内閣府の生活の達人紹介ページ
内閣府の生活の達人 100人に選ばれました。
http://www5.cao.go.jp/seikatsu/vision/vision.html
生活の達人 臼井健二 紹介ページ PDFファイル
信州安曇野の雑木林に包まれた小さな宿を中心に「自然」がテーマの共同体、<シャロムコミュニティー>が誕生したのは2001年3月下旬のことです。20世紀は、経済の効率を最優先した競争社会でしたが、21世紀は自分の利益を追求するより、自然と共にお互いを生かし支え合うパートナーシップが大切です。昭和54年に宿をオープンして以来「自然と融合した暮らし」を提唱し続けてきました。仲間と共に作った新しい共同体には、自然食のレストランやカフェ、自然食材を扱うショップ、情報コーナーがあり、ここを拠点に地域の活動(料理会や自然農法の学習会、地域通貨の研究会など)が行われています。 |
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また昨年の4月には宿に隣接する雑木林の中に園舎をもたない保育園を開園。「自然の中で生きる力をつけて育って欲しい」と保護者も積極的に運営に関わりながら、みんなで育ち合っています。暮らしのベースは「耕さず、無肥料、無農薬で草や虫を敵にしない」自然農とパーマカルチャーを3反の田畑で行っています。生産して加工消費するところまでをコミュニティーの中で実践。今まで効率の中で失ったものに光を当てながら暮らしています。 |
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最終的に解決しなければならないのはお金の問題です。縁を切ってしまうような現実から、再び縁を結ぶ「安曇野ハートマネー」を地域通貨として導入。人との繋がりを強めています。「安曇野ハートマネー」は1999年12月に、会員約50名で開始。通帳式から、財担保証券式、ピースユニオン(銀行)の設立と試行錯誤をしながらも、地域経済の底上げにつながる新たな展開を求めて成長、人の結びつきを強めています。
自然農、シュタイナー教育、マクロビオティック、地域通貨、共同体、パーマカルチャーなど、21世紀の循環型社会に必要なキーワードをすべて包み込んだエコ・コミュニティとしていま注目を浴びています。
ホームページアドレス(http://www.ultraman.gr.jp//shalom/)
生活達人委員会委員コメント
21世紀は、自分の利益を追求するより、自然と共に…と考え実行し、小さな宿の経営に留まらず、仲間を巻き込み、地域を巻き込み…と地域社会・経済の底上げに繋がる活動に感動しました。(佐藤)
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