苗の定植の前に、先月詩さんが種を蒔いてくれていたカボチャがどうなっているか観察。芽は5/20頃の遅霜にやられてしまっていた。
・地域の遅霜を知っておくことが大切。
・バックアップ(サブシステム)で苗を育てておくことも大切。
・育苗ポットは売っているが、牛乳パックや卵パックでも良い。必ず水はけ穴を開ける!
・ポット苗の土は、畑の土や、腐葉土入りの土を買っても良い。
・黒いポット苗は保温効果もあり。
・植え替えの2〜3時間前にポット苗に水をあげて湿らせておく。
・苗を出すときは、ポットの下の水はけ穴に指を入れてポットの型のまま根を崩さないように出す。
・カボチャの蔓がのびたら、這わせたい方向に誘導してあげましょう!
<綿苗の定植>
苗の定植の前に、先月詩さんが種を蒔いてくれていたところを観察。芽が出ているところには、草布団をしいた。
綿の種の観察もした。綿の実がパカッと4つに割れ、4つの部屋にそれぞれ入っている綿に包まれて種が3〜4粒入っていた。
綿の苗は2本立てにするので、一箇所に2本の苗が入るように植えました。
<畝立て>
畝は、「歩くところと作物の場所を分けるため」・「排水を良くするため」に作ります。畝立ては、冬の間の草がない時期にやるとよい。
今回は、モチキビと里芋を植える畝を補修しました。
・畝の草を刈り、刈った草を横に避けておく。
・通路と畝の境目にスコップの歯を入れていく。後ろに移動しながら!通路の幅はスコップの幅より少し広目。
・スコップで溝をいれた通路側の土をほって、両側の畝に蒲鉾型に盛っていく。
・盛った土の塊をほぐしたり異物を取り除いたりして畝の土を整える。
(土に入っていた木材チップを除きました。自然農では木はエネルギーが強すぎます。)
・畝の上に刈った草をかける。表土が顕わになったままにしない!
・通路も平らに踏み固めて整える。
<里芋を植える>
里芋は熱帯性のものなので、水が大好き!水田に植えてもいいくらいなのだそうで、深めに植えます。
また、芽の周りに小芋が育つので、深めに植えて、成長に合わせて土を盛っていく。
まず、里芋の向きを確認。芽の出る方を上にして植える。
(芽が出る方をわざと下に向けて植えるキビシイ人もいるくらいなので、向きを間違えても大丈夫!)
・株間を60cmくらいあけ、深さ20cmくらいの穴を掘る。
・穴に、芽の出る方を上にして種芋を入れる。
・種芋の高さと同じくらいの厚さの土を入れる。
・入れた土の周囲に溝を入れておく。(水が溜まりやすく、芋の周りから浸透するので水が直接かからない。)
・草布団をかける。(里芋の芽は強いのでどんな草でも大丈夫!)
<モチキビの種を蒔く>
葉物の種まきと同じです。
・表土を薄く削って草の種をよける→軽く耕す→表面をならす→土を押さえる→指の間からパラパラと蒔く(往復して均一に!)
→トントンとたたいて軽く土をかける→上から押さえる→草布団をかける
・最終的に1本/30cmの間隔で間引く。
・畝の、種を蒔いていないところにも草をかけ、表土を覆う。
<落花生の種を蒔く>
落花生は乾燥を好む。地上で咲いた花が地面に落ち、地下に結実するという生態、まさに「落花生」の名前そのままです!
花が咲いたら、周辺地面の草取りが重要になります。種の撒き方は点蒔きで、前回習った通り。
・株間を30cmくらいあけ、少し深めに3粒の種を置く。(花が地面に到達しやすいように)
・種と同じくらいの厚さで土をかける。
・双葉が横に開き、引っかかりやすいので、草布団はできるだけ細かい物を!
○各班作業
各班に分かれて朝食前の作業のつづき。
11:20 作業終了
詩さんの指導のもと、けんさん、やっさん、サヨさん、エミューにも助けてもらいながら、見違える程畑らしくなりました。
私達の素敵な畑をバックに、記念撮影。やっさんの掛け声に思わずみんなで笑ってしまいました!
道具を洗って片付けて農業実習終了。また来月が楽しみになりました!
[ 建築実習 ] 講師:梅ちゃん
11:50
スーさんが書いてきてくれた施工図が配られます。さすがプロの仕事!
○本日の建築実習の課題
墨付け : 材に墨で線をつけること。
刻 み : 「ほぞ」と「ほぞ穴」を作ること。
○「番付表」の見方
縦にも横にも1尺ごとに記号がついている。
縦は、い ろ は に ほ ・・・・・・。
横は、一 二 三 四 五 ・・・・・。
場所を表すときは、「い通りの一」、「に通りのまた二(二と三の真ん中)」などと言う。
・1尺=約303mm
・1間=6尺
・1寸=約30.3mm
○チーム分け
*土台チーム (コウタロウさん・トトコさん・ミズちゃん {エミュー・サヨコさん} )
*柱・束チーム
(トモさん・ミユキちゃん・サトコさん・オカクイさん・トモちゃん)
*桁・母屋チーム
(ジュンさん・ミホさん・ミズキちゃん・ナツキータ・シンさん・シズ)
☆スーさんは全体のアドバイザーです!
○図面書き&墨つけ
12:10 各チーム作業開始
施工図から、自分たちの担当する材の長さ、墨付けの位置などを理解し、図にします。各班、苦戦!
12:30 お昼
13:20 作業続き開始
図面の書き終わったチームから墨つけへ。差し金・コンベックスなどの道具を使いました。
・材の長さを測って切る。
・材の中心線の墨つけをする。
・ほぞとほぞ穴の墨つけをする。
15:40 材の天面に材の位置の名称を明記して、材を片付け、建築実習終了。
この混乱状態ではとても墨つけに辿り着けないだろうと思われた建築実習でしたが、みんなの力と梅ちゃん・スーさん・やっさんのサポートのおかげで無事墨つけまで辿り着きました。エミューとサヨさんにも手伝ってもらいました!次回は墨付けの続きときざみが出来そうです。
*2日目の感想*
農業実習でも建築実習でも、段取りが大切だと感じました。詩さんやナツキータが苗を用意してくれていたり、けんさんが支柱や角材を用意してくれていたり、スーさんが施行図を書いてきてくれたり。感謝・感謝!そして、みんなの前向きなパワーが集まって、ころころと物事が進んでいく感じ。強力することのエネルギーの強さみたいなものを感じました。。。
15:50 振り返りの時間
16:20 それでは又来月、みんな元気でお会いましょう!!