2003年4月 森の子日記 写真をクリックすると大きな画像になります。 4月30日(水)雨 「川になっているよ。」Dちゃんが、雨で道が川になっていることを知らせてきました。この辺の道は、今では珍しく、舗装されていない道なので、雨が降ると川となります。 皆で、どこまで流れているのか探検に行きました。小川に葉っぱを浮かべて、「お舟」と言い、流れていく後を追いかけたりもしました。 森の子へ戻ってきてからは、昨日お誕生日だったMちゃんのお祝いをしました。お母さんがケーキを作ってくれて、朝から楽しみにしていたMちゃん、お友達が冠のチューリップを折るところを見ても、にこにこしていました。 木のケーキのろうそくに灯がともると、「一気に消せるよ。」とMちゃん、勢いよく吹いていました。 Iちゃんが「果物で何が好き?」と質問すると「ぶどうジュース」と答えたMちゃんでした。 本物のバースデーケーキを目の前にすると、お友達も、もう待ちきれないという感じ、Mちゃんのお母さんにケーキを分けてもらい、いただきました。いちごたっぷり、そのおいしかったこと、Dちゃんは、大好きないちごを最後に残して、Rちゃんは、クリームも最後までスプーンできれいにすくって食べていました。 4月25日(金)雨 3日続きの雨。レインコートを着て、ごちそう作り、シャボン玉。テラスの屋根の下、折り紙やお絵描きも楽しみました。 道に川ができ、それをたどって散歩に出かけました。大きな水溜りができていて、喜び勇んで入ったものの、Mちゃんは、長靴の中にも水が入り、元気がなくなってしまいました。しかし、もくれんの花びらが落ちているのを見つけると、そのことを忘れて、「お舟にしよう。」と拾っていました。 4月24日(木)雨 仲良しのYちゃんが来ると、「ねえ、綱引きやろう。」とIちゃん。雨の中、レインコートを着て綱引きが始まりました。「手が痛くなった。」「じゃあ、はないちもんめ、しようか。」雨の中でも、いつものようにあそびが進んでいきます。 今日は、よもぎ団子作りをしました。よもぎを摘みに行く道では、「タンポポのお花がしぼんでる。」と気付いたり、葉っぱの露を覗いて、お友達の顔を見たりしながら、雨の散歩を楽しみました。 よもぎ団子作りは2回目となり、やり方がわかって、スムーズに進んでいきました。粉をこねる時は、みんなで大きなボールを押さえてくれました。すりこ木でつく時は、お隣へとすりこ木を渡して順番にできました。お団子丸めは、お得意で、茶碗型からヘビやぺちゃんこまで、いろんな形のお団子ができました。 きな粉と黒蜜のよもぎ団子が大人気。あんこのよもぎ団子を2つずつおみやげにしました。 おなかがいっぱいになったら、「おたまじゃくしの101ちゃん」ごっこが始まりました。みんな、おたまじゃくしになって泳いでいました。 4月23日(水)曇り時々雨 根っこ堀をして、土を掘る面白さを感じ、また、シャロムの庭にできた川に影響されたのか、今日は、川作りとなりました。R君のお風呂とMちゃんの穴がつながって、そこへ穴掘りが好きなSちゃんと、工事のおじさんになっていたDちゃんが加わり、細くて長い川ができました。Dちゃんが水を汲んで流し始めると、綱引きをしていた子達も、寄ってきて仲間に加わりました。それから、泥団子作りの名人Iちゃんがやってきて、早速お団子を作り始めると、川作りからお団子作りとなりました。 お団子を棚に置いて乾かして、朝の会を始めました。それから、探検へ。風に吹かれて舞って来た桜の花、どこから来たのか探しに行きました。 どんどん歩いていくと、桜の林がありました。桜のトンネルで、電車ごっこ。おじいちゃんが電車の運転手をしていたというSちゃんがやっぱり運転手さん。お母さん達に折れた枝を少しもらって、おみやげにしました。 4月22日(火)素晴らしく、晴れ 今日は、お花見日和。近くの公園まで、リュックにおにぎりを入れて行きました。「あっ、飛行機雲!」「お山、雪で真っ白だ。」などと、春の安曇野の景色を楽しみながら、歩いていきました。 満開の桜の花を見ながら、お昼。子ども達は、「花より団子」ならぬ、「花よりブランコ」という感じで、時間を惜しむかのように、あそんでいました。 帰りは「電車で帰ろう!」とMちゃん。みんなでつながって、帰りました。 4月21日(月)曇りのち晴れ時々雨 新年度3週目、先週までおやつを食べて11時半に帰っていた新入児も、今日からお昼を食べて12時半に帰ります。 朝、雨は止んでいたものの曇りの天気でしたが、子ども達は、来るとすぐに自分たちの遊びを始めました。もう、好きな遊び、好きな友達と森の子の中に、楽しみを見つけたようです。 にじみ絵を描いた後、森へ散歩。先週の暑さと週末の雨で、森の景色が変わっていました。もくれんの花が満開、木苺の花も咲き始めました。この前までふきのとうだったのに、もうかわいい葉っぱを広げたふきになっていました。匂いをかいで「ふきのとうのにおいがする。」とIちゃんとMちゃん。 みんなでお昼を食べると、木の根っこを掘り出した友達の仲間入り。頭を突き合わせて、竹のシャベルで掘りました。どこへつながっているのかな。 4月18日(金)晴れ 新しい生活も2週間が過ぎ、だいぶ生活の仕方がわかってきている子ども達。今日は、リュックを背負って、畑の中の一本道を歩き、近くの公園へ行きました。 このところの夏のような暑さに、桜の花も咲き始め、おやつの蒸しパンを食べながら、お花見をしました。 公園で、おやつを食べる楽しみに、行きの歩く速さは予想以上。着ていた服も、1枚、2枚と脱ぎ、夏のような格好になりました。 公園に着くと一斉にブランコや滑り台へ。5歳のIちゃんは、鉄棒の1本橋渡り、「お見事」。 公園では、遊ぶことに夢中だった子も、帰りはちょっと疲れたみたい。やっぱり、まだ、始まったばかりだものねえ。 4月17日(木)晴れ この春、初めてのよもぎ団子作り。朝から、みんなでよもぎを摘みに出かけました。 よもぎ摘みは、慣れたもの。他の草を入れないように、指の先で丁寧に摘みました。てんとう虫や、青虫にも出会いました。 よもぎを洗ってゆでるのをMちゃんのお母さんにお願いして、手を洗ったら、白玉粉と上新粉を「こねて、こねて、こねこねこねて。」蒸し器の中へ。「においがする。お団子のにおい。」とAちゃん。 熱々の団子の粉に、刻んだよもぎを混ぜて、すりこ木でつきました。「ぺったんこ、ぺったんこ。」お友達といきを合わせてつきました。 さあ、今度は、みんなの得意なお団子作り。星型の団子もできました。「早く、食べたい。」待ちきれないと言った感じ。 あんこと、きな粉に黒蜜のよもぎ団子ができました。おうちへお土産に持って帰れるかなと多めに作ったのに、お団子の売れ行きはものすごく、おうちへは、一つずつということになりました。 春を味わった1日でした。 4月16日(水)晴れ 日に日にお友達の輪が広がっていく今日この頃、昨日喧嘩していたお友達と、今日は意気投合。先週はたくさんのおうちができたのに、今日は2つのおうちに、仲良く暮らしていました。そこへ、モンシロチョウがひらひらと。みんな次第にちょうちょを追いかけて、2つのおうちがとうとう1つとなりました。 今日は、D君とMちゃんのお誕生日。2人を囲んでお祝いをしました。 みんなの人気者のD君とMちゃん、「お誕生日おめでとう。」「また、一緒に遊んでね。」とお友達からのメッセージ。 大きくなったら、象になりたいD君、キティちゃんになりたいMちゃん、体も心も大きく大きくなってね。 2人のお母さんが、お芋のタルトとクッキーをお祝いに作ってくださいました。クッキーには顔が描かれていたんですよ。 はじめ無言で食べていた子ども達の様子に、お母さんは味の心配をしていたのですが、子ども達から「おいしい。」の連発に喜んでくださいました。みんな残さず食べていました。ジンジャーとシナモンの香りのお母さんの大きな優しさを感じるごちそうでした。 4月15日(火)曇り時々雨 今日は、Mちゃんのお誕生日。みんなで、お花を摘んで、パーティーの準備をしました。 Mちゃんが、席に着くと「お誕生日、おめでとう。」と一人一人声をかけました。Mちゃんは、「ありがとう。」と一人一人のお友達に言っていました。 Mちゃんが生まれてくるまでのお話に耳を傾け、木のケーキにろうそくの火がともされました。「Happy
Birthday to You・・・」と歌い、Mちゃんがろうそくの火を吹き消しました。もう一度「おめでとう。」、そして、Mちゃんの赤ちゃんの時の写真を見せてもらいました。「かわいい。」とYちゃん、そして、お楽しみのご馳走をいただきました。いちごたっぷりのフルーツポンチ、2種類のゼリーも入っていました。みんなよく味わっていたようで、無言で食べていました。 Mちゃんのお誕生日は、水仙やタンコウバイの黄色の花が咲いていました。 原稿依頼を森の子の編集委員のお母さんから依頼を受けたので書きました。
森の子にコンポストトイレが誕生 コンポストトイレってなに! 臼井健二 パーマカルチャーという言葉を知っていますか。パーマカルチャーとは「持続可能な農的くらしのデザイン」オーストラリアのビルモリスンが提唱して体系づけた21世記型の生活の知恵です。 森の子に21世記型のトイレが実現します。わーい ワイ。 シャロムではパーマカルチャーの講座を年間を通じてやっていますがこのコンポストトイレを建築実習と言うことで実習生が作ります。 使えるようになるのは秋ですがきっと素敵なトイレが森の中に実現すると思います。乞うご期待! 構造は便槽を大きなポリバケツ(漬け物桶)の下に落ち葉を敷き排泄物の上には落ち葉や木挽き糠をかけていきます。バケツの下には穴があいていて水分が分離されます。8分目くらいになったら新しいものと取り替え蓋をして発酵を待ちます。最後には畑に還元されて飼料となります。持続可能な農的くらしの一環として森の子も一緒に歩みます。 4月14日(月)晴れ 新年度、2週目。今日は、お休みの友達が4人。いつも、散歩で行き会う畑の人にも「今日は少ないねえ。」と言われました。 4月11日(金)晴れ 今朝も寒かったけれど、みんなで「むっくりくまさん」の追いかけっこをして温かくなりました。 4月10日(木)晴れ 4月9日(火)晴れ 「昨日、雷がなったんだよ。」「おうちの中が光ったんだよ。」と、夜の雷の話をみんな口々に話してくれました。お母さんたちの話では、おへそを押さえたまま眠ってしまった子もいたようです。 4月8日(火)雨交じりの風 今日は、かざぐるま日和。朝から、かざぐるま屋さんが大繁盛です。子ども達が、手に棒を持ってかざぐるまを付けてもらいに来ました。かざぐるま屋さんは、大忙しです。 4月7日 (月)晴れ 久し振りの森の子での生活、初めての森の子での生活。張り切って、早くから来た子、ちょっとどきどきしている子。そんな子ども達から最初に始まったのは、綱引き。さすが、2年目。 そして、おうちごっこが始まると、次第に調子が出てきて、あっという間に、おやつを食べてお迎えの時間となりました。 4月5日(土)みぞれ いよいよ森の子2年目のスタートです。みぞれという天気に驚かされましたが、みんな集合の30分前から集まり、開始時刻を10分繰り上げました。みんなの意気込みが感じられます。 |