安曇野家族有機稲作農事暦およびイベント
1月 田んぼの様子
雪や雨で湛水している。
水のあるところでは藻類が氷の下でひっそりと力強い生命力を見せてくれる。
2月 雪や雨で自然湛水している。
トンボの中にはギンヤンマやシオカラトンボのようにヤゴのまま水中で冬を
越し翌年にトンボになるものもある。
自然湛水は生き物の活性化で抑草対策にもなる。
もっとも寒い時期だが雪や氷の下で生き物は息づいている。
3月 田んぼの中では赤ガエルが最も早くやってくる。乾田化が進み産卵する場所が限られ年々数が減っている。
水があれば原生生物が動き出す。 イトミミズ、ユスリカ、ケンミジンコが動き出す。
アカガエルの産卵が始まる。アカガエルの卵塊がみられる。
農作業
種籾調整、脱芒、塩水選、乾燥、保存などを行う。
ビオトープの設置。
発酵肥料を散布する。畦塗り「高さ30センチ以上」
温湯殺菌処理・浸種。
4月 田植前、1ヵ月 の湛水
作業
上旬: 置床整備 4.5〜5.5
中旬: 催芽、播種、灌水、出芽
催芽25度で2日、播種量60g以下
下旬: 一芽期に除去
生き物
中旬: イトミミズ、ユスリカ、ケンミジンコが動き出す。
火山の噴火の様なイトミミズの巣穴を見つける。
5月 作業 上、中旬:田植前、1ヵ月の湛水
田植後 水位5cmを維持
生き物
上旬:カエルの産卵、ツバメの飛来、ミジンコの大発生
中旬:シオカラトンボの孵化が始まる
下旬:ギンヤンマの孵化が始まる
6月 作業 深水管理 10cm以上 上土対策
上旬:生育診断、茎数 初期害虫被害調査
下旬 草刈 生育診断(茎数) 茎肥散布 グアノ入り発酵肥料
生き物
中旬:ツバメの雛の巣立ち(一回目)
下旬:赤とんぼの一斉孵化
田んぼの生き物が最もにぎやかな時期
アミジドロ、イトミミズなど生き物調査
上旬〜下旬:水管理、対策
コナギ、オモダカの除草
赤とんぼの一斉孵化を田んぼでみるのは圧巻だ。早期に孵化のピークがあるから朝露の中田んぼに行くのがよい。
7月 中旬:必要に応じて中テレ、10日間ほど(赤とんぼの孵化終了後)
掛け流し水管理
作業
中旬:草刈
体盾診断、葉色など
生き物 中旬まで 田んぼの生き物がにぎやかな時期
下旬 カメムシが出始める。ツバメの群れが田んぼに来るようになる。
8月
掛け流し水管理。8月15日前後に出穂
生き物 クモが天敵として大切な生き物
巣を垂直に張る(コガネグモ)、水平に張る(アシナガグモ)
巣を作らず水面を走り回って獲物をとる(コモリグモ)
朝露にぬれたクモの巣が水晶のように輝く田んぼは宝石の宝庫。
コメムシ駆除になる。
9月 落水
作業 刈取り10日前まで掛け流し管理。落水。穂軸の青みが3分の1になった時点で収穫。10cmの高刈を行う(9月下旬から10月上旬)
生き物 上旬:イナゴ、カマキリがピークを迎える。イナゴの佃煮。田んぼとイナゴの関係についての再考。
カマキリの餌がイナゴ、コバネイナゴ。
10月
十分に乾燥させる。
作業 上旬には収穫を終わる。
11月 作業 有機資材を散布しごく浅く耕運。わらの発酵を促す。の状況から土壌診断をし、PH調査の上、
12月 カモ、ガンの飛来、調査
2010年の主なイベント
4月初旬から中旬 種まき
ポット苗箱に播種、苗床、設置完了まで。
一日300まいから400枚ほど
コシヒカリシ、白毛餅、ササニシキ、その他。
5月下旬
田植え。 太田田んぼ1反八畝 手植え
参加者募集
6月生き物調査
アカトンボの羽化をこの目で見よう!
参加者募集。
中下旬 コナギを取ろう! コナギご飯を食べる。
9月
中旬から稲刈り 手刈りまたはバインダー
はぜ棒組、はぜがけ等
参加者募集
10月
中旬から脱穀 ハーベスターまたは足こき脱穀機使用
参加者募集
2010年の主なイベント
4月初旬から下旬 種まき、ポット苗箱の設置完了まで。1日300から400枚。
参加者募集。
コシヒカリ、白毛餅、ササニシキ、その他
5月下旬から 田植え、太田の田んぼで手植えイベント。参加者募集。
6月 生き物調査。赤とんぼの孵化をこの目で見よう。参加者募集
中下旬 コナギ
池田の竹で遊ぼう
竹林で遊ぼう
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竹とんぼ
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竹笛
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笛つくり
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打楽器つくり
イベントの種類
うどん打ち、そば打ち、おやきつくり、みそつくり、豆腐つくり、餅つき、納豆つくり
アウトドア:田んぼを眺めて歩く、雪形、水鏡、春夏秋ポタリング
牛超宅での囲炉裏を囲んで:おやき、うどんうち、有機米つくりの勉強、なぜ無農薬が体によいのか。
子供とともに:パン作り、かまどを囲んで、うどんうち
アウトドア:ポタリング、田植え、どろんこ遊び、生き物調べ(かえる、とんぼ、みじんこ、どじょう)、芋ほり(さつまいも、じゃがいも)
水鏡の中のアルプスを!
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