2003年9月 森の子日記 写真をクリックすると大きな画像になります。 9月30日(火)晴れ パーマカルチャー塾コンポストトイレの外壁完了を受けてちょっと遊び心を形にしてみました。 森の子にトイレができました。残った木切れで、思い思いの物を作りました。 年少のM君とR君は、電話を作りました。プッシュするボタンをねじで作っていました。R君がねじを回す時、M君がねじを押さえてくれ2人で協力して作っていました。 そんな姿にお母さん達も刺激され、「森の子の看板を作ろう。」と始めました。お仕事に行く時間、ぎりぎりまで、頑張る姿は、子ども達と同じようでした。 そういう大人の姿も、子ども達にとっては、いい環境なんですよね。 お散歩に行き、お昼を食べた後は、トイレにかける虹の製作をしました。ひとりひとりが描いた虹がつながり、ひとつになります。さて、どんな虹になるのでしょう。完成はもうすぐ! 9月29日(月)曇り時々晴れ 朝、にじみ絵を描きました。3色の絵の具を使って描くのですが、みんな違う絵を描き、みんないい絵なんです。「宇宙だよ。」などと言って、みんな自分の絵に満足し、友達の絵にも関心を持って「逆さにすると、山みたい。」なんて感想を言います。 焚き火で焼いたジャガイモを食べて、朝の会。そして、お散歩に行きました。大きな丸いどんぐりをたくさん拾いました。 Iちゃんの妹の2歳のHちゃんも、みんなで連れて行ってあげました。Hちゃんは、初めてお母さんと離れて、お散歩に行きました。年少のMちゃんは、転ばないようにと「平らなところを歩かせてあげたら。」と言って、手をつないで行ってあげました。 午後は、4〜5人ぐらいで、おうちごっこをしたり、自分のあそびに集中する姿が見られました。こういう時間を保障してあげることがこの時期の子ども達には必要なことで、そうゆう姿を見守ってくれる大人がいること、また、子ども達が自立してきたことを感じました。 9月26日(金)曇り時々晴れ 森の子に倒れていた丸太を使おうと、まるで、諏訪の御柱のように丸太に巻いた縄をみんなで引っ張りました。自然に「よいしょ、よいしょ」という掛け声が聞かれ、みんなで力を合わせて丸太を移動しました。 次は、柱を立てる穴掘りです。3つの穴を掘りました。丸太が倒れないくらいの穴掘りは、1メートルくらい掘らないとならないので、大変です。ここでも、みんなの力が合わさりました。 50cm以上掘ったところで、せみの幼虫が2匹出てきました。7年間、土の中にいるという幼虫、後何年したら、せみになるのか。こういうことに出会ったのは、初めてでした。せみの幼虫は、こんなに小さいのに50cm以上も土を掘って、地上に出てくるなんて、すごいなあと感動しました。 穴が深くなると、入ってみて、深さを確かめていた子ども達です。 そして、ようやくお昼の前に、1本の柱がトーテンポールのように立ちました。 お迎えにきたお母さん達は、「こんなところに柱、あったっけ?」と驚いていました。 9月25日(木)雨 昨日に続いての雨、どしゃ降りの中の登園となりました。 今日はお彼岸ということで、おはぎ作りをしました。朝、早く来た Oちゃんが炊飯器にお水を入れて、スイッチオン。 みんなが集まってきて、朝の会の時に、おはぎ作りの相談をしました。あんこ担当あんこグループ、きな粉担当きなこグループ、ごま担当ごまグループに分かれました。きな粉グループに人気がありました。 ご飯が炊けるまで、森へお散歩。雨で道が川になり、それを辿って行きました。太い川や細い川に分かれているところ、小さな滝になっているところ、と探検して行きました。 森の子に帰って、早速、おはぎ作り。朝、やり方をみんなで確認したので、子ども達で相談しながら、進める姿が見られました。 まず、交代でご飯をつぶします。お友達がつぶしている時は、ボールをおさえてあげたり、「がんばれ!」と応援していました。 そして、つぶれたご飯を丸める人と、あんこやきな粉、ごまをまぶす人に分かれて、仕上げです。抜群のチームワークでスムーズに進んで行きました。途中で、「おなか、すいたー。」という声が聞かれ、できあがると、食べる用意も早いこと。大人が間に合わないでいると、年長の Iちゃんが、みんなに配ってご挨拶を始めました。なんとも素晴らしい。 おかわりもいっぱいしました。おなかいっぱいになった後は、劇ごっこをしたり、鬼ごっこをしたり、雨の中でも元気に遊びました。 帰りは、怖いお話をしてほしいと子ども達のリクエスト、真剣な顔で聞いていた子ども達も、お話が終わるとほっとした表情が見られました。 みんなで手をつないで、大きな輪を作り、なべなべそっこぬけも上手にできるようになりました。 |