● ● ● ● ビーグッドTALK● ● ● ●
『オーガニックライフの達人』
山男の作った循環型エココミュニティ
ゲスト/臼井健二さん
■プロフィール■
信州 安曇野在住 52才 昭和24年生れ
大学卒業後1年間
商社に勤めるが、自分の作ったもののでないものを
販売することと都会の暮らしに疑問を持ち退社。
かねてより好きだった山に入り 穂高町経営の山小屋の
管理人として5年間過ごす。
最初3500人の利用の山小屋が辞めるときのは6500人の山小屋になる。
町長よりも私に来る年賀状の方が多く
山で何をやっているんだと町長に呼ばれて聞かれたくらいだった。
1977年に大天井岳の山小屋の管理人をやめ、北アルプス山麓の安曇野に
自然共生型ヒュッテ建設を仲間と共にセルフビルドでとりかかる。
1979年、3年を経て完成したシャロムヒュッテは、
現在長野県内有数の稼働率を誇る人気の宿となる。
自然農、シュタイナ−教育、マクロビオティック、地域通貨、共同体、
パーマカルチャーなど、21世紀の循環型社会に必要なキイワードを
包み込んだエココミュニティとしていま注目を浴びている。
信州北アルプスの山麓 安曇野に、シャロームヒュッテがあります。
落葉松林を背に安曇野を見渡せる林の端にあり20名程収容できる
白壁の建物で、ヨ−ロッパの山岳リゾートを思わせます。
http://www.ultraman.gr.jp//shalom/
自然農の畑で採れる野菜を、宿の食事にお出しています。
近くには山や林もあり、春の摘み草の時期や秋には採り切れないほどの
野草が手に入り、自然のありがたさに頭が下がります。
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宿を始めた動機は少しでも自給自足に近い生活が
したかったからです。
豊富な物質生活は人間を決して幸せにはしない。
社会が効率至上主義のもと専業分業化していく中で、
物が溢れ人間性も失われ、人が歯車化されていく。
その歪みの中で我々は生きているように思う。
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専業分業化の社会をつなぐものがお金であり、
大変お金のかかる時代に我々は生きている。
ほんとうはもっともっとシンプルで自由で、
時間に縛られることなく豊かに暮らせたように思う。
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自らが汗して食べ物を得、自然に帰らないものは使わない、
これを鉄則にしています。
自然農を始めてずいぶん経ちますが、いまも定期的に
勉強会を続けています。
そんな毎日から行き着いたところが玄米自然食や
パーマカルチャー的な持続可能な農的暮らしです。
以前から冬にレタスやトマトなどの夏野菜を食卓に
供することに疑問を持っていたので、
旬以外のものは使わないようにしました。
主食は玄米で完全無農薬。
朝食は国内産全粒粉の自家製天然酵母パン。
そして、手づくりピザもご好評をいただいています。
昨年から、ビーグッドカフェのパーマカルチャ−・ワークショップを
受け入れて、200坪の土地を実験農園にしています。
次は、10月26-27日です。ぜひご参加ください。
臼井さんの「仲間」としてご登場は、上野玄春さんと
井上裕之さん。臼井さんの普段の横顔について語っていただきました。
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