安曇野パーマカルチャー塾 3月
第3期
安曇野パーマカルチャー塾
第1回講座「パーマカルチャーをはじめよう」記録
(文責:おかくい)
≪3月20日(日)一日目≫ 画像をクリックすると大きな画像になります。
13:30
オリエンテーション【梅ちゃん@地下ルーム】
参加者全員での記念写真です。皆さんの笑顔が素晴らしい
・この講座について
「共に学び合うことを大切に、各自持っているものを出し合いましょう」
・今日と明日のスケジュールについて
13:45
お互い知り合う時間【梅ちゃん@野外】
・反射神経(グー・パー・チョキで)
・家を出てきた時間で、声を出さずに並び替え
・マッピング(どこからやって来たか、人地図にする)
・4つの選択肢 “どうやってパーマカルチャーを知ったのか?”
本で読んだ/人から聞いた/以前何かに参加した/よくわからない
各選択肢のグループで自己紹介
・今回参加した理由や期待することを紙に書いてみんなで共有
14:40
舎爐夢ヒュッテツアー【ケンさん@野外】
○コンポストトイレ(堆肥トイレ)
・第1期生の製作実習
・EMぼかし作りなどに使うバケツを使用、水分は下に溜まる
・バケツに入ったウンチに米ぬかや落ち葉をいれて堆肥にする
・夜トイレ談義が白熱して面白かった
○ニワトリ小屋+ヤギ小屋+温室
・ニワトリの体温が高いことを利用して温室を併設
・ペアガラスは産廃業者から無料で調達してきた
・屋根は土屋根
・雨水をドラムカン(産廃物)に貯めてろ過し飲用に(サブシステム)
・冬は水抜きをしている
○今期の建築実習予定地
・「アースオーブン+バーベキュー+薪置き場」を建築する
・ティピーテントを移築する横に建築を予定
・図面を書く→材を組み立てる作業は心の充実をもたらす
・シュタイナー教育では子どもの成長期(9歳くらい)に家をつくる
・家づくりは“レジャー”!あそびになる
○メタンガス発生装置
・台所の野菜クズにコンポストトイレのウンチや豚糞を混ぜて発酵
・メタンガスが発生、サブシステムとして利用できる
・きらわれているものも有用化できる
・出来るだけ自分の敷地内で循環型の暮らしをする
○キウイ棚
・原産は中国、イギリスに渡りやがてニュージーランドへ
・日本にも近い種類の植物“サルナシ”が生育
・この棚の下は冬には日差しが入り、夏には日陰で涼しくなる
○温室
・コンクリートの部分に蓄熱される
・お風呂の追い炊きの熱も使っている
・温度が下がると自動的に電熱器のスイッチが入る
○こたつ部屋のガラスや壁
・ガラスもレンガも再利用の材料
・ガラスは産廃業者から(ガラスの大きさに合わせて窓を設計)
・レンガは昭和電工という会社から輸送費だけ払って調達
・レンガは最近のガーデニングブームで無料では手に入らなくなった
・備品の長靴は共有している、独占はよくないよ!何でも分け合おう
○雨水利用
・再利用の樽に雨どいから雨水が流れ落ちる仕組み
・外の水道(小鳥水道)の排水は水路を通って田んぼやガーデンへ
・水を汚さないことを考えるようになる
・ロックスパイラルガーデン→石が蓄熱、この形は手入れがしやすい
・オーストラリアではキーホールガーデン
・オーストラリアは土地がやせていて肥料を入れるが日本はそんなに必要ない
○ヒュッテの壁の石積み
・一週間くらいで仲間と近くの石を拾ってきて積んだ
○ストローベイルハウス
・ストローベイル=藁ブロック
・土を塗ってから漆喰を塗る
・藁は6ヶ月で調達可能だが、木は材として使えるまで何十年もかかる
・熱帯雨林がどんどん伐採されていることを考えると、藁を使うこの手法は可能性がある
・ベンツ(車の会社)はやしの実を断熱材として開発している
・草屋根は断熱効果がある
・太陽光がなるべく入るような窓にした
・屋根には風力発電(自転車の部品を使用)
・レストランの外にパン焼石窯がある
15:10
パーマカルチャーって何?【ケンさん@こたつ部屋】
○この部屋の特徴
・部屋のストーブの熱は床暖房や壁面暖房、オーブンなど多機能に使用
・アイロン台やミシン台など、自分で作る家具はデザインが自由
・自転車発電機は今夜のスライドショーに使おうか?
○自然エネルギー
・水力発電や風力発電など、どんどん出てくるだろう
・長野県の大町ではマイクロ水路発電の試みが始まっている
・化石燃料や原子力発電の問題点
○中水道システム
・トイレの水は中水道を使用
・浄化槽が3つあって、最後はタンクに溜まる
・サブシステムとして使っている
○エネルギー
・タイやフィリピンでは豚が人の排泄物を食べる
・循環して再生エネルギーとして使うのはこれからますます必要
・21世紀型のエネルギーは自然との共存が求められる
○残飯について
・生ゴミはニワトリの小屋に投げておけば食べる→鶏糞が肥料になる
・アメリカではコミュニティガーデンが盛ん
・日本の団地などで応用できるはず
・シャロムでは残飯は畑にそのまま撒いている(菜食なので)
・自然農は耕さない、有機質のものは上に置くだけ
・森ではこのしくみは自然に行われている(例:落ち葉はどこへいった?)
○食について
・マクロビオティック→野菜の皮まですべて食べる
・“逃げるものは食べない”=肉、魚、乳製品など
・魚や肉も食べてもいいと思うが、体のバランスを考えましょう
・戦前の日本食が一番身体に良いとの報告がアメリカであった
・アメリカでは和食ブームが起こった(ヒッピーの時代など)
・栄養過多で病気になる現代社会
梅ちゃんからまとめ
「シャロムは宝の山です。これからの9ヶ月間いろいろなことを吸収できる。
自分のできるところからスタートしてみたら良いのでは」
15:30
休憩
15:45
舎爐夢ヒュッテの施設の説明【ケンさん@こたつ部屋】
16:00
パーマカルチャーの紹介ビデオ 〜テレビ番組“宇宙船地球号”〜
16:20
パーマカルチャーについての補足と畑について【梅ちゃん@こたつ部屋】
パーマカルチャーとは「Permanent + Agriculture +
Culture」
永続可能な農的くらしのデザイン
ビル・モリソンとデイビッド・ホルムグレンの二人が創設者
水やエネルギーなどの“循環”がキーワード
効率的に作る・使うの循環を計画するのがシステムデザイン
明日グループでシステムデザインのワークがある
農業実習について→畑は4人で1グループ、1区画を担当
16:40
地下スペースに移動、ファイルと本の配布と説明【梅ちゃん@こたつ部屋】
建築実習ヒアリング
・チェックリストを使って、施主(シャロムコミュニティ)に質問
屋外保育森の子のこどもたち(3才〜6才)と大人などが使う
パンやおやき、ホットケーキなど焼けるように
蓄熱の驚きやオーブンの火種がバーベキュー用に利用できること
シンプルで機能性に富み、無駄がないものを!
オールシーズン使いたい
予算は10万円くらい
3〜4時間労働/月×9ヶ月間
楽しみながら創意工夫の提案をしてほしい
17:30
終了、休憩&フリータイム
18:30
夕食
20:10
スライド上映
自己紹介タイム
22:10
終了
◆朝6時:畑見学
思いがけない銀世界な祝福を受けて「こんな日は普通畑に行かない」といいながらストレッチ。
畑に行き、食についてのお話しを聞く。
畑は300坪=一反で一家族が暮らしていける面積。自給自足な参考数値です。
「道」は人が作った人の歩くところ、そうでないところは生物の住んでいるところ。
「料理」とは、食材の相性を見極めることが基本である、不調和な食材を食べると体も不調和を起こす。だから本来そのような調和や季節感を考えて食をコーディネイトするのが「料理」である。
例えば、夏には「外に伸びるもの」(きゅうりやすいか等)、体を冷やすものを中心に食すことができ、
冬には冬を乗り切ることができるように、あまく食べやすいものを食して、太ることができるようになっている。
「病気」とは、60%がココロの問題。後は食習慣や運動不足。そういう体の警告として受け止めることができるようになるといい。
理想的な食生活に変えることで、
・皮膚は28日で入れ替わり
・血は7日で変わりはじめ、3ヶ月で入れ替わる
・脊髄は3年かかって入れ替わる
このことで、食から体を改善していくことは大切なことで、確実に変化していく。
「人の体は普遍ではない」
畑でタネの撒きかた-->実際の方法は、後述の農園実習欄に記載パーマカルチャー農園の見学は時間の都合でなくなる。
【まとめ】
「予定通りいかないから人生は楽しい!」
◆朝6時45分:地下ホールでヨガ
朝にヨガをすることにとても快感を覚える。とても眠くなったりする。イビキも聞こえた!?
オームのバイブレーションがとても心地よい。全体と一体となるような気がした。
ヨガを終えて朝食。
◆朝9時:システムデザイン
パーマカルチャーには、大きく4つのデザインがあります。
デザインの順番としては、次の通りです。
1.コンセプトデザイン(どのようなことを目指すのか、趣旨や方向性を検討する)
2.システムデザイン(敷地の中の循環のデザイン)
3.ランドスケープデザイン(敷地全体の使い方をデザインする)
4.アイテムデザイン(具体的な建物などの詳細計画)
今回は、システムデザインについて実習を行いました。
「システムデザイン」では、おもに水・栄養分・エネルギーの三要素に関する
循環(インプット−アウトプット)を扱います。
「循環」・・・input -
outputの構造を理解する
例えばニワトリ
インプット アウトプット インプット
えさ たまご 食物
糞 畑
羽・肉 野菜
このような関係を、「水」「栄養」「エネルギー」の3つの分野で考え、システムデザインをする。
朝10時半:シャロムヒュッテの「循環」に関して、研究発表を4班にわかれて実施
概ね各班の要約
○エネルギー班A
・エネルギーの種類を調査
1:「中部電力」の電気とサブシステムの「風力発電」「ソーラーパネル」「自転車発電」を発見
これらは主に灯りと電化製品に供給される。目立った循環がなくエネルギーが消費されている。
2:「灯油」「プロパンガス」「まき」が熱源となっていることを発見
これらは主に「風呂」「調理」「暖房」に供給され、一部に「循環」のモデルと見られる部分がある。
「薪ストーブ」--「調理・湯沸し」--「床暖房」--「温室」--「温室内栽培」--「畑」
3:「コンポストトイレ」
「人糞」--「メタンガス」--「火力(調理)」
そしてエネルギーには、「循環させられるもの」と「消費してしまうもの」の2つがある
1:「まき」等は、消費してもすぐに木を植えたりして供給を継続できる
2:「石油」や「ガス」(一部電力)における化石燃料はその形成まで数万年という月日がかかる
提案事項:
新しい「循環」を生み出す
・蜂を飼う
「畑に菜の花畑」--ミツバチを生息--蜜蝋(ろうそく)で灯りにする--「菜の花」から「BDF(BioDeaselFuel)」という菜種油エネルギーで動かす車
○エネルギー班B
・エネルギーの循環図を調査
シャロムヒュッテの内部と外部を図式化しわかりやすくまとめた。
エネルギーの用途と循環についてはA班と同じ。
提案事項:
屋根上ペットボトル温水器
屋根上につや消し黒に塗ったペットボトル80本(160リットル)にポンプで水を送り込み、日中に熱する。
それを床暖房や風呂に使えるようにすると、「灯油」等のコストダウンにつながらないか。
-->同様な計画もあり、屋根にチューブを這わせた温水器。今年中には実行したい・・・
【エネルギー班:まとめ】
エネルギーに関し再発見したことは、全てのエネルギーを生み出す根源は「太陽」であった。
太陽の熱や光(恵み)がエネルギーや我々の全ての機動力の根源であることを認識してエネルギーを活用する方法を考えたい。
○水班
水の利用に関しては、とてもうまく循環利用されていることが判明
「上水道」
主に「台所」と「風呂」「洗面所」に利用
台所と風呂の排水は、「合併浄化槽」に全て流される。ここで濾過浄水された水をタンクに貯める
「合併浄化槽」
の水を「水洗トイレ」や、「洗車」等口に入れない水道に利用する余った水は「蒸発散装置」に送り処理する
「とり水道」
畑道具の泥落とし。排水はそのまま、近くの花壇と田んぼに
「雨水・雪水」
ドラム缶等に貯めて畑に流し地下浸透させる。
【水班:まとめ】
シャロムにおける排水は全て敷地内で処理され下水に流れていない。
使用後の水が流れ出し、それがその後どうなるのかを考えるきっかけになる。
その水が浄化され再利用されることを考えれば、水を如何に汚さないで使えばよいのか?
どのようなものを使えば再利用が難しくなるのか?そんなことを考えた。
○栄養班
栄養に関しては食の循環が動植物のあいだでどのように行われているのかを図示してくれた。
「家畜の糞」--「肥料」--「畑」--「野菜」--「人糞」--「肥料」
「残飯」--「家畜のえさ」
栄養が循環しているという様を改めて認識できた。
食べるものと排出されるもの両方に栄養価値があり、それらを適所で活用することにより、栄養価の高い作物を育てることができる。
【栄養班:まとめ】
捨てるものにどのような価値があるのかを改めて認識するようにしたい。
ただ捨てるだけでなく、何かそれを必要としているところが身近にあるはずだという考えを持って、万物もうまく循環できる仕組みそのものが「自然」に備わった基本機能である。
◆12時:昼食カレーとピザ
朝の白銀とはうって変わって暖かな春の陽気。景色もまったく春モードに変化していたので外で食事しました!ピザ頑張って焼いてくれてたスタッフ、ありがとう!
◆13時30分:畑に行って、農業実習
自然農の基本道具は4つ
「スコップ」
「のこぎりかま」
「シャベル」
「くわ」
基本的にこれだけで充分である。
◆種まき実習
ポイント1:草が生えているところを見極める。草とこれから植える食物の競争を考える。草が生えていると競争には勝ちにくい
ポイント2:地上のものは地上で朽ちさせ、地下のものは地下で朽ちさせるのが基本。耕さないということ。
実際の種まきの手順
1:表土を一センチ程度とる。
この部分に草の種があるのでそれを除去する意味を含む。
かまを使って「ざっくざっく」と
2:表面に現れた根を切る。
3:土を固める
足で踏んだり、桑をつかったり「ぺんぺん」と固める。
やわらかいと乾燥しやすくなるためである。
4:タネをまく
実習のとおり、「ぱらぱら」っと!
5:土をたたく
かま等を利用して「とんとん」とたたく
土をめくってその土をかけるという意味がある
6:土を上から押える
乾燥しすぎないように再度「むぎゅ」っと固める
7:最後に周辺の草をかまで切りとり、タネを巻いた上に伏せさせておく。
乾燥を防ぎ、ほかの草が生にくい(タネが定着しない)ようにする。
種まきは丁寧すぎるほどに丁寧にやるといい。それはその先の世話をする作業を軽減する事にも繋がる
今後この「ていねいな種まき」についても、要領を得たいと思った。
◆畑分け
4班にわかれて個別農園と、共同農園をじゃんけんで区画分けした。
畑の名称をつけて札を立てる。(畑名、取材不足でした!)
◆15時:農業実習2.地下ホールで畑の計画
・種まきには2種類ある
「苗をつくる」
「直播(じかまき)」
・コンパニオンプランツ
植物にも相性があり、それらを同じ場所、または近い場所に植えることでお互いに高めあいながら成長できる。
このような相性を見極めながら畑の区画計画を立てることも一つの方法である。
・アレロパシー
「多感作用」という意味で、植物がほかの植物に影響を与えること。
○各班で来月植える野菜の計画を立てる。
「共同農場」では、さつまいも、雑穀、かぼちゃ、すいか を植えることになりました。
「野菜の育った大きさを考えながら種をまこう!」詰めすぎて種まきすると・・・・えらいことになります。
◆15時半:エンディング
それぞれの想いを発表。
自分的には、「循環」という言葉の意味が理解できた。
それは排除するもの捨てるものにも、いろんな価値を含んでいることに気付くことであると。
それらの価値の有効利用を考えることは、いろんなものを受け入れるココロのゆとりに繋がるように思う。
そして循環していることが、「自然」であり、「不偏的」であり、「ここちよい」んだと思う。
循環が分断されていると、どこかにそのしわ寄せが起こり、病気や災害や争いが起こるのかもしれない。すべてのものが「必要」であり「価値」があり、捨てるものなどこの世に存在しない。それが普通であり自然でありあたりまえになる世
界にしていきましょう。
来月までの宿題!2つもあります!!
宿題1:
「アースオーブン併設の薪置き場」で、どのようなことを大切にしたいか(この建物を通じて、どのような場を実現したいのか)というコンセプトと、具体的な機能のアイデアを
考えてきてください。こんな風にしたら?というスケッチを描いてきていただけると
グループでの話し合いがスムーズだと思います。
宿題2:システムデザインをする際に重要で本日学んだ「水」「栄養」「エネルギー」の循環について、自分の家の環境の場合はどうなっているのかを観察してA4一枚程度にまとめてくること。「現実」と「理想」を網羅しても尚良し!
以上、しんがまとめました。追記大歓迎です!
ナツキータです。
第1回、本当に楽しかったです。
朝起きた時の目が痛いくらいの雪景色の数時間後には
ぽかぽかお外で、みんなでランチなんてすてきすぎます。
これから何があるのかわくわくです。
私事ですが、今年は仕事のことで、頭がウニになりそうです。
大変な分、きっと忘れられない思い出になるんだろうな、
絶対そうだよね、って自分に言い聞かせながら
毎日を過ごしています。
安曇野でみなさんと過ごす時間が、私にとって
どんなによい作用をするか、第1回で既に確信してしまいました。
みなさん、優しくしてくださってありがとう!
そうそう、私たちの畑(ジュンさん、プミンさん、みほさん&ナツキータ)
は「プリズムファーム」と名付けました。
夢のお告げなんですよ。
7色の光が作用しあって、きれいな光を放つプリズムは、
私たちがそうありたいという思いと、畑の中でいろいろなものが
仲良く成長していくようすと同じだなー、と。
安曇野PC塾が、私のせいで濁った輝きを放たないよう、
ナツキータはきれいな心で望みたいと思います。ハハハ・・・
でも60点かもなぁ。
高ぷみんです。お久しぶりです。
先日は、みなさま、ありがとうございました。
しんさん、おかくいさん、レポート読み返すと、思い返せて
いいものです。ありがとうございます。
のんびりほんわかした本当にステキな2日でしたね。
皆さんそれぞれ光るものをもってはりまして、
これからもっと深く付き合っていけるのが楽しみです。
それから、ケンさん、梅さん、ウタヨさん、
シャロムのスタッフの皆さんお疲れ様でした。
ステキな時間と場所をありがとうございます。
また、次回もよろしくお願いしますね。
こんなステキな人たちとともに、これからゆっくり
新しいことを経験していくことを楽しみにしております。
みなさまこんばんは!立科のしずえです。
先日はどうもありがとうございました。
皆さんと共有した時間の爽やかで素敵だったこと、けんさん・うめちゃん・うたさんから学ぶことの新鮮なこと、もう次回が待ち遠しくてたまりません!
宿題まだやってないけど。。。
おかくいさん、しんさん、素早く充実のレポートをありがとうございました。
早くも頭の中が一杯一杯になってしまったので、順を追ってあー、そうだった、と思い返すことが出来ました。
本日、キャベツとズッキーニの種、はりきって購入しました。
「ししとみ農園」のしんさん、ともさん、みずちゃん、持っていきますね。
一回目に蒔いた種がどうなっているのかも、とても楽しみです。
詩世さんの農業実習を思い出しながら、家でも種を蒔いてみました。
ハーブ数種類と葱、唐辛子、花の種。。。
今日は野菜の色々な種を買い込み、当分私の中で種まきブームが続きそうです。
先日、大学の先輩で農家を継いでいる方に、PC講座受けてきました、とメールしてみました。
そうしたら、
「自然農法を通じて農業に興味をもってくれる人が一人でも多くなってくれると有り難いね。というか、興味を持ってくれないと困るかな?というのも、現時点での日本の食料自給率は40%程度しかないらしく、この状態で世界規模の災害、戦争が起きた場合、「真っ先に餓死する先進国は日本」という声が多数。
これは多くの専門家達が一様に言ってる事だから信憑性がある。※特に戦後の食糧難を生きてきた人の言葉には。」
というお返事がありました。
日本の国土は豊かなはずなのに、食糧自給率ってこんなに低いんですね。知らなかったです。
詩世さんの言うとおり、自分が変わればきっと食糧自給率も上がる?と信じて種まきです。。
さとこさんのメールにあった、地球交響曲、私も第四番だけ見たことがあります。
実は、講座第一回目のお昼にピザが出来るのを待ちながら、じゅんさんが話してくれた映画の話を聞きながら、あー、私も前に「ガイアシンフォニー」ってのを見たなぁ、と思い出していたのです。
シャロムにも縁が深かったようで、ビックリです!
私がその映画を見た後に友人に送った感想を引っ張り出し、その時の新鮮な感動を思い出しました。。。
ちょっと気恥ずかしい部分もあり、映画のことを適切に伝えてない部分有り、と思いますが、良かったら読んでください〜!!
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今日、地球交響曲(ガイアシンフォニー第四番)っていう映画を見てきました。
第一番からあったんだけど、私が見たのはこれが初めて。
龍村仁っていう人が監督で、今日は試写会のあと、その人の講演もあったよ。
すごく興味深い内容だったので、後で書くね。
映画がどんなものかというと、四人の世界的に有名な人のドキュメンタリーで、
それぞれが違う分野で活躍しているけれど、みんな根底の思想みたいなものが同じなの。
っていうか、みんな"それ"に気づいているといった方が正しいと思う。
一人目が、イギリスのジェームス・ラブロックっていう、生物物理学者。
[地球はそれ自体が大きな生命体である]っていう、"ガイア理論"なるものを確立した人。
この映画の基になった思想みたいなのが、これなんだって。
この人はもう80歳を過ぎているのに、マウンテンバイクを足として颯爽と生活していて、
かっこよく、チャーミングなおじいちゃんだったよ。
大気中の10億分の1だったかな?(イギリスの彼の研究室(っていうか水車小屋だった!)で
1mlたらした毒性物質が風にのって、1週間後に日本で検知できるぐらい、と表現してた。)
の毒物を検知できる機械を発明して、これがあったから"レイチェル・カーソン"の「沈黙の春」
が書けたのだとか。
このほかにも沢山の発明をして、それで特許を取ったお金で、自分の家の周りの広大な土地を買い足して、もとは農地だったその土地に植林したりして、自然の営みを戻しているんだって。
その営みは人間の力でどうこうできるものではなくて、大いなる力(これをガイアって名付けたらしい。)にゆだねて、だから自分がいなくなった後もその大いなる力のままにしておくために、
人の手に渡すのではなくて、団体(なんのかは覚えてない!)に寄付してあるんだって。
なんか書くのって難しいね、もっと伝えたいんだけど・・・、もどかしくなってきたよ。
二人目は、ジェリー・ロペスっていう、ハワイのサーファー。
この人もすごく自然に敬意をはらって生きてる。そうでなくてはあんな波には乗れないんだろうな〜。そういう精神を持っていなければ、簡単に飲み込まれると思う。
凄いんだよ、10mぐらいある波の壁をすっごい早さで駆け抜けるの。
波に乗ってる間の記憶はないんだって。出てから、あれは何だったんだろう?
って思い出そうとしても思い出せないらしい。"無"の境地だとか。
三人目は、野生チンパンジー研究家のジェーン・グドール。
小学校の教科書に、チンパンジーが蟻の巣に棒をつっこんでくっついてきた蟻を食べる
っていう話出てこなかった?たぶんこの人の研究の事だよ。
母と2人だけでジャングルに入って研究して、マラリアにかかったりしたんだって。
星野道夫さんって亡くなったけど、この人と共通のなにか思想みたいなものがあったみたいで、
自伝の最初に、星野さんの撮った自分の写真を載せてるの。
すごく優しい目をしてて、今は子供の環境教育活動などをしているんだって。
最後の四人目は日本人で、沖縄出身の名嘉睦稔(ナカボクネン)っていう人。
版画家で、わっけわからん??っていうぐらい、凄い勢いで片っ端から彫る(ように端から見てると思える)。そして、小さい頃から漁で潜っていたから素潜りができて、沖縄三味線を弾く。そして、鳥の声を理解できる。
この人の言葉で、涙がでるほど印象的だったのが、"この地球は、自然は、幸せに満ちあふれていて、それは世界中の人がどんなに幸せになっても減らない"っていうの。
これで全員なんだけど、こういう偉人みたいな人は私達凡人とは違って、
なにか大きな使命を持って生まれて、それこそ恋愛や結婚とかは超越しちゃってるのかな?
とか思わない?私は見ててそこが凄く気になっていたんだけど、名嘉睦稔さん以外は、恋人や
家族を持っていて、ジェーンさんは離婚も経験していたよ。
四人が持っている共通した認識っていうのは、自分たちがなにか大いなるものに生かされているっていうことで、だからみんなすごく謙虚な生き方をしていた。
監督さんは、"自分の身体は自分のものじゃない"って言ってたよ。
自然の循環の一部としての身体で、生かされているんだって。
何か宗教みたいな感じだけど、そうでないんだと監督さんは言ってました。
龍村監督って言う人も、すごくチャーミングな人だったよ。
その辺歩いてたら、普通のおっちゃんだった。
なんか観てきたばっかりの新鮮な気持ちを書こうと思って、書いちゃった
んだけど、かなりまとまりなくて、ちゃんと伝わったんだろうか?
というわけで、大変長〜いメールを読んでくれてありがとう!お疲れ★
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長くなってすみません。
みずきちゃん、みずちゃんを始め、ぷみんさん、みなさん、どんどん導かれてますね。
いろんな情報をシェア、ありがとうございます。
ではでは、また皆さんと過ごすのを楽しみにしてます。
しずえ
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