森の子日記 5月 写真をクリックすると大きな画像になります。 5月31日(金) 今日で、3歳のh君とお別れです。朝、h君にお手紙を渡す子もいました。でも本当に別れを実感するのは、h君が何日も来なくなってからだろうなと思います。 お昼に、s君のお母さんが「h君、今日でさよならだから。」と言って、おかずと一緒にゼリーを作って来てくれました。 帰りにみんなでお別れ会をしました。お母さんたちのメッセージを聞いて、h君の成長をみんなが見守っていたんだなあと感じました。それがいいんだよなあと改めて思いました。 5月30日(木) 昨日頑張った分、今日はのんびり(でも、いつものんびりだよなあ。)。お昼のために朝から味噌汁作りをしました。畑のねぎを採りに行ったら、そのまま畑で遊びだした子ども達、あとの味噌汁作りは寺ちゃんにお任せしてしまいました。 「おなか、すいたー。」の声でお昼。寺ちゃんは、ひとりで味噌汁を作りながら、何度も味見をしたので、最後には味がわからなくなって、おなかもいっぱいになっちゃったと言っていました。でも、そんな寺ちゃんの心配をよそに子ども達は喜んで食べていました。 お昼を食べたら元気になった子ども達、午後は昨日見つけた木苺を採りに出かけました。木苺の木にはとげがあるので、大人が採りやすいように枝を持っていたのですが、そこに群がる子ども達の姿は、まるでバーゲン会場のようでした。 5月29日(水) 2回目の遠足、片道2km弱を歩いて公園へ行きました。朝から、3歳のmちゃんは「公園、行くよ。滑り台あるんだよ。」と、お友達が来る度に言っていました。 9:30出発、のんびりのんびり歩いていきました。先に走って行く子も、分かれ道で待っているという約束を守って待っていてくれます。車には、あまり出会わないけれど、そんな時も端によって止まっていられます。 のんびりいく中で、春ゼミや、からすあげはの幼虫に出会ったり、まだちょっと時期の早い木苺をつまんだりと楽しんで行きました。 分かれ道に来て、「どっちに行こうかな。」と棒が倒れた方へ行くと、M君のおうちがあって一休み。dちゃんのお母さんから差し入れの酢昆布を食べてもう一頑張りです。 11:00公園に着きました。ちょっと早めのお昼を食べて、またあそびました。始め、アスレチックで遊んでいた子もひと遊びすると、いつもの遊びを始めました。桜の実で色水作り、シロツメクサの花輪作り、追いかけっこや土手滑り・・・。ついつい、予定時間をオーバーして遊んでしまいました。 帰りはやっぱり疲れが出てきた子供たち、それでも、歌を歌ったり、蜂ごっこをしたり、そしてなによりM君のおうちまで行ったら昆布を食べるということを励みに頑張って歩きました。 1:00頃出発して、2:10頃森の子へ着きました。お迎えのおうちの方も待っていてくださいました。みんなとっても疲れた様子、でも頑張って最後まで歩けました。帰り道見つけた木苺を明日取りに行こうと楽しみにしてさようならをしました。 5月28日(火)
5月27日(月) 朝、強い雨が降っていたけれど、子ども達が来る頃にはやみました。mちゃんのお母さんが、テントをたててくれ、その中に入って遊びました。5歳児の子を中心にリレーも始まりました。 シャロムに消防士さんが来て、消防自動車を見せてもらいました。間近に消防自動車を見て、とても興味深げに見ていました。 散歩に行って、いろんな形の水溜りを見ました。でも、最後には水溜りに入り、泥んこになりました。 着替えをして、お昼、野菜の重ね煮とソラマメがおかずです。今日も、空っぽになりました。 5月24日(金)25 今日は、S君のお誕生日をお祝いしました。花冠を作りに出かけると、ヘビいちごを発見。焼酎漬けを作るためにみんなで摘みました。 みんなでアルバムを見て、S君が大きくなった様子を知りました。 お母さんが陣痛を感じている貴重な写真も見せてもらいました。そして、お母さんからの手紙にも生まれた時の様子が書かれていました。 S君は5人兄弟の末っ子、お母さんとお父さんは、お兄ちゃんやお姉ちゃんにも生まれてくる弟に「頑張れ」と言ってほしかったので立会い出産をしたそうです。そして、お父さんがへその緒を切ったそうです。 帰りのお迎えに来たお父さんに、へその緒を切ってどんな感じがしたか聞いてみました。「これから、母親と離れて一人前の人間になるんだなと思った。」と言われていました。また、立会い出産をしての感想も聞いてみました。「生まれてくる過程を見ているから、なおさら、親しみを感じた。今、虐待や子どもを叩くことが問題になっているけれど、生まれてくるところを見ていたら違ってくるんじゃないかな。」S君のお父さんもお母さんも、S君を大事にかわいがり、いとおしんでいることが日々感じられます。S君はきっと、人を大事にする人になるのではないかなあと思います。私は、そんなS君に森の子で出会えたことがよかったなあと思いました。 そして、お祝いにお母さんが作ってくれた葛餅をみんなで頂きました。元気がもりもりわいてくるような感じがしました。大根の漬物もおいしかったです。 5月22日(水) 一番小さいm君が、今日はお兄さん気取り。aちゃんのお世話をしていました。何をするのも2人一緒。ブランコもひとつに2人乗り、ブランコの順番を待つ時は抱っこをしてあげるといった調子でした。 aちゃんが「先生、おしっこ」と言うと「m君がしてあげる。」と言ってズボンを下げてあげようとします。そして、aちゃんが座っておしっこをし始めた時、自分がするように立たせてあげました。それは、ちょっと失敗。お当番のお母さんに着替えさせてもらいました。 今日は、みんなでしいたけとなめこの菌打ちをしました。2回目だったのでやり方がわかり、2人ずつ組んですぐに取り掛かっていました。 5月21日(火) タンポポの綿毛があちこちで見られ、子ども達はそれを手にして「ふーっ。」と、飛ばしています。Kちゃんは、「タンポポの種蒔きたい。」植木鉢に蒔いてみました。畑の先生は「タンポポの種を蒔く発想はなかったなあ。」と感心(?)していました。 今日は、2,3歳児と4,5歳児に分かれて散歩に出かけました。だーっと勢いよく走って行った4,5歳児、スタートからなかなか進まない、のんびりペースの2,3歳児、それぞれのペースで楽しみました。 2,3歳児は、道に直径5センチくらいの穴を見つけ、「穴だ。」「何の穴かなあ。」石を転がし入れて「ねずみの穴だ。」と言っていました。 5月20日(月) 畑に蒔いたとうもろこしや、ひまわりの芽が出て、みんなで見に行きました。3粒ずつ蒔いたのですが、3つの芽が出ているところや、1つだけ芽を出して種の殻が割れてあるところがありました。鳥が掘って食べたのかなあ。
5月17日(金) 今週は暑かったり寒かったり、蚊に刺されたりというようで週末の今日は子ども達の中に疲れが見られました。朝来たけれど、子どもの調子が出ない様子を見て「やっぱり、今日は休みます。」とお母さん。森の子のお母さん達は、子どもの心と体を見つめて、ちゃんとケアーができる人達です。そういうお母さん達の姿の中に確かなものを感じます。きっと、休み明けはみんな元気に来ることでしょう。 というわけで、今日はのんびりペースで過ごしました。小雨の中、畑にかぼちゃときゅうりの苗を植え、また、小さな容器ですが田植えもしました。 お昼をちょっと早めに室内に入り、お母さん達からパネルシアターや大型絵本を読んでもらいました。 5月16日(木) 畑のねぎが大きくなって、今日はそれを収穫して味噌汁を作りました。具沢山の味噌汁、ジャガイモを洗ったり、野菜の皮を剥いたり、包丁で切ってなべに入れました。 今日は、昨日までの陽気と違って肌寒い1日だったので温かい味噌汁がなおさらおいしく感じました。父母会で集まったお母さんたちと一緒に食べました。「森の子の野菜はおいしいね。」とゆきちゃん。みっちゃんも今日はおかわりしていました。 5月14日(火)晴れ23度 春ゼミがなく中、森には青虫、芋虫、毛虫がいっぱい。「あっ、毛虫。」の声の周りに集まる子ども達。 それと一緒に、蚊も出始めました。刺された子にお母さんたちが用意してくれたヘビいちごの焼酎漬けをつけました。他の子も、いちごの薬に興味を持って「ここが痛い」という声が今日はちょっと多めに聞かれました。 そして、今日はしいたけの菌打ちをしました。クヌギの木の穴に菌をさしてハンマーで打ち込みます。面白い作業にみんな興味を持って取り組みました。「うまいねえ。」と畑の先生にほめられて、自信を持ったお友達もいました。 5月14日(火)23度 初めて、3歳と4,5歳に分かれて散歩に行きました。ほんの1時間離れていただけだったけど再会を喜んでいた森の子達でした。 毎日、お昼が待ち遠しい子ども達、今日は、もみの木の下でご飯を食べました。ご飯を食べるとまた元気になり、探検をしたり、ゆきちゃんのお母さんが作ってくれたお家で遊んだりしました。 からから出てきたばかりの春ゼミに出会ったり、蟻の足音に耳を澄ませたりもしました。 5月13日晴れ 22度 お母さんたちがこいのぼり作りの用意をしてくれて、それぞれ思い思いに絵の具で模様を描いてみました。風車をつけてもらって手に持ち、走ってみたり、お家にお土産に持って帰りました。 また、みんなで遊ぶために、沖縄で拾った貝や珊瑚をきれいに洗いました。[いつか、みんなで海に行きたいね。]と話したり、ハートの形の珊瑚を見つけたりしていました。5月10日曇りのち雨 18度 あさっては、母の日。絵を描いたり、首飾りを作ったり、みんな思い思いのお母さんへのプレゼントを作りました。 お昼に、まあちゃんのお母さんが、ほうれん草の胡麻和えや、たけのこの煮物を作ってくれました。デザートのキウイとスイカも用意してくれて子ども達は大喜び。スイカの種を畑に蒔きたいと言って、食後は畑に種蒔きに行きました。夏になって、またスイカがなったらいいな。 5月9日うす曇り 24度 初めての遠足、満願寺へ。満願寺に着いたのが10時過ぎぐらいだというのに、子ども達は「おなかすいたー。」とお弁当のことで頭はいっぱいのようでした。 満願寺は、つつじや藤の花が咲いていて、その花の間を歩いたり、追いかけっこをしたりしました。また、水芭蕉の池にかえるの卵や、おたまじゃくしがいてみんなで見ました。そうそう、トカゲにも出会いました。 帰りの3キロの道も頑張って歩いて来れました。本当によく頑張って歩きました。大人たちはみんな感心するやら、びっくりするやら、すごい子ども達にこれからの期待を持ちました。 5月8日曇りのち晴れ 22度 昨日の雨が上がり、みんなで雲が流れる様子を見上げていました。今日は、7匹の子ヤギごっこが盛り上がり、泥んこになって遊んだ子ども達でした。というのも、手に泥をつけて狼になり「こんこん、お母さんだよ。」「狼だ。入れないよー。」すると、手の泥を落としてやってくるということを繰り返しやっていたからです。 みんな、自分の好きな遊びを見つけて遊べるようになり、気の合う友達も見つかって、帰りの時間が12時から2時になったのにまだまだずーっといたいと思うようです。時々、保育者の背中に交替で乗ってこれるようになったのもいいのかな。このごろは、年長のまつぼっくりさん達がよくそうしています。4月中は、小さい子が独占していたからね。 お昼は、おにぎりと一緒にまこちゃんのお母さんが作ってくれたおかずも頂きました。昨日、みんなが採ったふきとわらびの煮物もありました。 帰り「森の小道・・・」と歌いながらスキップをして帰る子ども達の後ろ姿を見て幸せを感じる今日この頃です。 5月7日曇りのち雨 20度 朝から、雨がぽつぽつ。連休明けの朝、久しぶりにみんなが揃い再会を喜ぶ姿が見られました。4月からひと月が過ぎ、親しみを持ってきたようです。 こういち兄ちゃんが狼、子ども達が子ヤギになって早速遊び始めました。小さい子も大きい子も自然に一緒に遊んでいました。 10時ごろ、雨が強まり、もみの木の下へ雨宿りに。みんなでもみの木を見上げてみました。連休中の話もして、ちょっと一休み、沖縄のお土産の黒糖を一口食べました。 雨の中、1時間の散歩。この季節は雨が降るとまだ寒い。「みんなで温泉に行きたいね。」などと話しながら帰って来ました。ふきやわらびの山菜を手にしてる子もいました。 まー君のお誕生日はテラスでお祝いしました。まー君の赤ちゃんの時の写真を見ました。お母さんのお手紙には、まー君が生まれた時嬉しくて、今でもその時の顔を忘れないと書いてありました。まー君のお母さんが作ってくれたカラスムギのクッキーを頂きました。シナモンの香り、まー君のお母さんのあったかくて優しい気持ちが感じられました。 今日から2時帰り、みんなでおにぎりも食べました。5月2日快晴 25度 ジャガイモが芽を出し、みんなで畑へ見に行きました。 今日は、むー君の誕生日のお祝いをしました。森の子の友達は、春と秋に生まれた子が多く、このところ誕生日のお祝いが続いています。むー君のお祝いは近くの花畑でしました。 むー君のお母さんが、生まれた時の話をしてくれました。むー君のお兄ちゃんが出産に立ち会っていて、へその緒を見て「小腸が出た」って言ったんだって。へその緒の太さも教えてもらいました。 むー君のお母さんが作ってくれたいなり寿司とサツマイモとあんこの和菓子を頂きました。 とてもよく晴れたお天気で、気持ちの良い日でした。 5月1日曇り時々小雨 19度 今日は、ひまわりと、とうもろこしの種まきと、アスパラガスの苗植えをしました。「ひとつの種は鳥のため、一つの種は大地のため、一つの種は人のため」と畑の先生に教えてもらい、ひとつの穴に3つの種を蒔きました。何度かの種蒔き、苗植えを経験した子ども達は、土をかける手にも要領を得てきていることが感じられました。また、大人もいつも勉強になる畑の活動です。 畑からの帰り道は、タンポポの茎で引っ張りっこをしてみたり、すいこをかじったり・・・。「おなかすいたあー。」と言って戻ってきました。 今日のおやつは、まあ君のお母さんが作ってくれた「からすみ」というよもぎとくるみの味の米の粉で作られたもの。「おかわり」の声で今日もあっという間に空になりました。 森の子が始まってから1ヶ月、お母さんたち手作りの日替わりのおやつは子供達の毎日の楽しみであり、多彩なバリエーションに毎日感心した保育者でした。 連休の中日で、今日の森の子は来訪者でにぎやか、明日はもっとにぎやかになりそうです。 |