8月25日(土)
近況報告 棟梁の杉山さんも参加です
建築実習レポート
https://note.mu/kenjiusui/n/n144e05cedb08
基礎の周りの土をならしていよいよ基礎を据えます
基礎に墨を打って土台にアンカーボトル用の穴を開けます
裏合しで穴の位置を決めるために反対になります
アンカーボルトがでない場合はのみで削ります
ドリルで穴を開けます
基礎を据えます
イの一番の柱から建てていきます
桁をなせて
掛矢でたたいてほぞを止めます
筋交いを入れてよろびを見ます
柱が垂直に建っているかを確認して筋交いを止めます
ここで一息 スイカタイムです
よろびをみて仮筋交いで止めておきます 筋交いを入れて仮筋交いを取れば安定します
野路板を打ってトタンを張って屋根が完成です
建前のお祝い
投打の式 千年棟 万年棟 永永棟
お餅蒔き
なおらい 御神酒で乾杯
屋根の上に載ってお餅を蒔きました
棟上 おめでとうございます
ガーデンハウス建前 動画
https://youtu.be/8rWYsi48oaM
温泉に行って夕食
卒業発表の打ち合わせ 慟パーマカルチャーを伝えるか
8月26日(日) 天気:ハレ
【2日目のスケジュール】
(6:30〜 希望者のみ操体法 講師:塾生)
7:00〜 農業実習
講師:けんじぃ
9:00〜 卒業制作
10:00〜 ブランチ
11:30〜 野草の世界とアーユルヴェーダ
講師:宮本民子さん
14:30〜 振り返り
15:30 終了
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【操体法】講師:塾生 @6:30
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希望者のみ集まり、森の中で塾生による操体法を行う
体を動かすことで目が覚め、すがすがしい朝
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【農業実習】講師:けんじぃ @7:00−9:00
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@草刈り
1ヵ月の間に伸びた草が通路や畑に生い茂っているので、大鎌やのこぎり鎌で草刈り。
通路の草刈りが終わり次第、グループの畑の草刈り。
かぼちゃは栄養過多で蔓ボケしていた。
ブルーベリーの木も雑草に覆われ葉が落ちていた。
☆ポイント☆
・クリムゾンクローバーを草と間違えて取らないように気を付けて
・通路はちょこちょこ草刈りをした方が手入れがしやすく良い
・かぼちゃは親蔓を止めて、子蔓を伸ばしてまた止めると実がなりやすい
そしてヘタの部分がコルク状になったら収穫時
・ブルーベリーの周りに勢いよく生える草を全部刈りたくなるけど、木が見える程度だけ周りを刈る
A秋野菜の種まき
種まきする場所の草を抑えてのこぎり鎌で根を切る→草を分ける→表土の根切り
宮重大根:指の第一関節までの深さの穴を5p間隔で開ける→2〜3粒種を蒔く→土を被せて抑える
→薄く草をかける→2〜3日後には発芽する→間引く
ゴールデンわさび菜:指や支柱で溝を作る→指をねじりながらすじまき→その後は同じ
☆ポイント☆
・除草しながら来年の堆肥を作ってると思うと良いね
・草は太陽のエネルギーを蓄えるので、草を排除すればするほど土地が痩せていく
・草を完全に排除すれば今年は100点かもしれない。でも来年はどうだろうか?再来年は?
パーマカルチャーでは草を堆肥として残すので、今年60点+来年60点+再来年60点。
最終的にはすごい成果となる
・秋まきの野菜は草に負けないため、春まきの野菜より良く出来る
・種を蒔いた後に草をかけるけど、雨がいっぱい降りそうな時期はかけなくても良し
でも、良い加減でいいんだよ
B粘土団子を作る
古い種(とうもろこし・人参・ごぼうなど)や期限切れの種、いらない種を四角いコンテナへ入れる
→粘土を入れる→水を入れてパンをこねる様に練る→2p〜3p程度の団子状に丸める
→団子ガールズ&ボーイズ登場!豆まきの様に畑に向かって投げる
→草刈り部隊登場!大鎌でさささーっと草を刈っていく
☆ポイント☆
・まだ使える種は全部使わず、来年のために残しておこうね
・粘土は土の様にさらさらしていなく、土とは全然違う
・粘土団子は埋めずに草をかけること
粘土団子レポート
https://note.mu/kenjiusui/n/nabaf7c385704
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【卒業制作】 @9:00−10:00
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チームごとに分かれて卒業制作の話し合いをし、最後に発表。
@「コンポストトイレ作り」チーム
・畑に既にあるトイレの便器(酒樽)と便座を利用する(要確認)
・幅90x奥行120x高さ150くらいのサイズ予定
・材料は、障子(廃材)のとすだれ、竹など
・場所は畑の梅の木または栗の木の横、もしくは果樹畑の栗の木の横辺り
・土に穴を掘り、用を足した後に土または草をかけるシステム
・いっぱいになったら簡単に移動出来るように重くないものを作る
・9月までに構造アイディア検討、材料集めや情報収集
A「地球1個分の暮らし」チーム
・今は地球1個分の暮らしじゃないんだよ、と言うことを知って欲しい
・パーマカルチャーのことを伝えたい
・フリーペーパーの様な感じで、A4サイズ、12ページくらいの冊子を作る
・1個分の暮らしと2.5個分の暮らしの比較
・パーマカルチャーの暮らしをしてる人のインタビューを載せる
・都会の暮らしと田舎の暮らしで出来ること
・もしかしたら水戦争が起こるかもしれないよー、ってことなんかも伝えたい
B「AIかかし」チーム
・コンセプトは”共存することの提案”
・搭載機能:赤外線センサー、カメラ、モーター、太陽光発電機、バッテリー10Ah
・Step1. 被害者(加害者?)へのヒアリング
どんな動物によってどんな被害があるのか?(しか?いのしし?さる?ねずみ?)
Step2. パーマカルチャー的原則を使う
木工+凡用ハードソフト→実験してみる
Step3. 最終施策
・まずはヒアリングしてから動かすかどうか決めたい
・誰でも作れるように作り方が分かると更にGoodかもしれない!
・けんじぃ「資金出します!」宣言
【野草の世界とアーユルヴェーダ】講師:宮本民子さん @11:30−14:30
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@宮本民子さん(以下たみちゃん)の紹介
毎年インドへ渡っているたみちゃん。けんじぃとの付き合いも長いそう。
「神は宗教を持たない」と言うように、たみちゃんも一つの宗派などに属していない。
A野草について
・野草は自然とその場に必要なものが生えてくる。
・地が肥えてくるとはこべなどが生える。
・たんぽぽは春に咲いたり夏に咲いたりと期間がとても長い。
※たんぽぽだけではないので→たとえば、たんぽぽは…とか
そうすれば何か災害が起こったとしても、種が絶滅することはない。
畑に同時期に種を蒔けば、もし遅霜などが来た時にほぼ全滅することになる。
・キーワードは多様性
・まずは自分のフィールドを見つけて、1年〜2年観察してみよう
・キンポウゲ科は毒草であり、薬ともなる
※全て毒草ではないので→毒を持つものが多いが…とか
多量に摂取すれば毒になるが、少量を薬として使用することも出来る
(トリカブトもその一種)
作用が強いので使用には注意すること
・図鑑で分かること
何科、何属、何月に花が咲くのか、葉の形、花びらの形など
取った草花とこれらを比べてみて、初めてその種類が分かる
・植物図鑑の引き方講座「目指せ!植物の達人」もオススメ
・8月23日は”処暑”と呼ばれ、暑さが落ち着く頃とされることから暦上ではすでに秋である
秋の野草で「虫刺されの野草チンキ」を作ろう!来年から使えるよ
・もし虫に刺された時にチンキがなくても、その辺の草を揉んで患部につければ良いよ
虫に刺された個所は酸性となり炎症が起こる→アルカリ性の草で中和すると炎症が治まる仕組み
・蜂に刺された時の対処法
布にチンキを含ませ湿布とし、患部に貼っておく→乾いたらまたチンキをつける
→半日くらいで回復する
チンキがない場合は、周りにある野草3種をよく揉んでハンカチなどで縛っておく
→乾いたら繰り返すを3回かい繰り返すと回復する
※ポイントは刺されたら出来るだけ早く対処すること
※ヨモギやドクダミなどがおすすめ
B野草を取りに行こう!
以下シャロムの玄関口から畑までの間で見つけられた野草たち。
ーオオバコ:咳止め・目薬 内側の若い葉は何とキノコ味!
間違えて根っこごと取ってしまったら良く洗って干して1%の塩と煎じると目薬になる
花をしごいて炒るって振りかけにして食べると便秘に効く
※花→種
ーかきどうし:癇の虫・乳腺炎
ーかたばみ:虫刺され 花はサラダにしても美味しい
ーゆきの下:中耳炎 天ぷらにしてもGood!
ーげんのしょうこ 下痢、便秘、消化不良
ーつゆ草:花は腎臓に良い・下痢・浮腫みなど 若い時に上だけ摘んでおひたしにしても良し
※花だけでなく、全草腎臓にいいです。
ーきんみずひき:バラ科でエキスはガンに効く
ーよもぎ:喘息・神経痛など
ーいのこずち:関節痛
ーががいも:虫刺され・解毒
日本初期から登場する古い草
チャクラで言うと太陽神と言われている(別名:ラマ草) 白い液体が出る
エネルギーがとても強いので、食べるなら1〜2本
ーかなむぐら:解毒 染物にすると良い赤茶色になる
ーえのころぐさ(猫じゃらし):キビの原形で、種が熟せば食べれる
稲は食べやすく品種改良されているため、のぎ(毛)がない
ーいぬたで:虫刺され
ーやぶまめ
ーぎしぎし: 便秘、胃健
ーまつよい草:風邪・動脈硬化
ー昼顔:虫刺され・利尿作用・切り傷
ートゥルシー:花は残して次の年に
※風邪、浄化、鎮静 インドではお祈りにも使う
ーひめじおん:ヒメジョオン
☆野草を採る時のポイント☆
・根から抜かないように
※薬草として全草使うとき以外は
・キク科は温熱効果が高く体を温めてくれる
花がつくと強すぎてお茶には出来ない
※苦くなるので(子孫を残すため)
・シソ科は鎮静効果が高い
・マイクロスコープで小さな花(おおばこなど)を見てみるととても可愛い
・マメ科は葉っぱが3枚
※3枚以上のものもあります。
・花が咲いてる時が1番エネルギーが強いので収穫時
・虫食いがひどいものは摘まない
C野草チンキをつくろう!
1.取ってきた野草を新聞紙の上に広げ、ハサミで細かく切る
2.瓶の口まで野草を入れ、ホワイトリカーを入れる
3.半年くらいから使えるようになる
☆ポイント☆
・切るのは野草のエキスがよくでるように
・草も生き物です。自分が草だったらどうかな?優しく切ってね
・日陰に生えてる草は日に当てることで陰陽のバランスが取れる
・家でやる時は半日陰でカラカラになるまで(3日くらい)干したもので作るとエキスが凝縮される
・草を継ぎ足し継ぎ足し作っても良し
D楽しく学ぶアーユルベーダ
たみちゃんマントラを唱える(たみちゃんの歌声が心に響いて心地よい)
【アーユルヴェーダって何】
アーユルヴェーダは紀元前にインドで生まれた予防医学。
人間が作り出したものに不変なものはないけれど、アーユルヴェーダは不変である。
元々は内科医学で、スシュルタと言う外科医によって3千年以上まえに使われていた技術は
現在でも使われている。
5000年前に病気が蔓延しており、それを治したいと言うところから始まったものである。
ー病気って何だろう?
病気とは、いつもと何か違うこと
ー病気はいつ始まったのか?
人間が狩猟採取をやめ、農耕・牧畜を始まった頃から病気は始まった。
ーなぜ?
狩猟採取していた頃、人々の食事の量はとても不安定であった。
ある時は沢山とれて食べられる日もあれば、ある時は全くとれず、保存食も無ければ食べられない。
自然と断食をすることになる。
毎日お腹がいっぱいであることはなかった。
ー農耕・牧畜が始まると?
もっと食べたいと言う欲求が強くなり、人々は朝・昼・晩食べるようになった。
そして肥満や高血圧、糖尿病と言った病気が始まった。
☆3食食べているのを2食にしてもいい。
そうすれば、1食食べなかった分が他の人の分となる
【すべてを構成する5つの要素】パンチャ マハー ブータ
空 風 火 水 地
軽 ←ーーーーーーーーーーーーー→ 重
自然界の全てが、私たちの身体もこれらの5つの要素から成り立っている。
空ー口の中や鼻の穴・体の中にも空間がある
風ー動かす力(考える・話す・書くなど)
火ー熱源(自然発火が起こる様に火はすでにそこにあるもの)
水ー血液・唾液・髄液など
地ー体の重み(体重)
・空+風=Vata(ヴァータ:風エネルギー)
特徴:軽い・痩せている
【バランス】
幸福・繊細・陽気・楽天的・柔軟・すぐに理解するなど
【アンバランス】
精神的にとても変わりやすい・不安・過敏・浪費・臆病・緊張など
※耳/音に敏感である
・火+水=Pitta(ピッタ:火エネルギー)
特徴:中肉中背・赤ら顔・男性は若ハゲ・女性は若白髪
【バランス】
情熱・冒険心・勇敢・リーダー・満足・知的・集中力など
【アンバランス】
怒り・敵意・皮肉・批判的・せっかち・攻撃的・イライラなど
※目/視覚に敏感である
・水+地=Kapha(水エネルギー)
特徴:重い・ゆったり・寝るのが好き・早く動かない・覚えるのが遅い
【バランス】
愛情・安定・寛大・穏やか・力強さ・勇気・気前の良さ・母性的
【アンバランス】
執着・妬み・頑固・怠惰・ケチ・独占欲・鈍感・無気力など
※目/視覚に敏感である
サットワ(誰もが持っている光)=知性 ー 不動
ラジャス(動き)=激性・貪り・欲望 ー 動
タマス(形)=暗性・無知・怒り ー 不動
※ラジャスとタマスは互いに依存しあっており、これらが病気の原因となる。
ラジャシックなもの=すごく熱い・甘い・辛いやイライラしながら作ったもの
タマシックなもの=何も考えずに作られたもの(機械など)
※作ってから時間が経ったもの、腐りかけのものなど
ヴァータ・ピッタ・カパの性質はバランスが取れている状態とアンバランスな状態では表裏一体である。
食べ物や睡眠、自分の怒りなどによってラジャス増大し、アンバランスな状態になる。
【三毒(さんどく)= 貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)】
貪(もっと欲しい欲望)Vata → 分かち合い・お布施
瞋(怒り)Pitta → 慈悲・思いやり
痴(無知)Kapha → 智慧・探求
☆自分の暮らしに責任を持ちましょう。(買ったものや持っている物など)
例)アルミ缶を作る時やリサイクルする際には沢山の有毒な物が発生する。
しかし日本で使われているアルミ缶はインドネシアで製造されている。
我が国で使うもので他国を汚していいのだろうか?
アルミ缶の使用量を減らすためにも、瓶や紙パックのものを購入するようにしよう。
ー健康な人の定義って何?
体もよく動き、気分も爽やか。
でももしラジャスとタマスに支配されていたらそれは健康とは言えない。
もし指が無かったり歩けなくても、心がサットワに支配されていたらそれは健康である。
☆健康の定義はそれぞれ違うものであり、人それぞれでいいのです。
ー食べ物で気を付けられること
・Vata(空+風)ー苦・辛・渋
↓
適度な油分と温かい食事で調整する
・Pitta(火+水)ー辛・塩・甘・酸
↓
熱を起こす食事に気を付ける事で調整される
・Kapha(水+地)ー塩・甘・酸
↓
重い性質の物に気を付け、軽く温かい食事で調整される
☆自分の性質と逆の物を摂ると良い
夏に冷たい物を摂り過ぎて夏バテになるんは消化(火のエネルギー)が追い付かないため。
例)胃はお鍋の様なものです。
汗っかきの人が冷たいものばかり摂ると、お鍋はもっともっと沸騰させようとして
熱エネルギーをより使って更に暑くなる。
だから熱い時には温かいものを摂取する方が良いのです。
※すべての人に言えることです。
※胃は鍋、胃酸は熱湯に例えました。
質問:がんになったらどうしたらいいですか?
応答:がんになったら戦うのをやめ、受け入れることが大切
最後にたみちゃんのマントラで心を清めて終了。
小休憩の間、脈を診て性質判断をしてもらおうとたみちゃんの前には長蛇の列が出来ました!
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14:30〜 【振り返り】
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ーアーユルヴェーダに惹き込まれる女子多し!
ー粘土団子は大好評!早くおウチに帰って植えたい
ー卒業制作のモヤモヤが話し合いによって解決されて良かった
ー上棟式楽しかった
ー8月16日は95歳でなくなった福岡正信さんの命日
彼が残した言葉に「人間は無駄が多い」がある