自然農塾2017年4月(第2回)
レポート 咲*saki
4月18日(火)天気:快晴
【1日目】
13:30 シャロム集合
14:00 近況報告&キュウリの成長報告
14:30 畑へ
17:30 温泉
19:00 夕食
20:30 DVD鑑賞&種籾の水選
23:00 就寝
●14:00 近況報告&キュウリの成長報告
◎前回欠席のすずこさんと4月から参加の大司さんが新しい仲閧ニして加わりました(^^)♪
◎それぞれの近況報告や自己紹介と前回ポット植えして持ち帰ったキュウリの様子をそれぞれ報告し合う。
大きくはなっているけど茎が細く伸びていたり、全く芽が出なかったり、成長過程がバラバラ。日照不足や水の あげすぎ、種の問題やそもそも植えてない
●14:30 畑へ
◎前回の復習(草の生えているところに葉物などの種蒔きする方法)
草を手前から奥に刈る。刈った草もしっかり生かす。光をプラスして炭素分にする。
草の種が落ちているため、表土を少しどかす。
根切りをして、表土を平らにする。ここでしっかり土を押さえ空気層がないようにする。
2割発芽率が上がる。
種を蒔く。バラ蒔きとスジ蒔きがるが、スジ蒔きの場合は指でひねりながら蒔く。
土をかけ、最後に朝露を吸収させるために草や籾殻、藁などを敷く。
1割発芽率が上がる。かけ過ぎも良くないので注意。
◎支柱を組む。(キュウリなど蔓ものの種を蒔く。)
支柱は竹を使用する。竹を差す時は本来竹が生えている方向通りにする。
そしてみんな同じ方法に入れ込み麻糸で縛る。
種はキュウリなどひげ根が探しやすいように、竹の下に蒔く。
今回は3粒蒔く。一粒は虫に、もう一粒は鳥に、そしてもう一粒は自分のために。
指で3つ穴をあけそこに蒔 く。
キュウリの種が沢山あるときは、5粒蒔く。沢山絡んだ方が安心して大きくなるため。
土は種の大きさの三倍かぶせ、最後に草を敷く。
芽が出てきたら竹から藁をたらすとひげ根が藁に絡まる。
◎ノコギリ鎌ではなく鍬でのやり方
奥から草を刈り、表土を少しとる。
根切りのために鍬をさくさく入れる。耕すではない。
鍬を使い土をよく押さえる。
*隣で堆肥を作り、その隣で種取り用を程よく残し、またその隣に種を蒔く。その繰り返し。
*(大根)大根はスジ蒔き。一粒ずつ二、三pおきに蒔く。
*(人参)鍬二つ分ほど草を刈り、根切りしてキレイに押さえ平らにする。
種は2往復しながら指の間から落とす感じで蒔く。
ノコギリ鎌の裏で叩きながら土をかぶせる。
鍬でよく叩き押さえる。
よく押さえることで下から水分が上がってくる。
人参は水分がないと育たない。乾燥がダメ。よく土を押さえるのが大事。
みんなで人参ダンスをすると楽しい♪そして美味しくなるかも♪
*(トウモロコシ)30p間隔で二粒ずつ蒔く。トウモロコシは強いので移植にたえられ る。
*(ジャガイモ)植え方は色々ある。どれが正しいとかはない。60p間隔で植え る。45pがベスト。
ジャガイモの大きさの5倍くらいの穴を掘り植える。種芋の大きさにも よるが、小さいものはそのまま植える。
大きいものは芽が沢山出る頂頭部から切れ目を入れ、一日乾かし植える 前に割って植える。
*灰をつけると菌を入れないと言われているが、やってもやらなくてもOK。
*3月くらいに植えるなら、霜対策でゆっくり芽が出るように、切った面を上に植える。
逆に早く芽を出したいのであれば、面を斜めや下にして植えるとよい。ちなみに川口さんは斜め植え。
土を寄せて上にかぶせ、草や藁を沢山かぶせる。
土に鍬でグサッとやり、差したまま空間を作りそこに種芋を植える方法もある。
*(カボチャ)蔓が土手をのぼるように土手の近くに植えるとよい。
60p間隔で2粒ずつ蒔く。1mがベスト。指で穴を二つ作り、それぞれ種を蒔く。
*F1の種は一代目は均等に同じものがきれいに出来るが、二代目以降はばらける。だから固定種の方がいい。ただF1も五代目くらいになると固定種になる。
*草を刈るタイミングは、植えたものが負けそうになったとき。植えたものの周りを刈ってあげる。また負けない程度の長さに切る方法も。
風の草刈り←(響きもすごく素敵♡テンション上がりました♪笑。)
引っこ抜くと土の中の構造が変わっちゃう。生長点を切るのが大事。
●19:00 夕食
ニラやねぎの餃子
タイカレー
玄米リゾット
などなど今回もシャロムの畑で採れた野菜や野草をたっぷり使った美味しいごはんで、お腹も心も満たされまし た(^^
)いつも美味しいごはんをありがとうございます
♡御馳走様でした!
●20:30 DVD鑑賞&種籾の水選
◎DVD鑑賞「川口由一の自然農というしあわせ」
川口さん 23年間慣行農法→身体を壊す→自然農へ
不耕起田んぼは土ではなく、亡骸の層。沢山の命を生かす豊穣の舞台。
耕すことは命の歴史を壊すこと。亡骸を無きものにするということ。
田植えは1本植え。3本だと分けつのときに衝突してしまうから。
不耕起は少年期の時に1本1本植え、青年期まで負けないように手を貸す。
自然農とは『自然に添う。自然に応じる。自然に任せる。』こと。出来るだけ手を加えず、耕さず、持ち込まない。
命に沿う農法。永続可能な栽培方法。草や虫を敵としない。生かし合いの関係。
いのちの世界では生きる営みは、そのまま増やす営み。
他の生きものに負けないように手を貸してあげる必要がある。(必要な時期まで)
草と作物のバランスを保ち、全く無きものにはしない。
収量や能率にとらわれて、いったん耕すとそれ以降耕さざるおえなくなる。そして次々に問題が起こる。
やり方を間違えると、草や虫は敵になる。栽培の方法を間違えると敵になる。
耕すことから離れれば、マイナスの連鎖を断ち切れる。
ゆるやかにゆるやかにの転換が必要。まずは自分が目覚めること。そして技術を身につけること。
自然農とは『いのちの道、人の道、わが道を生きること』
今一番必要なことは、『命の道に添うこと』『足るを知ること』『分かち合うこと』
◎種籾の水選(イセヒカリとシラゲモチ)
くっついている種籾を一粒ずつに切り離す。
種籾の入ったボールに水を入れ、浮いているものを取り除く。二回ほど水を入れ替えて行う。
中身がないものや未熟なものが浮く。卵が浮くくらいの塩水だと充実するが、水でも充分。
ザルにあげて乾かす。
*種蒔きの前日に行う。乾いていないと種蒔きの際にくっついたりしてやりにくいため。
*一反歩で六合分蒔く。
けんさんより
【正しいことよりも、わくわくすることをしよう!!!】