BeGood Cafeはこの夏サマーキャンプ『クボタ 地球小屋(Terra-Koya)』を開催。
未来を担う子供たちに生命の営みや循環型社会を体験してもらい貴重な学びと想い出を持ち帰っていただきます。

7月23日

無事シャロムに到着 少し雨がぱらついていましたら雨もあがって天気も回復気味です。4日間のキャンプの始まりです。

昼食のあと オリエンテーション  スタッフの紹介がありました。
呼ばれたい名前を名札に書いて森の広場に集まりました。

みんなで仲良くなろうということで全員の名前を覚えます。誰の隣の誰の隣ミッキーです。 それを繰り返して全員の名前を覚えます。子供たちの記憶力に大人は脱帽です。

どんな仲間が集まっているのか友達ゲーム この友達ゲームは 血液型の同じひとは友達と言って集まります。まずは 好きな果物 血液型 学年 すんでいるところ 年齢 そんな友達が集まるゲームです。みんなで話し接触することで場の雰囲気がとても和んできました。

こども達を見ていたドンガバチョことシキタさんも満面のほほえみです。

みんなが仲良くなってすこしずつ垣根が取れていきました。緊張した顔が笑顔に変わりました。

シャロムの森や建物の案内 早速ツリーハウスに登って屋根まで登ってしまいました。 高いところは子供達の領分ですね。オーイ気をつけてね 森の中で自分自身で判断力 危機管理を学びます。大人達はそれを見守ります。

 

これからのスケジュールを聞いて温泉タイムです。

 

  グループごとに記念写真 これから4日間よろしくお願いします。

マクロビオティックの夕食です。はいポーズ  これから4日間菜食のメニューです。牛乳も砂糖もありません。

ナイトプログラムの始まりです。



ナイトプログラム  トモネーとケロの先導ですっかり暗くなった畑の道を音がしないように歩きます。安曇野の明かりが遠くに見えます。
森にむかって声を出すとこだまが帰ってきます。

そして一人一人になって5分間自然の音を聞きました。夜鷹が鳴いていたり虫の声が聞こえてきました。夜に活動する小動物がいるんですね。、
つぎに森に入り暗い森を一人で歩きます。この暗闇にもすっかり目が慣れてモノトーンの世界を感じられるようになりました。 目の働きの実験 片目でろうそくの炎を見つめ暗闇を交互に見ました。まるで違う世界のように片目は明るく見え 片目は暗く見えました。人の目は45分くらいで慣れるのだそうです。この暗闇でもランプなしで歩けるようになりました。 初めての体験 そして暗闇を一人で歩くのも初めてです。

帰ってきて振り返りの時間です。

今日の思い出を文章や絵に描いて記録しました。

明日の朝の持ち物を確認してお休みなさい

スタッフミーティング  夜遅くまでミーティングが続きます。特に安全面と健康に配慮するということでミーティングを閉じました。

  

7月24日

安曇野は何日ぶりかの素晴らしい天気です。朝露を踏みしめながらモーニンググリーンウォーク 

草笛の鳴らしかたも教わりました。そしてアカツメクサの蜜も吸ってみました。

昨日と同じ場所でこだま実験 ヤーホーと叫んでみましたが昨夜のように大きくは聞こえませんでした。

畑の道にはトモネーの好きな柿の木に小さなみがなっていました。遠くに安曇野が見渡せます。

抜けるような空と山をバックに記念写真です。

アカツメクサで花冠づくり 畑の道を歩いて森に入ります。

木イチゴ 大きなクマンバチの巣 カブトムシの死がいにも出逢いました。

森のもみの木に本当に沢山の蝉の抜け殻を発見

待ちに待った朝ご飯 好きな物を盛りつけて外のテラスで朝食です。

パーマカルチャー講座@  パーマカルチャーとは持続可能な農的暮らしのこと まず森の中の土や生き物がどうなっているか観察しました。 良く自然を観察するところからパーマカルチャーは始まります。

森の土は落ち葉がつもって落ち葉の下は土のようになっていました。これは微生物 小動物が分解した結果です。お皿に葉っぱの下の土を取って観察するといろんな生き物がいることがわかりました。また 土のにおいも発酵した納豆や堆肥のにおいがしました。 次に畑に移動 シャロム畑の隣の耕してある耕した畑の土の観察をしました。この土はにおいもなく虫もいませんでした。

シャロム畑は草もあり中には木が生えている畑もありました。一般的な畑と比べるとまるで森のようでした。福岡正信の自然農法の畑はひとが何もしない畑ですがライ麦や アスパラ 大根 ゴボウの花も咲いていました。まるでジャングルのようでした。 パーマカルチャーの創始者のビルモリソンは世界を森で覆い尽くすといったそうです。それだけ森は豊かで多様性に優れているということです。

次にジャガイモ畑でジャガイモの収穫です。ジャガイモの原産地はと言う質問に北海道という答えをいったお友達がいました。北海道は涼しくてジャガイモの生産にはとてもいい条件ですが 実際は南アメリカのペールー アンデス地方が原産地だそうです。
ペルーアンデスは高地で雨の少ない地方です。
25度を超えると葉っぱが枯れ出してまた来年の発芽に備えるのだそうです。
ジャガイモは茎に養分を蓄えてまた発芽します。またアンデスでは10種類以上のジャガイモを一緒に植えるそうです。そうすると日照りに強い種類 雨が多いとよい種類 虫に強い種類 いろんな物を植えることで収穫できない危険度を減らすのだそうです。

シャロム畑には 男爵 メイクイン アンデスという種類が植えられていました。男爵はよく見るジャガイモ メイクインはちょっと横に長いジャガイモ アンデスは赤い色でサツマイモのようでした。

じゃがいもの種類と特徴・栄養・レシピ

北海道デジタル図鑑~100の物語[食]ジャガイモ

沢山の収穫に大満足

次に自然農の種の蒔き方を学びました。草の中に種を蒔く もうびっくりです。

草を刈って表土の土をかきとり (耕してない畑は表土に草の種があります。これを耕してしまうと草が一斉に芽を出し。野菜の種が負けてしまいます。)平らにして種を蒔きます。ぱらぱらとスジ蒔きにしました。

そして鎌のセで土をたたき種に土をかけました。そして手で押さえました。押さえることで種と土が密着して水みず)道が下と繋がり発芽率が2割高まるそうです。

のこぎり鎌を持って そばの種まきにチャレンジです。

今 そばの種を蒔くと2〜3週間後には白い花が咲きます。そばは草よりも成長が早く雑草を駆逐する強い雑穀です。

畑でサラダ用の野菜を収穫して戻りました。

収穫した野菜を洗って食事の準備です。メニューはジャガイモの丸ごと蒸し と収穫したトマトとキュウリ レタス キャベツのサラダ ダッチオーブンで作るほうとう と焚き火パンです。

 

森の広場で薪で火をたいて野菜をまずゆでます。

ほうとうは武士の野戦料理です。普通うどんはお湯でゆでてだしを取って味付けをしますが味付けをした汁の中にうどんを入れるとても ワイルドな料理です。
さあほうとうづくりです。
小麦に塩を入れて水を入れてこねます。このとき塩を入れないとまとまらずべたべたします。
塩は組織を縮める作用があります。まとまった小麦をすこしずつ手でのばします。


のばしたうどんを野菜が入ったドラム缶の中に入れます。

みんなで思い思いの太さ長さに作っていきます。

畑で取ったジャガイモがゆであがり早速塩とバターを付けて食べました。 どのレストランの料理よりもおいしく感じられました。ほかほかのジャガイモです。

ほうとうがゆであがるまで 次は焚き火パンに挑戦です。竹の棒にパン種をくるくると巻き付けて薪にかざします。
こつは直火に近づけすぎず 遠火で焼くことです。

そうこうしているうちにほうとうもできあがり焚き火パンやサラダと共に野外クッキングを味わいました。

午後はパーマカルチャー講座2 シャロムのエコロジカルらしい はてな?をグループで探しました。

そのはてな?について考えたり ケロやケンさんからなぜエコロジーかのの説明がありました。

シャロムのエコツアー参照

休憩をはさんで家でできるエコロジカルなことをグループで話し合い発表しました。 

沢山のアイデアーや提言がまとめられました。

夕食タイム

食事の後は蝉の羽化を観察 9時頃から10時頃までみんなで観察しました。

7月25日 曇り時々晴れ間

今日は田んぼの日 そこでお米について学びました。写真は雑穀と赤米 クロマイ お米

35億年前生物が生まれ人間が生まれどんな食を食べてきたかをタイムスリップ 縄文時代 弥生時代と戦前にタイムスリップ お米が食べられてきた歴史を学びました。

 今日はおにぎりを持って田んぼに出かけます。そこでみんなでおにぎりを握りました。

お米のできるまでの勉強をしてさあ田んぼに出発です。

田んぼでは有機農家で安曇野合鴨研究会の会長の藤沢さんが合鴨農法についてお話ししてくれました。

かもはいい時期に放すと草を食べ除草をしてくれます。

田んぼの土手でランチタイム 自分の作ったおにぎりに舌鼓 日本人に生まれて良かったと思う一時でした。藤沢さんからもらったキュウリに味噌を付けて食べました。リクエストが殺到 お変わり分もあっという間になくなってしまいました。

おにぎりの後は農作業 除草です。この田んぼは合鴨を離すのが遅れ草が大きくなってしまったのだそうです。

みんなの頑張っている様子です。カモに負けないように除草をしていきます。

一緒に作業していた藤沢さんもにこやかに見守っていました。

休憩時間には藤沢さんが作った100パーセントのトマトジュースを戴きました。汗をかいた後のトマトジュウスが全身に広がり元気がよみがえってきました。

一人では大変だけれど沢山のひとが除草をすればあっという間にきれいになります。皆さんお疲れ様でした。

最後に合鴨と記念写真 ハイチーズ

田んぼから帰って自由時間の後に夕食  この自由時間の内にカブトムシをゲット4〜6匹は捕まえました。

最後の日には10匹ほど捕まえたのを森に返してやりました。

夜のプログラムはキャンプファイヤー まず火おこしの実習 マッチ1本で火を付けることを学びました。

楽しい歌やゲームが始まりました。 オオブレネリあなたの家はどこ グリグリ 

最後は花火をして夜のプログラムが終了です。

7月26日 4日目

朝荷物をまとめて畑に出かけました。今日は種を採っておみやげにします。畑に行って種を採りました。
野沢菜の種 ライ麦の種を集め持ち帰ることにしました。畑では桃もなっていました。

まだ青いリンゴも食べてみました。シャロムにかえってキャベツの種取りを教わりました。ビニールに広げてただたたくだけでさやから種がこぼれ落ちます。 この小さな種から芽が出てキャベツになる 自然てすごいですね。

 

種採りの後は森の広場で記念撮影 思い出の森の広場です。

種を袋に入れてメーセージを書いておみやげにします。芽が出て9月には白いそばの花が咲くでしょう。

自分が大きくなったらこんな暮らしをしてみたい 絵や文章にして発表しました。

みんなの描いた未来は自然循環のある多様な 調和に満ちた暮らしが描かれていました。

お昼は石窯で焼くピッザ体験 ピザ種を手でのばし本格的なナポリ風ピザに挑戦です。おいしいピザに舌鼓です。

クロージングセレモニー アンケートを書いてキャンプの振り返りをしました。

参加した全員がチャンピオン キッチンチャンピオン セミ集めチャンピオン みんな光り輝いていました。

最後にキャンプのテーマソングを歌って未来にむかって出発です。お別れに涙を流し もらい泣きのスタッフもいて去りがたい思いを残しクロージングです。

ともだち ようこそ
花びらのシャワーで
愛と知恵と力でつながろうー

つながろー つながろー
ききそそ 愛し合おうー

つながろー つながろー
ききそそ 愛し合おうー

未来にむかって 種が芽を出し 大きく花開きますように

みんなで撒いたそばの種がもう芽を出していました。7/28日 


臼井 健二 ご夫妻様。
 
はじめまして。
【クボタ地球小屋】でお世話になりました A子の母です。
突然のメールでのご挨拶をお許し下さい。
 
あまりに素敵なプロジェクトに、感謝の気持ちを伝えたくメールさせて頂くことに致しました。

ご縁が実り、【クボタ地球小屋】に参加出来たことを嬉しく思うとともに誇りにも思います。
元気に 半分は、やりきった疲れを見せながらも輝き、自信に満ち、目に力強さを感じるほどの表情で帰宅しました。

シャロムでの様子をHPより拝見しておりましたが子供たちの目の輝き・楽しそうにしているスタッフの方々の表情が何より素敵でした。
自然は勿論のこと、素敵なご馳走。。。
ありがたいことです。贅沢ですね。。。。
見ていて食べたくなりました。
素敵な素敵な宝物を胸に これからの未来に旅立つことでしょう。
 
今後・・・・娘は。。。。。
シャロムで食した物を見るにつけ皆と食べたあの頃を思い出し、懐かしく思うことでしょう。
素敵な素敵な旅となりました。
素敵な素敵な縁に感謝です!!!
 
HPから温かい心が伝わってきました。
そして 娘と再会した際、に素敵な縁とめぐり合えたと目が力強く語っていました。
本当にありがとうございました。
次回は家族でシャロムに伺いたいと思っておりますのでその際には又お世話になります。
 
ご縁が続きますように。。。。
まだまだ暑い日が続きますのでどうかお体ご自愛下さい。    鈴木

参加者募集のお知らせ
NPO法人BeGood Cafeはこのたび、子どもたちに、自然とふれあい、生命の営みや循環型社会のカタチを体感し、 地球環境の大切さを学んでもらう、『クボタ 地球小屋(Terra-Koya)』を開催します。子どもたちに貴重な体験と学びの機会をご提供します。

BGC+クボタ terra-koya BGC+クボタ terra-koya

■ 目的

美しい田園風景が広がる長野県・安曇野にて、自然の息吹と生命のチカラを体感するサマーキャンプを行います。

食料自給が持続可能な循環型農園での農作業、合鴨農法などの農業体験を通じて、自然の大切さを体感してもらうこと。

共同生活の中、達成感のある充実した時間を過ごすことで、子どもたちの意識が自発的に地球環境に対して向けられることを目的とします。


 

■ 実施概要

□タイトル

BGC+クボタ terra-koya

□テーマ

『はじめよう。地球にいいこと。あなたにいいこと。』

□基本方針

農業体験を通じて、生命の営みや循環社会を体感し、“発見”と“学び”の場を提供

□実施形態

夏季林間学校(合宿スタイル)の活動

□実施期間

2007年7月23日(月)〜7月26日(木)  3泊4日 ※雨天決行

□宿泊施設

舎爐夢(シャロム)ヒュッテ 長野県安曇野市穂高有明7958
http://www.ultraman.gr.jp/~shalom/
BGC+クボタ terra-koyaBGC+クボタ terra-koya

□実施場所

上記宿泊施設 近隣農園、田んぼ 他

□実施運営

主催   NPO法人BeGood Cafe
特別協賛 株式会社クボタ

■ クボタ 地球小屋(Terra-Koya)〔主な開催概要〕

※あくまで現時点の予定です。内容については若干の変更が生じることがあります。

 

午 前

午 後

7月23日(月)

●バスで出発
●自己紹介/ゲーム

●オリエンテーション
●パーマカルチャーと自然のおはなし

7月24日(火)

●パーマカルチャー教室 ※1
・畑の観察
・収穫
・収穫した野菜でサラダ作り

●パーマカルチャー教室
・青空教室
●パーマカルチャー/グループ発表

7月25日(水)

●お米の教室
・稲作について全般のおはなし
・おにぎりのおはなし

●田んぼの教室
・合鴨農法について ※2
●お米普及計画/グループ発表

7月26日(木)

●体験感想会

●田んぼの教室
●エンディングセレモニー
・記念撮影

*この他にも、キャンプファイヤーや手作りランチなど、さまざまな充実した内容を予定しております。

 

※1)パーマカルチャーガーデン
パーマネント(持続的・永久の)、アグリカルチャー(農業)、カルチャー(文化)を合わせた言葉です。
1970年代、タスマニア大学で教鞭をとっていたビル・モリソンとデビット・ホルムグレンによって体系化された実践的な学問で、発祥の地オーストラリアでは学校教育にも取り入れられています。生態系が持つ生産力を最大限に活用し、多種多様な要素を有効に配置すること。生態系を成す一員として〈持続可能な〉環境を自らつくり出していくことが重視されています。

※2)合鴨農法(あいがものうほう)
BGC+クボタ terra-koya稲作において、アイガモを利用した減農薬もしくは無農薬農法のこと。有機農業の形で取り組まれることが一般的です。
 

  • アイガモを放飼することにより、除草、害虫防除(雑草や害虫を餌として食べる)し、排泄物が米の養分となる。

  • アイガモが泳ぐことにより土が攪拌され根を刺激し肥料の吸収が良くなると言われる。
    という長所があります。