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舎爐夢(しゃろむ)ヒュッテの自然農
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安曇野の大地から 畑の様子と自然農学習会のレポートをお伝えします

2011から昨年はシャロムのホームページで見ることがでwきます

 

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シャロムヒュッテの自然農…


草を刈る・種を蒔く


土を耕さず、農薬も使わない自然農。
はびこる夏草をどのように対処しているのだろう?
豪雨の影響はあるのか?
訪れるたびに驚きと発見を与えてくれる、シャロムヒュッテの自然農。
連載第二回日です

豪雨あとの信州・安曇野へ


私たちがシャロムヒュッテを訪ねたのは、異例の長梅雨がまだ明けない七月下旬。少し前のニュースでは、長野県内で、豪雨のために土砂崩れや堤防決壊などの被害が起きたことを伝えていた。
松葉杖姿で出迎えてくれたオーナーの臼井健二さんが骨折したのも、豪雨が原因だったという。山菜採りに山へ出かけたところ、崖崩れが起き、バスケットボール大の岩が太ももに直撃したのだ。痛みが残る足をさすりながらも、やはり気になるのは、夏の畑の様子。
「手がかけられなくて。今年は荒れ放題になっちやつてね」
残念そうに語る臼井さんを残し、私たちは自然農講師・竹内孝功さんと共に、畑へと向かった。

 

実り多き自然農の畑

自然農の夏の畑は、一般的な畑に比べ、明らかに景色が違っている。
足元には夏草が青々と生い茂り、または刈ったばかりの草が敷かれ、茶色い土が見えている場所は、全くといっていいほど見当たらない。しかしよく見ると、草の間からキャベツやニンジンの葉があちこちに。さら に視線を上げると、支柱にからまるキュウリ、トマト、ナス、トウモロ コシ……、おなじみの夏野菜が、雨上がりのたっぷりとした水滴を含んでいる。「そんなの当たり前」と言わんばかりに、豊かに実る野菜たちを見ていると、肝心なことを忘れてしまう。ここでは、「耕さない、持ち込まない、持ち出さない、虫や草を敵としない」という考えが基本。肥料 も農薬も使わず、草は抜かずに刈る。そして、刈った草はその場所に敷いて土に還し、野菜を育てるのだ。この春、初めてここを訪れたときに頭をかすめた 「本当にそれで育つのか?」という不信感は、嬉しいことに、みごとに覆された。

7月9日

麦の取り入れです。これはこぼれ種が大きくなったものです。


    

畑の様子

ジャガイモがだいぶ大きくなってきました。レタスも収穫の最盛期です。

ズッキーニ キュウリ玉レタス

 

キュウリ カボチャ スイカ タカキビとレタス

 

スイスチャード 玉レタス ネギ 紫キャベツ

セロリラブ キュウリと路地トマト ブロッコリーと1本仕立てのトマト サツマイモと路地トマト

 

蕪とインゲンレタス ニンジンの種 大根の種 ニンジン

 

草の中から顔を出したカボチャ 青梗菜 トウモロコシと自然生えのニンジン ズッキーニとブロッコリー

7月6日田圃の様子です。

代掻きした田圃の稲 分けつが始まってきています。1度草を取りましたが再び草が出てきました。

自然農の田圃 1列おきに草刈りをしました。セリが沢山はえています。

畦豆も芽を出して大きくなってきました。

7月14日

 

ここ1週間ほど雨が続いています。畑の草達もようやく一面覆っています。時映えキュウリとほうき草 ナス アマランサス カボチャとスイカ

あいも大きくなってきました。亜麻 どのくらい大きくなるか楽しみです。かぼやは草の上を張っています。トマトももう少しで赤くなりそうです。

バジルも大きくなりそろそろマルゲリータもメニューに加えられそうです。当立ちしたレタス キャベツももうすぐに玉になりそうです。

 

キュウリも収穫期になりました。大根 ズッキーニ

   

玉レタスズッキーニ インゲン セロリラブ

 

白菜とズッキーニ ジャガイモとトウモロコシ モロヘイヤ 麦の後に蒔いた不耕のニンジン 小松菜 トウモロコシ
ズッキーニ オクラを蒔いたところ

オクラ ズッキーニ 大豆 の芽 レタスとタカキビ

リーフレタス ナス ニンジンの花 ネギ

ズッキーニ オクラ 紫キャベツ インゲン

セロリラブ 一本仕立てのトマトと路地トマト キャベツとトマト 丸ナス

路地に蒔いたキャベツ レタス コールラビ ひまわりと自然農畑 ブラックベリーの間に植えられたチンゲンサイ 福岡農法畑

何もしない所からお菜の類 春菊の花 トウモロコシが芽を出しています。

カボチャが芽を出しています。ニンジン ウリ

   

7月23日 晴れ 30度

自然農の畑の様子です。

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カボチャがそろそろ収穫できるようになりました。

ライ麦の中に植えてあったカボチャです。ちょうどマルチになって蔓が伸びています。

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アマランサス エゴマ タカキビ タカキビは穂を付け始めてきました。草よりもずっと大きく伸びて圧倒しています。

スイカも大きくなってきました。

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ズッキーニ ブロッコリー キャベツ 大根

トウモロコシももうそろそろ食べ頃を迎えます。

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ブロッコリーは今が食べ頃です。

トマトも収穫時期を迎えました。カラスが突っつくのでネットを張りました。

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キュウリも毎日食べきれないくらい収穫できます。

なすも収穫時期です。

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モロッコインゲンの棚です。毎日ビニール袋いっぱい取れます。

3弾目のキャベツです。草刈りを終えたところです。

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種まきをしました。ニンジン キャベツ レタス ブロッコリー 小松菜 種まきの拡大です。

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草の中に大豆が育ってきました。 秋に食べる用のトウモロコシが育ってきました。

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オクラも今収穫をしていますが遅く蒔いたのが育っています。  

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にんじんです。 最近蒔いたニンジンが芽を出して大きくなってきました。

  

 

ポジティブ農法

臼井さんが手をかけられない今年の畑は、スタッフたちが手伝ってい るとはいえ、雨のために作業ができず、草と作物が混在してしまってい る場所もちらほら。確かに理想の姿よりも荒れているのかもしれない。
「自然農というと、放ったらかしにすることと誤解されやすい。でも本来の自然農の畑は、植物と草が共生しあって本当にきれいですそのためには、ちゃんと世話をしてあげること。夏の間も『草を刈ったら種を蒔く』という作業をセットにして、常に行うことが大事なんです。草刈りばかりしていても、次々と草が出てくるだけ。だから、刈ったところに野菜の種を蒔けばいいんです。野菜 が育ちだすと、根が張って草を押さえることができる。時期をずらして収穫もできるし、理想的ですよ」と臼井さん。
「今年の夏は草が多いけど、秋のためにはこれもいいんです。草を刈ってマルチにすれば、土が肥えるから。
悪い時があっても、複合的に長期的見たら良いことにつながることもある。小 さな側面で評価をしないことだね」

[草の刈り方]

1草刈りは頻繁に行うが、あまり神経質にならずに、野菜と草丈が均衡して野菜が負けそうになったら刈る。

2.刈った後の土を見ると、コロコロと小さい粒になっている。これが団粒構造。

3.刈った草は同じ場所に敷いておく。

1.ダイコンの種を蒔く場所だけ草を刈る。直径15cm程度の円形が目安。周りの草はダイコンの生長を邪魔しそうなものだけ刈る。

2.表土を1cmほどかき分けて既に落ちている草の種を取り除き、土を平らにする。

3.円の中に種を3〜4粒ほど蒔く。

4.近くを掘って種が混ざっていない土を取り出し、種の2〜3倍の高さになるよう上からかける。

5.手のひらで平らにする。

6.刈った草を敷く。点蒔きは、少量でもいいから確実に収穫したいときにおすすめの方法

1.ソバは肥料がなくても育ち、痩せた土地向き。まずは草が茂っている上から種を蒔く。

2.草を根元から刈る。

3.刈った草をその場に敷けば、種は土に着地する。ソパは草よりも早く成長するので、草を抑えることができる

   

      生気溢れる畑。左は種取り用に咲かせているニンジンの花。誘引用の麻ひもも準備OK!

トマトは枝と葉の聞から出てくるわき芽を小さなうちにかき取る。

大きなわき芽はそのまま土に差すと再び生長。誘引は紐を8の字に回して横側の輸はゆったり、支柱側は二重巻きにしてしっかり。

  

互いの成長を助け合う

トウモロコシとカボチャとインゲンは仲良しトリオ。インゲンの根粒菌はトウモロコシの栄養となり、トウモロコシはインゲンの支柱に。日陰を好むカボチャは、トウモロコシの木陰で草を押さえる。

生き物の宝庫

自然農の畑には、鳥や虫がたくさん訪れる。それは、自然界そのものの営みを大切にしているから。当然作物を食べられることもあるけれど、それもよし。取れた分だけ戴ければいいのだから

  

今回のまとめ

草の刈りどき


草刈りは頻繁に行うが、 夏の草刈りで特に大切な時 期がある。それは、安曇野 では7月中旬の約2週間。
冬草が終わり夏草が出てく る時期で、ここでしっかり 革を刈って野菜の種を蒔く と、夏草は出だしをくじか れ、その間に野菜が根を張 り、草の生長を抑えられる

草が育つ=豊かな畑

自然農の畑にとって、草は邪魔なものではなく、それが生えることで豊かな畑だと知らせてくれる存在。
その草は肥料にもなるのだから。敷き草のおかげでミミズがいっぱいの土からは、大きな実をたくさんは採れないけれど、毎年常に、通常の畑の60〜70%は収穫できる。それで十分。


豪雨の後でも崩れない畑 長野県を襲った豪雨の影響が、自然農の畑ではまったく見られない。隣家の畑より一段高くなっているシヤロムの畑だが、草の根が張っているため、まったく土崩れが起きなかった。また、根が水の抜け道になるので水はけが良く、土に水がたまることもなかった。