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舎爐夢(しゃろむ)ヒュッテの自然農
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安曇野の大地から 畑の様子と自然農学習会のレポートをお伝えします

2011から昨年はシャロムのホームページで見ることがでwきます

 

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自然栽培畑の様子 2010.6月21日

畑というと草一つなくキャベツ レタスが整然の並んでいるのを想像すると思います。それも畑ですがそれと対極にある草も虫も敵としない耕さない畑があります。 シャロムにはこの自然栽培の畑があります。

自然栽培の畑でも隣との境は常に草刈りをします。良好な関係を作る事が大切です。

森林農法 川口由一自然農 岡田茂吉MOA自然農法 炭素循環農法 福岡正信自然農法
のモデル園があります。
それぞれ特徴があり学ぶことが多いです。
多様な圃場を見にお出かけください。


森林農法 

ブラジルへ開拓に入った日本人はまず木を切りコショウ畑を作りました。4〜5年すると土地がやせ作物が実らなくなりました。森は何もしないのに持続可能です。ここにヒントを得て木を植えてカボチャやトウモロコシ根菜類など 多品目を作りました。効率的ではありませんが持続可能な農法を手に入れました。何もしないとすべてが森になろうとするベクトルに向かいます。人が自然へ働きかける 木を切る 耕す などは砂漠になろうとするベクトルに向かいます。パーマカルチャーの創始者ビルモリスンは世界を森で覆い尽くすといいました。森は生態系の豊かなところです。この森から出て人間は農耕をしなければならなくなったのかも知れません。今森林農法が注目されています。

森林農法 まず畑のいちばん手前にあるのが森林農法の畑です。リンゴ栗モモ杏などとともに野菜が育っています。

木の下にツル性のキュウリを蒔いてみました。スーパーで買ってきたミニトマトを4月に蒔いたものです。蒔いたというよりも埋めたものです。たくさんの芽が出ています。周りのトマトは草を排他して強い個体をアシストします。間引かなくても3〜4個が残ります。 

こぼれ種ででたキャベツを移植しました。ルバーブ 麦が実を結んでいます。自然生えのカボチャも移植してみました。

栗の木の下を 寒冷遮代わりに利用してみました。レタスが芽を出しています。夏になると葉物類は発芽しにくくなります。栗の木の下でレタスも発芽しました。キャベツなども木の下で夏は播種します。

木の下は落ち葉や草の枯れたものでふかふかになっています。ちょっとかき分けて種を蒔いてあげれば3次元的に作物が育ちます。一番作りやすいかもしれません。木があればトラクターなども入れませんので当然不耕起です。耕さないのに耕起したところよりも土はふかふかです。インディオは棒で穴を開けて種を蒔きますがこれが1番自然にダメージを与えない方法かもしれません。

http://jica-net.jica.go.jp/lib2/07PRDM008/ja/video.html


川口由一 自然農

奈良の川口さんが提唱する農の姿 耕さず 草や虫を敵とせず 持ち込まず持ちださずを原則とする農の姿 現代社会の競争の原理の対局をいくいき方でこの哲学にひかれる方も多い。神の世界から少し人間界に降りてきた圃場です。

キャベツや小松菜などが草とともに育つ姿は敵も味方もない平安な世界です。

草が敷き草となり泥はねを押さえ 草も押さえて微生物小動物のすみかを提供します。
刈った草を隣に置いて草を押さえます。

どうして草がないかというとたくさん冬草が生えていたからです。それを刈り取って草の発生を押さえることができます。草は太陽エネルギーを固定しより土を豊かにしてくれるものでもあります。草は野菜の幼少期はじゃまかもしれませんが幼少期を過ぎればむしろ有益なものとして共生させてあげると有益なことも多いですね。お互い支え合って倒れなかったり乾燥を防いだり虫の住みかとなって野菜の被害が減ったりもします。バンカープランツ コンパニオンプランツとしても役に立ちます。大根と葉物

トマトが大きくなるまでの間 草を押さえるサラダ菜 レタスの苗床 春菊 有機質マルチの間で育つサラダ菜

自然生えのカボチャ 大根の花と大根 畑の遠景 サラダ菜

ソバが花をつけ始めました。キャベツ 小松菜 キュウリ トマトなど

キャベツ 小松菜 水菜 トマト

ズッキーニ キャベツ大根 植えたばかりの大根やフダンソウ春菊など フダンソウ

オクラと白菜の種が倒れたところ オクラ ライ小麦と大豆 もうすぐ花をつけるソバ

キャベツ サラダ菜 オクラ 自然農園遠景

キャベツ 手前の枯れかけは白菜 キャベツ小松菜キュウリトマト ライ小麦と大豆 キャベツサラダ菜

大根と草の間に植えられた松本本ウリの植穴 小松菜キャベツ サラダなの草マルチの間に植えられたオクラ 小さな芽が出てきています。大豆とライ小麦


岡田茂吉 MOA自然農法

世界救世教 岡田茂吉が提唱したMOA自然農法
いい人を作るには いい作物が いい作物を作るにはいい土が必要
積極的に必要な草やバンカープランツ コンパニオンプランツを植え付けて作物を作ります。不耕起で麦 草 野菜を交代して作っていきます。
アブラムシは風に乗ってやってきます。麦があることによって障壁となり野菜が保護されます。麦は敷き草となり保水し微生物小動物の住みかとなり 大地を耕します。麦の後は豆を植えて翌年は野菜を作ります。毎年毎年豊かな圃場になっていきます。

ライ小麦小麦の間にトマトが植えられています。

路地でも育つ自然生えの痩せ地でも雨に打たれても育つ自然栽培用のトマト 小松菜 水菜 大根

大根 カボチャ キャベツとキャベツの種 大根とライ小麦


炭素循環農法

炭素循環農法は最近注目されている農法 森の生態系を意図的に作り作物を作ろうという農法
森は落ち葉が積もり下の方では微生物小動物菌糸菌が落ち葉を分解します。上の方は分解されず落ち葉は炭素分として徐々に分解されます。この生態系を畑に持ち込んだのが炭素循環農法 産業廃棄物のキノコの菌糸菌を利用   まず菌糸菌を圃場に入れ浅く耕転します。その上に炭素分 米ぬかや 草 ウッドチップ等を敷き詰めて種を植えます。菌糸菌が大地を耕してミミズや微生物 小動物が増えてふかふかの土が生まれます。棒を刺すと1.5メーターくらい刺さります。全部にモグラがはったような柔らかさになります。

炭素循環農法 炭循農法の圃場です。ライ小麦 キャベツ トウモロコシ サラダ菜 大根 ズッキーニなどが植えられています。ウッドチップが草を押さえ草取りは本当に楽な圃場です。

        http://shalomusui.blog90.fc2.com/blog-entry-935.html

          炭素循環農法


福岡正信 自然農法

福岡農法は粘土団子に様々な種を入れて、地に投げるだけです。耕したり、施肥することなし。ただただ自然の力にお任せする、本当の意味での「無為自然」です。それでは雑草に負けて食物ができないのではないかという疑問を持つでしょう。しかし、「人智が介入しないほうが自然のバランスがとれて、作物も健全に育つ。土壌を耕さないが、このほうが深くなって肥えてくる。自然のなかで自然を生かす、自然に仕えていさえすれば自然が人間を生かしてくれる。」彼が「日本の老子」と呼ばれる由縁です。誰も見向きをしなくなった愛媛のみかん山を自然農法で甦らせ、世界の砂漠にも粘土団子の威力を発揮し、1988年にはマグサイサイ賞(アジアのノーベル賞)を受賞されました。 人間の歴史を遡っても、土に鍬や鋤を入れて耕してきましたし、雑草があれば抜いてきました。それが当たり前でした。そこに科学の力が加わり、効率を求め、農薬や農機具が開発され、石油で食を作るスタイルが正当になりました。これに対して、「根本的にどんな科学も反自然。発達ではなく、崩壊の方向、堕落していく方向、転落の方向になっていきます。」と断じています。つまり、「分析し、一つのものを二つに分けたときから矛盾は始まっており」、福岡哲学は「原点に還る」ことを強調し、「自然に沿って生きることが最大の利口な生き方」と説きます。(自然農法を解説した文章出典がわかりません)

粘土団子 成長の様子

http://shalomusui.blog90.fc2.com/blog-entry-543.html

この人に会いたい 福岡正信 NHK

 


自然栽培畑

ズッキーニ 

カボチャ サラダ菜 ストロベリートマト

自然生えのカボチャ

ジャガイモ これから植え付けられる圃場

サツマイモ ネギ カボチャ

カボチャ オクラ

クリムゾンクローバー トウモロコシ キュウリ

小松菜 にんじん

蕪 小麦 バジル

にんじんとジャガイモ ダイコン キュウリ

   

ゴボウ トウモロコシ  蕪

 

草刈りはお隣よりも早めにかってやります。その草は有機質マルチとなります。

 

ナスに敷き草をするいっシー

  

果樹 もの 栗 梅 リンゴ

大根 ソバ トマト 絹さや

アカツメクサ ルバーブ


お隣の畑 慣行農業

草一つないお隣の畑 雨が降ると保水力がないので川ができて土砂流失が起こります。耕すと有機物が分解され作物は良くできます。でも大地は有機物がなくなり微生物や小動物が住めない世界になります。外部から何かを投入しないとできなくなります。化学肥料や農薬に裏打ちされた農の姿になります。

ビニールマルチは農業の革命であったかもしれません。保水し草を押さえます。草との戦いと決別できました。
大量生産大量消費に向いた農業の姿です。除草剤や農薬がたくさん使用されビニールは廃棄物となりダイオキシンとなります。