2013心地よい暮らしの講座もいよいよ最後となりました。
すずカーにに乗り込んだメンバーと「振り返るとあっという間だったね」と話しながらシャンティクティに向かいました。若干遅刻ですみませんでしたm(_ _)m
原郁雄先生の講演
『現代社会と貧困問題が私たちに問い直すもの』
伊那で小学校の先生をしていらっしゃる原郁雄先生の講演でした。
グローバル経済、世界の貧困、先生が小学校で取り組んでいらっしゃる活動についてお話ししていただきました。
知らないことも多々あり、限られた時間の中でとても盛り沢山な内容だったので、私には一度ではとても理解が追い付かない部分もありました。しかし、世界で起きている様々な現状を知ることができる良い機会となりました。
また、先生の小学校での取り組みについては、活動を通して子供たちにおきる心の変化についてお話ししていただきました。子供たちには、活動を通して、自分が恵まれた環境にいることへの気づきや他者を思いやる気持ちなどが芽生えていました。
資源回収のみならず、ストリートチルドレン宿泊体験といった活動を経験できること自体がとても貴重なことで、先生との活動を体験した子供たちに芽生えた気持ちは自分自身に深く焼き付き、何が大切かをわかる人間になっていくのだろうと思いました。また、先生ご自身も海外に出向いて、子供たちの活動が実際どのように海外につながっているのかを見せるところまでされたというのは本当にすごいとしか言いようがありません。先生の講演は、本当にたくさんのことを考えさせられました。まずは私自身も自分の置かれた環境に感謝しながら生きたいと思います。
そして、けんGがアップしてくれたユーチューブを時間を作ってまた聞いてみたいと思います。
原先生の講演の後は、貿易ゲームを行いました。
貿易ゲームとは、紙や道具を使って資本や金をつくり、いかに富を稼ぐかということをグループ同士で競うゲームです。
私たちのチームに配られたもののなかには、さまざまな色の色紙がたくさん入っていて、なんだかとってもいいんじゃない(*^_^*)と意気揚々としていました。しかし、いざ説明がはじまると、長さを測る定規がない!紙を切るはさみがない!!円を描けるコンパスがなーい!!!ないないづくしで、何もできないことが判明(T_T)。経験者のうたさんから「出稼ぎに行こう」とアドバイスをいただきましたが、少しタイミングを逃してしまったようで、どこのグループにも雇っていただけず・・・。成す術もなくほかのチームをながめていましたが、気持ちを切り替えて私たちはのんびりしていよう!!!と色紙を使っておりがみをする始末。だって、私たちタルタル教信者ですから!
おりがみをしながら傍でみていると、他のチームは忙しそうに切ったり折ったり測ったり、とっても忙しなく働いています。それを横目にすっかり稼ぐことを諦めたわがチームはのんびりのんび〜り過ごしていました。国連に工芸品(折り紙のツル)に値段をつけてほしいと交渉するもうまくいかず・・・。でもさすがにかわいそうに見えたのか小さなハサミを支給していただきましたが、ハサミ・・・う〜ん、使えないんだよね。だって測れないんだもの。というわけで、支給されたはさみを売ってしまいました。
ゲームの結果、我チームはもちろん最下位でした。
貿易ゲームで配られた紙は資源、道具は技術、グループは国であり、交渉や貿易を通じて世界経済の仕組みを知ることができました。
わがグループは離島(リゾート地)の国という立場であり、後から考えればのんびり楽しそうだなぁと見に来てくれた人にリゾートでゆっくり休みませんか?とお誘いして交渉成立すれば少しは稼げたのかもなんて思ったりしました。
今回は道具を沢山もっていた先進国の方々がとても優しかったようですが、厳しい方が先進国になると、もっとお金を稼ぎ、富の差が広がるそうです。
身近にあるもので、このようなゲームができるなんてとても興味深かったし、実際にゲームをすることで社会の仕組みを分かりやすく理解することができました。
そして中途半端に資源がある国はとても忙しいということもわかりました。何もできないと悟ったとき、大人であれば気持ちを切り替えてのんびーりできるけど、子供の場合は何もできないと泣き出してしまう子もいるそうです。うんうん、納得(^_^;)
それに経験者の方が早くからお金儲けに走り、ゲームに集中していると思いました。
そして最期の晩餐
たみちゃんの料理はタイスキでした。
個人的にはパクチーをのせて食べたほうが、よりおいしゅうございました。
毎回たみちゃんのお料理が大きな楽しみのひとつだったので、最後かと思うととても残念。(恋しくなったら補講参加します!)
最後の晩餐ということで、今回は特別にお酒もアリでした。原先生が用意してくれたお酒や、しーちゃんが持ってきてくれたビールを飲みつつ交流を深めました。
1か月に1回安曇野に来ることで、毎回季節の移り変わりを感じ、毎回様々な学びがあり、素敵な仲間に出会えて、本当に良かったと思います。
たくさんの出会いに感謝!みんなありがとう☆
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