自然農塾 11月実習レポート(2日目)
朝集合時間前 自分達の畑へ行く人、エコツアーへ参加する人思い思いに朝の時間を過ごし、8時自然農の畑へ向かう。
*田んぼの観察
稲刈りの終わった田んぼの中、冬草が勢力をつけ畦豆が完全に枯れ 稲刈りのときに蒔いた大麦が地上で発芽し根を大地に伸ばしている姿は生命の強さを感じました。
その中でハッピーヒルが孤軍奮、存在感のある稲穂を重そうに頭を垂れ収穫を待っていました。(今回はまだ早いとの判断で稲刈り作業はなし。)
一本植えのハッピーヒルから
378粒X20穂=7560粒 の収穫が見込める。
(在来種 100〜150粒X20穂=3000粒)
驚きの収穫量ですね、果たして味の方はどうでしょうか? 試食できないのが残念です。
*
苗床の作り方
来年の稲作の為に苗を育てる苗床の準備で稲作の最後の作業です。今年の収穫のお礼と
来年の豊作を願って丁寧に作りました。
@
今年作った苗床エリアを外し田んぼの痩せたエリアを選ぶ。
A
苗床の範囲を決め草を刈る。勿論 自然農方式の刈り方です。
B
根切りを兼ね鍬で軽く鋤きながら水平になるように整地する。
C
四方に20cmの溝を切り苗床の淵を固め低い台形の形を作る
D
整地した土が被る位に米ぬかを均等に捲く
E 切りワラを捲き、その上に長いワラを一方方向に敷き詰める。
F 最後に風除けの丸太を乗せて完成。
臨時講義
自然農3期生F氏が昨日の蕎麦打ち講習より参加されていたが、竹内さんの無理振り講習依頼で臨時講義になりました。
テーマは《古代文明における農業の起こりと繁栄・衰退まで》
農産物をより多く収穫する為、古代人も色々な技術を駆使し生産効率を上げていたが、それが返って文明の崩壊につながった経緯を農業・経済の両面からのお話で臼井さんのエコツアーでのお話に通ずるところがあり大変勉強になりました。
Fさん ありがとうございました。 大学のオープン講座があれば是非 講義を受けて
みたいものです。
PM
先月刈り取った《伊勢光》の脱穀作業と小豆の脱穀作業
脱穀のときは土や小石が入らぬように注意を払い作業しワラなどの選別をしたあと数回
《とおみ》作業を繰り返す。 根気のいる仕事ですが美味しいご飯を食べるには欠かせない作業です。
最後に自分の畑へ戻り整理しながら収穫前の春菊・野沢菜・蕪・葉っぱの試食を行なう。
これも自然農だから出来る試食会でした。
araii
レポート 新井勝己
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