安曇野家由来
今や日本の国は世界中から食べ物を買いあさっています。
輸入が増えると言うことはエネルギーを大量消費して地球温暖化と環境破壊を深刻にしています。と同時に日本農業の衰退を招いています。
食料自給率が40パーセントと言う事実があります。
先進国と言われる国の中でこんなにまで農業を破壊した日本は世界でもまれな国だと思います。
さらにその日本農業を一歩踏み込んでみてみると、農薬と化学肥料の生産と消費がこれまたまれに見る膨大な量で「世界一」と言う数字には驚きます。
河川や田畑の汚染はとどまるところを知らず草の生えない田畑は生き物の息使いがまったく聞こえてきません。地球は人間だけのものじゃないですよね。
わずか50年ほどの間に国土は化学肥料と農薬漬け、国民の健康も原因不明の疾患に悩まされています。
このまま進むとどこへ辿り着くのでしょうか。
ここに10数年の苦労を乗り越えて、人々の健康を自然界の輝く命を取り戻す「農」に取り組んだ勇敢な野良人たちの一人が矢口一成(68才)。一時期は家族やまわりの人たちから変人扱いされながらも自分を信じ、又良き先輩方に恵まれ、遂に安定した確固たる技術を学び得ることができました。
自分の損得を捨て「有機」に生き、その作物が人々の命と健康を守る食料となることを信じた結果です。
一人でも多くの人が「有機無農薬」の米を一膳口にすることにより、トンボやカエル、ドジョウ、蛍や多くの命がよみがえります。そして何よりも続けることで一人ひとりの体に本来備わっている生命力がよみがえります。即ち、命輝く環境はすばらしい命と健康をもたらすでしょう。そんな有機農業を夢見る初老の男の挑戦です。
これからは次世代を担う子供たちやすぐにでも取り組める若者たちにこの技術を共に学んでもらう場を持ち、夢ある有機農業を目指したいと考えています。
ここに安曇野家族は誕生しました。 |