第2回活動報告 2008.5.24
第2回はいよいよ里山探検出発、「満願寺ハイキング」です。満願寺にある3つの珍しいもの「微妙橋(みみょうばし)」「湧き水」「地獄極楽変相之図(じごくごくらくへんそうのず)」を探すことを目標に、お寺を目指して出発しました。子どもたち23名とおとな7名が参加しました。心配していたお天気も何とか持ちそうで安心です。
最初は田畑のあぜ道を歩きながら、いろいろな種を探しました。タンポポやスイバ、スゲの仲間の種を見つけました。タンポポを使った「たんぽぽ鉄砲」でしきりにあそんでいます。あぜに咲いているハルジオンの花にはたくさんのハナムグリの仲間(コガネムシの種類)が花粉や蜜を食べていて、そんな昆虫を捕まえている子もいました。
住宅地に入ると道にはオトシブミがたくさん落ちています。2cm位の葉巻型の葉っぱの包みを端から気をつけながらそっと開けていくと、一番奥に1mmくらいの黄色い卵が入っていてみんなびっくり。元のように巻いて戻そうと思っても、なかなかうまくいきません。「入ってたー!」「卵ちいさーい」「卵がかわいそう」「こんなオトシブミを作ってしまう虫ってすごいね〜」など声をあげていました。
川窪沢川の橋のところが中間地点。おやつの飴をなめながら休憩です。休憩の後、道路沿いを登っていくと、右側に石仏があります。小さなお堂に座っている特別なお坊さま…弘法大師です。そろそろお寺が近づいてきたのがわかります。
そしていよいよお寺の入り口が見えてきました。1番目の珍しいもの「微妙橋」です。手前に立っている6体のお地蔵様の横を通ってから橋を渡りました。とても古くて変わった形、なんだか雰囲気のある橋です。橋の裏にお経が書いてあると聞いて、わざわざ下を見に行く子もいました。その後、2番目の珍しいもの「湧き水」の場所を見つけ、みんなで飲んでみました。水筒のお茶がなくなった子はこの水を補給しました。
いよいよ階段を上ってお寺の本堂を目指します。子どもたちは段数を一生懸命数えています。1年生もがんばって上っていきます。本堂に着くと鐘を鳴らしたり、お清めの水で手を洗ったり、それぞれが思い思いにお寺に「こんにちは」をしているみたいです。
本堂ではお寺の人が3番目の珍しいもの「地獄極楽変相の図」について説明をしてくれました。本堂の中に入った途端、あれほど元気でおしゃべりだった子どもたちがシーンと静かになって神妙な面持ちです。お寺には不思議な力があるのかな?お寺の人の少しむずかしい話もよく聞いていました。メモをたくさん取っているお友達もいます。
「お腹がすいた〜〜!」お話の後は待ちに待ったお昼ごはん。満開のつつじの花を眺めながら、みんな一緒に庭でお弁当を食べました。ノートに出席ハンコを押してもらい、今日見たものや発見したこと、おもしろかったことなど熱心に書いている子もいたね。
予定よりも少し遅れてしまったので、帰り道はみんなシャロム目指して元気に歩きました。ぽつぽつ雨が降ってきたけど、森の中を通ったので気にならなかったね。初めての里山探検、どうだったかな?みんなそれぞれいろいろな発見がありましたね。来月は夏のキャンプの準備だよ。また元気な顔で会いましょうね! |