2012年度 あずみの自然農塾のご案内
自然農とは、耕さず、無農薬、無肥料、草も虫も敵としない、自然の理に沿った生き方です。
奈良にお住まいの川口由一さんが提唱し、全国各地で実践されている農です。
クラインガルテンとは、ドイツ語で「小さな庭」を意味します。ドイツの方は、週末を田舎でゆったりと過ごすために、宿泊施設つきの小さな畑「クラインガルテン(小さな自給菜園)」を持っています。
舎爐夢(シャロム)ヒュッテに自然農の自分専用のクラインガルテンを用意いたしました。
今回、あづみの自然農塾は、毎月1泊2泊で自然農を共に学びます。その他の休日を利用して、自分自身のペースで、自分専用のクラインガルテン(小さな自給菜園)で自然農を実践できるのも魅力のひとつです
信州安曇野の自然の中、一年を通じて自然農を学び、いのちの営みを感じてみませか?
講師紹介
竹内孝功
(たけうちあつのり)
自給自足Life代表 |
福岡正信氏の自然農法をはじめ、川口由一さんの自然農、岡田茂吉氏の自然農法などを学ぶ。自給スクール開講し無農薬、無化学肥料栽培による自給菜園の技術を指導中。 自然の真理を学び、無理無駄がないオーガニック「ナチュラルオーガニック」を多くの人に紹介したいと思っています。 |
山口栄一
シャロム農場長
自然農に取り組んで4年 |
大規模農場を経てシャロムの営農部長
現在3反の畑と2反の田んぼで自然栽培を実践中 |
あづみの自然農塾 年10回開催
2012年度 あずみの自然農塾 募集要項
●趣旨と目的
あづみの自然農塾は、舎爐夢(シャロム)ヒュッテに泊まりながら、実際に自然農の田畑で農作業し、共に食事をし、自然に沿った生き方を通して、参加仲間の交流を深め合う場です。
自然と人が手をとりながら、共に生きる知恵を学び、自然農を実践したい方や、自給自足の生活の第一歩としての自然農学びの場です。
●主催:あずみの自然農塾
●協力:舎爐夢(シャロム)ヒュッテ(財)自然農法国際開発センター
自給自足Life 安曇野パーマカルチャー塾
●開催日程:2012年3月〜12月の全10回
原則的に毎月第3土・日曜日に1泊2日で開催。
●内容:月一回自然農を実践していく上で必要になる自然の理(ことわり)、栽培技術を実際の田畑で学びながら、そのワークショップ以外の日も各自のクラインガルテン(小さな菜園)を使い自然農を実際に身につけていきます。
●募集人数:18名(最少催行人数10名)
●募集期間:只今募集中
●講師:竹内孝功、山口栄一ほか
●参加費およびクラインガルテン使用料: 年間68000円
●宿泊費・食費:参加と別会計になります。1泊2日で 4,000円(各回毎に清算。)
宿泊 1500円 夕食+ブランチ 2500円
※ 原則として、宿泊は寝袋持参のドミトリー泊(男女別相部屋)となります。
レギラー宿泊やキャンプインも可能です。家族参加用の個室もご用意できます。
●会場・宿泊:舎爐夢(シャロム)ヒュッテ(安曇野市) http://www.ultraman.gr.jp/~shalom/
(ただし、7月の見学会の場合は現地集合となります)
●スケジュール:原則として、土曜日の午後1時30分にシャロムヒュッテに集合し、
14〜17時まで当月の自然農作業を田や畑で学びます。夜は、座学 勉強会 交流会など。翌日田畑での実習を行います。二日目の食事は、10時にブランチを頂きます。
※見学・視察等では集合時間や場所が変更になることがあります。振り返り後 4時解散となります。
●プログラム:
1日目、月間の自然農講座・観察実習を畑か田んぼで行います。
2日目は、より具体的にグループワーク実習、個別指導、質疑応答などです。
なお、受講生には個人で担当するクラインガルテン(小さな菜園)があり、作物を育てることができます。
●毎回のテーマ(予定)
3月17.18 |
紹介 ガイダンス
自然農をはじめようクラインガルテン畝作り 苗作り |
4月21.22 |
ジャガイモの植付け 春野菜の種蒔き
陸苗代づくり 田んぼに種蒔き |
5月19.20 |
枝豆 サツマイモ 落花生の播種 夏野菜の定植
田んぼの畦塗り 畦豆蒔き レンゲの種採り |
6月16.17 |
ニンニク 大麦の収穫 草刈り
田植え |
7月14.15.16 |
自然農法センター見学会 (現地集合)
田んぼの草刈り 佐伯さんの田畑見学 |
8月18.19 |
秋冬野菜・ソバの播種 夏野菜収穫
田草刈り |
9月15.16 |
ニンニク・タマネギの播種 夏秋野菜の収穫
田んぼにレンゲ蒔き 草刈り |
10月20.21 |
米の刈り取り
小麦大麦播種 小豆大豆の収穫 畝作り |
11月17.18 |
米の脱穀 大根掘り 自家採種 蕎麦打ち
来年の苗代準備 大豆の脱穀 |
12月1.2 |
野沢菜漬け
味噌作り 餅つき |
※自然農学習会・ワークショップなど野外での活動が中心になりますので、天候によりプログラムが変更となることがございます。ご了承ください。
●申込方法
○募集
中
【手順1】次の項目をご記入の上、FAX、またはメールにて、あずみの自然農塾事務局までお申し込みください。
(コピー&ペーストしてご利用ください)
1.氏名
2.住所 〒
3.TEL
4.携帯電話番号
5.E−mail
6.性別
7.生年月日
8.職業
9.専門および得意分野
10.どこで塾のことを知りましたか
11.塾に参加して得たいことはなんですか
【個人情報の取り扱いについて】
お申し込み時の個人情報は、あずみの自然農塾の受講お申し込みに関わる手続き、およびあずみの自然農塾に関わる情報のご提供に使用いたします。
●問い合わせ・申し込み先:
あずみの自然農塾事務局
舎爐夢(しゃろむ)ヒュッテ
住所:〒399-8301 長野県安曇市穂高有明7958
TEL&FAX 0263-83-3838
shalomhutte*ultraman.gr.jp*を@に変換
Q.あずみの自然農塾ってな〜に?
A.1泊2日で月一回の自然農塾に参加し自然農を学びながら、仲間と一緒に交流を深めていくワークショップです。しかも、舎爐夢(シャロム)ヒュッテ内の自分用にクラインガルテン(小さな菜園)で栽培・収穫が楽しめます。
Q.以前の自然農学習会は、どういった人が参加しましたか?
A.さまざまな理由で参加されますが、一番多くは今後自然農で田畑を始めたい方や、田舎暮らしで自給自足の生活を考えている方、休日を利用して安曇野に遊びにきた方などさまざまです。全く農業をしたことがない方でも全く問題ありません。
詳しくは、過去のレポートhttp://www.ultraman.gr.jp/sizennou/2010rink.htmをどうぞ。
Q.安曇野自然農学習会とあずみの自然農塾の違いはなんですか?
A.どちらも舎爐夢(シャロム)ヒュッテ内のワークショップです。以前は、宿泊のない安曇野自然農学習会だけでした。
2007年度から、さらに学びたい方からの希望で、舎爐夢(シャロム)ヒュッテに毎月1泊2日間宿泊して、実際の自分たちの菜園区画(クラインガルテン)を持ちながら実際に自然農を深く体験できるようになりました。塾以外の休日を利用して、舎爐夢(シャロム)ヒュッテに泊まりながら、自分の専用区画(クラインガルテン)を楽しむこともできます。
Q.自然農以外には何を行いますか?
A.7月に(財)自然農法国際研究開発センターや、安曇野市で自然農の実践者の田畑見学を予定しています。シャロムで実践されているパーマカルチャーや持続可能な自給自足の知恵なども学びます。また、宿泊の際に、舎爐夢(シャロム)ヒュッテのマクロオティックディナー、そば打ちやアースオーブンで焼くピザ作り うどん打ち
味噌造り
野沢菜漬け・餅つきなどの体験も計画中です。
受講生から来期生へのメッセージ
「自然農塾は、自然農の基本を学べるだけではなくて、仲間との出会いやつながりがあり、そして自然農を通して自分の生き方を見直すいい機会です。何かに迷ったり、何かやってみたい、きっかけを探している人にはぜひ参加してほしい。」(新潟県佐藤さん・女性)
塾生の感想
何もわからずはじめた自然農。種のまき方や野菜のコト、全くわからない状態でやりました。それなのに草や野菜がぐんぐん育ち、自然の力のすごさを実感しました。初めての田植え、草刈り楽しかったけれど重労働でもあり、野菜や米を育てるということがどれだけ大変なコトなのか知りました。農を通して自分の生き方をよく考える機会がたくさんありました。(神奈川県奥山さん・女性)
自分と、自分が大好きな人達で楽しく作ったご飯は幸せの塊だ。これって、なんだか当たり前のような感じだけど、なかなか気づけないことでは?そんな生活があるんだということに気づけたのが一番の収穫でした。(長野県小林さん・男性)
塾で学んだこと、まずは農ですね!自然農、実践していきたいです。衣・食・住全てにおいて見直したい。自然に沿った暮らしをしていきたい。自給自足を目指したい!ここで出会ったみんなとつながっていきたい。自然体で生きていきたいです。(群馬県山口さん・女性)
やはり楽しんで作業をするということが大切だと思いました。そして、次回にどのようになっているのか想像して、自分で計画した通りに育っているのか?と思いつつ過ごしていると、あっという間に一ヶ月過ぎてしまいます。(東京都三浦さん・男性)
●毎回メニューが盛りだくさんで全然あきませんでした。自分の畑も設計して実行して、収獲して楽しませていただきました。夏の畑の姿は本当に緑一色でした。勢いを感じました。多くの野菜をいただいたことに感謝します。草取りは1ヶ月間あくとジャングルのようでした。本当にびっくりしました。日の出前に起き、朝日を
拝むことができて幸せでした。(あと略) 【小田原市Kさん(女性)】
●(前略)実りの秋と来年への準備、備え。予想以上に収獲があってびっくりしました。夏と違って根ものや葉ものは収獲時期が多少ずれても美味しく自分たちで作った野菜をどう味わうかいろいろ試せて楽しかったです。風景が移り行く様を同じ場所で10ヶ月通してみるのが新鮮で、木や草や花の様子がとても面白かったです。春初めて触れた土に生えていたハコベとかが、12月にのぞいていてなんだか「ああ、こうしてめぐっていくんだ」と実感しました。【名古屋市むっちゃん(女性)】
●エコツアー、田畑の仕事、自然農法センター見学等、これまで経験したことのないことを次々と実地で体験できたことは、新鮮で喜びと感動だった。また東京都内に住んでいるとなかなか感じられない季節感や自然の厳しさや恵みを身体で受け止められた。(後略)【東京都内じゅんさん(男性)】
●とにかく夏草と仲良くなるのが大変だった。無理に仲良くなろうとすると無理が出てしまい、余計に嫌になった。仲良くするのをやめて気長に付き合うことにしたら気が楽になった。人間関係も同じかなと感じた。(後略)(安曇野市カネゴン(男性)】
●いつも美味しい食事ありがとうございました。こんな野菜の使い方があるんだ!!この味付けはなんだろう?とかとても新鮮でした。しかも美味しいなんて最高ですね!臼井さん、一つ一つの言葉が重く心に響きました。(中略)いろいろ考えるよりまずはやってみる。そして判断力を↑させる。少しずつ今後も畑の方をやって
みたいです。
竹内さん、ゴカさん、自然農について理論を交えたやり方の説明はとてもわかり易かったです。手法以外にも、気配りや他生物への思いやりなど、人としての温かさも一緒に教わったような気がします。本当にありがとうございました。【名古屋市しほちゃん(女性)】 |