6月28日 レポート
久しぶりにメンバーに再会。私は綿のワークショップに参加するため、前日入りしていたのですか、みんなに会えるとなぜかとても懐かしく、うれしい気持ちになるから不思議です。
【二人でヨーガ楽健法】
今回のテーマは「二人ヨーガ 楽健法」。
みんなの近況報告から始まりました。「結石ができて、救急車で運ばれた」というチェンさんの話にびっくり! 聞けば健二さんも同じ病に倒れたことがあるそうです。とても痛いらしい。
ゲスト講師の子松志乃子さんのお話も、とても興味深いものでした。「姉ががんになり、体中に転移している」と。それでもお姉さんは抗がん剤を使わず、子松さんの楽健法と温熱療法で体のリズムを整えて、日々を送りたいと話されたそうです。
仙台にいる私の母は、小さながんが見つかり放射線治療を受けたのですが、体よりも心のダメージの方が大きく、遠距離からフォローするのが、とても難しかった時期があります。だけど子松さんのお姉さんは、楽健法のおかげで、放射線治療によるだるさや落ち込みもなく、日々はつらつと暮らしていると。そんな「楽健法」って何だろう?
いよいよワークショップが始まりました。
楽健康法は、足圧によってリンパ血液の流れを良くして滞った筋肉の凝りを取り除く方法。
まず御身法で身を守りその方法を学びました
二人組になり、相手の足の裏を、自分の足で踏むところから始まります。人の体を足で踏んでいいのか…と、最初は思うのですが、明さんの足の裏を踏んだ時の感触は、「気持ちいい!」。
足の裏、腰、足の付け根、太もも、ふくらはぎ、鼠けい部、腕の付け根、お尻…ゆっくり、ゆっくり、1か所につき5回、足の幅半分ずつずらしながら、ゆっくりゆっくり踏んでいきます。
時折「いたたた」という声も聞こえてきました。
筋肉を「足のてのひら(?)」で、つかんでまっすぐ体重かけます。
太ももの付け根の鼠けい部を、踏まれたのは初めてだと思いますが、そこでずっと滞っていた血が流れ出していくのを感じました。
「いたたたた」。踏まれると痛いんだけど、なぜか気持ちいい。そんな部位もあります。
不思議なのは、踏まれている人より、踏んでいる自分の方が体中ぽかぽかあったかくなってくること。施術する人、される人ではなく、踏む人、踏まれる人、どっちも血流がよくなっていくのでした。「踏んで踏まれて、楽健法」。うーん。奥が深い。
【晩ごはん】
この日のメニューは…
・タイ風春雨炒め 八坂のハチクとコゴメギク入り バイマックルーの香り
・ひよこ豆の粉でとろみをつけたカレー
・ニンジンとにんにく、ココナッツパインの和え物
・青梗菜とモヤシの炒め物
・タイ風スープ 豆腐と岩海苔、セロリの葉入り
タミコさんのお料理は、いつもながら肉や魚は使わないのに、食べ応え充分。
でもって、安曇野にいるのに、タイに来た気分になれるから不思議です。
食事の後、豊丘村で農業をしている、なっちゃんのお話をききました。
なっちゃん「子どもは4人いて、学校にはいっていません」
一同「ええーっ!(びっくり)」
自宅がフリースクール。教科書は学校から支給されるので、それぞれの学年になると、それぞれに学んでいく。好きなことが見つかれば、自分でとことこん調べたり。楽器を弾いたり、機織機も作っちゃう! 子育てが親にも子にも息苦しくなっている日本で、そんな育て方があるのだと初めて知りました。
親が子どもを学校へ通わせるのは、当たり前だと思っていましたが、本当は何が大事なのか。いろいろ考えさせられました。
【温熱療法】
夕食の後は、子松先生の温熱療法の講義です。
楽健法はたしかにすぐれた方法だけど、1人ではできないし、お腹や頭など、足で踏めない場所もある。そこで誕生したのが、三井と女子(とめこ)先生の「遠赤温熱器」です。
セラミックヒーターを内蔵したハンディ型の温熱器を、体に当てていくと、「アチチ…」と、強く熱を感じる「アチチ」反応が出る箇所があるので、そこを中心に治療していきます。
こうして「アチチ」な部分に熱を入れると、自立神経のバランスが整い、血流がよくなって、肩や腰の痛みの改善、免疫力が高まってアトピーの症状もよくなるのだそうです。
この温熱器、不思議なことに体の調子の悪い部分にくると、スムーズに動かなくなります。
私はタミコさんに温熱器をあてていただいたのですが、頭の部分にきたときに、なかなか進まない。脳みそかなりくたびれているみたい。トホホホ…。そんなこともわかるのでした。
地球やエネルギーの循環も大事だけど、私の場合、体の血流、とくに脳の血をもっと回さないといけないなのかなあ。
温熱器をかけたあとは、体がゆるんで、あくびの連続、眠い、眠い。
心地よく、ぐっすり眠りについたのでした。
担当 みよしでした。
2日目
6:00〜
【朝ヨガと楽健法の復習】
「カタチにこだわり過ぎると本質を見失ってしまう」
「生活の中にこんな時間を持つことができるように」
ゆっくりと体を動かしながら志乃先生のコトバひとつひとつが心地よく響きました。
「楽健法は、相手のどこを伸ばしてあげたいのかを考えれば、
どこに立ってどう踏んだらよいかわかってくる。あとは場数、笑」と志乃先生。
「順番!踏み方!」と自分が頭でっかちになっていたことに気づかされました。
まず大切なことは、相手の方と自分が心地よいかどうかなんですねー。
8:30〜
【畑仕事】
○作業:里芋苗まわりの溝掘り(水がよく貯まるように)、トマトのわき芽かき
○収穫:玉ねぎ、レタス、にんにく、かぶ
「かぶ、食べたいひと〜?」うたさんの問いかけに、
収穫がたのしくって「かぶ、食べるのもいいけどもっと抜きたい〜!」笑。
○種まき:大豆、はなよめ小豆(紅白2色柄のお豆)おまじないのコトバ「一粒は大地に、一粒は鳥に、一粒は自分に」も教わりました。
9:30〜
【かまどでcooking】
みんなで分担してブランチづくり、レタスときゅうりwith野菜味噌、スープカレー、玉ねぎのまるごとダッチオーブン焼き、かぶの塩もみ。あっという間に新鮮で美味しいお料理ができあがり!
12:30〜
【ダンボールコンポストづくり】
○準備するもの
みかん箱ほどのダンボール、朝刊(2日分)、米ぬか(3キロ)、腐葉土(5キロ)、角材またはレンガなど(ダンボールの通気確保のために角材やレンガの上に乗せて設置する用)、水
○つくり方
1. ダンボールに朝刊2日分を敷き、米ぬかと腐葉土を混ぜる。
2. 水をいれて混ぜる。※手で握って固まる(こぼれ落ちない)くらいの硬さがよい。
3. 1日ほど経つと米ぬかが発酵し温度が70°くらいに上がる。
○つかい方
・できればキッチンのそばに置いて毎日面倒を見る。(ぬか床と同じように。)
・古布かシーツをかぶせてヒモで結び虫除けのフタをする。
・発酵熱で水分が蒸発していくので、茶ガラや生ゴミの水分はほどほど残っていてOK。
・生ゴミを入れたら米ぬかをふりかけてかき回す。
○注意事項
・柑橘類は大量に入れると分解されにくい。
・とうもろこし、たけのこの皮は分解しにくい。
○そのた備忘録
・コンポスト内は発酵温度が高いので虫が卵を産んだとしても虫は生きていけない。
・温度が下がってきたら油ゴミなどを入れる。
・髪の毛、犬猫のウンチも入れてOK。
・温度を一定に保つことができれば2〜3日留守にしても問題なし。
・乾いてくると微生物の働きが鈍くなるので毎日かき混ぜること。
・ダンボールコンポストの中身は1年くらい寝かせて春の育苗に使うととても良い。
畑にまくときは上からふりかけるだけでOK。
○きづき
ダンボールコンポストはベランダにおいても1年くらいヘイキとのこと。量も1センチくらいほどしか増えることがない(微生物の分解力!)
生ゴミの正体ってほとんどが水分だったってことだ!
水分をたっぷり含んだ生ゴミを日々大量に火で燃やしたり埋め立ててみたり。どれだけのエネルギーをかけていることか、このままでは地球がいくつあっても足りないー!!
今回のダンボールコンポストづくりから感じたこと、両親や身近な人たちへも伝えていきたいと思いました。まずは自分のダンボールコンポストを持つところからだな。
ありがとうございました!
13:15〜
【アーユルベーダレシピづくり】
○アーユルベーダの講習
・5つの要素「地・水・火・風・空」
わたしたちは自然からつくられたものでできている。
・6つの味「甘・酸・塩・苦・辛・渋」
味によって体と心は左右される。6つの味をバランスよく取ることが大切。
たとえば、味噌には「甘・酸・塩・渋」が含まれている。ここに季節の野菜や、わかめ「苦・塩」ねぎ「辛・甘」などを入れることで6つの味をいただくことができる。
・不調は体の詰まりからくるということ。
詰まらないように消化がよくなるように食事の際は胃を冷やさないようにすること。
・感謝して食べることができればエネルギーにあふれた食事になるということ。
○次回のメニュー
旬の材料と6つの味を意識してつくったメニューが出来あがり。
・とうもろこしの炊き込みご飯「甘・塩」
・季節のお野菜たっぷりの冷や汁(飲むサラダ)「渋・甘・塩」
・ナスとズッキーニの揚げ焼き(withトマト&バジル)「油・塩・渋・酸・甘」
・ピーマンと厚揚げの丸煮「苦・甘」
・甘酒(withすりおろし生姜)「甘・辛」
14:45〜
【シェアリング】
ともこさんが用意してくれた紙にクレパスをつかってみんな思い思いの色をつけ。みんな自分の描いた紙をもって今回の感想を述べあいました。
おわりにケンさんが「出あいの場があり、つながりあえることのありがたさ」と言っていましたがまさにそのとおりだと感じました。今回わたしは単発の参加だったのですが、それぞれの想いがあってこの日あつまったみなさんと同じ時間を過ごすことができたこととても感謝しています。またお会いできる日を楽しみに☆
ぜっきー |