第3回 5月25日(土)晴れ
【1】近況報告
【2】パーマカルチャー10の原則の視点でシャンティのシステム観察
【3】講義:パーマカルチャーと建築 1
【4】お風呂
【5】お食事
【6】講義:パーマカルチャーと建築 1
【7】焚き火を囲んで宴会
【1】近況報告 13:30〜
ゆあささん 山田征さんのおはなし会開催
さえさん 移住先のリフォーム中
みほさん 就職決まる
あいさん ぬか床始めた
ゆうたさん スマホ水没
たいちょう 森の幼稚園、不耕起栽培はじめ
くわっち ネパール行ってきた わら一本の革命読書
えっちゃん プランターにバジルの種まき〜芽が出たけど なぜかなくなる
かおちゃん わら一本の革命読書 お茶摘み
ぶんちゃん ニッポニア和紙の博物館お手伝い 犀川でカヤック
みっちゃん 長嶺山で展望満喫
いのさん 仕事たいへん スマホ画面割れ プランター栽培中
ソフィー スマホ画面割れ
みぽこ 部屋掃除中 大島紬の本の記事を読んで共感
まめこ 和歌山 アースバック参加
いっちー ソーラーパネルの勉強 土作りの体験、畝作り
とよぽん 田んぼ苗代づくり 生ゴミ堆肥畑へ
まことくん 田んぼ作業 東京遊び せどり(古着)の勉強
けんじぃ 冬期湛水田んぼ草取りに悩み中 お米苗作り 畑のガーデン
むらさん 園芸療法講座開催
ともこさん スペイン人と日本人の夫婦と子供2人のお世話
まりさん(子守参加) 共感トランプ(NVC)もってきました
みかさん GWに入居3年目の古民家大掃除 携帯紛失(してもなんとかなってしまう)
なぜかスマホのトラブル多発
けんじぃより松本市のクラフトフェアに行こうと提案
けんじぃ 「2日目の実習を早めに切り上げて行こうよ〜」
ともこさん、みかさん 「1時間位しか見れないし駐車場もいっぱいで疲れにいくだけよ〜」
けんじぃ 「ということです〜」 ※よって今回みおくり
【2】パーマカルチャー10の原則の視点でシャンティのシステム観察 14:00〜
※「シャンティクティ」はネパール語で「平和の家」という意味
●10の原則
1.つながりのよい配置
2.多様性
3.効率的な活動エネルギープランニング
4.多機能性
5.重要機能のバックアップ
6.生物資源の活用
7.エネルギー循環
8.小規模集約システム
9.エッジ効果
10.自然遷移の加速
※原則には2通りあります。
●「10の原則」は土地のデザインが主体 :ビル・モリソン
●「12の原則」は土地と人との関わりが主体(システム思考):デビット・ホルグレン
//14:40〜15:00 観察タイム//
シャンティクティ施設やガーデンを観察して、このシステムは10の原則の
どの原則に則りつくられているかしら?各自でみつけてメモしてきます。
//15:10〜15:25 結果まとめタイム//
1枚に10の原則の1つを書き写した大きな紙を10枚準備。
空白部分に各自メモしてきたことを書き込んでいきます。
みんなが書き込み終わったら、それぞれの紙をみわたして共感したものにハートマークをつけます。
自分ではみつけられなかったことも 他の人がみつけていたり
なんだ、こんなことだったのか〜!と気づけたり。
視点を変えるだけでメリットいっぱい。
【3】講義:パーマカルチャーと建築 1 15:45〜
ーゲスト講師:山田貴広さん−
ビオフォルム環境デザイン室代表(東京都国立)
藤野パーマカルチャー塾を21年前位に受講。
大手ゼネコン勤務後(設備のインフラ配管設計担当:バブル時代)
→建築事務所勤務して(修行時代)→その後独立
ーパーマカルチャー的に考えたい「住まい」のデザインー
少ないエネルギーで快適性を保つには。
少ないエネルギーで建てる→時間がかかる10年〜200年。負荷をかけない。
建物の価値とは?→生命力がある。可能な限り陳腐化しない。
現在の建築は30年後にはない→ゴミになる(新建材は自然に帰らない)
パーマカルチャー的住まいの4つの原則
・建物の性能
・循環の仕組
・果たす役割
・建物の価値
この原則をを元にどのように住まいを表現するか。
ーかつてのすまいかたー
個々のスキルとの連携、太陽エネルギーが主体。
ーそしていまー
個々は単純労働力へ変化。
大家族→核家族→個人へ
世帯数が増えると省エネ家電の効果なし
個人が100%で生きていく→何らかの互助システムは必要
ー家族の変容ー
日本の人口 約1億3千万人(2050年には1億人を割る)
住宅の戸数 5500万戸のうち860万戸が空き家(全体の13%)
空き家のオーナーは知らない人に貸したがらない。よって建築は余る。
「つくる」から「どう使っていくか」そして「どうつなげていくか(建物と周囲の状況を)」
京都町家の例:改装に2000万円かけて100年以上の耐久性をもたせる
※宿泊料金は1万円以上
改装に費用をかけるよりべつの使いみちを考えたほうが現実的かも。
ー量→質ー
建物の価値:大きな空間・豪華さより ストーリーがつまっているか。
単純化(大量生産)から多様性・ローカル化へ。
空間性(豪華さ)→時間制(人の汗・人の関わり(ワークショップなど)・時間の積層)
モノ→コト
人工→風土
現在はSDGsの時代(1990年代に似たような動きはあったが、今再び盛りあがってきている)
ー閉じたエコハウスー
高断熱は北方系民族の発想。
すべて機械仕掛けだけの建物だと閉じてしまう。
不足している部分だけを機械仕掛けで補う。
ー環境建築ー
ドイツでは300mmの断熱材を採用したことにより冬は人体の発熱だけで暖房を必要としない。
※人間1人=100Wの熱量
温暖化により夏のエアコン使用が始まる(上記高断熱がちょっと仇となる)
未来はカプセルの中で裸ですごす時代に?(1969年頃に予見)
○書籍紹介「環境としての建築」
ー「商品」→「生命」中心の経済、社会、暮らしへの転換ー
ー「住まい」をハブとした「社会関係資本」と「統合環境価値」の再構築ー
地元・地域との関係性が必然的にできる。
地域との経済の循環。
昔ながらのものに現代の技術を少し足して次の世代に渡す。
ー生態系を手本にした関係性のデザイン:パーマカルチャー
卵一個を生産を例に関係性の図による比較
大量生産
→人工的なシステムのため、そのシステムに関わっているみんなが不健康に
少量生産
→自然の生態系のため、生態系に関わっているみんなは健康に
ー環境との応答性(居住性、材料)ー
シロアリの巣、ハタオリドリの巣、蜂の巣の写真紹介。
それぞれみごとなベンチレーションシステム。
○書籍紹介 「生きものの建築学」「建築する動物」
ー世界の伝統的な住まいー
世界人口の半分は都市に住んでいる。
エチオピア・マリ(ドコン族)・ベルベル人・パキスタン・アンダルシアの家の写真紹介。
パキスタンの家 ウィンドキャッチャー
アンダルシアの家 白い壁→太陽熱和らげる→マナー・文化・風景へ変貌
日本の家 合掌造り(雪対策・養蚕・通風)
アイヌのチセ 地面を2mくらい掘ると15℃で安定
土着の家は力強い。風土・気候と応答する住まいづくり
高床形式(弥生)と土間形式(縄文)を融合したのが日本の伝統的な民家
茅葺き(ススキ・ヨシ(アシ))30年耐久、藁葺き(麦・稲)20年耐久
機械がない時代は加工がたいへんだったので 構造材は最低2〜3回は使い回す
構造材→板材→薪→灰→料理・畑へそして自然に(循環に300年くらい)。
しかし、日本の家屋は寒い・暗い。そこに現代技術を取り込む(ガラスなど)。
それとも、30年耐久の現代の新建材にするか。。。
○書籍紹介 「地球生活記」小松義夫
ー世界の都市のクリモグラフー
日本は夏は東南アジアの湿度と温度、冬はパリより湿度低く乾燥してしんどい
→日本の建築のむつかしさ
ー様々な日本の住まい 時代とともに変わる様式ー
日本の住まいは気密性はない。欄間は飾りではなく通気性を考えてのもの。
戦国時代は狼藉者対策で意外と堅牢なつくり。
縁側の役目ー建物の動線、明治以降は新建材(ガラス)により外の寒さの緩衝空間。
ー伝統的民家に見られる温熱環境調整の仕組みー
町家の中庭の例:夏の太陽による屋根の上昇気流を利用。
室内の空気が中庭に向かって流れるようになる。
無双窓(通気性と防犯性)
近年のシロアリの大量発生は床下の生態系が破壊されたため→基礎の構造の変化
越屋根(うだつ)、簾戸、坪庭(中庭)→通気性
瓦屋根、蔵の土壁→遮熱・断熱、縁側→遮熱
沖縄の素焼きの瓦屋根→染み込んだ雨水蒸発による潜熱で温度下がるしくみ
ー家はどのようにして造られてきたかー
まずは外側にある環境(風土・気候・自然のめぐみ)を取り込む。
不足している部分を技術で補う。
ー現代の住環境の風景ー
技術と産業は発達し、我々は自立したが様々な関係性は失われた。
「うまい、はやい、やすい」の家づくりのかげで負の蓄積。
現代は核家族に合わせた住宅→30年後にはゴミになる→ゴミ処理場の負担(税金)
日本の木材自給率30%。残りの70%は海外の山から。
日本の環境に合わない木に防腐剤を塗って利用。
海外の山林に環境負荷をかけるためそのための補償金も支払ったり。。。
なんか変かも?
ここでみかさん質問。
みか「古民家(自宅)の修復はどのようにすすめたらいいのでしょうか。」
山田「改修を無理にすすめるよりも、冬は沖縄、夏は長野で過ごすなど、
マルチハビテーションを考えてみてもいいかも。IT・モビリティの進歩により、
今後ますます実現性が高くなってくるでしょう。
また、冬に過ごす空間、夏過ごす空間を分けて断熱の工夫、空いている時期は
民泊で提供するなども考えられます。」
ー機械に支えられた近代建築ー
ル・コルビュジェ ユニバーサルデザイン(機能主義・合理的建築)の紹介
ー現代の住環境の風景ー
藤沢SST(サスティナブル・スマート・タウン)の紹介
ーパーマカルチャーの視点から見た住まい作りの原則ー
1 生物資源、地上資源、自然素材でつくる 循環資源
2 地域の材と資源でつくる 小さな循環
3 風土・気候を理解し、それに適したデザインにする
4 自然のエネルギーをうまく使う
・涼房、暖房 輻射の利用
・給湯 ・電気 ・カスケード利用
5 建物周辺の環境を整える 微気象
6 「働く場」をつくる
7 風景を整える
8 地域文化の受け皿
ー断片的ではなく、総合的な価値を生む。消費されない、陳腐化しない価値ー
徳島県神山町の取組み紹介→パーマカルチャーの視点
ー「バイオシェルター」ニューアルケミー研究所ー
「生物学と建築学の新たな統合」
○書籍紹介 「バイオシェルター」
ーバイオスフェア2プロジェクトー
枯れないはずの植物は枯れてしまった。なぜか?
→風がないため自らを支えようとすることを怠るようになったから。
【4】お風呂 17:45〜
みかさん「ちょっと予定より時間押しているので19:00までに帰ってきて〜」
いつものようにカーシェアで「鈴虫の湯」へ。
たいちょうの車にあいのりした グループは夜の宴会のために
お風呂の時間を割いて買い出しに行ってくださいました。
ありがとうございます。
【5】お食事 19:05〜
元シャロムのシェフ崎元生歩子さんのお料理
生歩子さんからの料理の解説。
・豆乳マヨネーズシーザーサラダ
・ジャガイモのサブジ(グリーンピース入)
・オーガニックパスタトマトソース
・長芋お醤油にんにくソテー(甘酒ソースにセリのきんぴら)
・パクチー入りグリーンソースサラダ(麹いらず大豆入り)
・デザート(りんごの葛粉ムース)
パーな建築にも通じる料理の作り手といただく側のコミュニケーション☆
今回も自然な素材のお料理に癒やされました。
【6】パーマカルチャーと建築 2 20:05〜
パーマカルチャー的な背景の住まいの事例紹介
ー環境と手を結ぶー
8年前に引っ越した「藤野」の家のシステム紹介。
科学的に昔の民家の造りがよいことがわかってきた。
夏:土壁の蓄冷効果を利用(夜のうちに外気で冷やしておく。朝20℃→昼30℃→夜20℃)
南側に土間(タイル貼り(土のままだと乾燥しやすいため))を配置して蓄熱利用。
タイル素材:敷瓦をタイル状にしたもの
冬:晴れた日は暖房を必要としない。屋根下の鉄板の蓄熱をファン(50W)で風を起こし、
暖かい空気を循環。
住宅のエネルギー消費は暖房と給湯で消費エネルギーの約半分を占める(暖房20%・給湯20%・冷房3%)。
ポイントは加熱・冷却を必要とする期間と温度差。
冷房の室内外の温度差はせいぜい3℃で期間は1ヶ月半。対する暖房の温度差は0℃〜20℃。給湯は約40℃。
この20℃、40℃の温度差レベルは太陽集熱で十分置換できる。
屋根の軒先の出具合による日差しの有効活用。
雨水利用、食べられる庭、木組みの技(金具を使わない)。
蓄熱性:土壁、漆喰、空気層の組み合わせ
断熱性:ウッドファイバー、障子
土間ははたらく空間となる。
http://bioform.jp/piece/ren_1
ー隣人とも手を結ぶー
環境にいいことは地域にもいいこと。
足立区のエコアパートのコンセプト紹介
畑に家をつけ加える。技術の足し算ではなく掛け算。
外気温をモニタリング「EcoLives」→それをみて人間が判断して動く
南側玄関(普通は北)→畑の状態を確認しながら玄関へ
土間もはたらく(蓄熱)。これで家賃11万円はやすいかも?
住人同士がコミュニティスペースでキウイ祭り、ゴーヤ祭りを開催。
http://bioform.jp/piece/ecoapart
○書籍紹介「畑がついているエコアパートをつくろう」
ー藤野プロジェクト「里山長屋暮らし」2011年1月ー
日本の里山と助け合いの長屋。
4世帯の協同居住の住宅(共有スペースあり)。
共有(コモン)スペース:居住者同士の交流や憩いの場。
英語でコモンハウス、コウハウジング。海外は平均20世帯で構成。
昼間は土壁で蓄熱、夜間はペレットストーブ利用。
伝統工法、パッシブデザイン。
いま建築業界で進んでいる断熱の義務化(地球温暖化対策)は必要ないかも?
→そのために安易に窓を小さくするの?断熱は大切だけれど総合的に考えよう。
微気象(地表面から2mくらいまでの大気現象)のかかわり。
土壁つくり、竹小舞つくり
ワークショップ開催(人の汗、関わりで時間の積層化)。
地元の竹、地元の製材所、手焼きの瓦(藤岡市)を使う。
環境建築賞受賞(2016年度)
http://www.jia.or.jp/member/award/environment/2016/satoyama.htm
http://bioform.jp/piece/nagaya
https://www.kkj.or.jp/contents/check_publication/symbiotic/14_44/vol21.pdf
○書籍紹介「里山長屋を楽しむ」
このような建築は建築法上はなんの問題もありません。
ただし、都市部ではいろいろな基準がありクリアしなければいけない部分はあります。
ーPICA山中湖ビレッジー
企業主催(株式会社ピカ)ではここだけ。
雨水利用タンク(味噌樽の再利用)など
http://bioform.jp/piece/pica_centerhouse
https://www.pica-resort.jp/yamanakako/about/concept/
ーいるかビレッジ(愛知県豊橋)ー
エコビレッジ。ママカフェ。混ざる場つくり。
子供+親+年配者 デイケア+コモンハウス(チャイルドケア)+ママカフェ
2019年1月現在閉鎖中
http://bioform.jp/piece/iruka_cafe
ーホイアン(ベトナム世界遺産)カフェー
手製の浄化槽(ヤクルトの容器使用(石井式浄化槽))
※ヤクルトの容器はベトナムヤクルト株式会社より調達
浄化された水はポンプアップして4Fの池へ。
ホイアンは15世紀頃から日本人も住んでいた。
http://bioform.jp/piece/ucafe
ー地域のシェアキッチン(OKatteにしおぎ)ー
コモンキッチンを中心に地域のハブ(保健所許可済)。
http://bioform.jp/piece/okatte
ーカツミレの里/八寿恵荘(長野県池田町)
BIOHOTEL認証を取得。
http://biohotels.jp/certified/yasuesou/
http://bioform.jp/piece/yasuesou
ー徳島県神山町集合住宅プロジェクトー
地域の資源を使う
4年間で造る(ゼネコンだと1年でできるが学びにはならない)。
生け垣も種から育てる。
風景の中に暮らす(シームレスにつながる)。
神山町:高速インターネット完備、IT企業のサテライトオフィス集まる。
https://www.town.kamiyama.lg.jp/co-housing/building.html
http://bioform.jp/piece/%E7%A5%9E%E5%B1%B1%E7%94%BA%E9%9B%86%E5%90%88%E4%BD%8F%E5%AE%851%E6%9C%9F
//21:40〜感想//
ちまたのエコ住宅もパーマカルチャーの視点でみると全然エコではなさそう。
いい環境に住んでいる人はいい人になる?
ほかにもあったけど、メモ忘れました。許して。
後半の講義はここまで。みなさまお疲れの様子。
ー個人的建築講義のまとめー
パーマカルチャー的な住まいを知ることで、現在の住まいつくりの課題がよくわかりました。
また、日本建築の意匠の奥深さをまとめて知ることもできました(ボリュームたっぷり!)。
住まい造りも、近道を探すとあまりいいことはなさそうです。
価値あるいいことはみんな、時間も手間もかかります。
雄大な大自然にココロを奪われたりするのはそういうことの表れでしょう。
住まいもおんなじですね。。。
人の寿命とともに住まいの寿命ものびていくとうれしいです。
このようなパーマカルチャー的住まいを日本の各地(または世界)で実現されている山田さんの存在が、
あたくしには奇跡に感じられました。
【7】焚き火を囲んで交流会 22:00〜23:00
真上にいっぱいの星空。
木の枝でつくられた天空の窓に煌々と輝く北斗七星☆☆☆☆☆☆☆
とってもきれいでした。自然は粋な演出をしてくださいます。
焚き火をみているとなんで落ち着くんでしょうね。
風下にいた方はちょっと煙たそう。
ケンジィ曰く、「2本の丸太を向かい合わせにして焚くと長持ちするよ〜」
ぶんちゃんからみんなにトレッキングのお誘いあり。
お酒:ビール(缶)・日本酒(大雪渓)・ワイン(白・赤)・焼酎(黒霧島)
おつまみ:スコーン各種(3種類)・小枝・グミのお菓子
焚き火のすぐ横には 小松あい・ゆうたさん宿泊用のテントが設営されていました。
-----------------------
とよぽんレポート
◆ 6時〜 ヨガ 外の広場 7、8人が参加
朝の爽やかな風と日差しの中、ともこさんのヨガで癒されました〜
・フカフカの草の上に立って、息を吸いながら伸ばしていき、吐きながら戻していく。呼吸に合わせると、ヨガってとても気持ち良い。
・声を出しながら、動いてみる。中々声が続かない…
・太陽礼拝も、本当に太陽の方向を向いてやったのは初めてでしたが、じわ〜っと感動しました。
・最後は、歩く瞑想でガーデンの中を歩きました。
◆ 7時〜 農業実習
この時間でも、もう既にかなり暑い(気温32°)。各自、水分補給しながら取り組みました。
ケンジイが裸足になっている!塾生にもいました〜!素敵〜!
≪苗の植え替え≫
草の生えている所に、ノコギリ鎌で草の成長点の下から削って草をどける。苗が入る程の穴を手で掘って水を穴に蒔いておく。
・さつまいも(なると金時) 25cm位の茎〜葉
縦に植えると、実は1つ
ななめに植えると、実は少し増え
横(ふなざし?)に植えると、実はいっぱい との事でしたので、それぞれいくつか植えました。
・植えていく間隔は、35cm
〜 ジョンレノンのイマジンの世界観
その過程が大事
失敗しながらすることは良いこと 〜
続いて〜、私たちの曼陀羅ガーデンに移動してビックリ!一面がクリムゾンクローバーの花畑になっていました〜自分達が植えた場所は何処だろう??
グループに分かれて、
・キャベツ
・レタス
・ブロッコリー
・トマト
・ズッキーニ
・きゅうり
を植えました。
最後に、グループ名を決めて札を書いて指して来ましたが、各グループ名はリサーチ不足でスミマセンm(__)m
※トマトの苗
4本の竹で支柱を立てて結び、その外側に植える。
たくさん伸びてきて大変になってしまうからとの事(ケンジイ)。その内側に穴を掘ってきゅうりの種を植えました。細い草を掛けて目印にします。
※ズッキーニは1m間隔で植える。
・草があることで、草を活かす。炭素分があり、微生物で活かされて土を豊かにする。
・草が生えない所の方が問題がある。
・痩せた土地には、スギナが生える。
→※排菌床を蒔いて豊かにする。
※排菌床の中身
とうもろこし、ぬか、ふすま等が混ぜてある。培養土として使います。
・肥えた土地には、ハコベが生える。
・何で鉢あげするのか?
ケンジイ
『苗に土が付いて根が育っているので、育ちやすい。』
『ほどほどの水やりで、根が張って逞しくなる。
毎日水やりすると、そういう苗になる、温室育ち。』
● 4月に植えたじゃがいもの様子
たくさんの15cm位の芽が出ているので、根から抜いて2本位にして、空いている所にまた植えました。
今後の成長が楽しみです。
● 丘蒔きした米
ビニールカバーを掛けていたので、白い芽が出ていました。カバーを外すと緑になるそうです!
こちらも楽しみです!
◆ 10時〜 ブランチ
昨夜に引き続き、崎元生歩子さんのお料理です。
現在は、穂高神社の横でお店(販売のみ)をやっておられます。
ブンちゃんの鐘の合図で、食べる瞑想から始りました。美味しいお料理を五感で味わうと、美味しいお料理が更に美味しく感じられました。
メニュー
Navel's Brunch
・シャンティ畑のレタスとこうじいらずのカレーマリネ
・自家製豆乳マヨネーズのポテトサラダ
・シャンティ畑の水菜と人参の梅酢のり和え
・オーガニック全粒クスクスのマリネ
・さつま芋と葉たまねぎのディルマヨ
・越冬春葱ポタージュ
・ラディッシュ菜のチョコチップマフィン
◆ 11時30分〜 建築実習プラン
≪パーゴラデザイン≫
テラスに出て、今回は建築家の山田さんに起し頂いているのでご意見を伺いました。
材料は〜?
希望の設計は〜?等
まだ練った方が良さそうでしたので、6月迄に具体的なプランを決めようということになりました。
◆ 12時〜 宿題発表
≪我が家のシステム観察≫
それぞれが暮らしのシステムを観察し、カレンダーの裏等の大きめの紙に図式で書いてきました。A4の用紙を数枚用意してくれた方もいて良く見えました。
テーブルを移動してスペースを作り、真ん中の床に紙を広げて一人ずつ発表し、周りを囲んで皆が良く見える発表となりました。
● 発表が長くなり、途中でゲーム
〜パーマン・パーコゲーム〜
立ち上がって輪になり、左手で輪っかを作り、右人差し指を隣の人の輪っかに差し込んで、パーマンの合図の時だけ輪っかを握り、人差し指は握られない様に指を素早く出す。というゲーム。
単純なゲームだけど、結構盛り上がりました〜
今後もゲームの提供をお待ちしています♪
● 発表者の主な要点、感想等
・水源が近い、または遠い。
・循環してない、一方通行。
・都市部と田舎では大きく違う。
・都会の暮らしの中でも、意外と循環している。
・アースケア、ピープルケア
・関わってる全ての事を意識してみて、変えられる所を少しずつ変えてみる。
・電力会社も選んで決める。
・住環境の配置や距離を知ると、今後何が必要かや活かしていけるかが見えてくる。
など
● 発表後、自分とは違う環境の4人位のグループに分かれて話し合い
トピック
@感想
A目からうろこ
B困ってます
Cおすすめ
私のいたグループでは、
@既に出来上がっているシステムがあるから、その恩恵で生きられると知った。
A電力会社も選べる事を知り、その他の事でも何でも、もっと調べて吟味してから決めることも出来る。(野菜の生産者を知って納得してから買う等)
B燃料を使い過ぎる。草刈りが大変な時期。車中心の移動手段をカーシェアや自転車にしたり、行動範囲を近所にすると、もっとエコ。
C草刈り機も手動式があるとの事!現実的に使えるならエコ。
等々、有意義な話し合いとなりました。
◆ 14時30分〜 ふり返り
・山田さんのパーマカルチャーに根差した建築のお話は、興味深く面白かったという感想が多かったです。建設関係の仕事の経験者の塾生もいて、具体的な話が聞けて大変良かったのではないでしょうか。
その他
・じゃがいものが育っていて感動しました!
・呼吸に合わせてのヨガが気持ち良かった!
・3月と4月に植えたものの成長が違っているのが分かりました!
・自作の軽トラキャンパーで来られたえっちゃんの影響で、ブンちゃんも以前から気になっていたのもあり早速作りたくなってきたと発言!
等々。
以上 、今回も楽しかったです♪
お疲れ様でした〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
足りない点もあり、不充分なレポートだったかも知れませんので、訂正や補足がありましたらどうぞシェアお願いします。
では、皆さん次回もお会いできるのを楽しみにしています♪
どうぞ宜しくお願いします(^^)
かおちゃん
|