いによって新しい自分自身を発見する。
「つながり」グループ
ひとと話すことで自分が見えてくる。昔はなんでも協力しないとできないことが多かった、逆にいまは孤立している人が多いのでは?
「心地よいグループ」とは?→興味があることをシェアしあえる、競争がない、個性を認め合える場所、対等なつながり。グループ以外の他者を排除しない
「手仕事」グループ
好きなものをやっていく「好き」が大事
自分が作ったもので人が喜んでくれるのがうれしい。手仕事が瞑想。忙しい毎日でも手仕事を大事にしたい。
私自身、メーカーでの忙しい仕事を辞めてリハビリ中。考えさせられることも多かったがBe the
change!できるところからはじめようと元気をもらいました。糸紡ぎはなかなかできなくて本当に「忍耐」がいると実感、でも手を動かして形になるのは楽しかったです!ありがとうございました。
「ガンジーに学ぶこれからの生き方」 2011.10.8 安曇野シャンティクティ
肉体労働に還ろう 片山佳代子
Kayokatayama@nifty.com http://homepage1.nifty.com/kayoko http://mkgandhi.cocolog-nifty.com/blog/ http://d.hatena.ne.jp/kayokokatayama/
このユーストは昨年の講座のものです。
1.震災からのメッセージ
Be
the Change!!
自らが変化すること
方向は間違っていなかったか?
悪いのは企業か? 自らの加害的側面を見つめる。
自らの過ちを直視し、方向転換。
今はどんな時代?
忙しい=考える暇がない。今のことで精一杯、インスタントな生活
10年後、20年後を見据えた今であってほしい。
文明が進んだ、科学技術が進歩した世の中だといわれているのに、どうして、時間がないのだろうか。
忙しさはどこから来るか?
機械化の問題点
1.人手を省く⇒雇われる人と仕事にあぶれる人⇒椅子取りゲーム・競争
労働力を買いたたかれる労働者 vs 機械を所有する資本家
2.失業対策:経済成長(より多くの生産)
不要品・有害物の生産 武器、軍隊⇒戦争
3.人を依存的にする 機械や企業に依存する。 家畜や奴隷のように
食糧はあるのに飢える お金を稼ぐための労働 過労死予備軍
競争社会 消費社会 → アルコール ギャンブル ・・・
Born
to Buy ブランド品を身につけるのが、cool!!
カッコいい
物づくりの仕事がなくなり、消費者としてしか自分のアイデンティティを主張できない。
自信のなさ プロの職人⇒賃金労働者(置き換え可能な部品)作るから買う生活
「日本人としての誇り」を強く主張する若者 心理的不安定さ
自分が何者かをしっかりもてていない人が、その支えとして国家に頼ろうとする。
*自分の頭で考えなくなる 指導者に頼る。言いなり。
4.機械を盲信する
5.物を大切にしなくなる。⇒ 人も粗末にされる。
競争社会の弊害:競争によって切磋琢磨するよりも、弱い人を探し、攻撃して優越感に浸る。
いす取りゲームに参加するのはやめて、いすの数を増やしてゆったり座って、楽しい時間を過ごそう。
もう自分の重みで倒れようとしている建物の中に残っているのは愚かなことで、早く出てゆくべきだということははっきりしている。『神の国は汝等の衷にあり』レフ・トルストイ
2.新しい未来に向けて
私たちは新しい社会を作っていくべき memberではなく、builderになろう。
教育基本法 第1条 (教育の目的)「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」
競争社会から降りる 農村社会の復興 農業で成り立つ生活へ 米価・雇用
「降りてゆく生き方」http://www.nippon-p.org
べてるの家的生き方
北海道浦河にある精神障害を持つ人たちの活動拠点「べてるの家」。
いま新しい価値観の発信の場として、内外で注目を集めている。
べてるのコンセプト
安心して病気になれる 安心して絶望できる 安心してサボれる会社
『変革は弱いところ、小さいところ、遠いところから』(清水義晴著・太郎次郎社)
一体私たちは、何のために勝ち続けなければいけないのでしょう。勝つことの目的とは、
なんなのでしょうか。一度このことを、立ち止まって考えてみることも必要ではないかと思います。
逆説的な言い方ですが、競争で負けたくなかったら、早く競争をやめること、競争に加わらないことを選んだほうがいい。べてるではそれが可能でした。べてるとは、競争しない商売を始めた人たち、闘わない生き方を選ぼうとしている人たちの集まりと言えるかもしれません。
競わずに休みながらでも前へ進める、間(はざま)の道を探すことでした。そうして競争から降りてみたら、なにかを失うどころか、そこには仕事への創造性と喜びが待っていました。 |
3.問題の根本原因は欲望にあり
現代の社会 非暴力の社会
「欲望を愛で置き換えなさい、そうすれば全てがまともになります」 (M.K.ガンジー)
「戦争に反対する運動は健全です。成功することを願います。しかし、あらゆる悪の根本原因、すなわち人の欲望ということを取り上げなければ、その運動は失敗に終わるのではないかと危惧します」
「建設的プログラムの有効性を信じない人は、飢える大多数の人々のことを具体的に思いやることがない 人だと私は感じるのです。そのような思いやりの感情を欠いていれば、非暴力のやり方で闘うことができません。非暴力の最善の準備、さらにはその最善の表現形態は、建設的プログラムを断固として推進することにあります。」
DVD上映
4. 非暴力とは糸車である 手仕事が人を成長させる
人を幸福にする鍵は労働にある。
心と経済の仕組みの両方を変えることができる。
お金を与えるのが解決策ではない
心の浄化 カディーを着て塩の行進
政権を獲得するのが目的ではない。非暴力が大切
糸紡ぎ欲望を愛で置きかえる手段 心の変革→人生の変革→周囲へ→社会の変革
草取り、糸紡ぎなど、手仕事は人の心を穏やかにし、忍耐が培われる。
欲望に取り付かれたままであれば、省エネ技術が導入されても、効果はない。
仕組みを変えようとするのではなく、
一人一人の心がけで、仕組みが変わっていく。
仕組みを変える(事業系の電気料金を上げたり、送電線の国有化・・・)のは、
すぐできることではない。
自分で手仕事を始めることは、今、1人でも始められる。
1着作るだけでも人生が変わる
大企業の製品を購入することが、
企業を支え、エネルギーを浪費し、庶民を苦しめている。
=世界を変えられない原因
大企業への非協力
彼らに善意があれば、原発はとっくの昔に止まっていたはず。署名よりも糸紡ぎ
スワデシ(国産品愛用) 国内の農業者・職人を支える
大企業の製品よりも、地域の職人が手作りしたものを。
地域の小売店が復活し、大企業がつぶれてゆく社会。工業製品を買わない
「英国や日本から安い衣類を買うようになって、我々は敗北したのです。隣人が家内手工業で作ってくれた衣類を買うのが宗教的な義務であると理解できたときに、我々は再び栄えるのです」(ガンジー)
大切なのはプロセス 作る過程に喜びがある。 やってみること
スピードによって失われたものに気づき、旅を楽しむように人生を送ろう
手先の器用さが人間の真髄 少数だが本物が手に入る。= 真の豊かさ
5. スワラージ(自治・独立)は、私たちの手の中にある。
雇われる生活から自営業へ。大企業からの独立。経済の仕組みが変わる
ガンジーのアシュラム役職をボイコットした時の受け皿 逮捕されても、妻子が路頭に迷わない。
私たちのアシュラムを作っていく。 自給的農業、手仕事、物々交換で生活を成り立たせる。
財産はお金ではなく、手に持った技術と協力し合える人間関係
⇒働くこと(肉体労働)が喜び。
――この最後の者とともに歩む社会――
(ジョン・ラスキンの著書『この最後のものにも』)
「あなたはわたしと1デナリオンの約束をしたではないか。
自分の分を受け取って帰りなさい。
わたしはこの最後の者にも、
あなたと同じように支払ってやりたいのだ」
[聖書・マタイ20:14]
あらゆる人に役割が与えられる。子どもにも、老人にも=生きがい
「最大多数の最大幸福」ではなく、「この最後の者」が幸せになれる社会を目指す。
10の仕事を要求し、10ができない人は排除する社会から、貢献度が5でも、3でも、1でも認め合える社会へ。誰でも、赤ちゃんの時は何もできなかったし、年老いるとできなくなるのだから。
「私は、『最大多数の最大幸福』、『適者生存』という原理を信じません。人にとっての規定は、すべてのものの幸福』、『すべてのものの発展』であり、『弱者優先』です」(ガンジー)
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Be the change! 『世界に変化を望むなら、自らがその変化になれ』ガンジー
人々は、自分の足で自分たちのゆきたい所、ゆくべき所へ歩いてゆく必要はなく、彼らの足元の床が自分で動いて、別に足を動かさなくともちゃんと目的地につく、と説き聞かされる。
『神の国は汝等の衷にあり』レフ・トルストイ
6.ガンジーにとっての平和
"There is no way to peace, peace
is the way."
(平和への道はない、平和が道である。)
平和とはway of
life 生き方である。
正しい暮らし方をしていないと、平和はなくなる。
学ぶ:知らない間に行っている加害行為を知る。
実践: 日常生活を丁寧に生きる。人を変えるのは座学ではなく、実践。
ガンジーが求めたことは、特別な英雄的行為よりも、むしろ糸紡ぎ。
希望を持つこと。歴史は戦争だけではない。非暴力の歴史を発掘し、記録する
生きるとは、今この瞬間を精いっぱい生きること。長さよりも質の問題。
参考図書:
『ガンジー・自立の思想』(地湧社)
『ガンジーの教育論』『非暴力・平和・糸車』(ブイツーソリューション)
2日目(10月9日)レポート 深谷佳也子(かやちゃん)
6時
安曇野の朝は思った以上に寒かったです。
ありったけの服を着こんで、車に乗って、近くの大カエデの紅葉を見に行きました。
途中、雲海の向こうから昇る日の出を見ることができ、とても美しかったです。
大カエデは、まだ緑の葉がたくさん残っていましたが、少しづつ赤く色づいていました。
本当に大きくて、見る角度によって色が変わる様子が、とてもきれいでした。
ここは朝の連続テレビ小説「おひさま」のロケも行われた場所だそうです。
大カエデのそばで「むかご」を発見。採って帰り、夕食にむかごご飯にして食べました。
それからさらに少し足を伸ばして北アルプス(これも本当にきれいでした)を見て、戻りました。
シャンティクティに戻ると、たみこさんが朝のお茶と果物を用意してくれました。
コーン茶、ほんのりトウモロコシの香りがして、やさしい味で、おいしかったです。
7時30分
野菜の収穫
サツマイモ、落花生、サトイモを掘りました。
土の中からイモを探すのは、宝探しみたいで楽しかったです。
サツマイモは茎も食べれるそうで、茎もたくさん収穫しました。
途中、料理を作る人と、収穫をする人に分かれました。
私は外で引き続き、野菜の収穫と、草木染の染料作りをしました。
今日のご飯に使う、水菜、レタス、ズッキーニ、大根、ナスタチウムなどを収穫しました。
大根の間引きは、約20センチの間隔になるように、葉が虫に食われていない、元気な子を残すそうです。
どの子も一生懸命育っていて、どの子を抜こうか迷いました・・・よく見て元気そうな子を残して抜きました。
ナスタチウムは、オレンジの花が鮮やかできれいでした。
花も葉も食べれるそうで、畑で味見。おいしかったです。
染料は、洗った植物を鍋に入れ、ひたひたの水を入れて、火にかけ、煮出して作ります。
乾燥させた藍で、藍染の染料も作りました。
藍は、一番初めに煮出した液体は捨ててしまいます。このときは茶色い液体でした。
二番目からは、きれいな青、黄色、緑のなんとも言えないきれいな色になりました。
こんなに色が変わることに驚きました。
9時30分
ブランチ
前回考えたレシピで料理担当の人が作ってくれました。
どれもとてもおいしかったです!
メニュー↓
きくいものフリッター(よし子さん)
ラタトゥイユ(ゆうちゃん)
水菜のサラダ(ゆうこりん)
きのこ・野菜たっぷりお味噌汁(まりもちゃん)
サツマイモの茎のきんぴら
食後少し休憩をして、
11時
糸紡ぎと草木染
始めに糸紡ぎをするグループと、草木染をするグループに分かれました。途中で交代します。
私は草木染から始めました。
最初に、藍で綿のてぬぐいを染めました。
まず絞りを作ります。
縫ったり、輪ゴムや紐で結んだり、ビー玉や爪楊枝を入れたりしました。
どんな模様ができるのか、広げてみるまでわからないので、ドキドキわくわく。
ビー玉を入れたり、縫ってみたり、ついいろいろ試したくなって、
どんなふうにしようか考えながらの作業はとても楽しかったです。
絞りができたら、布を一度水にひたして、軽くしぼってから、藍の染料液の中に入れます。
水で洗って、天日干しにして、完成。
染料液に入れてすぐは、黄色や緑色をしていたのが、日に干すと、だんだん青色に変わっていきます。
模様も色も、広げて乾かしてみるまで、どうなるかわからないのが、おもしろいなぁと感じました。
次にカナムグラ、アカソ、マツヨイグサで、絹のストールを染めました。
カナムグラは、畑でどんどん伸びる嫌われ者だったのが、とてもきれいな染料になる!そうです。
どんなものでもちゃんと役割がある!とういことで、本当にきれいな黄色の染料でした。
水に浸して軽くしぼったたストールを、染料液につけ、次にアルミまたは鉄の媒染液につけて、水洗いします。
カナムグラは、アルミにつけると黄色、鉄につけるとウグイス色
アカソは、アルミにつけるとピンク色、鉄につけると赤色
マツヨイグサは、アルミにつけると黄色(でしたっけ?)、鉄につけると紫がかったねずみ色
になります。
藍染同様、どの色も素敵でどんな色にしようか悩みました。
半分づつ色を変えてみたり、グラデーションにしてみたり、どんなふうにしようか考えるのが楽しかったです。
それぞれの作品を干したのを眺めながら、自然の色はやさしいかんじがして、いいなと思いました。
みんなの作品はどれも素敵で、あれもいいなぁ、これもいいなぁ、もっと染めてみたい!と思いました。
2時間ほどでグループを交代して、次に糸紡ぎ。
「チャルカ」という道具を使って、わたから糸を作ります。
わたを少し引き出して、手でねじりながら、よりをかけると、少しづつ糸が出て(できて)きます。
ふかふかのわたの塊から、細い繊維が絡み合って糸ができる様子は感動的でした。
作業は、左手でわたを引っ張って糸を出しながら、右手でチャルカを回してよりをかけ、糸を強く丈夫にします。
このように書くと簡単なのですが、やってみると難しい!
糸が細くなって切れてしまったり、太いわたの塊ができてしまったり、私はけっこう悪戦苦闘してました。
糸が細くなると、焦って「太いの出てこい」と願いながらわたを引っ張ってしまって切れてしまったり。
太くなるとまた焦って、「細くな〜れ」と願いながら、チャルカを急いで回して、硬くなって止まってしまったり。
それでもやっていくうちに、だんだんコツがわかってきました。
糸が細くなったら、チャルカを回して糸を丈夫にし、
糸が太くなったら、ゆっくりわたを引いて糸を出すと良いようで、少しづつ糸ができてきました。
わたから糸が出てくるところに視線を集中して、わたを引く時もチャルカを回す時も
ゆっくり落ち着いてやることが大事なんだ!とわかってきました。
指先に集中して黙々と作業をしていると、頭も心も空っぽになり、心地よく、
このままいつまでも続けていたい気持ちになりました。
今まで自分で糸を作ってみようとは考えたこともなかったので、
糸ができた時には、自分で糸が作れたことに感動しました。
自分で染めたてぬぐいとストール、自分で紡いだ糸、大切にしようと思います。
15時30分
お風呂
明るいうちに入るお風呂は気持ちよかったです。
夕食の後もゆっくりできて、いいですね!
17時30分
料理&夕食
夕食は前回考えたレシピで、
豆乳味噌スープ(とらさん)
クスクス(ようさん)
きのこの温野菜サラダ(なぽちゃん)
春雨の煮物
むかごご飯(むかごは、今朝大カエデのそばで採ってきたものです)
サツマイモとリンゴの重ね煮デザート
どれもとてもおいしかった!!
たくさん食べてしまいました。
20時
チャーリー宮本さんによるメディテーション音楽
ゆっくりご飯を食べて、片付けをし、すっかり寝る準備もしてから、演奏を聴きました。
おいしいご飯を食べて、美しい音楽を聴きながら眠れるなんて、なんと幸せ!
キャンドルの明かりの幻想的な雰囲気の中で聴く、チャーリーさんの音楽は、
なんとも言えない心地よさでした。
目を閉じて聴いていると、どこか外国の素敵な島にいるような、星空の中を飛んでいるような、
お母さんのお腹の中にいるような気持ちになり、
いろんな場所へ旅しながら、途中寝入ってしました。。。
明日も楽しみだなーと思いながら眠りにつきましたzzZZ
10月10日(月)
6:00 あっちゃん、ゆきちゃんによる、視力向上YOGA&朋さんのYOGA
あっちゃんが毎日日課にしているという、目の動き+体の動き。実際普段パソコンなどで視野が狭くなっていたのを感じたりした。目って大切です☆
7:00 Tea time
7:30 畑と種取
ウタさんのお料理教室・・・ではなく、何とも実践的な種取のHOW TOを伝授していただきました!!
こちらは、もうそのまま種になるもの・・・ウタさんいわく、初級編。
綿・唐辛子、粟など。
パプリカ、カボチャなどは、中にある種を取出し、洗って、コピーの裏紙などの上に置き、干して、水けを飛ばす。用紙には採取した日と、何の種かを記入しておくと分かりやすい。
(カボチャの種は水で洗ったとき、浮いたものを種にする)
きゅうりは、下のほうに種が多くあります。半分に切り、ボウルにとります。
きゅうりやとトマトの種はヌメヌメが付いているので、洗ってもきれいになりにくい。
でも、ヌメヌメがあると乾きづらいので、瓶に入れて、ふたを閉め、日光のあたる場所に置き、発酵させることで、ぬめりが取れる!!
(水で洗ったとき、沈んだ種を使う)
トマトは、真っ赤な時に種にする目星をつけて、間違って収穫しないように、目印をつける。同じところから収穫したトマトが甘ければ、バッチリ!!!!!
花嫁小豆は上手く生れば婚期も近し??の女子には気になる小豆(笑)
茶色くなったら取り、乾燥させる。
片山さんに綿の採種方法も教えていただきました。
綿がはじけるとごみが付かないように取り、むしっても種を取り出すことができるが、大量の場合は専用器具を使う。
直射日光が当たらないところで保管です。
8:30 アーユルヴェーダ、チベット医学のおさらい〜
グループワーク、劇作りと発表
朋さんによる、劇のデモンストレーション〜温泉に行く〜
3つのグループに分かれて、何役をするか、どんなお話にするか、話し合い中♪
10:00 ブランチ
タミさんの美味しいごはん!!!
12:00 民族楽器ワークショップ
みんなで音を出しているうちに、一つの音楽になっていきました☆
世界中からの楽器。こうやって世界中とハーモニー奏でたいですね!
ディジュリドゥ、オーストラリアのアボリジニーの楽器。音出すのにも必死でしたが、出た時の嬉しさはひとしおでした!!
14:00 シェアリング
“あーいーうーえーおー”と音を出しながら動きを連携させる。左:い 右:あ
真ん中に入って音を聴きました。音のハーモニーが、何とも心地よく、不思議な空間でした。
自由に動きながら、みんなで一つのモニュメントを作ろうという流れの、一瞬。
みんな素敵です!!!
3日間ありがとう!!!次回が最後だけど、みんなが集まってまた笑いあえますように☆
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