2003年6月 森の子日記 写真をクリックすると大きな画像になります。 7月27日 晴れ 森の子トイレ上棟式
7月18日(金)曇り 今日で、1期を終えます。 朝、おやつにきゅうりを食べて、お散歩に出発しました。明日から夏休みになるので、しばらく会えなくなる森の友達に、挨拶に行きました。 シンボルツリーのもみの木に、お餅がなっていました。みんなが好きな「めっきら もっきら」の絵本のようです。木からお餅をとって食べました。「ふうわり甘い。」と絵本と同じ味を想像して、言っていました。そして、もみの木さんに「またね。」と挨拶して歩き始めました。 ほうの木さんに「ほう葉餅、ありがとう。」モミジイチゴさんにも、と子ども達は親しんできた森の友達に声をかけていました。 すると、カブト虫が道を横切っているのに、出会いました。見たり、手にのせたりして、あそんだら、元に返してあげました。 途中Iちゃんの2歳の妹が転んでしまうと起こしてあげ、一緒に手をつないで歩いていきました。 今年度4ヶ月を過ごしてきて、心も体も大きくなった子ども達の姿を感じます。夏休みの後は、もっと大きくなった子ども達に会えることでしょう。 7月17日(木)晴れ 朝、夏野菜の重ね煮の野菜を切って、火にかけ、畑へジャガイモ堀に行きました。 Mちゃんのお父さんが、まんのうで掘りやすくしてくれようとするのに、子ども達は「いい。」と言って、ジャガイモの木を引っこ抜いていました。土の中から探して、掘り出すのが面白いようです。 みみずにもたくさん出会いました。触れなかった子も、触れるようになりました。 芋ほり名人は、Rちゃん。根気よく、最後まで畑のお芋を拾って、コンテナに入れていました。 その帰りに、畑できゅうりや、ラディッシュの収穫をしました。今週は、しばらく畑に来ていなかったので、大きくなったラディッシュやかぼちゃにびっくり。 帰って、そうめんを茹でました。「おなかがすいた。」と騒ぐ子ども達、いつもより時間は早いけれど、そうめんときたら、待ちきれないようです。 サラダを作る予定だったけれど、それどころではなく、予定変更。 今日のメニューは、そうめんと夏野菜の重ね煮味噌風味です。おうちで、そうめんを食べなかったAちゃんも、みんなと一緒に箸をのばしていました。 午後、しばらくすると、スグリ採りが始まりました。緑色だったスグリも、ようやく赤くなりました。すっぱさの中にも甘さが加わり、子ども達はもう夢中。 帰りには、Yちゃんがお母さんと作った梅ジュースをみんなにごちそうしてくれました。「疲れがとれる。」と大人っぽいことを言っていた子もいましたよ。 7月15日(火)曇り後晴れ 朝のうち、曇っていましたが、晴れて川遊び日和となりました。 朝は川の周辺を散歩しました。初めてのコースで、子ども達は豊かな想像力を発揮し、岩をワニに見立てて、冒険を楽しんでいました。 散歩をすると、いつも見慣れている草花と、初めて見た草花があり、みんなで花を使ってのゲームをしました。ちょっとスリルがあるゲームを子ども達は好きで、神経を集中させて、取り組んでいました。 川には小さなゲンゴロウがいて、その泳ぎを面白がり、興味を持って見ていました。 また、動物の糞があった所で、OちゃんとRちゃんが「蛍」と言っていました。見ると金バエがたかっていました。少し前まで、蛍はよく見られたけれど、最近は限られた所でしか見られなくなりましたものねえ。子ども達に、蛍が見られる環境を守っていきたいと思います。 また、トンボがたくさん飛んでいて、指にもしばしば止まってくれました。 カナヘビ君にも出会いました。 生き物とあそんだ後は、その場を離れる時に、その場に戻してあげるというのが、森の子のルール。4月当初は難しかったことが、今では当たり前にそうしている子ども達です。 お昼の後、少しあそんで、お楽しみのスイカを食べました。朝から、川で冷やしてあったスイカです。一玉全部食べて、満足をした子ども達でした。Sちゃんのおなかが、すいかのように丸く膨らんでいました。 7月13日(日)曇り 子ども達は6時前から、一人二人と起き、6時には殆どの子ども達が起きていました。「朝、あそぼうと思って、早く起きたんだよ。」と言い、着替えをすませると、みんなで散歩に出かけました。 朝食後は、ミニ運動会。いつものように、「おはよう」の歌で始まりました。久し振りに会った子も、よく覚えていて、一緒に声を合わせました。 「パチパチマン」で笑いながらの準備体操、心もほぐれたようです。そして、綱引き。3つのグループで対戦。どのグループも1勝ずつの引き分けとなりました。お次は大縄跳び、小学生がやる様子を見て、小さい子達も挑戦。大人も子どもの頃を思い出してやりました。そして、「とんびの羽の下をくぐってごらん」。大勢でやり、盛り上がりました。 7月12日(土)曇り 第2回 森の子キャンプ 2003 同窓会を兼ねた1泊2日のキャンプのため、朝日村の緑の体験館に30人ほど家族で集まりました。 午後、早く集まった人たちは、近くのクラフト体験館で、キーホルダーや虫の風車を作りました。木の自然な形を生かした面白い作品ができました。お友達と作業をしながらのおしゃべり、楽しい雰囲気でした。 宿泊施設は全館貸切。大広間で顔を合わせた子ども達は赤ちゃんから小学生、中学生まで。久し振りに会った仲間もいました。子ども達は、もちろん、大はしゃぎ。「鬼ごっこしよう。」「じゃんけんぽん」すぐに、一緒にあそび始めました。朝から、ずーっと「キャンプに行こう。」と言っていた子も大勢いたようです。 3つのグループに分かれて、お風呂に入り、みんなで夕食にカレーライスとサラダをいただきました。森の子の子ども達は食欲大盛、スタッフの方がとても驚いていました。他の幼稚園の子ども達は残すようですが、森の子の子ども達は、おかわりして、カレーライスが足りないくらいでした。 7月11日(金)曇り時々雨 雨が続き、森のあちらこちらでいろいろなきのこが見られました。 きのこ採りが好きなDちゃんは、きのこを見つける度に採り、見せてくれたり、発見や驚きを話していました。 Mちゃんは、ひっくり返すとお茶碗のようになっているきのこを見つけ、その中にモミジイチゴを入れたり、手の甲に乗せて、カタツムリを作ったりしました。 森を抜けると、桑の木の林があります。枝を引っ張って、桑ずみを食べたり、木に登って、採ったりしました。 べにしじみがヒメジオンに止まっているのも、そおっと見ました。 大きなバッタやカブト虫、クワガタ、アゲハチョウなどが見られるようになり、いよいよ夏本番といった感じです。 7月10日(木)雨時々曇り Dちゃんが「切りたい。切りたい。」と言ってきました。Dちゃんの得意の玉ねぎ切り。 今日は、ナスと玉ねぎ、人参、ジャガイモ、そして、野菜ジュースを加えたカレーです。 煮込みをお当番のお母さんにお願いして、畑へきゅうりを採りに行きました。今日は5本収穫できました。「味噌、ある?」「早く、食べたい。」と子ども達。カレーと一緒に食べました。 畑から帰って、シャロムの庭のスモモを採らせてもらいました。どこになっているかなと、みんなで上を向いて探しました。少しずつ分けて、いただきました。甘酸っぱいスモモの味が広がり、本当に自然な素朴な味でおいしかった。 今日は、雨が降ったり止んだりの天気だったので、レインコートも着たり脱いだり。テラスの屋根の下で、Mちゃん達はいすに足を乗せて逆さまになり、なんだか二人で面白そうに笑っていました。 また、桑の木にも日に日に高く登るようになってきました。 7月9日(水)晴れのち雨 今日は、朝から川で過ごしました。 園舎のない森の子は、その時々で、どこでも始めることができます。今日は、川に集合。いつもと違う所、しかも川で、みんないつもに増して、嬉しそうに着ました。 お友達が集まるのを待って、朝の会。「川にも、木にも、おはようって言いたい。」とDちゃん。そして、広い川の一部分ですが、探検に出かけました。大きな石を下ったり登ったり、滝を見たり・・・。大きな蛇イチゴも見つけました。そうしながら、安全にあそべるように、みんなで気をつけることを話しました。 そして、いよいよ川に入ってあそぶことにしました。川の水はとても冷たくて、足が凍りそうに感じました。お当番のお母さんが、きれいな水にしかいない生き物を探して見せてくれました。Dちゃんは、川の底に興味を持って、網ですくっていました。「やわらかかったのは、これだったんだ。」砂と枯れた葉っぱを見て言いました。水が冷たいせいか、1時間もしないうちに上がる子もいました。芝生の上で、リラックス。ビーチボールであそんだりもしました。 そうしていると、雨が降ってきました。急いで管理棟の建物に入り、雨宿り。お昼を食べました。 ふと外を見ると「アサギマダラ」が見られました。みんなでそおーっと見ました。 雨が止み、また、川へ。プラスティックの飼育ケースを川の水面につけると、水中がよく見えました。石や砂が流れていく様子など興味を持って見ていました。網を持って、魚屋さんになっている子もいました。Sちゃんは、ヤギの顔の形をした葉っぱを流して「ヤギの顔が流れるよ。」と言っていました。 また、雨が降ってきて、1時間早い解散となりました。気持ちのいい川遊びでした。 7月8日(火)晴れ 朝、昨日の七夕飾りを燃やしました。みんなの願いが、煙に乗って、天まで届くのを見つめました。 そして、近くの川まで行くことにしました。道中、雨の後のせいか、いろんな種類のきのこが見られました。また、ホタルブクロも見られました。子ども達は「あっホタルブクロ。」「蛍の寝袋かな。」「蛍、寝てるのかな。」と言って、花の中を覗いていました。 途中で、かわいいウサギに出会いました。おうちの人が、抱っこして触らせてくれました。みんなの顔がほころんで、優しい表情になっていました。 整備が終わった公園でお昼を食べました。広いところで追いかけっこ。思い切り走って、大人は息切れ。 公園の近くから、川に降りて、川をさかのぼって行きました。川の中を歩くのは、気持ちよく、小さな滝もどんどん登って、みんないつもより勇敢な感じがしました。川では、水があるせいか、田んぼごっこをする子たちもいました。さすが! 川遊びの後は、足湯に入って温まり、お母さんたちのお迎えを待ちました。 7月7日(月)雨 七夕をしました。 朝、飾りを笹に付けました。そして、七夕まんじゅう作りをしました。 小麦粉をこねた生地は、やわらかくて気持ちがいいようで、その感触を楽しんでいました。まん丸団子を作って、それをぺっちゃんこおせんべいにして、あんこやナスを入れます。生地を伸ばし過ぎて、穴が開き、絆創膏を貼ったこともありましたが、なかなか、みんな上手にできました。 蒸したてを味見して、畑へ、お供えにするきゅうりを採りに行きました。2本、収穫できました。かぼちゃが日に日に大きくなっていて、畑を訪れる度に「かぼちゃ、大きい。」と言うMちゃん。 七夕様に、おまんじゅうときゅうりをお供えして、星のスティックを持って、「ささのは さらさら・・・」と歌いました。そして、みんなでお昼にしました。Mちゃんのお母さんが星型のスイカも用意してくれ、大人気でした
7月4日(金)晴れ 友達が5人お休みしたので、今日は5人でのんびりと過ごしました。 畳2畳ぐらいの台を置きました。畳を敷くと、まるで縁台のよう。「積み木で遊びたい。」とMちゃん。平らの所で積み木。なるほど、なんて楽しいことを思いつくんだろう。 もう1週間するとキャンプです。今から楽しみな子ども達。「キャンプごっこをしよう。」ということになり、まずは、畑へ食べ物を探しに。昨日、きゅうりを収穫したので、今日は何もなかった。 でも、周りの植物がとても大きくなっっていたので、背比べをして見ました。ひまわりやとうもろこしは、みんなより大きい。 畑から森へ。にがいちごがなっていたのを見つけました。ちょっと渋いけれど、甘さも感じられました。見た目は、赤くておいしそうなのにね。 お昼の後は、ハンモックでゆらゆら。友達と交代で揺すりっこ。 うそっこのキャンプファイアーの周りで、「はないちもんめ」をしました。 7月3日(木)晴れ ジャガイモを掘って、カレー作りをしました。 シャロムの畑で、ジャガイモを掘り始めると、子ども達が次々と掘り出し、あっという間にバケツがいっぱいになりました。 大きいのや小さいの、土の中でミミズや幼虫に出会ったり、「大きなかぶ」のお話のようにお友達と一緒に抜いたり、楽しいお芋堀でした。 ジャガイモ堀の後は、畑の桑ずみに夢中になったり、シロツメクサの花をお友達の帽子にさしてあげたり、そして、きゅうりやレタスの収穫もしました。 新じゃがは、洗うと皮が剥けるので、Oちゃん、Sちゃん、Rちゃん達は、面白がって、たくさん洗ってくれました。 カレーの野菜切りは、もう慣れたもの。玉ねぎだって・・・あれっ張り切って取り組んでいたDちゃん、しばらくすると、「目が痛〜い。」でも、あきらめずに、人参も切ってくれました。 レタスときゅうりはサラダに。きゅうりを切りながら、Mちゃんがつまみ食い。おなかがすいてきたから、そろそろお昼にしよう。 Oちゃんは、カレーを3回おかわりしました。 サラダを3皿作ったのですが、1皿余ってしまいました。どうしようかと考えていたのですが、ごちそう様をした後も、誰かがテーブルを通る度に、きゅうりやレタスをつまみ食い。いつの間にか、お皿が空っぽになっていました。 おなかがいっぱいになった後は、ホテルを作ってあそびました。Oちゃん、Rちゃんは寝袋でお休み。 7月だというのに、今日は涼しい1日でした。 7月2日(水)晴れ 昨夜の雨が上がり、夏の空が広がりました。朝、貝殻や珊瑚で風鈴を作りました。子ども達も、貝殻を紐に通して、ペンダントにしたり、貝と貝を合わせて音を出したりして楽しんでいました。Mちゃんは、巻貝を耳に当てて、「海の音がするよ。」と言っていました。 年長のIちゃんが、手でおみこしを作って、みんなを乗せてくれました。Iちゃんは、すっかり森の子のリーダーとなり、散歩の時もみんなが隠れてしまうほどの草をかき分けて、「みんなついておいで。」と言ったり、高いところからジャンプするところでは、手を貸してくれたりします。頼もしい存在です。 いつもの散歩コースにタイルが落ちているところがあります。雨が降るたびにタイルが出てきます。宝石を捜すように、水溜りに手を入れる子ども達です。 今日は、せみをよく見かけました。春ぜみではなく、夏のせみが出てきました。 今週は、午後七夕飾りを作っています。今日は、にじみ絵で作った短冊にお願い事を書きました。「明日、雪が降りますように。」「川に行けますように。」「毎日サンタさんが来ますように。」など。七夕を楽しみにしている子ども達です。 7月1日(火)曇り とても涼しい1日でした。 今日は、ゆっくり2時間のお散歩をしました。でも、道中は、ゆっくりどころか、桑ずみを求めて、走っていたような!? 昨年2歳児だったMちゃん達はたくましく、桑ずみがなっている所を知っていて、いち早くたどり着きます。Dちゃんは、大人の背よりも高い所まで登って、「桑ずみの郵便屋さんだよ。」と言って、皆にとってくれました。 Mちゃんは、お相撲草で、いろいろな友達と勝負をしました。「はい、もう一回。」と何度も対戦させられたお友達もいます。 また、今日はてんとう虫をよく見かけました。Mちゃんは「てんとう虫って、よもぎにいるのかな。」と言いました。何度も同じ体験をすることで、気がついたり、わかったりしていくんですね。 帰りに畑によると、収穫できるきゅうりが1本なっていました。1本のきゅうりをその場で、8人で分けて食べました。採れたてのきゅうり、おいしかったようですよ。 昨日から、1週間後の七夕を楽しみにしている子ども達です。天の川の織姫様と彦星様、何しているかなあとみんなで話しました。「織姫様と彦星様、アイス食べてるよ。」「浮き輪で泳いでいるよ。」一人一人違う答え、それぞれが想像しています。でも、それはみんながしたいことなのかなっと思いました。 |