2003年10月 森の子日記 写真をクリックすると大きな画像になります。 10月31日(金)晴れ 焚き火の焚き付け用に松葉をもらいました。山になった松葉に乗ってトランポリンのようでした。森の子まつりの招待状が出来上がり、みんなで日頃お世話になっている方へ渡しに行きました。1日だけの郵便屋さんになって、届けました。 10月30日(木)晴れ 今日はIちゃんのお誕生日。10日ぐらい前から、指折り数えて楽しみにしていました。朝、Iちゃんの姿を見ると、お友達が次々に絵やお手紙のプレゼントを手渡しました。Iちゃんは早速開いて、にっこり。森の葉っぱも色づいて、Iちゃんのお誕生日をお祝いしてくれたようでした。 10月29日(水)晴れ 朝、森の子に来ると、あたり一面黄色の葉っぱのじゅうたんが敷かれていました。昨夜の雨と風の仕業です。最初に来たMちゃんが早速、葉っぱを集めて、ベッドを作りました。寝心地のいいベッドで、本当に眠ってしまいそうでした。今日は芋掘り。風に向かって歩いて畑に行きました。まずはサツマイモと綱引き。サツマイモの頭が見え、掘っていきました。やわらかい黒い土の中から大きなお芋が出てきました。その面白いこと。かくれんぼしているお芋を次から次へと見つけていきました。今回も昨日の田んぼに引き続き、秋吉さんの畑で芋掘りをさせていただきました。森の子のために一通り残しておいて下さりました。秋吉さんが掘り終えたところにも、小さな芋たちが残っていました。それは、モグラたちがおなかをすかせたらかわいそうだからと言われました。秋吉さんの田んぼや畑におじゃますることで、大地が人間だけのものでないということを忘れてはいけないということに気付かされました。子ども達の心にも、きっと、そのことが残っていくことでしょうね。 10月28日(火)晴れ後曇り一時雨 脱穀をしました。 10月24日(金)晴れ 10月23日(木)晴れ一時雨 10月17日(金)晴れ 気持ちのいい秋晴れでした。お弁当を持ってきのこ採りに出かけました。ところが、不思議なことに、昨日、森の子の周りだけであんなに採れたのに、今日は殆ど採れませんでした。きっと、昨日は森の精が子ども達のためにきのこをプレゼントしたのかもしれないと思いました。しかし、途中で、山登りをしたり、斜面に立てかけてある木から下りたり、隠れて後から来る友達を驚かせたり、虫の卵を見つけたりと道草を楽しんでいきました。 10月16日(木)晴れ 「今日はきのこ汁、作りたいね。」と言うと「じゃあ、探してくる。」とDちゃん。すぐに「これ、食べられる?」と手にしてきたのは、リコボウではありませんか。「Dちゃん、どこにあった?」と案内してもらうと、ありました。ここにも、あそこにも。今年もやってきたきのこの季節。素晴らしいことに、わざわざきのこ採りに行かなくても、庭先で天然のきのこが採れるんです。あっぱれ、森の子!思ったよりたくさん採れ、汁を増して作りました。「こんなに食べられるかなあ。」という心配をよそに、子ども達はおかわりをして食べ、お鍋を空っぽにしました。焚き火できのこ汁と一緒に桑の葉で草木染をしました。布の所々にどんぐりを包んで絞りの柄ににしました。みんなそれぞれ違う柄、出来上がった物を干すと、「これは誰の?」と聞きに来て、自分のを見るとにんまり満足顔の子ども達でした。優しい黄色のおそろいのバンダナができました。 10月15日(水)晴れ 長峰山(H600m)に登りました。明け方まで降っていた雨が止み、所々に見える紅葉を目にしながら、ゆっくり登っていきました。きのこや、どんぐり、きれいな実やあけびなど見つけました。高く登る度に変わっていく景色に気づいて、お話をしていた子ども達でした。春に登った時は、おやつを途中で3回入れましたが、今回は1回だけでした。半年のうちに、力がついてきたようです。「石の神様のところまで行ったら、もうすぐてっぺんだよ。」と言う言葉を励みに頑張っていましたが、いざそこまで来れると、安心したのか「もっとお山が高くなりますように。」とお参りしたMちゃんでした。「早くお弁当食べたいな。」と言っていたOちゃんも、頂上につくと、しばし、お弁当を忘れて、開放的な気持ちになって、お友達と景色を見ていました。前に登った山も見下ろし、ヘリコプターも下の方を飛んでいて、高いところに登ったことを実感したようです。お弁当を食べて、また、展望台で景色を見て、水飴をなめながら、お話を聴きました。帰りは余裕で下ってきました。先頭のOちゃんやIちゃんが間が開くと「ストップ」と言って、みんなを止め、人数を確認して進んでいってくれました。降りてくると「お山楽しかったね。」と言う声が聞かれました。今日も秋の1日を満喫しました。 10月14日(火)曇り後雨 3連休明けの雨上がりの森の子は、焚き火が燃えて、ゆっくりと始まりました。山栗より大きな栗も落ち始め、今朝も栗を焼いて食べました。お散歩に行くと、柿の実が熟れ始め、甘そうなのを見極めて採りました。柿をかじりながらのお散歩。近頃、猿を見かけなくなったのは、猿達も森の子のように栗や柿をたくさん食べているからなのかなと思います。 10月10日(金)晴れ 栗拾いをしに森へ出かけました。 10月9日(木)晴れ お料理の日。今日のメニューは、かぼちゃのホットケーキと焼き栗と枝豆の塩茹でです。 かぼちゃは、森の子の畑で採れたもの、栗はその辺で拾ったもの、枝豆は昨日の稲刈りの帰りに、秋吉さんの畑で採らせてもらったものです。 栗は切れ目を入れて、焚き火の網で焼きます。切れ目を入れないと、猿蟹合戦のお話のようにすごい勢いで弾けます。 かぼちゃは、蒸して、つぶして、粉と豆乳と混ぜます。そして、鉄板で焼きました。混ぜるのは交替で、焼くのは一番大きいIちゃんがしました。 ホットケーキが焼けると、食べる準備。みんなでござを持ちに行って敷きました。ご挨拶をして食べ始めると「おいしい!」と言う声が何度も聞こえました。 新潟大学の先生が大きな、顔の大きさぐらいの梨をくださり、それもみんなでおいしくいただきました。 この頃、子ども達だけで力を合わせて活動を進めていくことが本当に多く見られるようになり、頼もしく思います。 10月8日(木)曇り 今日は、稲刈りをしました。 1時間かけて田んぼまで歩いていきました。少しのんびり歩き過ぎ、田んぼの秋吉さんが心配して、途中まで迎えに来てくれました。みんなで、大急ぎで田んぼに向かいました。 田んぼについて、手袋をして早速鎌を持って始めました。みんな鎌を持ったのは、初めて。でも、そんな風に見えないくらいジャキジャキと稲を刈っていきました。その早いこと、稲を束ねるのが忙しいくらいでした。鎌を使うより、稲を運ぶ方がいい子もいました。鎌を持ったお友達が刈った稲を根元を揃えて集めてくれました。 1時間かけて、春に植えた稲を刈り終えることができました。お昼前のひと時、稲を掛ける前のハゼで、鉄棒をしたり、上ったり、歩いたりしてあそびました。(私も小さい頃、よくやったなあと思い出しました。) 腹ペコになり、お昼。パクパクとよく食べました。 午後はハゼ掛けと落穂拾い。でも、子ども達はあそぶ方に夢中でした。 稲刈りが無事終わり、みんなで記念写真を撮りました。 秋吉さんは、今年初めて稲を育てました。無農薬でも、お米がたくさんついた良い稲でした。田植えの時も「ここは好きなようにやっていいよ。」と子ども達にのびのびと田植えをさせてくださいました。稲刈りも子ども達がやる分を残しておいてくれました。秋吉さんのおかげで、田んぼの体験をすることができました。何日もかけての田植えや稲刈り、機械を使わずに手作業で取り組んでいます。脱穀にも呼んでくださるとのこと、楽しみにしています。 10月7日(火)晴れ お弁当を持って、運動公園へ出かけました。広いグラウンドを何周も回ったり、「とんびの羽の下」の鬼ごっこをしたり、思いっきり走りました。そして、芝生の上に寝転んでリラックス。秋の運動日和を楽しみました。 10月6日(月)晴れ 10月3日(金)晴れ 10月2日(木)曇り後晴れ 小学校がお休みで、昨年卒園した子や、お兄ちゃん、お姉ちゃん達があそびに来て、にぎやかな森の子でした。今日は、かぼちゃの甘煮にお団子を入れる「かぼちゃ団子」を作りました。よく冬至の時に食べるものです。いつもは、小麦粉で団子を作るのですが、今日は白玉粉と豆腐で作る簡単で、やわからいお団子を作りました。かたいかぼちゃも、お姉さん達と一緒に切りました。かぼちゃが煮えるまでは、木片を使って、思い思いの物を作りました。釘打ち、ねじ回し、のこぎりが人気でした。お昼近くになり、お団子を作り始めました。豆腐と白玉粉を混ぜて、丸めるだけ。子ども達だけで作りました。お団子作りは何回も経験があるので、慣れたもの。でも、混ぜてこねるのがこんなに上手だったなんて驚きました。大きいお姉さんと、お当番のお母さんに焚き火の鍋でゆでてもらっている間に、遅めの朝の会。「えっ、まだ、朝?」と言った子もいましたが・・・。かぼちゃ団子に、石焼ジャガイモ、瓜の粕漬けをみんなでいただきました。森のちびっ子会のみんなも加わり、さらににぎやかに。そして、みんな、どれも喜んで食べてくれ、空っぽになりました。食後、小学生が早速、さっきの続きの木工に取り組みました。森の子の子ども達も、さっさとお昼の後を片付けて、小学生に続きました。 10月1日(水)晴れ 「後いくつ寝たら・・」と待ちに待った電車遠足。集合時間より20分も前に行って、みんなを待とうとしていたら、もうすでに4人の子ども達が出迎えてくれました。普段、電車を40分も待つことはないのに、こういう時はそうできるのですね。細野駅で北アルプスをバックに写真を撮ったり、朝の会をやり、電車を待ちました。電車の中では、のどかな景色を眺めて行きました。40分の電車旅行。簗場駅に降りると、そこはもう中綱湖。湖を見ると「わあー!」と歓声を上げた子ども達でした。湖、1周の探検に出る前に、おやつで腹ごしらえ。今日のおやつは、子ども達のリクエストのクッキーです。仲良くみんなで分けて食べました。お魚がいるかなとススキの釣竿をたらす子ども達、お母さん達は、きれいな実がついた蔓に感動していました。小さな川を歩いたり、坂道を降りたり、湖に映る山や、時々通る電車を眺めながら歩いていきました。ほぼ1周したところでお昼にしました。湖のほとりでのお弁当、ぶどうに栗、秋の味覚のおすそ分けをいただきました。食後に湖に入り、足を濡らしてしまった子もいましたが、着替えを持ってきたので大丈夫。そして駅に向かいました。Iちゃんの妹の2歳のHちゃんは、電車に乗ってしばらくするとうとうと。大人も子どもも、楽しんだ遠足となりました。みんな、お疲れ様。 |