パーマカルチャー塾レポート(2日目)です。
4月24日(日)
1、みくさのみたから/ヨガ(自由参加)
今回も引き続き、しーちゃんによる「みくさのみたから」
た:たなごころ、ま:まことのり、ち:ちのみちとおる
という3つを「いけめ・いけがお」で行う。
その後、今回初参加のももよさんによるヨガ、瞑想をして、1日がスタート。
外では、けんじさんとの散歩があったようです。
2、農業実習
・鉢上げ
前回、種を蒔いたトマトの苗をポットに移す鉢上げを行う。
鉢上げは双葉が出た後、本葉が1、2組出たらやるということで、
まだまだ本葉が出ていなかったナスやピーマンは、今回はやりませんでした。
ポットに踏み込み温床の腐葉土、畑の土を混ぜたものを入れ、根を傷つけないように小さな苗を移す。
乾燥防止&根がしっかり張れるよう、しっかり土を固めておくことが大切。最初は水もたっぷり。
・種まき(ズッキーニ・インゲン・カボチャ)
手順(どれもほぼ共通)
草を刈る→草の種を取り除くため表土を1センチ削る→草の根があったら鎌で切っておく→
種を同じ向きに3粒、間を空けて蒔く(「一粒は大地に、一粒は鳥に、一粒は自分に」)→
種の厚さの3倍の土をかける→しっかり踏み固める→上から草をパラリとかけておく
カボチャ・ズッキーニに関しては、受粉のためにかならず2株以上植えること。
インゲンは蔓が絡まることのできるようネットの下に植えました。
・前回植えた小松菜や春菊、レタス、じゃがいもが芽を出していました!感動!
畑にはチキントラクターもあり近々鳥を入れるそうです。楽しみ!
3、ブランチ
前日のポットラックの残り、そして新たに何品か追加されて、汁物がついたメニュー。
それぞれが好きなところでゆっくり食べました。天気も良くお外で食べる人もたくさん。
とっても美味しくて、幸せでした。
4、軽トラキャンパーコンセプトデザイン
軽トラオーナーごとのグループに分かれての話し合い。
途中で、根岸さんご夫妻の猫バス号が登場し、みんなで見学。材質はFRP、曲線の可愛いキャンパーでした。
根岸さんは、このほかにネズミ号も作り、新しくピーターラビット号も製作するとのこと。ぜひ見てみたいです!
シェアリング
・しーちゃん:11月オープン予定、旅するシアター
・ひろみん:キッチンカー、イメージは可愛い小屋、営業許可も取りたい!
・アッコさん:シンプルな黒いボックスのイメージ、カフカ号(カラスという意味)
・マミー&ひろしさん:自然と同化できるデザイン、風のイメージ、にじり口をつけたい(ひろしさんの身長)
・けこねぇ:「食う・寝る・遊ぶ」、縁側・天窓や畳をつけたい、シェアカー
5、世界のコミュニティ
世界のコミュニティを訪ねて回ったミカさんによる事例発表
《まずはじめに》
ティクナットハン(ベトナムのお坊さん)による「空」「inter being」の概念。”紙を見れば木こりが見える”
アインシュタイン「問題を作り出した時と同じ考えでは、問題を解決することができない」
↓
パーマカルチャーはあくまで道具であり、使う人の心のあり方が大切。
《大きなシステムからの搾取と対峙する3つのコミュニティ》
(1)インドネシア・カリマンタン島ダヤック人のコミュニティ
油ヤシのプランテーションから土地を守る人々。
(2)西オーストラリア
ウラン鉱山の開発に反対するアボリジニによるピースウォーク。
(3)沖縄キャンプシュワブ
辺野古基地建設に反対する人々。歌ったり、踊ったり、花を植えたり・・・言うことは言うが「戦い」だけでない。
これら3つに共通するには、単なる反対活動だけでなく、そこから自分たちの暮らしをどうするか
について考えていること。
《コミュ二ティ事例》
・アジアには、対立ではない価値観がもともとある。ゆるくつながっている。
ベトナムのお寺コミュニティー:誰がお昼ご飯を食べに来てもok。
インドネシアの大学生:長屋に住み、若くても近所の人々とつながっている。
・デンマークのスヴァンホルム:完全平等・自給自足からスタートした。老若男女世代を超えて、いろいろな職業の人を集めている。
・スコットランドのフィンドホーン:スピリチュアル系。リビングマシーン。
・カンボジアの伝統の森:日本人の伝統織物作家による。「伝統の色を出すには村が必要」
・タイのパンパン:オーガニックファーム「やってみて楽しいこと・楽なことは取り入れる」生活を共にする。
・名古屋の徳林寺:社会的弱者のためのシェルター「みんなの家」
・・・まだまだたくさんの事例がありました。
《最後に》
There is no way home.Home is the way.
桃源郷はない。持続していくためには問題を解決していくこと。
外に求めるのではなく、足元から。
6、根岸夫妻の焼き芋ギフト
根岸さんが普段青山で売っている焼き芋の振る舞いをしてくれました。
ギフトからドネーションが始まり、みんなにハッピーが広がりました。本当に美味しかった。
7、ふりかえり
ひとり一言ずつのふりかえりをして、解散でした。
☆感想☆
本当に、密度の濃い幸せな2日間でした。ポットラック・焼き芋ギフト・ミカさんのコミュニティ事例が
個人的にはすごく印象的で、人とのつながりが「幸せ」に結びついているんだな、と強く思いました。
これからどう生きていくか、どう暮らしていくか、を考えた時、「つながり」をもっと大切にしたいと思いました。
まずは、ご近所さん、職場から、小さく確かにつながれる関係を作っていきます。
何はともあれ、充電完了!仕事頑張ります!そしてまた来月、会えるのを楽しみにしています!