9月20日 晴れ
9月の安曇野の朝はちょっと肌寒いけれど、とても気持ちがいいです。
8時からの講座が始まるまで、それぞれ散歩をしたり、ヨガをしたり、
自分の畑の世話をしたり、思い思いのことをしています。
まずは自然農の田んぼの観察です。
周りの田んぼはすでに黄金色ですが、自然農の田んぼはまだ緑色です。
お米の種類の違いによって成長のしかたもさまざまです。
緑米にいたってはまだ出穂もしていません。
6月に田植えをした1本の苗から38〜40本にも分けつしています。
ここでは竹内さんから収穫前の水管理や田の雑草の話を聞きました。
機械刈をする田では1ヶ月前に水を落とし、田を乾燥させないと土が
硬くならず、機械が入れられません。
手で刈る場合は2週間ほどでいいそうです。
田んぼの水面を覆っているサヤミドロと言う藻は、水温の上昇を妨げるので
東北地方では嫌われ、南の方では歓迎されるそうです。
稲を刈り取る目安として、お米がほぼ黄金色になっていて、稲穂の茎の部分が3分の2以上
黄色になっていることだそうです。
こちらは豆畑です。
小豆はそろそろ収穫できそうです。
小豆は実が順番に熟していくので、8割ほど黄色になったら刈り取り、追熟させます。
刈り取る時は、朝かくもりの日、小雨のような湿気が有るときでないと莢がはじけてしまうそうです。
豆科の根っこには根りゅう菌がついていて、空気中にある窒素を、植物が使いやすい形にしてくれます。
田んぼの畔に植えた枝豆を収穫してきました。
莢の数を数えると、なんと200もついています。
普通、畑で作ると莢の数は70ぐらいで、畔で作ると130〜140ぐらいになるので、200とゆうのは
かなり多いですね。
キュウリの種とり
花から40日ぐらいたった、黄色く肥大してやわらかくなった実を選びます。
重さは1キロぐらい。
実の上の部分は種が未熟なので切り落とします。
下の部分を、種を切らないように皮の部分にだけ包丁を入れ、縦に切ります。
ボウルに種を取り出し、水洗いします。
浮いた種は未熟なので捨ててしまいます。
残った種を新聞紙の上に広げて乾燥させます。
竹内さんは種をまわりのゼリーごと袋に入れ、1日発酵させるそうです。
カボチャの種とり
写真はバターナッツですね。名前のとおりバターで炒めると、とても美味しいそうです。
思ったより種が少ないです。
カボチャの種は水に浮くものを使うのですが、今回は未熟な種が多いので沈んだものを使います。
これは、ぐっさんの畑の食用ほうずきですね。
トマトと同じように中身をビンに取り出し、1〜2日ほど発酵させてから、水洗いして沈んだ種を使います。
ナスの種とり
ナスは花から80日ぐらいの実を使います。
ヘタの部分を切り落とし、皮の部分に包丁を入れ、裂くように割ります。
水を張ったボウルに種を取り出し、よく水洗いして沈んだ種を使います。
ズッキーニの種とり
ズッキーニはF1種が多く、種を採っても同じ形質にはなりづらいそうですが、これはコスタータロマネスカ
とゆう固定種だそうです。
種のとり方はキュウリと一緒です。
種とりの後は、みんなお待ちかねのブランチです。
さっき取ってきた枝豆もありますね。
今回ゲストの、元シャロムスタッフのゴカさんが持ってきてくれたうめジャムがとても美味しかったです。
午後は自分たちの畑です。
この時期になると雑草も夏ほどの勢いは無く、草取りも楽ですね。
次回はいよいよ稲刈りです。
お米だけでなく、小豆や大豆やさつまいも等も収穫できそうなので、今から楽しみですね。
byすぎ