2003年6月 森の子日記 写真をクリックすると大きな画像になります。
6月30日(月)晴れ 朝は、にじみ絵をしました。「星が隠れているよ。」とDちゃん。子ども達が描くものに宇宙を感じます。 にじみ絵の後は、絵の具を入れたお皿や、筆を拭いた布を洗って、洗濯ごっこ。水の感触が気持ちいい。 森の子の畑のきゅうり、初収穫。3本。Sちゃん、Mちゃん、Aちゃんがきゅうり当番で収穫してくれました。そして、お昼にいただきました。採れたてきゅうりは、みずみずしくて、おいしかった。 お散歩では、桑ずみ採りに夢中。大きな桑の木に登る子もいました。手や口を真っ赤に染めて、味わっていました。 帰りに、バナナブレッドのおやつを食べました。お砂糖を使わず、甘味はバナナだけ。でも、みんな「おいしい。」と言って食べてくれました。 今日のお話は、「たなばた」。みんな7月7日の七夕を楽しみにしています。午後に作った笹飾りが風に揺れていました。 6月27日(金)晴れ お弁当を持って、田んぼに行きました。 モミジイチゴを見つけると、ものすごい速さで進む子ども達。でも、そうでないと、週末と蒸し暑さのためか、なかなか進まない様子だったので、早めの休憩を取りながら、行きました。 今日のおやつは何かな?耳を澄まして当てる子ども達。胡桃とレーズン入りのクッキーでした。「誰が作ったの?」「敬子さんのお母さんでしょ?」「当たり!」 途中、グミが赤くなっていました。初めて食べる子ども達。私が食べると、渋いのに、なぜか、子ども達は「甘い。」と言っていました。 田んぼでは、みんなで田植えをした稲の成長を確認したり、おたまじゃくしがかえるになりかかっている尻尾が残っているかえるを見たりしました。カナヘビやタガメもいて、生き物に興味を持って見ていました。それと、用水路に流れてきたかにを飼っていたのですが、それを田んぼのそばの沢に放してきました。 この頃、毎日見ていたかにだったので、かにが沢を歩いていく様子をしばらく見ていた子ども達でした。 帰りも頑張って歩き、森の子に着くとしばらくゴザに座って、絵本を見て休みました。いつもだったら、ゴザに座っているのは数分ですが、さすがに、今日は疲れたのかな。 でも、回復は早く、10分もすると、また、泥んこ遊びを始めていました。 また、Mちゃんが絵本を読んでいる保育者に竹の四角い籠をかぶせ、子ども達もくすくす。いたずらっ子の顔でした。 6月26日(木)曇り 今シーズン最後のほう葉餅を作りました。3度目なので、作り方がわかって、余裕が見られました。蒸した米の粉にあんこを包もうとしながら、もぐもぐ。あれれ!つまみ食い。1人がやるともう一人も。おいしいにおいに我慢できなかったんですね。 最後のほう葉餅が蒸し終わったところで、ご近所さんにおすそ分けに行きました。みんなで並んで「こんにちは」と声をかけると、ご近所さんは、ちょっとびっくりした様子。年長のIちゃんが「森の子のみんなでほう葉餅を作りました。ぜひ、食べてください。」と言って、渡しました。Iちゃんが自分で考えて言った言葉です。すごいなあと思っていると、ご近所さん達は、とても感激してくれ、嬉しい言葉を返してくれました。喜んでもらって本当に良かったと思います。ご近所さんとも、もっと仲良しになれるといいなあ。 6月25日(水)雨のち晴れ 朝はどしゃ降り。道が川になっていました。8時半前からMちゃん達は、水をすくったり、舟を浮かべたり、ダムを作ったり。水道がなくっても、雨の日だったら水遊びができる。雨の日だからできるんだなあ。素敵な雨の日! そして、とうとうしまいには、長靴も脱いで水遊び。1時間ぐらいそうやってあそぶと、満足したようで着替えをしました。 シャロムのテラスで、雨宿り。シャボン玉を楽しみました。前にやった時、なかなか膨らまなかった子も、今日はできて、しばらく楽しみました。 10時半頃には雨も止み、森の中へお散歩に行きました。お日様も出てきて、雨上がりの森の木々が光っていました。 さっき、勢いよく流れていた川はもうありませんでした。子ども達は「なくなっちゃたね。」と言いながら、川の後に残った砂や土粘土、石に興味を持って触れていました。 また、雨に濡れたモミジイチゴや桑ズミも味わいました。 6月24日(火)雨後曇り 雨の日は泥んこ遊びから始まります。子ども達は、その季節、その天気、それぞれの状況をそのまま受け入れ、楽しんでいるようです。 ひとしきり泥んこ遊びをした後は、蜜蝋粘土で遊びました。蜜蝋粘土を手で温めてやわらかくしていくことも自分でやっていました。ちぎって丸めたり、のばしたり、くっつけたり、Rちゃんは工事の車を、Sちゃんは電車の橋を、Oちゃんはきれいなごちそうを葉っぱにのせ、スプーンも添えていました。 そして、てんとう虫ゲームをしておやつ。今日はみんなが挑戦しました。ドライフルーツやナッツを喜んで食べていました。 朝の会の後は、お散歩へ。Mちゃんの案内で大きな桑ズミを食べに行きました。これからは、毎日、手と顔を真っ赤にすることでしょう。 畑によって、野菜たちの様子を見ました。キャベツには、生まれたばかりの青虫もたくさんいました。きゅうりの花や実も見ました。どんなふうに花が実に変わっていくかを見ることができました。 6月23日(月)曇り 小学校がお休みで、Sちゃんのお姉さんとお兄さんがあそびに来てくれました。お姉さんが、にじみ絵の後、葉っぱやまつぼっくりでスタンプあそびを始めると、他の子も真似をしてあそびました。 森のモミジイチゴはもうそろそろ時期が終わりです。時期の始めの頃は、とげを気にしてか、自分で採らずに、採ってもらう子もいましたが、今ではみんな自分で採るようになりました。 畑のかぼちゃやきゅうりやトマトにかわいい実がつきました。子ども達はそれを発見して大騒ぎ。草も勢いよく生えていたので、畑でお弁当を食べた後に、草取りをしました。 キャベツには太っちょな青虫がたくさんいました。この前の卵から生まれたのでしょう。まだ、これから生まれそうな卵もありました。モンシロチョウもたくさん飛んでいました。 森の子に戻って、熊本のスイカをいただきました。AちゃんとRちゃんのお母さんが差し入れしてくれました。甘くて、冷えていてとてもおいしかったです。
6月20日(金)晴れ、強風 台風の影響で昨夜から強い風が吹いていました。こんな日は凧あげ日和。蛇凧を木の枝につけてくるくる回る様子を見たり、捕まえようとジャンプをしたり、網を持ってきたり。大きな子は六角凧をあげました。 また、強風で、折れた枝やまつぼっくりもたくさん落ちていました。葉っぱ付きの枝を持って「森にお掃除に行ってくるね。」「かさだよ。」などといろいろ想像していました。 「おなかすいたー。」と子ども達。「じゃあ、お弁当を持って、出かけようか。」と言うと、「うん。」と駆けて用意を始めました。今日も、道々、モミジイチゴを食べながら行きました。モミジイチゴの葉っぱを見つけると、あるかなあと葉っぱの下を覗いて実を見つける子ども達でした。 お弁当を食べると、棒を持って鬼ごっこ。そんな姿はまるで、昔の子ども達のようです。 思いっきり走った後は、まつぼっくりさんのおうち作り。木の枝を組み合わせて積み重ねていきます。調度の長さの枝がないと、足で枝を折ります。なかなか折れず、お当番のおばあちゃんにも手伝ってもらい、やっと折りました。 そんなふうにあそんでいると、「そうだ、まつぼっくりさんに目とか付ければいいんじゃない。」と言い、森の子に帰って作ることにしました。Mちゃんは、まつぼっくりに翼とくちばしをつけて、小鳥を作りました。 6月19日(木)曇り 今日は豆入りベジタブルカレーを作って食べました。 朝から交代で野菜を切り、鍋に入れました。年長さんは缶切りにも挑戦。難しいけど、あきらめずに頑張りました。 焚き火でぐつぐつ煮ている間は、ちょっと一休み。ハンモックに揺られたり、「お昼寝するね。」とゴザやタオルを持ってきてくつろいでいました。 そうしている間に、スパイシーなカレーが出来上がり、みんなでお昼に食べました。おかわりもして、野菜をたっぷり食べることができました。 お昼の後は、ヒメジオンの花やまつぼっくりを使ってお料理をしたり、葉っぱで土を包んでおすしを作ったり、また、ペットボトルに水を入れ、その中にヒメジオンの花を入れてさかさまにし、ヒメジオンが上がったり下がったりすることを発見したりしました。子ども達はとても豊かな発想で、身近な素材を使ってあそび、発見したり、創作したり、感心します。 ブランコの取り合いが始まったと思ったら、それが、綱引きに変わりました。怒っていた顔も笑顔に変わりました。 6月18日(水)曇り 今日は、おうちからおにぎりだけではなく、おかず入りのお弁当を作ってもらい、遠足(毎週、遠足をしているような感じですが)に行きました。 朝、保育者が考えていたコースと、子ども達が考えていたコースがちがっていたので、相談しました。Iちゃんは、広い所に行きたいと言い、Dちゃんは公園へ行きたいと言いました。すると。他の子ども達の意見も2つに分かれました。そこで、公園横のグランドに行くことにしました。 Dちゃんは、公園でおうちごっこをしようとゴザを持って行きました。途中の道で、ゴザにMちゃんを乗せて引っ張っていこうとしました。しかし、なかなか動きません。そこで、それを見ていたIちゃんが「リュックを載せればいいんじゃない。」と言い、みんなのリュックを載せて運ぶことにしました。しかし、少し運ぶとリュックがゴザからはみ出して落っこちてしまいます。すると、リュックをきれいに並べて載せてみました。それでも、また落ちてしまいます。そんなこんなの試行錯誤をし、結局自分のリュックは自分で背負っていくことにしました。 大人が2人いたのに、大人の知恵も力も借りずに、子ども同士で考えを出し合い、力を合わせて一つのことをなそうとする姿が素晴らしいと思いました。 モミジイチゴがあちらこちらにあり、なかなか進まず、1時間半かけて、目的地にたどり着きました。時間が11時半だったので、すぐにお弁当を食べたがるかなあと思っていたら、さすが、子ども達。公園の固定遊具であそび始めました。12時近くにお弁当。すっかりおなかがすいたようで、殆どの子がお弁当を空にしました。 食後は、グランドでやりたいと言っていた鬼ごっこをしました。いつもの森の中での鬼ごっこは、障害物があるけれど、広いグランドには、何もないので、走るところがいっぱいあると嬉しそうに気持ちよさそうに思いっきり走り、息を切らしていました。 帰りはどんどん歩いていこうと考えていましたが、子ども達にそんなことは考えられませんでした。疲れていても、いろいろなものを発見してはみんなに知らせていました。帰りも1時間15分かけて歩いてきました。帰りは、おうちの方のお迎えの時間があったので、急がせてしまうことがあってかわいそうでもありましたが、子ども達と歩くと、どんな道も面白い発見があり、時間が足りなくなってしまうことを改めて感じました。 6月17日(火)雨のち曇り 朝、森の子に来るとすぐに、モミジイチゴを摘んで食べたMちゃん、Dちゃん、Oちゃん。「雨の日の木苺は、おいしいね。」とMちゃん。 雨で冷えたモミジイチゴはまた、格別なおいしさ。 シャロムのテラスでちょっと雨宿りをさせてもらいました。みんなが大好きなてんとう虫のニッケのちぎり絵や、紙で好きなものを作ったりしてあそびました。Oちゃんは大好きな人にブレスレットを作ってプレゼント。殆どのお友達に作ってくれました。 Dちゃんが、モグラの穴を見つけ、トンネルにして水を流しました。他の子も興味を持って集まってきました。トンネルの出口に草を詰め、水を流すと水圧で草が飛び出すことを考えつき、また、それで盛り上がりました。ひとしきりそうやってあそび、全身びしょぬれの泥だらけ。着替えをして朝の会をする頃には、雨も上がっていました。 少しおなかがすいたので、みんなが大好きなてんとう虫ゲームをしました。てんとう虫の星の上に、ナッツやドライフルーツが置かれ、順番に食べていきます。時々はずれがあります。順番もすっかり、待てるようになりました。 そして、散歩。モミジイチゴを見つけると、なかなか前には進みません。大きな房を見つけて、嬉しそうに見せてくれました。 散歩の帰り、畑によって、キャベツについているモンシロチョウの卵を見ました。そして、草取りをし、二十日大根の種をまきました。イチゴも一つずつ頂いて、1時間半の楽しいお散歩を終え、お昼にしました。 Dちゃんは、昨日の続きのおうちを作って、お昼もそこで食べました。 雨の日も、楽しく過ごせるようになり、日に日にたくましくなっていく森の子達です。 6月16日(月)曇り 父の日を家族で過ごし、楽しい時間がエネルギーとして蓄えられた子ども達、先週の疲れもすっかりとれて、好きなあそびに取り組む姿が見られました。 冬にあそんだ手袋人形を久し振りに思い出してあそんだり、綱渡りをしたり。 お散歩では、2日のお休みの間に、熟したモミジイチゴがぽってりとした実をつけていました。 また、Mちゃんが小さな桑の木になっている実を見つけました。昨年、桑の実を食べたところに行ってみると熟し始めていました。 畑に植えた苗達も大きくなっていました。キャベツには、青虫の卵がくっついていました。 雨の恵みと太陽の光、豊かな大地が私達を育ててくれています。 6月13日(金)雨後晴れ 雨降りでも、レインコートを着れば平気です。いつものように、泥団子やコロッケを作ってあそんでいました。暑くなってきたのと、雨がぱらぱらと少なかったので、次第にレインコートを脱ぎ始めました。服が濡れたら、着替えればいいものね。雨が気持ちよく感じました。 今日は2度目のほう葉餅作り。昨年、ほう葉の木がたくさんあった所には、家が建ち、ほう葉の木が切られてしまったので、昨日、木を探しに行きました。 Dちゃんが、30個ぐらいの餅を一人で葉っぱに包んでくれました。紐で結ぶのは難しいので、お当番のお母さんに手伝ってもらいました。 ほう葉に包んで蒸すと、ほう葉餅の香りがしてきました。「アールグレーのような香り」とお当番のお母さんが言っていました。MちゃんとSちゃんも、蒸したてのほう葉餅のにおいをかいで「早く食べたい。」と言いました。冷めてからのほうがおいしいけれど、待ちきれず、食べました。 来年もほう葉餅を作れますように。 6月12日(木)晴れ後曇り 幼保小連絡会があり、今年一年生になったMちゃんの授業参観に行ってきました。森の子に着くと11時。あそんでいた子が「どうして遅かったの?」と聞いてきました。子ども達にMちゃんの報告をすると嬉しそうな笑顔が見られました。夏のキャンプでの再会が楽しみです。 お当番のお母さんとシャロムの畑で立派な大根を抜かせてもらい、1本ずつお母さんへのお土産にしました。 昨日摘んだモミジイチゴの果実酒ができました。後は冬までじっくりねかせるだけ。布やモミジイチゴの葉っぱの絵などでラッピングもして、おうちへ持って行きたいと思います。 1年前は1面、野バラや草木だった森の子の庭。今では、毎日子ども達があそび回っているので、草取りの必要がありません。Mちゃんが「ちゅーりっぷ描けるよ。」と土の上に描いて見せてくれました。 6月11日(水)曇り時々晴れ 朝、おうちを作っていたMちゃん達がいないと、Iちゃん達が探すと、Mちゃん達はお当番のYおばあちゃんと一緒に木苺採りをしていました。「心配したんだよ。」と言ったIちゃん達も一緒に木苺を採って食べました。でも、もう殆どそこにはありません。そこで、木苺探しに出かけました。 森では今いたるところに木苺(モミジイチゴ)のオレンジ色の実をみつけることができます。 今日はビンを持って入って、父の日にプレゼントする予定の木苺酒の木苺も採りました。 6月10日(火)曇り 木の枝を鉛筆のように削ってもらい、やすりをかけることが流行しました。お当番のお母さんの鉛筆屋さんは、大忙し。 鉛筆屋さんが一段落して、今度はしいたけの菌打ちをしました。菌屋さんは、Sちゃん。菌がなくなるとお皿を持ってSちゃんのところへ。お友達とペアを組んで菌を穴に入れる人と、かなづちで打つ人というようにした子もいました。10本の木にしいたけの菌がいっぱい打ち込まれました。2年後の肉厚のしいたけが楽しみです。 モミジイチゴを食べながら森を抜け、お弁当を食べて田んぼへ行きました。今日は、田植えです。今年一年生になったKちゃんのおじいちゃんが田んぼで待っていてくれました。 田んぼに入っていいということで、大喜びの子ども達。始めは、泥に足を取られ、どう身動きしたらいいのか戸惑う子もいましたが、段々と慣れてきて、お友達と手をつないで歩き、泥の感触を楽しんでいました。苗も上手に植えることができ(通りは曲がり放題ですが)、上から下まで泥んこになって、お迎えに来たお母さん達に着替えてもらいました。 6月9日(月)晴れ 日なたは暑いので、涼しい森の木陰を散歩しました。モミジイチゴの季節となり、道を歩きながら、探しました。日当たりの良いところに、大きく透明感のあるオレンジ色のモミジイチゴがありました。とげがあるので、採りにくいのですが、子ども達の中には、上手に採って、友達に分けてあげている子もいます。手にいっぱい、集めてから、大事に味わう子もいます。ダンコウバイの大きな葉っぱでぽんっと音を出すことにも興味を持って挑戦していました。Dちゃんは、せみの抜け殻や、オトシブミをたくさん見つけました。みんなが帰る頃、コツ、コツ、コツと音がしたので見上げると、森の子の入り口の柱にコゲラがいて、虫を食べているようでした。先週も姿を見たのですが、どうやら安心して、えさを食べに来たようです。森の子は人間だけでなく、動物達とも仲良しになれるんだなあ。 6月6日(金)晴れ エゴの花が満開の森を歩き、足湯に入りに行きました。 水溜りに笹舟を浮かべたり、エゴの花を指輪にしたり、アワフキムシやいろいろな幼虫を発見し、観察しながら歩いていきました。いつも落ちているオトシブミがちょうど、卵を葉っぱに巻いているところを見ることもできました。また、子ども達が大好きなモミジイチゴもなっていて、それを見つけると、なかなかその木から離れられずにいました。一番食いしん坊は、IちゃんとMちゃんだったかな。 足湯の近くの公園の木陰でお弁当を食べ、遊具であそんだり、シロツメクサで首飾りを作ってもらったり、鬼ごっこをしたりしました。たくさんあそんでくたびれたら、足湯へ。子どもも大人もほっと一息。子ども達は、お湯の中を歩いたり、足湯の真ん中にある八面大王の石造を見たり、水遊び気分も楽しみました。お迎えに来たお母さん達も足湯につかり、みんなでリラックス。週末の疲れが癒されたかな。 6月5日(木)晴れ 今日は、ひと月遅れの端午の節句。ほう葉餅を作りました。 今年一年生になったS君のお母さんが久し振りに来て、作り方を教えてくれました お団子こねて、こねこね、こねて。蒸し器でしゅんしゅん蒸して。その間に、ほう葉を取りに行きました。大きなほう葉を持つと、嬉しくて、かさをさすように持って来ました。 お団子にあんこをくるみ、ほう葉に包む。紐で結んで、また、蒸して。蒸しあがったのが冷めると、ほう葉のいい香りがするほう葉餅の出来上がり。 お昼に2つをぺろりと食べてしまった子もいました。そして、お母さん達へも、一つずつお土産にしました。初めて食べるお母さんもいて、喜んでもらえました。 午後は、シーソーを作ってあそんだり、おうちを作ってのんびりしたり、ハンモックでゆらゆら揺れたり、「あずき」のわらべうたあそびをしたり・・・。お友達と過ごしていると、あっという間に時間が過ぎてしまうのは、子どもも大人も同じですね。 お片付けも、みんなで力を合わせてできました。 6月4日(水)曇り お弁当を持って、出かけました。 毎日、遠足をしているような森の子ですが、リュックにお弁当を持って出かけるとなると、「遠足だー。」と子ども達はわくわくするようです。 9時にはみんな集まって、準備をして9時半には出かけました。 今日は「いちべえ沼の下の田んぼのかえるの赤ちゃんに会いに行こう」という目的です。 森の中、先に歩いていたIちゃんが「木苺、なってる!」とみんなに知らせました。今年初の木苺、ちょっぴり甘酸っぱいのをみんなで食べました。さあ、いよいよ、木苺の季節がやってきた。 先週末に降った雨が、まだ残っている水溜りがありました。「深いよ。」見て、入って、確かめて。 森を抜けて、ちょっと一休み。おやつを食べて元気になると、土手滑り、草笛(音は声なんだけど)、レモンガム屋さん(すいこで作る、Mちゃんが開発)が始まりました。 一休みが一あそびとなり、30分経過。ようやく出発してまもなく、田んぼから、何かこちらに向かって叫んでいる人が・・・。近づいてみると、今年一年生になったKちゃんのおじいちゃんが田植えをしていました。「今日は、田植えなんですね。」と言うと、「いやあ、もう3日も田植えをしてるんです。」という返事。1株ずつ丁寧に手植えをしていました。 子ども達はその様子を見せてもらいながら、あぜ道を歩きました。そして、おたまじゃくしを発見。足音を立てないようにして、すくって見ました。 「かわいい。」とじっと見ている子、「おたまじゃくしにご飯上げる。」と言って、葉っぱをちぎって上げている子、「かわいそうだから、逃がしてあげる。」という子、それぞれ、おたまじゃくしに触れ、それぞれおたまじゃくしを感じたようです。 その近くで、お弁当にしました。帰りはすっかり時間を過ぎてしまい、お母さん達が待っていてくれました。 泥んこの服を着た笑顔の子ども達、森の子の5時間のアドベンチャーでした。 6月3日(火)晴れ 久し振りに森の子のメンバーが全員揃いました。先週からお休みしていたYちゃんが来ると、みんな嬉しくて、おおはしゃぎ。 今日も、森の中にお散歩に出かけました。冬にそりをした場所へおやつを持っていきました。雪景色だったところに立って、そりで滑った坂を登ってみたくなったMちゃん達。そりの代わりに自分達の足で駆け下りてきました。 そして、去年もこの場所で、この季節にしたあそびが始まりました。土手に上った子が、下にいる子を引っ張り上げるあそびです。この土手を見ると、子ども達はこういう遊びがしたくなるんだなあ。一緒にやってみると、やっぱり面白い。 子どもが自然の中にいることができれば、すぐに楽しくあそべてしまう。自然ってすごい、子どもってすごい。 いっぱいあそんで帰ってきて、ちょっと遅くなったお昼。「おなかすいたー。」と言いながら帰ってきただけあって、見事な食欲。お母さんが作ってくれたおにぎりもすぐになくなり、おかずもおかわりをして、何もかも空っぽとなりました。 おなかがいっぱいになってパワーアップした子ども達は「とんびの羽、やろう。」「やる。」と鬼ごっこに集まってきました。いつもは、保育者がとんび役だけど、今日は子ども同士でやり出しました。見ていると、その方が楽しそう。 しばらく盛り上がった後、「いち抜けいちご。」と一人二人と抜け、おしまいとなりました。その後は、ハンモックやブランコに揺られ、一休み。そして、帰りの時間となりました。「えっ、もう帰り?」お話を聞いて、また、明日。さよなら、あんころもち、また、きなこ。 6月2日(月)晴れ 日なたは暑いけれど、森の子は木陰になっているので、今日も涼しく過ごせました。 週末の雨で、樽には雨水がいっぱいになりました。早速、先週の川作りの続きが始まりました。川を作っている子達の姿を見て、Iちゃんが「あっ、そうだ!」と何かを思いついたように、紐を手に取りました。何かなあと見ていると、なんと、釣竿ができ、魚釣りごっこが始まりました。小さい子達も、Iちゃんに釣竿の作り方を教えてもらいました。 そんなふうにあそんでいるところへ、クラフトを教えてくれるK さんが来ました。準備を始めていると、IちゃんとDちゃんが興味を持って作り始めました。木で作るカブトムシとクワガタです。手伝ってもらいながらも、最後まで自分で作ったという喜びと自信を持った表情。「もう一っこ作る。」と挑戦していました。そして、お友達のと向かい合わせて「おすもうしてるよ。」とDちゃん。他の子も次々とやってきて、作り始めました。 いつも、お当番のお母さんが1日いてくれるのですが、今日のお昼頃は誰もいませんでした。いつもは、甘えん坊して、お昼の片付けを手伝ってもらっている子も、今日は自分で片付けていました。できないでいる子には大きい子が手伝ってあげていました。みんなのリュックをきれいに並べたら、リュック屋さんが始まりました。「いらっしゃい、いらしゃい。」子ども達って何でも楽しくしてしまう。すごいですね。 |