第1回目( 3月23日(土)曇(長野かなり寒かった!))
第17期のパーマカルチャー塾 が始まりました。
これから10ヶ月共に学ぶ塾生たちと初対面。(21名中19名出席3名欠席)
くじ引きで泊まるお部屋を決めました!
講師:けんじぃー、ミカちゃん(6期生)
事務局:むらさん(14期生)
シャンティクティ:ともこさん、まことくん
今年の会場は『シャンティクティ』ですが、去年まではシャロムヒュッテ でやることが続いており、久しぶりに戻ったそうです。
これからシャンティクティでは新たに広大な土地を使えるようになるそうです。
これからデザインされていく過程を一緒にみれるのかしら?ラッキーです。
毎回レポートを担当者が書きます!
第1回はえっちゃんが担当しています!
14:00 つながりのワークオリエンテーション (寒いので室内で)
まずは瞑想。
バタバタした日常から心落ち着けてここに戻り、自分の身体を感じる。心を感じる。
瞑想後、ひとりずつ名前と今のからだの調子、気持ちを発表。
次にゲームのようなワーク。
喋らずに、みかちゃんからのお題にあうように並びます。
背の順に
誕生日の順に(同じ誕生日の人2組!)
住んでいる場所北から南に(間違え多し)
おでこにカラーシールを貼って色ごとでグループをつくる。
ジェスチャーで、指で文字をかいて、伝え合います。
ここまででだいぶみんなの顔が緩んできました!
最後?の色ごとで輪になって少し自己紹介をしました。
「名前」「シャンティクティは初めてですか?」「どこでパーマカルチャー塾を知ったのですか?」「なぜ来たのですか?」「どんなことを楽しみにしていますか?」
15:30
シャンティクティツアー
外に出てけんじぃがシャンティクティを案内しつつ、少しずつ私たちの生活を振り返らせてくださる。
『今の日本人の生活を世界中の人がしたら地球は何個いると思う?』
5個、10個、30個、100個!
今の先進国の生活をしていたのでは、地球の資源は足りなくなるという感覚はみんな持っているのだなと思いました。
お米を炊いたり、湯を沸かせる「システムキッチン(かまど)」はみかちゃんたち(6期)の代が作ったそうです。
自然農法の畑や曲線の建物を案内してくださる中で私の心に残っているけんじぃの言葉を記しておきます。
「今の私たちの生活は、地球と第三国を犠牲にして成り立っている。」
「もっともっとと欲しがるモアモア教になっていませんかませんか?足るを知る。」
「自分が綺麗になっただけ外は汚れるんだよ。」(洗剤を利用することで自然は汚れる)
「自然は何もしないと森になろうとする。人間が、何かすると砂漠になる。」
「繋がり」が大切ということが、説明の中で何度も出てきました。
壁には漆喰 、土、 わらが使われていて「そのつながりが大切。」
「どんなものにも役割と存在価値がある。
※繋がりが大切ですが、寒すぎて途中集中力は途切れていました。どの場所で何をおっしゃったか曖昧です。。。
今年は曼荼羅ガーデンで野菜を作ります!
今回(2日目)草の中に種をまく方法やります!とのことでワクワクです。
あまりに寒いので早めに終わり、温泉に行きましょう!!となりました。
17:00 温泉へ
乗り合わせて近くの温泉に。ぽかぽか。
18:30 民子さんのご飯
6つの味 からい、あまい、しょっぱい、にがい、渋い、酸っぱい。
感じながらゆっくりとても美味しくいただきました!
メニュー
キャベツとじゃがいものサブジ
くずきりと野菜のチベットと風
韓国風厚揚げ大根煮物
韓国風豆もやしとわかめのスープ。
わさびの花とこんにゃくのおひたし。
(ワサビの花、手づくりこんにゃくは食べられるのは今だけ!!)
おかたずけは、みんなで。
20:00 みんなの自己紹介
一人5分。皆さんお人お一人がとても素敵な方でした。今回このタイミングで参加したご縁。奇跡です。21人の力を足すだけでなく、それぞれが化学反応を起こしてすごいことになりそうだと思いました。これからとても楽しみです。宜しくお願いします。
二日目(3/24)
スケジュール:
7:00- はじめてのパーマカルチャー
10:00-ブランチ
11:30-農業実習
13:30-はじめてのパーなカルチャー
14:30-ふりかえり
はじめてのパーマカルチャー
鐘の音を聞きながら、心・体の観察からスタートしました。自分の体の状態を、隣の人に伝えあった。
パーマなカルチャーって何だろう。
みんなが思うパーマカルチャーついて、意見を出し合った。
例えば・・・
暮らしのデザイン、持続可能、自然との共存、コミュニケーション、野菜を作る、つながり、分かち合い、循環、関係性のデザイン、教育と文化活動、自然観察、理想の暮らしなど。
パーマカルチャーは多岐にわたるホリスティックなもの。一言では言えない。
では、何でパーマカルチャーが必要なの?
みんなの意見・・・
地球が壊れそう、違和感、生き方の中で達成感、大きなものの一部しか日常の仕事では感じれない、畑では全てを体感、など。
パーマカルチャーの誕生
Bill MollisonとDavid
Holmgrenによって、パーマカルチャーが生まれる。
パーマカルチャーが生まれた70年代は、高度経済成長期、競争社会で自然が壊れていった。そんな時代背景の中、同じシェアハウスに住んでいた二人が、パーマカルチャーを作り上げる。特に、David
Holmgrenは活動家の家庭に生まれたが、活動では社会は変わらないと感じ、社会にNoではなく、社会をYesにしていくことを実践していった。
地球を維持するのに必要なもの
それは、循環である。
例えば、太陽エネルギーを受け、植物が光合成をし、酸素を供給する。酸素を取り込んだ人間や動物のフンや死体などを分解者が分解し、有機物を無機物にする。このように、地球は循環するシステムを持っているが、現在はこのシステムが分断されている。
私たちは、自分たちだけのことではなく、より大きなシステムについて考える必要がある。私たちも大きなシステムの一部なのだ。
つながりを取り戻そう。人とのつながり。自然とのつながり。
ティクナットハン・・・
「空」
空っぽということではない。全てがつながっている、全てが依存しあっているということ。
アインシュタイン・・・
ある問題の発生につながったのと同じ思考方法(マインドセット)のままで、その問題を解決することはできない。
パーマカルチャーの倫理観
地球への配慮
人への配慮
余剰物の公平な(再)分配、分かち合い
※何をするにも、この3つの配慮が出来ているか考えることが重要。
パーマカルチャーが目指すシステム
消費 > 生産 Degenerative
消費 = 生産 Generative
消費 < 生産 Regenerative ←パーマカルチャーが目指すのは余剰分の多いシステム。
その後、みかさんのスライド(みかさんが実践していること)を見る。
ふりかえり。
ブランチ
ほうれん草とひよこ豆のカレー
サブダナワダ(タピオカとジャガイモのコロッケ)
サラダ
(おいしくいただきました!)
農業実習
マンダラガーデンの土はやわらかく、草もいっぱい生えている。草は、問題児とされているが、実は草が草を抑えている。草が地表を覆うことによって、保水し、より豊かな大地にしてくれる。これは、積層マルチという考え方で、パーマカルチャーで取り入れられている。積層マルチによって、窒素の層などもでき、山の状態を再現できるようになる。
人間がタネを取らなければ、自然がタネを播いていく。しかし、人間はほどほどに、自然と関わらなければいけない。関わりすぎてはいけない。
様々な農法
・福岡正信の農法 「神の農法」
・川口由一 「自然農」
・炭素循環農法
・有機農業法
けんじいの農業
鍬とのこぎり鎌、手袋があればできる!(トラクターなどの機械はいらない)
踏み込み温床
落ち葉と藁(10p程にカット)、米ぬかで作る。発酵するので暖かくなり、ここの上で育苗すると発芽しやすい。
草の上に種を蒔く方法
@ 種を蒔きたい部分の草を切り取る。切った草は、横に置いておく。
A 耕すことはしない。表土を1pぐらい横向きにかく。根が残っているようなら根切りする。
B 種を蒔き、鎌で溝をつけるようにたたき(種が溝に落ちるように)、その後強くおさえる。
C 刈った草を薄くかけておく。
パ〜なカルチャー
あっちゃんさんがみんなに作ってくれた猫板のメッセージを読み、感じたことを話していく。
窓に貼られたお題から聞きたいものを選び、お話を聞く。
「運呼の神様」、「カンポンさん」など。
【中村の感想】
楽しみにしていたパーマカルチャー塾、ついに始まりました。草だらけなのに、ふわふわの土の中で育てる自然農がとても興味深いです。また、個性豊かな参加者の皆さまにも興味津々です。1年間、どうぞよろしくお願いします。
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