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第五回 7月自然農塾  レポート担当:こっちゃん

7月18日(火) 晴れ時々雨

【スケジュール】

13:00 集合

13:30    不耕起田んぼの草取り

16:00  みんなの畑管理作業

17:00 お風呂・自由時間 

18:30 夕御飯

19:30 動画鑑賞会

21:00 終了〜就寝


 

●13時。そろそろとシャロム入りするメンバー達。

この日のメンバーは、さきちゃん、やすさん、しんちゃん、お母さん、すずこさん、こっちゃん。

みんな爽やかな柑橘系を絞ったかのように、晴れやかフレッシュな表情です。

私は久しぶりの参加なので、皆さんともお久しぶり。

木陰のテーブルでゆるゆると始まる雑談。

けんじさん節も風の囁きのように吹いてきます。

少し強めの囁きは、ひゅーっと流れてみんなの心をくすぐって空へ飛んで行きました。もはや自然現象のようです。心地よい時間ですねぇ。

●13時半。不耕起田んぼへ移動。

今回は草刈りです。まだまだ頼りなさげに見える稲だけど、みんなの太もも辺りまでピンと背が伸びてきています。ちょっぴり頭を下げて。無駄な力が入っていない感じ。しなやかに風に揺れています。

 
 

さて、裸足になって入水。

一人一列づつの草刈で用意どん。 

  

おしゃべりしたり、沈黙したり、セリに興奮したり、お尻を濡らしたり。みんなマイペースに進みます。

  

・稲がしっかり育ってきているので、雑草との見分けが付きやすく作業しやすかった

・刈った雑草はそのまま水面を漂わせる

・根が強く張る前に草を刈った方が楽チン

・雑草に稲が負けていなければまぁOK

作業終了後、完熟の梅をいただく!くじゅっ(?)として濃厚で美味!

1つの小さな果実でこんなに満たされることって、あるもんですね。そんな幸せがぎゅっと詰まった梅でした。


 

ということで、終始涼しくとても気持ちの良い作業。みんなの太もも大活躍の草刈。たくさんの太ももがあれば、作業も早く終わるんですねぇ。

不自然に整列させられていない裸ん坊の生命力を今後も見守りたいです。頑張れ稲ちゃん。

●16時。シャロムへ戻りそれぞれの畑作業。

自分の畑って何処だっけかと、立ち止まってしばらく目を細めてしまう時間があったように思います。

 

なんせ私に関しては、数ヶ月放置した畑です。一面の草の海に意識が飲み込まれかけましたが、正気に戻って定位置までじゃぶじゃぶ進む。


 

みんなそれぞれに草刈りや夏野菜のお世話に汗を流しました。

葉物は虫食いで穴だらけ。全滅です。今の時期、やはり葉物は駄目なようです。

しかし、じゃがいもなどの収穫はちらほらとあった模様。ちなみに、私はインゲンとズッキーニを収穫しました。インゲンは草の群れを涼しい顔して見下ろすようにぶら下がっていました。その姿はすらりと色白のお嬢様のよう。ズッキーニは大きな葉っぱの影にひっそりと、重そうなお尻を下ろしていました。夏の過ごし方のお手本にしたいです。


 

一回の雨で草や作物はぐーんと成長するよう。そして草だらけの息を飲む畑になるわけですね!

私たちの頭の上にも雨が降ると良いですねぇ。


 

●17時。お風呂&自由時間です。

シャロムのお風呂に入る者。蕎麦屋の温泉に浸かる者。

ほっと一息つく夕方の時間をそれぞれに過ごします。この時、外では蝉時雨にかかる虹が出ていたようです。なんとまぁ。


第五回 自然農塾 二日目  7月19日(水)  すずこ

本日も真夏日予報。予定より早い開始で昼は休憩しよう作戦となりました。

  
 

各々5時を目標にポツリポツリ集まり作業開始。

前日の田んぼ作業での筋肉痛と眠気と戦いながら始めるも、太陽のエネルギーと爽やかな空気を感じながらの作業はとても気持ちよく、はかどります。早起きって素晴らしい☆


 

 【ズッキーニの受粉】

ズッキーニは雄花と雌花がある(花の下が太いのが雌花)。

 

株が5つ以上あれば、特になにもしなくても虫たちが受粉してくれる。少ない場合は雄花の花びらを取り、おしべをめしべにチョンチョンと人工的に受粉してあげる。

受粉がうまくいかないと、先細りになったりうまく育たない。朝10時には花がしぼんでしまうので朝に作業する。 

 【炭素循環農法】

ホクトの産業廃棄物である菌床(とうもろこしの芯、米ぬか、ふすまを原料とした菌床)を土に混ぜ込むことによって微生物や菌糸菌が働き発酵型のフカフカの土になり虫がつかない、収量が増える。


 

・ まず草を刈り表土を削り、根切りする。

 ・菌床をまく(発酵熱でポカポカ温かい)。 

 ・鍬で土と混ぜる(何事も融合が大事。ここで、けんじさん節炸裂(^^))。

 ・その上に刈った草をこれでもかというくらい敷くと草ひとつ生えず、手をいれる必要はなくなる。

  
 

そこに、ポップコーンの種を30p間隔に蒔き(三粒のうち1つは鳥に、1つは大地に、1つは自分の精神で。)、終了。

 

  
 

その後各自の畑に戻り、草刈りなどの手入れやトマトの誘引、収穫など。ササゲ 豆の播種(タカキビのそばに蒔くと支えになってよい)。

炭素循環農法も各畑で実践。


 

 【人参種まき】

草刈り、根切りは他の作物と一緒だが、人参は発芽に水分を必要とするため、土をしっかり鍬の背でたたき鎮圧する。種を蒔いた後も人参ダンス♪を踊って踏み固める(土と種の間に空間があると乾燥してしまうため)。上に刈った草を敷き水をまくと発芽率アップ。

  

以上で午前の作業は終了。朝が早かった分たっぷり作業できました。


 

10時半  ブランチ

バテバテの身体にスパイシーなカレーが染み渡りました。


 

食後は気温も上がってきたので、休憩を長めにとり、満願寺へ涼みに。

シャロムご一行、けんじさんのガイドつきツアーとなりました。

綺麗な川のせせらぎと森林浴で確実にマイナスイオンがあふれていました。

お寺の中にも入らせてもらい、心も何だか清らかに。

 


 

       〜 あまりの居心地のよさに気づけば休憩時間長過ぎ(汗)


満願寺散策レポート

https://www.facebook.com/shalomusui/posts/1588758411196112?pnref=story

 

  

けんじさん節も笑いも三割増しで、暑さを吹き飛ばし、濃くて楽しいひとときでした。

今回は種取りもできたので、“循環”という言葉を実感できた気がします。

帰り道、エコでロハスな二日間を振り返りながら、心地よいダルさと睡魔に半分落ちつつ、また慌ただしい日常の待つ我が家に車を走らせるのでした。


 

・如何に投下エネルギーを減らして生産エネルギーをあげるかを追及し、

・所作振るまいに無駄をなくし、

・昼寝の時間を捻出させる

を、勝手に今回のキーワードにし、普段の生活にも役立てたいと思います。


 

けんじさんを始め、スタッフの皆さん、塾生の皆さんありがとうございました。

また次回もよろしくお願いします。