11月25日
【7:00〜8:30 卒業制作】
AIかかし
かかし本体竹ひご組み
Wifiチェック
地球一個分 完成までの計画
PC塾生のスナップ写真撮影
PC塾生の暮らしの中でどんな工夫をしているかコメント取り
コンポストトイレ 障子の紙をはがして障子の枠と竹でトイレの枠づくり
穴掘り
枠を埋める
トイレの壁面のござ
切断
【8:30〜10:15 建築実習の振り返り】
みかちゃん:充実した建築実習だった。
・シンプルな形
・工法2つ(伝統工法、2×4)の組み合わせ
・ひろみちゃんが持ってきてくれた窓枠の活用
似てない者同士のチームをつくり、チームごとに考える
➀建築実習のプロセス・完成したガーデンハウスを「パーマカルチャーメガネ」をかけて見てみましょう
小屋づくりのプロセス・出来上がった小屋についてパーマカルチャーの原則を見つけて、各チーム、紙にまとめて発表
多様性:2×4と伝統工法
重要機能のバックアップ:水(タンク、池)、熱(温室)
多機能性:温室と道具小屋と休憩所
エネルギー循環:水
効率的なエネルギープランニング:小屋の位置、温室の向き、ドラム缶の位置
生物資源の活用:廃材活用(塾生、杉山さん)
つながりの良い配置:水(雨樋→ドラム缶→洗い場→池)
など
みかちゃん:パーマカルチャーの原則を使うと、
・アイデアがひろがる
・その場所により適したものになる
A食べられる庭「bija」をRe-designしてみましょう
各々自由に発言
気になるところ
・通路があるとよい、北・東からも通路があるとよい
・棚がない
・周り・通路を心地よく
・柱の浮き
・ドラム缶の浮き
トラブルに見舞われる可能性
・水の流れ
・小屋の北側が日陰になった
・風を区切る→霜の当たり方も変わる
・獣(ねずみ、さる、もぐら)が来るかもしれない
・温室からの放熱
・人の往来・滞在(スタッフ・お客さん・近所の方)
考えうるトラブル
・台風で飛ばされる
・ガラス・トタンが壊れる
・地主さんとの関係
・積雪やつららで雨樋や波板が壊れる
・道具が持っていかれないか(オープンすぎる?)
・いたずら
・人の往来で土を踏みしめてしまう
こんなこといいな、できたらいいな
・水やり ドラム缶から
・ティピ 倒れないように
・通路と畑の境界が分かるように(ウッドチップが薄くなってきている)
・お客さんにわかりやすいサイン(植えたものがわからない)→モデルガーデン
・看板のメンテナンス
・みんなで集える場所 夏に日影がほしい
予想される行動によるインプット・アウトプット
例:ガーデンハウスで育苗する場合
インプットされるもの
たね、太陽、土、瑞、育苗ポット・トレー、人、置くスペース、スコップ、虫
アウトプットされるもの
苗、酸素、育苗ポット・トレー、うまくいかなかった苗・土、間引き、水、よろこび
みかちゃん:以上のことを踏まえて、効率的な配置を考えるのが、パーマカルチャーデザインの醍醐味。
“ここにこれがあるのは、こういう意味があるんだ!”
リデザインする
どんなもの(具体的な植物やもの)を置いたらいいかを各チームで考える。後ほど発表。
【10:30〜11:30 ブランチ】
スープ カボチャシチュー
野沢菜漬け
蒸野菜(サツマイモ・カブ)
おこげあんかけ
大根と柿サラダ
分つき米
つくってくださったスタッフさんありがとう!
おいしかったです。
【11:30〜12:20 けんじいの種取り講座】
けんじい:私たちが食べているもののなかで種を食べているものには何があるでしょうか?
塾生:くるみ、まめ、ゴマ、米。
けんじい:そう考えると、種取りはそれほど難しくない。
きゅうり、なす、ズッキーニ…食べられる時点で未熟。種がしっかり実るまで置いておく。
トマト…食べられる時点で、熟成している。そのまま蒔いても良い。
ヌルヌルは発芽抑制物質なのでとる。土の中に入れると自然にとれる。
熟成はしているが、熟してすぐに種取りするよりは、しばらく置いておくとよい。
種取り
<縞ズッキーニの種取り>
縞ズッキーニの種を取る
真ん中を避けて包丁を入れる。真ん中あたりによい種がある。
今頃(11月末)までほっておく。(かぼちゃもしばらく置いておく。)
ぺっちゃんこの種はよくない。
↓
水に浮かべる。
種のまわりのヌルヌルを洗う。
玉葱のネットに入れてくちゅくちゅっと洗うとよい。
今回、縞ズッキーニの種は全部浮いた。
かぼちゃ…浮く種が良い。
きゅうり…沈む種が良い。
お米…水に浮いたものは発芽率が高い。塩水に浮かせる。塩害を懸念する場合は泥水でもよい。
↓
<万願寺唐辛子の種取り>
割って種を出す。
ししとう・ピーマン・唐辛子類は赤くなるまで待つ。
↓
紙の上に置いて乾燥させる(紙はコピー用紙がよい)
日向に2〜3日→日陰に2〜3日
採取した種に水分と湿気は禁物
↓
紙に名前・日付・場所を書く。
↓
保存方法
場所に余裕があれば、冷蔵庫に入れる。
場所に余裕がなければ、土間のような涼しいところに置く。
保存期間
葉物やかぼちゃは4,5年、葱は1年
けんじい:“捨てるなその種”なんでも種をとって土に返すとけっこう芽が出る。
種はたくさんとって誰かにあげよう。
2カ月に1回種交換@シャンティクティ
・米・大豆・小麦の種を守るために種子法があった。種子法とは、県単位でよい品種を守る動き。そのおかげで、種が安く手に入った。しかし、種苗会社の働きかけで、種子法は廃止された。特許を取るのには、お金がかかる。せっかくいい品種を育てても、種苗会社に特許を取られてしまう。そもそも、種(自然界)に特許があること自体がおかしい。新しい動きとして、埼玉・北海道・青森等では、県条例で種を保護している。
けんじい:F1って何でしょうか?
交配種。収穫量が多い。
・F1は、決して悪いものではない。90%は外国産。
雄性不稔:雄蕊に花粉形成ができない状態。奇形。
種のできない野菜を食べた人の体に種はできるのか。
・F1でも、雄性不稔でなければ、4代くらいとり続けていいものができれば、植えればいい。
・自家増殖は、特許の届出とかぶっていれば違反。固定種は自家増殖してもよい。
・動物の遺伝子を組み込んで耐性をもたせ、除草剤に負けない大豆などができる。神の領域に人間が手に染めてもいいのか。
・F1とは、輸送に便利形質がそろうが、味はどうでもいい。短期で収穫し、市場に出すにはよい。一方、家庭菜園では長く収穫できる方がよい。
・固定種の方が値段は安い。チンゲン菜は固定種が多い。トマト・かぼちゃはF1が多い。坊ちゃんかぼちゃはF1。
・『種と内臓』吉田太郎の紹介。有機野菜と腸内細菌が日本を変えるという内容。
・種取りせずにそのままでも発芽する。ミニトマトを半分食べて、畑に置いておく。自然生えという。野菜の真ん中あたり3、4本の芽が出る。
・きゅうり・なすは、黄色くなるまで熟すとよい。
・アブラナ科・かぼちゃは、交配しやすいので、近くに違う種類を植えない方がよい。交配しても食べてみればよい。おいしかったりもする。大根は交配しにくい。
・種を実らせるには…大根は一度掘り起こして葉の部分まで埋めておくと、冬を越して種が採れる。人参はそのままで大丈夫。
・バンダナシバのお話。ガンジーとフクオカというドミトリーがある。曼荼羅ガーデン・フクオカには、大根と菜の花が一面に生えているのが印象的だった。
↓
最後に、種のシェア
縞ズッキーニ・万願寺唐辛子の種をみんなで少しずついただく。
【12:30〜14:20 ビジョンの発表】
それぞれにビジョンを思い描き、年表にしたり、絵を描いたり、図式化したり…
ビジョンを語るみなさんはイキイキと輝いていました。
祝福(まだ叶ってないのに!)の拍手と笑顔があふれ、とっても素敵な時間でした。
内容は
結婚 具体的な時期、相手は大工さん!など
出産 いつ何人出産するか、性別まで!
農を中心とする暮らし
田んぼ・畑・ハーブやスパイスの栽培・庭・雑木林をつくる
自然療法
魔女の学校
マルシェの出店
カレー屋さん
セルフビルド(ログハウス)
林業
薪のお風呂
森の中のバー
森の中でスクリーンを張ってワールドカップ観戦
旅
道の駅への出荷
学びの場をつくる
トラジッションタウン
自分の特技を合わせてパーマカルチャー的にバランスをとる
自宅の改装
遊んで暮らす
ユースフルな自分を活かす
ピープルケア
よろずやさん お店をひらく
手縫いでつくる
など。
みかちゃん:思っているより早く叶うものだよ。
農が中心の人がほとんどですね。
心地よさを無視し続けていると、地球と人々に失礼だと思う。
心地よさを大切に、ピープルケア、フェアシェア、アースケア、セルフケアを。
【14:30〜14:50 建築振り返り 発表】
さるちゃん、しんじさん、ひな チーム
ブルーベリーのコンパニオンプランツを植える。
かぼちゃ畑にズッキーニなどを育てる。
レイズトベットでトマト畑との境界線を区切る。バジルを植える。
ティピの基礎を強くする。
小屋周りハーブ類(虫よけ、ネズミ除けになるもの)を植える。
池の中に飛び石を作る。
道具小屋入口に目隠しとして、竹を組んで、つる性のものを植える。
通路をつくる。
ひろみちゃん、きどちゃん、としちゃん チーム
通路をつくる。
枕木、石とグランドカバーを組み合わせて、通路・境界線をつくる。
通路のわきに花を植える。
温室周りは熱が出るのでタイムを植える。
道具小屋はすだれで目隠しする。
ドラム缶周りは、水が好きなクランベリーを植える。
小屋の裏は、日陰多湿でも育つみょうがを植える。
りょうちゃん、しのちゃん、あいちゃん チーム
通路をつくる。
花、ハーブを植える。
ベンチ兼作業台を、日向と日陰、両方に設置する。
風見鶏をつける。
池に蓮、池周辺にやまいもを植える。
カモミール、マリーゴールドを植える。
ウッドチップは減っていくので、丸太に替える。
みかちゃん
コンポストの設置→育苗用の土
・ひとつのものでいろんな問題を解決していく。
・パーマカルチャーの倫理原則を意識→より人に優しく、地球に優しい形が生まれる。
【14:50〜15:30 振り返り】
・ビジョン書きだすと楽しい。書いているうちに具体的になってくる。家に帰っても続きを書こうと思う
・一芸大会は、それぞれのやさしさと個性があふれていて、とっても楽しかった。
・最近変わったと言われる。パーマカルチャー塾に通ってよかった。
・みんなにあえてよかった。楽しかった。幸せ。
・講座一回終わるごとに自分のことが楽しみに思えた。自分に期待できるようになった。これからももっともっと自分のことが楽しみになる。
・学びがいっぱいいっぱいあった。
・気持ちが今ここにいることが多くなった。
・濃い時間だった。
・人とのつながりがほしかった。いいつながりができてうれしい。これからも続いていくと思う。
・全然寂しくない。これから始まっていく。
けんじい:みなさんの力がよく出て形になっていった。いろんな考えを理解した上で自分に合ったスタイルを見つければいい。人の言うことには間違いが多いので、観察して、むしろ自然の中に答えを見つけていったらいい。
みかちゃん:講義の中で生き方に芯がある人に出会った。それをそれぞれの人の人生にどうい活かされるか楽しみ。
以上
間違っているところ足りないところあると思います。
よろしくお願いします。
ひな